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2015-10-18

icon_45_b.gif『じったんの時短レシピ(2)』感想。


今回は自分が普段つくるものと似たレシピがチラホラあってなんか嬉しかった。

誰にだって簡単に、おいしい料理が作れちゃう! ホントです!たとえば、カボチャを茹でて牛乳入れたら、絶品カボチャのスープが完成!桜えびをたっぷりのごま油で熱した桜えびオイルを作れば、冷奴にかけてもバッチリ、サラダにかけても激ウマです!じったんがいよいよ結婚に近づく第2巻が、完成です!(アマゾン・レビューより引用)
岡村 みのり(画)『じったんの時短レシピ(2)』

2巻も前巻同様、実用的なメニューが紹介されていて助かります。
じったんのテンションはムダに高いし
彼氏や結婚ネタなんかで結構悩んでおりますが、
彼女の料理は相変わらずパパッと手早くできるものばかりです。

今回もレシピは12品。
そのなかであたくし、「トマトのミルフィーユ」を試してみました。
レシピではオーブンでしたが、面倒くさかったのでフライパンでつくりました。
トマトとチーズに加え、タマネギを追加してみたりして。
バジルとか散らしても美味しいだろうなぁ…。
あったかいトマト料理好きな人にはうってつけのレシピですねこれ。

あと、個人的にヒットだったのが「しょうがディップ」。
マヨネーズと生姜とめんつゆをまぜまぜして
生野菜(大根とか人参、きゅうりなど)につけて食べるというもの。
しょうが好きなので多めに入れてみたり、
鰹節を混ぜるとディップにからんでなお美味しかったりして。
などなど、
時短レシピをさらにアレンジしてみても楽しいものでした。

次巻、また美味しいものを期待してます。
posted by まるひげ at 23:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2015-04-10

icon_45_b.gif『ダンジョン飯(1)』感想。


発売直後からしばらく在庫切れが続いてた話題作。
いや〜、笑った。ちょっとシュールでツッコミどころだらけです。

そんでもって、この作品のダンジョンの雰囲気がほんと懐かしい。
ウィザードリィ系のRPGだよね。

待ってろドラゴン、ステーキにしてやる!
ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう…。そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう!」スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!! 襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指せ! 冒険者よ!! (アマゾン・レビューより抜粋)
九井 諒子(画)『ダンジョン飯(1)』

基本的なあらすじは公式の通りなんですが…
「ダンジョンの踏破を目指せ!」というよりも、
コミックの冒頭、ダンジョン最深部でドラゴンに食われたライオスの妹を救うという大きな目標があります。
ところが、メインはそこに至るまでの普段の食生活です。
つまり、シリアス感ゼロ。生活感満タン。
この調子だとドラゴンが妹消化済みでも蘇生できそうなノリですし。

魔物食の研究者であるドワーフのセンシがつくる、モンスターが食材のダンジョン飯。
メニューは以下6品です。

・大サソリと歩き茸の水炊き
・人喰い植物のタルト
・ローストバジリスク
・マンドレイクとバジリスクのオムレツ
・マンドレイクのかき揚げと大蝙蝠天
・動く鎧のフルコース

ちなみに、調理方法やレシピがムダに詳細だったりします。
パーティーメンバーのエルフの娘っこ・マルシルの拒否反応が激しいのですが、
結局は食欲に負けて美味しく頂いちゃうところが可愛い。

他所様のレビューを拝見すると、
「モンスター、絶対食べたくない」派と
「もしかしたら美味しいかもしれない」派に分かれるようです。
…や、普通に美味しそうだよ?
一番食欲そそられたのはローストバジリスク。みんな大好き骨付き肉ですよー!

他にも、
スライムの生態とか動く鎧は生き物だったとか、
モンスター研究の成果(?)を知ることができます。
個人的に、一番の衝撃の事実は「バジリスクは本体が蛇で尾が鶏」。
ダンジョン研究進んでるな!

ウツボカズラっぽい人喰い植物、ゼラチン質ならスイーツつくれそうだし
空洞に色んな食材詰め込んでホイル焼きみたいにも出来そう。
バジリスクとコカトリスの食べ比べも気になるよな…。
…などと考えながら、次巻も非常に楽しみしております。
posted by まるひげ at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2015-04-04

icon_45_b.gif『じったんの時短レシピ(1)』感想。


食い意地張ってるゆえ、食べものマンガが好きでよく読むまるひげですが、
実際にレシピを参考に作ってみたのはこれが初めてです。

独身OL、じったんは時短料理の天才!! 「ゆず茶」「生姜焼き」「昆布にぎり」「かつおのタタキ」「茶碗蒸し」「りんごパイ」「梅たまスープ」「里芋揚げ」「すだちうどん」「銀杏にふりかけ」「いろんな味のトースト」「レモン塩のチキンソテー」どれも、激ウマ! なおかつ本当にスグに出来ちゃうんです! 読んで面白い、作って楽しい、食べておいしい!キッチンに置いておきたくなる1冊が出来ました!!(アマゾン・レビューより引用)
岡村 みのり(画)『じったんの時短レシピ(1)』

表紙カバーと中身の印象が合ってないですね。
表紙だけ見ると、なんかハデなOLがズボラな料理してんだろって感じ。
あまり期待せずに読み始めましたらば(失礼)、良い意味で裏切られました。

主人公は絶賛彼氏募集中のOL・じったん。
とにかく元気です。
いつでもハイテンションなじったんとギャグに若干置いてかれ気味でしたが、
レシピがなかなかに実用的でありました。
えぇ、この作品最大の魅力はこのレシピです。
一部「時短」じゃなく手間がかかっているものもあります。
調理時間が秒単位まで書いてあるのがムダに細かったりして。
あ、でも基本的には簡単で手軽につくれるものばかりです。んでもって美味。

ちなみに、まるひげが実際につくってみたのはカツオのタタキ。
山椒とミョウガ混ぜて叩きまくるの、美味しいですね!
自分ミョウガあまり好きじゃないんですが、これは美味しく頂きました。

あらすじの通り、全部で12品の時短料理が紹介されております。
個人的には
「梅たまスープ」
「すだちうどん」
「茶碗蒸し」
あたりは近いうちに作ってみる気満々です。
そんでもって次巻も楽しみです。
posted by まるひげ at 23:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2015-03-29

icon_45_b.gif『信長のシェフ(10)』感想。


抹茶フロート。
千利休の点てた茶にアイスクリンぶっこむという荒業、
一番驚いたのは多分読者だと思う。

織田包囲網最強の大名・武田信玄は、「三方ヶ原の戦い」で徳川・織田連合軍に圧勝しながらも病死した。この好機に信長は、将軍・足利義昭を討つという大きな決断を下す。そして今、時代は大きくうねり始めた!(単行本より引用)
梶川 卓郎(画)/西村 ミツル(原作)『信長のシェフ(10)』

公式あらすじが物足りないので簡単に補足すると、
将軍義昭追放、元亀→天正への改元、浅井・朝倉殲滅直前までという内容でした。
いやぁ、終わってみれば結構長かった義昭と信長の対立。
義昭、憎めないキャラでしたね。顔芸楽しかったよ!

個人的には、改元の裏事情が読んでて楽しかったです。
朝廷内の実力者である大納言・山科言継をめぐって
信長と本願寺が攻略するという設定「大納言山科言継を落とせ!!」作戦です。
ちなみに新キャラですね山科言継。
このマンガ家さん、じじぃキャラ描くのうまいよなぁ。
柔らかな物腰のお公家さまという外見ですが、信長が「気骨のある男」と評するとおり、
自身の価値と朝廷の立場を正確に把握し、信長の接待を受け入れることの真意を…
…まぁ早い話が、名より実を取ることのできるじじぃです。
また登場してほしいなぁ。

後半では、浅井・朝倉連合を崩壊させるため、阿閉父子の懐柔がありますが
こちらは今後の展開に繋げる下準備といった感じです。
「北京ダック美味しそう」って感想しか出てこない。

ケンの手がける料理については、今巻はスイーツが印象的でした。
なかでもシュークリーム。
信長以下むっさいおっさん共が一同シュークリームに
かぶりついてるというはなんとも…珍妙な画でございますな。ひげにクリーム。
そんでもって城ひとつ買えるほどの名物にクリームブリュレって。
器洗う人大変だな…。

で。
ラストは本願寺に潜入してた楓さんが正体バレて危うしなところで以下続刊。
posted by まるひげ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2015-03-22

icon_45_b.gif『へなちょこ手づくり生活』感想。


たかぎさん、手づくり好きなんだなぁ。
四苦八苦しながらも楽しくつくっているのが紙面から伝わってきます。
こういう人が家族にいると、なんだか普段の暮らしが豊かになりそう。


たかぎなおこ(画)『へなちょこ手づくり生活』

黒板、封筒、シューズ袋、アルバム、コースター、苔玉、棚、メロンクリームソーダ、
風呂敷、マグネット、ばくだんおにぎり、サンタブーツ、額、梅干し

以上14品を手作りする様子がフルカラーのマンガと写真で紹介されています。

自分はめんどくさがり&不器用ゆえ
裁縫とかDIYなど手作りはほとんどしないので
たかぎさんの手作り魂には脱帽です。マネできないわー。
全然「へなちょこ」じゃないです。
もし自分がつくるとしたら、
「メロンクリームソーダ」と「ばくだんおにぎり」かな。
どうしても食べ物に反応してしまう食いしん坊根性で申し訳ないですが。

メロンクリームソーダ、懐かしいですね〜。
そもそもソーダ水って買わなくても、
クエン酸と重曹で簡単に出来るもんなんですか!
自作すれば、一回に飲む分だけつくれるから便利だわ。
ペットボトルの量だと飲み切れなくて余っちゃうことあるし。
しかも、砂糖(シロップ)の量を自分好みに調整できるというのも良い。
気の抜けた炭酸飲料飲んでみるとものすごく甘いですよね。
どんだけ砂糖入れてるんだろ…。

ばくだんおにぎりは、色々な具材をいれてにぎる、ちょっと大きめなおにぎり。
自分の好きな具材を数種類入れてにぎるだけ、という手軽さ。
どこから食べても具に当たるし、
ひとつのおにぎりで何度も楽しめるというのが素敵ですね…(涎)。
これだけ持っていけばおかずいらずだし。
(というかおかずがおにぎりのなかに入っているという感じ?)
ものぐさが喜ぶ一品料理!

よし、つくってみよう…いつか。
posted by まるひげ at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2015-02-07

icon_45_b.gif『はらぺこ万歳!』感想。


このマンガ家(イラストレーター)さんの作品は初めて読んだのですが、
素朴でカラフルなイラスト、
ご本人もさることながら、ご家族の皆様が等身大というか人柄が良くて大層微笑ましいのです。

子どもの頃から食いしん坊。お酒もたしなみ、B級も珍味もペロリ。日々ごはんから旅グルメまで大盛りの一冊です!(単行本帯より引用)
たかぎなおこ(画)『はらぺこ万歳!』

副題にある通り、
家でつくれる簡単ごはん、
気軽に入れる外ごはん、
そして時には豪華に旅ごはんが紹介されております。
ほとんどがB級なメニューなのですが、どれもほんとに美味しそう。

個人的には
レモンと椎茸のパスタ
スペシャル納豆
イカの頭入り塩辛
あたりが特に食欲中枢刺激されましたね…(涎)。

イラストも文字も結構みっちり描かれているのにさらさら読めます。
各話10ページ以下なのでテンポも良く、
ラストにはおまけの4コマとテーマとなった食べ物の写真が載ってあります。
ちなみに旅ごはんの話では、
食べたごはんの写真とコメント、お店データもあるので便利ですね。
地元のお店が紹介されていたので久々に行きたくなりました。
うん、確かにあそこのお店は凝ってる&美味しい。量多いけどな!
posted by まるひげ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-08-23

icon_45_b.gif『インコの飼育観察レポート』感想。


教訓が説教臭くなく、
それぞれ個性の強いインコたちとのドタバタな生活がとても楽しい1冊。
ただの「うちのコ可愛い」話じゃないのが良いです。

インコとの暮らしがどんなものか、著者自身のエピソードを織り交ぜて漫画で紹介する飼育本。長い鳥飼い歴を持ち、現在は5羽のインコと暮らす漫画家東城和実氏の、インコとの出会いから、日々の暮らし、びっくりエピソード、病気になったらまでを漫画形式で紹介し、インコを飼ったことのない人には、より具体的にインコとの生活がイメージでき参考になるものに、飼っている人には、共感できるエビソードが満載の本になっています(アマゾン・レビューより抜粋)
東城 和実(画)『インコの飼育観察レポート』

・クロカミインコ
・コガネメキシコインコ
・キビタイボウシインコ
・トカゲ(フトアゴヒゲトカゲ&サバンナモニター&エンジェルアイランドチャクワラ)
はー…東城さん、こんなにペット飼ってたんですね。
個人的には、つーさん(コガネメキシコインコ)のぐるぐる目がとても可愛いと思う。

この本読んで、
それほど好きじゃなかったハデな色具合のインコに親しみを持つようになりました。
マンガと活字(解説)で構成されていて、
解説担当はインコ飼育についての本を出されている細川博昭氏。
解説といっても、インコを飼うにあたって基本的なことが書いてあるので難しいことはありません。
メインとなるマンガ本編は、
コニュアと呼ばれる中型インコたちが
具体的にどんな表情や動作をするのかが分かる内容となってますが、
なによりインコたちとの暮らしが非常に賑やか&大変なものであることがよーく分かります。

そんでもって、食いしん坊なコは助かりますね。
作中、食いしん坊じゃないオカメインコが登場してますが、
うちのオカメもあまり食べることに興味がないようなので食べさせるのに苦労します。
具合悪くなった時に困るんですよね…。
インコは側にヒトがいると食べるから
こっちが食べる気なくても無理に食べてみる → 鳥じゃなくてヒトが肥えるという罠。
インコあるあるw
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2014-08-05

icon_45_b.gif『きょうのスー(1)』感想。


野鳥たち見てるとその逞しさに頭が下がりますね…(うちのオカメを横目に見ながら)

「ぢべたぐらし」のマツダユカ最新作は、スズメのスーが主人公のご近所鳥4コマ! のんきでちょっとおまぬけなスズメのスーを中心に、住宅街を舞台に独り遊び好きのカラスやカワイイ顔して腹黒なメジロ、モテないキジバトなど、日常で見かけるかわいくもピリッと厳しいご近所鳥たちの生活をたっぷり楽しんで下さい!(単行本より引用)
マツダユカ(画)『きょうのスー(1)』

既刊『ぢべたぐらし』シリーズとノリが一緒の4コマです。
気軽にさらっと読めて、手元にあるとついパラパラ読み返してしまう類の作品です。

過酷な自然のなかで食べ物探しと育児に追われ一生を送る野鳥の姿が
基本ユルく、時にシビアに描かれております。
近所で見ることのできる野鳥が登場するのが親近感あって良いですな。
でも、コガラ、ヒガラ、シジュウカラの区別がつかんのだ。
そもそも、姿も鳴き声も分からん…。
フォルム的にはメジロが好きです。ころんとしてて。

主人公のオスのスズメ「スー」が婚活の末巡り合った「スー子」。
美人だけどちょっと不思議な性格の彼女がいい味出してます。
そんでもって、
遊んでばっかりのカラスが一番楽しそうな野鳥ライフを送っていらっしゃるw
posted by まるひげ at 23:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-06-25

icon_45_b.gif『The Mark of Watzel』感想。


心温まるストーリーでありながら、
何気ない会話のなかにあるシビアなセリフが印象的。

TVドラマ『怪傑ワッツェル』で人気を博した俳優ジェイソンも、今や詐欺まがいのしがないセールスマン。そんなジェイソンのもとに「病で寿命を宣告された娘・エリンを騙してほしい」との依頼が。『怪傑ワッツェル』が大好きなエリンを前に、ジェイソンは再びヒーローになれるのか…(単行本より引用)。
武富 智(画)『The Mark of Watzel』

自分を信じられない男、
他人から信じてもらえない男、
金しか信じられない男、
そんな3人の男たちと1人の少女が起こした奇跡の話です。
3人とも人生において挫折を味わった経験があり…
というかむしろただいま苦境真っ最中な状況のなかで、
難病の少女を救うために苦心する男たちの方が最終的には救われる、という流れが良いです。
活き活きとしたキャラの表情、
基本シリアス多めなシーンのなかに挿入されるコミカルなコマが
良い具合に緊張感を緩めてくれてます。

ストーリー展開は好きなんですが、文句を言うとすれば
ちょっと駆け足気味なところかと。
少女が夢のなかで病魔と闘うという設定で
彼女の生来の性質と大人たちが考えていたこととの
食い違いに気づくのが極終盤なので、もう少しゆっくり描いて欲しかった。
あと、ラストでヒーローのワッツェルが活躍する見せ場があるのですが、
彼はもっと前から登場させても面白かったかも。

そんでもってワッツェルは若くても老いてもかっこいい。
そこんとこ初見で見極めたエリンは見る目あるなぁ。
posted by まるひげ at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-06-15

icon_45_b.gif『LEVIUS-レビウス-(1)』感想。


とにかく画力が凄いので、イラスト見てるだけでもほーってなります。
緻密で繊細な描画が魅力です。
ストーリーは…SFちっくなグラディエーターが主人公の話?

新生暦19世紀―戦後の帝都では、人体と機械を融合させて戦う「機関拳闘」という格闘技が行われていた。両親が戦争の犠牲となった少年、レビウス=クロムウェルは、伯父ザックのもとで、機関拳闘の若き闘士として頭角を現し始めるが…!!?人間の尊厳と、文明の未来が火花を散らす、頂上バトル、ここに始まる(単行本より引用)。
中田 春彌(画)『LEVIUS-レビウス-(1)』

スローモーション的描写や時折クローズアップされる主観視点、
デジタル処理された中景〜遠景など、
細かいことを挙げたらキリがないほど特徴的な作品です。
そして描写がとても映像的。
フランス映画みたいな雰囲気です。
会話や日常の静のシーン、戦闘時の動のシーン、
どちらもその場の空気のにおいが感じられそうです。

正直、イラストレーターさんのマンガ作品かと思っていたので
内容はあまり期待しておりませんでした。
雰囲気マンガかなぁという覚悟で読み始めたら、意外に王道な少年マンガでした。
世界観の分かりづらさもさることながら、
何よりも左綴じ&セリフが横書きなので
お世辞にも読みやすいとは言えない作品ですが、
1コマ1コマを丁寧に読んでいくのがさほど苦じゃないのは圧倒的画力のおかげでしょう。

主人公のレビウス少年は壮絶な過去を背負っていて
ある時母親の幻影に導かれて拳闘の世界に入り、頭角を現していくのですが…
その姿が非常に痛々しく、読んでいてハラハラします。
レビウスくん、華奢な美少年なだけに一層ね。
個人的には、初登場時典型的ゲス野郎だったヒューゴが地味にイイ奴だったので
応援(つか生きてる?)したくなりました。

やはりまだ1巻なので、世界観の説明とキャラの紹介で終わってます。
ジャンルで言えばボーイミーツガールの部類に入るのかしら?
…と不安になったラスト1ページ。
posted by まるひげ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-06-14

icon_45_b.gif『妖怪博士の明治怪奇教授録(1)』感想。


ノリが90年代のマンガっぽいですね。

明治の世が訪れ、文明開化の波が押し寄せる中 日本各地には未だに迷信や異聞・奇聞が蔓延っていた…。科学的な見地に立ち、妖怪を否定しようと研究するうちに妖怪博士の通り名がついてしまった哲学者・東日流六平太。東日流は妖怪を心から信じている助手・泊瀬武と共に迷信を打破するため各地の怪奇現象に挑む!!(単行本より引用)
たなか かなこ(画)『妖怪博士の明治怪奇教授録(1)』

オムニバス形式で5話収録。
話が1話ですっきり終わっており、読みやすいです。
1巻なので、物語の伏線やらキャラに関する謎やらがあちらこちらに散らばっておりました。

あらすじを見る限りでは、妖怪博士の東日流が主人公っぽいですが、実際は
「妖怪なんているわけない!」と豪語する東日流と
「妖怪の存在を信じてください!」な武、
この2人のW主人公という感じでした。
主張が正反対の2人ですが、お互いを信頼してる様子が微笑ましいです。
そんでもって東日流は哲学者っつーより探偵な雰囲気ですな。妖怪探偵。
まことにうさんくさい。

ストーリーは、日本各地で起こる奇怪な事件をこのコンビが解決するというもの。
文明開化真っ最中の時代背景という物語設定が活きてますね。
で、問題はその奇怪な事件なんですけど、
事件の背後にはしっかり妖怪さん登場してます。
各話のタイトルも「赤舌」「魍魎」「妖刀」「家鳴り」「木魅」と、そのものズバリ。
ちょっとご都合なのが、
実際に妖怪が出てきてるのに、肝心の東日流がその姿を見ることができないという点。
運悪くその場に居なかったり
ある時は東日流自身が妖怪に憑りつかれたり
またある時は気を失っていたり…。
そして武が妖怪絡みの過去持ち&退魔スキルありという点が面白い。
posted by まるひげ at 21:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-05-13

icon_45_b.gif『あやしや(4)』 感想。


バトルが非常にシリアスですが日常は通常営業です。
ポイントは咲の短髪リニューアルとだまりの触感。

ようやく見つけた…顔の無い鬼…皆の仇…!!都を包み込む強力な‟気配”…ついに現れた仇敵「顔の無い鬼」!! 仁、だまり、咲、そして鬼導隊。それぞれが迎える、戦慄の一夜!! そして、奇跡は…起きる!!!分岐点的重要巻!!(単行本より引用)
坂ノ睦(画)『あやしや(4)』

見所は咲が己が身を削って発動させた術が見られる戦闘パート、
そして仁がこれまでの自分の姿を見直すという心境の変化あたりです。

前巻から仄めかされていた
仁が探す「顔の無い鬼」=咲の兄の仇。
しかし、ついに対峙した顔の無い鬼は仁の仇敵では無かった、とのことで
人違いというか鬼違いだった展開ですが…
これはアレかい?「顔の無い鬼」族みたいなもんがあるのかしら。

今までだまりに頼りっきりだった鬼との戦い方を楽に学ぶ仁、
顔の無い鬼との戦い直後は沈んでいた仁も、
前向きにしっかり生きていく気持ちの整理がついた様子です。
仁と楽、花の疑似家族っぷりが大層微笑ましい。

鬼導隊サイドは、
咲が先輩みんなから可愛がられているだけじゃなく
相当の覚悟をもって自分のできる精一杯のことをやろうとする姿が
たくましくもあり、非常に危うくもあるところがハラハラします。
…まぁでも、この娘基本的に丈夫にできてるから今後も大丈夫だろう。

白陽と紫隠、そして鬼導隊を裏切った佐吉の関係、
だまりの記憶喪失と仁に隠していること等、
まだまだ謎は謎のままですが、とりあえずひと段落ついた感じの巻でした。
posted by まるひげ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-04-15

icon_45_b.gif『ヘルズキッチン(11)』感想。


空木編読んだら「かわ○んぼ」食べたくなってスーパーに探しに行ったことは内緒。

雲居蜜郎を「みっちゃん」と呼ぶ、B級屋台料理の天才にしてヤクザの三男坊・空木文吾。彼は自分の仲間に引き込むべく、雲居を挑発する―!!孤高の天才・雲居と空木の過去が交錯する最速の料理バトルが始まった―!!さらに、新章・サービス学部編に突入、最強のサービスマンが悟の恋敵に―!?満腹中枢を刺激し続けるグルメコミック、第11巻!!(単行本より引用)
天道 グミ(画)/西村 ミツル(原作)『ヘルズキッチン(11)』

前章が結構長く続いたので、短話が2編収録されてる今巻のテンポは久しぶりです。
新キャラとしてパン大好きの五島ひまり。
いや、いくら好きでも白い粉(小麦粉)スーハーしながら道歩いてたらダメだよ…。
ここでの対決は「朝ごはんの主食はコメかパンか」がお題となっております。
そして否応なく巻き込まれる榊先生が哀れとしか言いようがない。
森崎のさわやかステーキ和膳も美味しそうだけど、
ひまりの出来立てあつあつカリカリふあふあの田舎風パンのが食べてみたいなぁ。
勝負の結果、ひまりの笑顔にオチる森崎…。
「その女は苦労するわよ」ってサガネが言ってますが、
このマンガの女キャラはみんな面倒くさそうじゃないか…。

雲居の幼馴染み兼ライバルの空木文吾が新登場、
旨くて安いB級料理勝負が勃発。
空木がつくった薄焼き卵で焼きそばを巻いた「巻きソバ」と
雲居が揚げ麺でつくったたこ焼き「餡掛伊府麺」。
粉もん勝負になってましたが、
どちらかというとたこ焼きの方が面白そう。

そしてラストで新章突入。
サービス学部に編入したサトルの幼馴染み、初夏ですが
編入早々、先輩からいじめを受けていることが発覚。
本人自覚ないのが初夏らしいですw
つか「いじめは女子の嗜み」って…女子こわいマジこわい。
彼女をめぐって、サトルと
サービス学部のエース・百舌恭介がなにやらひと騒ぎ起こすようです。
いや、それにしても
ゴージャス&エンターテインメント性にあふれるサービス学部、楽しそうだなぁ。
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2014-03-30

icon_45_b.gif『織田さん家の乱法師』感想。


全話面白いのですが、特に第4話と第8話に爆笑。

つか、自分も光秀笑えない。
幻術といえど、あんな状態の茶器を目の前にしたら絶対「説得する」を選択しちゃうと思う。

時は戦国、天下統一を目指す第六天魔王織田信長。しかしその家中は問題ありありな武将達に満ちていた。そんな凸凹軍団に、こっそりスマートに内憂外患を取り除く超絶お小姓在り。その名は森乱丸。その手腕は時に冷徹、時に強引。鬼才みもりが描く新感覚戦国ギャグコミックここに登場!(単行本より引用)
みもり(画)『織田さん家の乱法師』

「私なんてただの信長さまの宝ですから…」が口癖のお蘭さん。
しかも事実だから謙遜にもなってないっていう、ね!
なんて返事すりゃいいのか困るじゃないの。

全10話収録で、どのお話も
織田家で起きた不穏な問題を、大事になる前に蘭丸が解決するというものです。
自らの美貌と鬼謀をフル動員して臨機応変に立ち回るお蘭さん。
時折、ブラックな裏の顔が垣間見えるのが素敵です。
ストーリーは、テンポの良いギャグがぽんぽんと続くので読んでて退屈しないです。
例を挙げれば、
織田家中での女装大会あり
大名の正室たち(例外あり)の女子会あり
かと思えば
弥助が読唇術使える乗り物扱いだったり
本能寺の変が夢オチだったり…。

ちなみに、登場人物もみんなキャラが立ってるのでわいわいにぎやかです。
面白いこと大好き!なノリの良いシスコン信長をはじめ、
美少年大好き!信長ヒゲ剃れや!!な帰蝶、
躁鬱の差が激しい光秀、
夫のために髪切りすぎてかつら着用なひろこ…
あ、あと「鬼いちゃん」の長可が非常に安定したヒャッハー!!っぷりでした。
posted by まるひげ at 00:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-03-03

icon_45_b.gif『信長のシェフ(9)』感想。


勝頼の見事な当て馬っぷりが功を奏し、
ようやっと互いの気持ちを伝えることができたケン&夏。長かったなぁ。
それでもその後は進展しないのね…。


病に侵された信玄のために料理を作らされることになったケン。信玄が病死しなければ信長は危機的状況になることを知っているケンは苦悶するが…。武田VS徳川・織田連合軍が激突した「三方ヶ原の戦い」が迫る!(単行本より引用)
梶川 卓郎(画)/西村 ミツル(原作)『信長のシェフ(9)』

メインは三方ヶ原。
いつもより戦闘シーンが多め。
一方、ケンの料理はちょっと控えめな演出ですね。
もちろん、ケンの料理が要所でキーポイントにはなっている点は変わりません。
信玄(と勝頼)、家康それぞれの将としての信念と覚悟が描かれ、
戦国漫画として非常に読み応えのある巻でした。
それにしても、信玄の迫力が凄まじい…。

武田家から徳川領へと逃れてきたケンは、
ここでも料理こさえてます。
陣中食の味噌肉まん、とってもおいしそうです。
なんつーか…徳川の家臣団、みんな言いたいこと言ってるけど家康のこと大好きだな!!
初登場の康政、涼しい顔して鬼畜なことを仰るw
そしてケンは意外に早く武田から脱出できました。
もっとゴタゴタするかと思いましたが。
徳川経由で織田に復帰し、再び信長のもとへ。
以前はケンに突っかかってきた織田家の元料理頭の井上さん、
いつの間にやらすごく慕われてるのが微笑ましい。

信玄の死により、第二次信長包囲網が解除。
次は浅井ネタが来るか、それともようこ(顕如)ネタが来るか…次巻が楽しみです。
posted by まるひげ at 21:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-02-16

icon_45_b.gif『死刑執行中脱獄進行中』感想。


露伴先生と吉良、荒木先生に愛されてるなぁ(笑)。


荒木 飛呂彦(画)『死刑執行中脱獄進行中』

各話あとがきつきの短篇4本を収録。
ここでもやはり独特の世界観が展開されており、荒木節炸裂です。

・「死刑執行中脱獄進行中」
死刑囚が入れられたのはまるで高級マンションのように豪華な監獄であった。
しかし、その部屋は死刑囚に相応しい役割を持っており、徐々に死刑囚を追い詰めていく―。

短編集のなかで一番完成度が高いような。
あとがきで「ひたすらサスペンスを描くために描いたサスペンス」と銘打ってる通り、
ホラーというよりサスペンスです。
死刑執行と同時に脱獄も進行という、タイトルだけ見たら
「?」な印象を受けますが読んでみると納得です。
状況が進むにつれてエスカレートしていく処刑方法、
最後には学習性無力感に近い精神状態に陥る主人公。
・・・なんつーかね、「殺るならひと思いに殺れ」と言いたい。
ラスト、主人公が監獄に空いた壁を何十年も睨んでたかと思うとぞっとするわ。


・「ドルチ〜ダイ・ハード・ザ・キャット〜」
遭難したヨット上で主人公のネコ「ドルチ」と飼い主との生存競争を描いた作品。

救助が来ない極限状況のなかで
一個のアメを取り合ったり
サメの大群に取り囲まれたり
飼い主に喰われかけたり…大変です、ドルチ。
ドルチの表情が豊かなところも見どころですね。
タイトルの通りダイ・ハードなネコなのでラストは
ブルース・ウィリスばりのスタントアクションを披露してくれてます。


・「岸辺露伴は動かない〜エピソード16・懺悔室〜」
以前、感想文書いたので割愛。


・「デッドマンズQ」
本編4部のラスボス・殺人鬼の吉良吉影の死後を描いた作品。
別にスタンド出てくるわけじゃないので
吉良が主人公じゃなくても話は成立するんじゃ…ということは言ってはいけない。

何故死んだのかを思い出せず、魂だけの存在になりながらも
幸福になるために「仕事」を生きがいにする吉良。
この「仕事」というのが、死神のような必殺仕事人のような職業で、
何かと制約がある死後の世界で、苦労しながら仕事をこなす吉良の姿が見られます。
時効成立間近の指名手配犯を始末したり
数十人が変死を遂げる「屋敷幽霊」の謎を調査したり。

変なところで真面目なんですよね、吉良。
幽霊なのに現金(自分の金じゃないけど)払って新幹線乗ったり
魂のあり方や宇宙の法則について考えてみたり。
そして生前みたいに変態じゃないです。
彼から変態成分を除去したら
ただの真面目な仕事人間だということが分かりました。
あと、ここに登場する尼さんがものすごい美人。
posted by まるひげ at 21:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-02-12

icon_45_b.gif『いなり、こんこん、恋いろは。(7)』感想。


表紙はミヤちゃん。
アニメも好調のようで何よりです。

鏡の中の「理想の世界」から抜け出し、神様修行を終えて人間界へと帰宅したいなり。三学期が始まったけど、クリスマス以降丹波橋とはギクシャクしたまま…。二人は無事仲直りできるのか!?うか様もドキドキの恋の季節、始まります!(単行本より引用)。
よしだもろへ(画)『いなり、こんこん、恋いろは。(7)』

理想世界から抜け出して現実世界に戻ってきたいなり。
つか、この事件そのものがただの新神いびりって…怖いですねぇ。

新神の修行で高天原通いが続いたため、
リアルでの丹波橋くんとの仲がちょっと遠くなったいなりですが、
バレンタインイベントを前に気持ちも前向き。
どうでも良いが、今の中学生が手編みのマフラー贈るってありなのか…。
そしてマルちゃんが良い子です。
いなりもマルちゃんも親友にしっかり意見できるようになったことに驚きました。

心配なのは墨染&京子ちん組ですな。
墨染さん、ただでさえ茨の恋愛してるというのに
うっかり当人に本音聞かれてしまうとは。
それにしても、偶然この告白を聞いてしまった時の京子ちんの表情が良い。
墨染さんにフラれたバスケ部キャプテン、しっかりフォローしたってくださいな。
立派なかませ犬になるのだ!
そして墨染さんのお父さんが衝撃的です。
パパともママとも呼べんルックスだが、敢えて言うなら「ママ」(オカマバーの)。

うか様と燈日も相変わらず良い感じです。
うか様といえば、
いなり「うか様に友チョコあげる!」
うか様「えっ……(間)じゃ、じゃあ私もいなりにあげる」(←そもそもバレンタインをわかってない)
神道の神様がバレンタインというのもものすごく奇妙な感じがしますが
このやりとりがとてもかわいい。

ラストが!
またまた大変。
よかれと思ってやったことが何故こうも裏目に出るのか主人公…。
posted by まるひげ at 19:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-01-30

icon_45_b.gif『岸辺露伴は動かない』感想。


昨年11月からドハマりしてるジョジョ。
本編は8部既刊分まで読み終わったので
スピンオフ作品を追いかけようと思います。

一番笑ったのが
「短篇描いて! スピンオフ・外伝は絶対禁止ね!」って編集部に言われときながら
「ドジャーン! スピンオフ作品ができちゃいました」っていう荒木先生の暴露話。
「やるなやるな」は「やれ」の合図ですもんね。

杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。好奇心に溢れ、リアリティを追求する彼が、さまざまな取材先で体験した恐怖のエピソードとは…!? 『懺悔室』『六壁坂』『富豪村』『密漁海岸』『岸辺露伴 グッチへ行く』の5編を収録(単行本より引用)。
荒木 飛呂彦(画)『岸辺露伴は動かない』

本編4部の脇役キャラ・天才漫画家の岸辺露伴が主人公です。
いわば「露伴の奇妙な冒険」ですね。
危機的状況から脱出するときの機転が素晴らしいです。

タイトル「〜動かない」の意味。
ここでは国内外を問わず取材に飛び回ってるので岸辺露伴動きまくりです。
好奇心旺盛でひねくれ者で独特のポリシーを持つ露伴ですが、
漫画家として全くブレることのない姿勢を表してるんでしょうか。
以下、短篇5作品の簡単な感想文です。
97年「懺悔室」と08年「六壁坂」の画のギャップに軽い衝撃を受けますね。

・「懺悔室」
イタリア取材中に教会で、ある男の告解を偶然聞いてしまった露伴。
恨みの連鎖に囚われたこの男がうんたらかんたら…
一言でいうと、ポップコーンを命がけで口でキャッチする話(違)。
それだけインパクト強いですポップコーン。
個人的に、ここの露伴先生は4部のイメージのまんまでした。

・「六壁坂」
この作品が一番ホラー度高いです。
伝承ホラーというか伝奇というか。
確かに日本に居そうです、この潜伏型妖怪。
恋人殺害後、隠蔽工作中のお嬢様の緊迫感が半端ないです。
それにしても、
いるかどうかもわからん妖怪保護のために山買って破産って露伴先生…
そして居候させてあげてる康一くんえらい。

・「富豪村」
露伴&鳥のヒナの扉絵がまず可愛い。
この話は「世にも奇妙な物語」にありそうな内容ですね。
マナーの正誤をめぐる戦いが繰り広げられるんですが…。
ティーカップって、取っ手の部分に指入れてもったらダメなのか!
むしろ指入れないで持ったことないよ…。
ラストの露伴先生ウインクコマは京香ちゃん見たら惚れてしまいますよ。

・「密漁海岸」
4部のサブキャラ、トニオさん登場。
「密漁をします」「だから気に入った」たしかに名セリフ。
そしてこの話の舞台の杜王町って4部じゃなくて8部ですよね?
東方一族の所有地とか書いてるし、億泰の顔もなんか違うし。
歴史的に行われてきた密漁、その文献こそが罠という設定、
ラストが珍しくグッドエンドなのも良いです。
そしてアワビとタコまみれな露伴先生、無駄にエロいです。けしからん。

・「岸辺露伴 グッチへ行く」
カラーで読みたいですね!
スタンド「バッグ」は不便なような便利なような。
「人生のまさかのための保険バッグ」と考えればよろしいか。


以上です。
正直、本編の露伴先生はあまり好きじゃなかったんですけど
この短編集読んで「やだ、かっこいい///」と思いました(単純)。
posted by まるひげ at 23:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

icon_45_b.gif『ニンジャスレイヤー(1)マシン・オブ・ヴェンジェンス』感想。


とにもかくにも、日本語センスがツボです。なんかクセになる。
カンニンブクロが爆発しそうだったり
ヤバレカバレの攻撃を仕掛けられたり
悪役の前にはオーガニック・トロマグロ・スシと
金髪オイランの豪華女体盛りだったり。

「原作読まなきゃ…!」という思いを新たに致しました。

累計25万部突破の原作を全米に先駆けコミカライズ!! 
日本よ、これがニンジャだ(単行本帯より引用)。
余湖 裕輝(画)・田畑 良秋(脚本)/本兌有・杉ライカ (翻訳)/ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ(原作)『ニンジャスレイヤー(1)マシン・オブ・ヴェンジェンス』

内容わかんないけど余湖&田畑タッグなら間違いないだろうということで購入。
とりあえず、
アマゾンの内容紹介がわかりやすいのでそのまま貼っつけときます。

平凡なサラリマンだったフジキド=ケンジの日常は、唐突に終わりを告げた。
マルノウチ・スゴイタカイビルでのニンジャ同士の抗争に巻き込まれ、
妻子の命は奪われ、自らも重傷を負う。
生死をさまよう彼に、何者かの声が囁きかける。「ニンジャに復讐せよ」と。
かくして、ニンジャソウルをその身に宿したフジキドは
ニンジャを殺す者=ニンジャスレイヤーとなって、復讐を果たすため闇を走る!
(アマゾン・レビューより引用)


という設定なんですが、
コミカライズ1巻ではこの解説ほど明確に描かれておりません。
最後の数ページで主人公の設定がほのめかされる程度です。
1巻の内容のほとんどが主人公のニンジャスレイヤーと敵ニンジャとの迫力のバトルシーンです。

時はウシミツアワー。
偽装飛行船マグロツェッペリン号がビル上空を漂うなか
闇夜に火花を散らしながら飛び交うスリケン、
ジゴクめいたチョップ突きを操り出し
キリモミ回転ジャンプでミサイルを回避、
電線の上をサーフィンめいて滑りなが(ry
…という感じです。
間違った日本観・ニンジャ・日本語のイメージがこれでもかとブッ込まれております。
だがそれがいい。もっとやれ。
原作のアトモスフィアを体験できたので、お次はちゃんと活字版を読んでみようと思います。
posted by まるひげ at 20:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-01-10

icon_45_b.gif『プ〜ねこ(5)』感想。


忘れた頃に新刊が出るのはいつも通り。
レギュラーキャラはもちろんのこと、
単発キャラのユルかったりじわじわキたりするネタがたまりません。

ねこ4コマの大人気タイトル、2年10ヵ月ぶりの新刊登場! 毎月4ページ連載だからなかなか1冊ぶん貯まらないのです、さぼりじゃないんです。第5巻だからって特別に何かを用意しているわけではありません。これまでどおり全ネタがおもしろい。そういうことです(アマゾン・レビューより引用)。
北道 正幸(画)『プ〜ねこ(5)』

シュールなギャグが魅力のネコ4コマ新刊。
2年10ヶ月ぶりて・・・ほぼ3年ぶりだよなぁ。

文豪先生、今巻もものぐさっぷりがすごい。
怠けることに全身全霊をかけるその姿は尊敬に値します。
そして文豪先生の客人・孤高先生の気難しそうな外見と
最後のコマで崩れるモノローグが素敵です。
なんだかウィスキーのCMとかにありそうな雰囲気だなぁ。

今回出番の多かったモコちゃんの彼氏…もとい「オサイフレンド」の犬飼くん。
あのモコちゃんと中学から社会人になるまで
つきあって(?)られたんだから、彼も相当なもんだと思われます。
精神的な意味でも経済的な意味でも。

そして地味に雑学補給できるところなんかも良いのです。
「青は甘口」「緑は中辛」「赤は辛口」…そう言われれば、
カレーのパッケージの色区別、業界で統一されてるのか…。
posted by まるひげ at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-12-10

icon_45_b.gif『さよならソルシエ(2)』感想。


感想書くの忘れてた。

これ、伝記というよりif伝記ですな。
読みながら、映像的な作品だなぁという印象を受けました。
教会のシーンとかテオ宛ての手紙のシーンとか特に。
あんまり流行っていない映画館で静かに観るような感じね。フランス映画っぽく。

兄・フィンセントの才能を幼い頃から見出していた弟・テオドルス。やがて兄は画家になり、弟は画商になった。だが、兄の絵を世界に売り出そうとした矢先、衝撃の事件が―!! 19世紀末、パリ。ふたりのゴッホの愛と嫉妬と切なさに満ちた感動のドラマ、堂々の完結!(単行本より引用)
穂積(画)『さよならソルシエ(2)』

ゴッホ兄弟の愛と確執の物語、まさしくその通りでした。
「兄と兄の作品のために全てを捧げた弟の物語」としても読めますね。

ちなみに1巻では、兄弟の確執はほとんど描かれておりませんでしたが、
2巻ではしっかり描かれております。
…と言っても、ほぼ弟 → 兄の一方的なものですが。おとうとこわい。
怖いといえばアカデミーサイド。拉致・暴行・恐喝までこなすオールマイティな集団ですわ。
あらすじを簡単に補足すると以下の通りです。

持てる者と持たざる者。
兄弟それぞれの宿命を背負い、生きていく覚悟を決めた矢先に起こったフィンセントの死。
やがてフィンセントは“炎の画家”として脚光を浴びることとなるのだが―


神から与えられる才能「ギフト」。
テオはフィンセントこそがギフトを与えられた者であり、自分にはないと叫んでいます。
といっても、画家にしたって自分の作品を認めてくれる他者
(ひいては作品を芸術として認めてくれる権威)がいなければ世に出られないわけですから、
テオの存在が無ければフィンセントは無名のままで終わっていたはずです。
そしてテオは権威をアカデミーではなく民衆に求めた、という流れは
前巻から判明してましたが、テオがとった手段がどんでん返しでございました。
これはフィクションだから活きる設定ですね。
正直、連載がもっと長く続くと思っていたので
2巻で終わりという事実に驚いてあんまり内容に感動する余裕はなかった(苦笑)。

気になったところがひとつ。
キャラクターの内面が分かりづらいところが惜しいですね。
細かいところを挙げれば、
個展開催直前、ロートレックに「うれしそうだな」と指摘されて
「そう見えるならそうなのかも」って応えたテオの心情や、
手紙で「誰にも愛されてこなかった」と語るフィンセントの本心など
ここ大事でしょって場面でキャラの本音がわからないのがもやもやします。

ifのifを想像してみても仕方ありませんが、
作品中、もしフィンセントが死なずにパリで個展が開かれていたら。
その後テオはどのような形でフィンセントを世に出そうと考えていたのかも気になったり。
posted by まるひげ at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-11-29

icon_45_b.gif『信長のシェフ(8)』感想。


薬食同源っつーてもなぁ…腹八分目で抑えることがなかなかできません。
特に冬場の食欲はコントロール不可ですわ。

比叡山の焼き討ちを知り、将軍・足利義昭は武田信玄に挙兵を促す。一方、顕如は菓子職人・ようこに対し、信長に毒を盛るよう命じる。その策略を知らず、信長は顕如との和睦の席に臨み…。織田包囲網がケンと夏の運命を翻弄して行く!(単行本より引用)
梶川 卓郎(画)/西村 ミツル(原作)『信長のシェフ(8)』

織田家での立ち位置も安定し、夏との関係も進展しつつあったこの時に
ケンに災難が降りかかる巻でした。
料理に対する信念や夏に対する誠意など、
全体的にケンの性格を再認識するような描かれ方だったなぁという印象です。

ちなみに、今巻の読みどころは以下の2点です。
・信長に(というより料理に)毒を盛ったようこに対するケンの糾弾
・「信長のシェフ」から強制的に「信玄のシェフ」に

顕如の菓子職人・ようこは普段大人しいぶん、
爆発すると手がつけられない系女子だったことが判明しました。
毒を盛ったことを責めるケンに逆ギレるようこ。思わずドン引き賢一郎さん。
記憶が戻らないケンに対し、毒のことはさておき
「あんなに愛し合っていたのに!」と捨て台詞を吐いてその場を走り去るようこ。

この二人の関係の謎も、ケンが武田家へ拉致られたことにより、棚上げとなりました。

一方、夏が可愛いです。
相変わらず見てる方がやきもきしちゃう遠回り思考なんですが
相手に対してはそれを見せずに飾らない姿を見せてるところが健気。
そしてそんな美点を目ざとい奴(勝頼)にかっ攫われるという…
ケン、しっかりして!
大事な人だって決めた(前巻で)ばっかりじゃないの。

その後、ケンは夏とともに武田家に拉致られて、信玄のシェフへ転身。
病により弱った信玄の身体を労わる料理をつくることになります。
そして上洛へ向け、信玄が発した勝頼への家督譲渡。
自分の知っている史実とは微妙にズレ始めた歴史に戸惑うケンですが…
歴史改変云々もそうですが、とりあえずいつ武田家から脱出できるかが問題であります。

蛇足的に疑問点をふたつほど。
ナツメグ大量摂取による毒の回りって…あんなに早いもんなのか。
そして顕如、あの時代の坊さん肉食って良いのか。
posted by まるひげ at 21:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-11-27

icon_45_b.gif『乱と灰色の世界(5)』感想。


ここにきても新キャラ出ますねぇ。
白狗衆のきつねさんたち。
訳ありな過去を背負い、「戦いを好みすぎるために村を出た流浪の戦闘集団」って
なんという中二が喜ぶ設定なのかしら。

何百年もの長い間、大勢の魔法使いが封じの魔法をかけてきた?村の扉”。時折、小さな骸虫が?扉”の隙間をすり抜けたが、どれもことごとく殲滅されてきた。だが、ある一匹が凰太郎の身体に卵を産み付けた。孵った骸虫は凰太郎の心と身体を奪って、魔女の村を破壊する。骸虫たちの次の目標は、灰町に住む人々!(単行本帯より引用)
入江 亜季(画)『乱と灰色の世界(5)』

あらすじを補足すると以下の通りです。

人の世界を守るためにやってきた魔法使いや黒羽衆たちが
骸虫を退治すると意気込んでいるなか、
初めて凰太郎の身が危険であることを知った乱。
強力な魔力を持つ父や母の助けを借りず、
ひとり(+日比くん)で凰太郎を救いに行くのだが・・・


という展開です。
内容は緊張感漂う魔法戦闘シーンが多めですが、
その最中にもコミカルなコマが挿入されていて読んでて楽しい。
閑話的に陣幼少期のエピソードや仁央の成長姿などもあります。

巻き込まれた日比くん、カッコ良いですね!
無計画で凰太郎を救おうとした乱を心配してついてきてくれたばかりでなく
こどもらしいどストレートな告白とか、なんとも男前な小学生であることよ。
最終的に乱が日比と凰太郎のどっちを選ぶのかは予想がつかない…
むしろどっちも選べなくてぐるぐるになってる姿しか想像できません。
乱とくっついて幸せになれるのは凰太郎だろうけど、
乱の方は日比とくっついた方が幸せになれると思うのが第三者の見解です。
大人の事情的には凰太郎の財力が第一の魅力。

ラスト、凰太郎の身体を取り戻すことに成功した乱ですが・・・。
最後のページがとても不穏でどうしましょう。
そして助っ人の方々の活躍に期待です。
posted by まるひげ at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-11-18

icon_45_b.gif『最後のレストラン(4)』感想。


全体的に見ると、ちょっとトーンダウンしたような…。
自分と他者のつながり、他者から見た自分、がテーマでしょう。

安徳天皇を預かることになったレストラン「ヘブンズ・ドア」にアメリカ大統領リンカーンが現れる。威圧感たっぷりの大統領だけど、実は大の甘党で―? ほか澤村榮治、ガンディー、リチャードT世がご来店!(単行本より引用)
藤栄 道彦(画)『最後のレストラン(4)』

前巻登場の美人シェフ・御奴さん、
もっとトラブル起こすんじゃないかと心配しましたが
メンバーに自然に溶け込んでるのが意外でした。
あとは安徳天皇のやんごとなきオーラ大放出。
さらに安徳天皇が千恵の家に居候し、小学校に通うことになったり
園場とジャンヌの仲が何やら進展しちゃってたりしてます。
どんどん現代に染まっていってる彼らですが…最終的にどうなるのかまだわかりません。

今巻ご来店のお客様とそのオーダーは以下の通りです。

・リンカーン
「大統領が食べても恥ずかしくないアップルケーキ」

威光が、威厳が、権威が欲しいと騒ぐリンカーンがお客様。
彼の好物であるアップルケーキに細工を施した園場ですが…。
園場にうまく丸め込まれちゃうあたり、単純というかなんというか(苦笑)。

・澤村榮治
「どんな高い期待にも応えられる料理」

レストランのメンバーが老人会の助っ人として
草野球してるところに伝説の剛速球投手がタイムスリップ。
この回は、料理そのものよりも料理に込められたメッセージがうまいですね。
じんわりとした期待を抱かせるラストで。
つーか、敬老会のチーム名が「大往生」て。

・ガンディー
「「欲望」に基づかない食事」

いちいち波平化するガンディーが可愛い。
ガンディーの台詞がやたら名言だらけです。
でも結局は、「おじいちゃんはちびっこに勝てない」という話です(違)。

・リチャードT世
「王にふさわしい料理」(前後編)

憎っきイングランド王を前に、ジャンヌが大暴れ。
そして新キャラとしてイギリス料理シェフ・面津駆が登場。
言動が大層うざい残念なイケメンさんです。イラッとするw
今後もライバルキャラとして出てくるのでしょうか。
あとがきでは、作者のリチャードT世評が「完全なる脳筋」。
そうそう、次代のジョン王が暗君の代表みたいに呼ばれるのはこの人の責任も大きいよなぁ。
posted by まるひげ at 22:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-11-13

icon_45_b.gif『信長の忍び(7)』感想。


今年読んだもののなかでマイベスト信長となりそうです。

でも「血と臓物と大量の甘味の臭い(信長用)」はやめて。あまなまぐさい。

織田信長のでっかい夢に魅せられた忍びの女の子、千鳥。将軍・足利義昭の画策で追い詰められた織田!!信長が見出した唯一無二の突破口は、衝撃、仰天、驚愕たる比叡山焼き討ちだった!信長の意志を全て背負い、千鳥が決意する!!「私が一人でも多く斬ります。最前線で戦わせてください!!」(単行本より抜粋)
重野 なおき(画)『信長の忍び(7)』

相変わらずの信長包囲網です。
ストーリーは、箕浦の戦いから三方ヶ原の戦い直前まで。

読みどころはやはり比叡山焼き討ち。
僧兵はもちろん、無抵抗の女子供まで数十人と斬ることになった千鳥。
精神的に不安定となった千鳥に、信長がかけた言葉が印象的で、
千鳥の決意と信長の覚悟が読者に突きつけられます。
皆殺しという事実から逃げずに描いていることに(しかも4コマで)拍手ですよ。
あと、個人的には、久秀の謀反の描き方なんかもだんぢょーらしいな、という感じで好きです。

後半は温泉マニアの信玄が登場。
今まで謎だった美女の正体も判明してます。
次巻はいよいよ三方ヶ原。
ちなみに、単行本としては来年1月末に『軍師 黒田官兵衛伝』が発売。
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2013-11-08

icon_45_b.gif『ホクサイと飯』感想。


関西風の雑煮って、味噌汁に餅が入ってるのを想像すれば良いのだろうか…?

一人暮らしの女マンガ家・山田ブンが、迫り来る締切&容赦ない編集と戦いつつ、偏愛するぬいぐるみホクサイと共に、日々の「飯」と全力で取り組む姿を描いた、インドア系ご馳走マンガ!(単行本より引用)
鈴木 小波(画)『ホクサイと飯』

8話+おまけ収録。
特別ではない、ふつうの日に食べるようなご飯を
主人公の漫画家・ブンが全力でつくるというものです。
ぬいぐるみの「ホクサイ」と会話しながら話が進むという点がファンタジーな
エッセイ系の日常グルメマムガでした。

出汁は鰹節削るところから始めたり、生栗から栗ご飯つくったりと
食べることよりもつくることに力を入れてます。手間だわー。
メイン献立の他、ちょっとした総菜のレシピも載ってます。
トーンを使っていないので、何気に描き込みが多かったり
コマ枠さえも直線じゃなかったり、強弱のついた主線など、独特の画風で味があって良いですね。渋い。
出来上がった料理より食材の方が美味しそうに見えるのは気のせいかしら…。
ブンがつくった料理は以下の通りです。

第1話・・・自家製海苔の佃煮
第2話・・・ぶっかけそば
第3話・・・栗ごはん
第4話・・・お雑煮(関東風)
第5話・・・干柿大福
第6話・・・カツオとアボカドのハートの漬け丼
第7話・・・土鍋カレーうどん
第8話・・・須貝の佃煮

どれもつくったことないなぁ(苦笑)。
干し柿は数年前にチャレンジしてみたけどデロデロに腐ってしまったのを思い出した…。
posted by まるひげ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-10-25

icon_45_b.gif『ヘルズキッチン(10)』感想。


あれっ、晩餐会やらんの?!(地味に楽しみにしてた)

科学VS料理の五感対決は、ついに最終戦・嗅覚対決へ突入。‟香りの支配者”として覚醒した立花は、圧倒的なカレーで、会場中の食欲を制圧する。一方、ドグマとの命がけの修行を終えたはずの悟は、なぜか料理を作ろうとしない―!?(単行本より抜粋)
天道 グミ(画)/西村 ミツル(原作)『ヘルズキッチン(10)』

立花おかえりの巻。
「料理は不要か必要か?」をめぐる調理VS応用バトルもようやっと決着です。

最終決戦の嗅覚対決は、悟 VS 立花。
お題が「カレーライス」と来れば、もうスパイス系男子の立花が
圧勝じゃないかということになるわけですが…。
そこはやはり最終決戦、そう簡単な話じゃありません。
立花が出した「香りが変化するカレー」はともかく、
悟の「香り卵のカレーオムライス」。
このメニューが勝利した理由が良いですね。
そして立花のアフターストーリーもえぇ話や…(涙)。

心を伝える手段としての料理を出した悟。
料理を通して人と人との繋がりを描くことは
本作品自体のテーマとも共通していて、話の落とし方がうまいなぁと感じました。
あと、立花を糾弾するドグマがカッコ良いです。
蠅王に競り勝ったことも凄い。珍しくゴキゲンな悪食伯爵さまだわ。

オマケ収録の「食専の休日」もオールキャラ出演の小話で楽しいです。
悟、愛されてんなぁ…主にサガネに。
この女、ついに夜這いおった!
地味に出演率の高いてんのきわみ。
あれ食べるとみんなにょもるのか…(怖)。

次巻からは新章ですね。
予告ではカニ先輩絡みの話になるようですぞ。

至極どうでも良いことですが、
「涙のにおい」から「…ごめん、守屋君」までの数ページがなんだか雰囲気BLですよねあれ。
良いシーンなのになんか気になったり。
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2013-10-15

icon_45_b.gif『あやしや(3)』感想。


相変わらず、後書きとカバー裏のギャグセンスが素晴らしい。
「卵かけごはん」のだまり、最低だなあいつ!

―今、自然と蘇った。事件よりずっと前の、日常の…
自らを殺して欲しいと訴える鬼の少女。その出会いは、仁の失われた日常に少しずつ温度と色を与えていく。一方、綺糸屋事件にまつわる謎は鬼導隊最強の男、白陽により急速に解かれ始め…驚愕の事態へ!!(単行本より引用)
坂ノ睦(画)『あやしや(3)』

新キャラ多数です。にぎやかで大層よろしい。
設定もすこぅしずつ明かされてきてますが、ほんのちょっぴりです。
重大な進展といえば、「笛の男」の正体が判明してます。
が。その背景はやっぱり謎。
さらに分かったことといえば、
鬼導隊一番隊&二番隊隊長の素顔とか鬼退治の仕組み…くらいでしょうか。
二番隊隊長の「紫隠」。
‟頭隠して乳隠さず”の巨女、素敵です。

3巻の読みどころは、
鬼の少女「花」との出会いにより、仁が綺糸屋事件以前に持っていた
日常の感覚を取り戻しつつあるという点ですね。
楽と花と共に暮らすことで仁の表情が豊かになってるし。
でもこの生活もそんなに長く続かなそうな気配なのがなんとも…。

一方、鬼導隊サイド。
咲の兄・明の殉職について、
頭では理解しても感情がまだ整理できていない様子の咲。
半人前であることを痛感しながら成長していくさまは応援したくなりますね。
結局のところ、咲は先輩みんなから可愛がられているということでとても和む(笑)。
そして独自に動いている一番隊隊長・白陽の心中が全く窺えないのが不気味です。

ラストは顔の無い鬼出現、という急展開で以下続巻。
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2013-09-10

icon_45_b.gif『あやしや(2)』 感想。


3巻読んで感想文書こうと思ったら2巻の感想文書いてなかったので…今書く。

「今でも夢に見る。あの日、一日の出来事は…その空気の匂いですら忘れたことはない」ついに「綺糸屋事件」の全貌を語り出す仁。隠された事実、残された不可思議な物証。さらに濃度を増し始める闇…闇…闇。そして現れた、かつてない「鬼」の存在。仁の戦いは、新たなる段階へと突入する!(単行本より引用)
坂ノ睦(画)『あやしや(2)』

公式あらすじだけだと話がわからんので、ちょいと補足します。

都を騒がす‟朱天童子”、
その正体は自ら鬼になることを望む少年であった。
盗賊一味に育てられた過去を持つこの少年に
「人として生き直せ」と諭す仁は、「楽」という名を与える。
楽が屋敷に居座ってから数日後、
娘の姿をした鬼が仁のもとを訪れ、「自分を殺してほしい」と訴えるのだが…。


という展開です。
2巻で重要なのは「綺糸屋事件」のあらましが語られていることでしょう。
…まぁ、語られてるといっても、仁が体験したことだけなので謎ばかり。
回想シーンの平和な綺糸屋の情景が暖かくも切ないです。
なぜ綺糸屋が顔のない鬼に襲撃されたのか、
仁とだまりの共生関係がなぜ成立したのか、
屋敷の倉に保管されていた鬼退治の武器、
そして仁の父の不在の理由。
どれをとってもなにひとつわかりませぬ。

謎といえば、鬼導隊もですな。
どうやら都の鬼を退治することだけが任務ではないようで。
咲の兄(故人)、
前巻ラストで登場した笛を持った男、
綺糸屋事件を担当した一番隊と二番隊隊長の存在がなにやら訳アリな雰囲気でした。
さらに今巻ラストに登場した死にたがりな鬼娘の存在もまた謎。

朱天童子こと楽。
かくかくしかじかありまして、仁の屋敷へ居候することに。
咲と楽がぎゃあぎゃあ騒いで仁がしかめっ面してる、という図がデフォになりそうです(笑)。

あとどうでも良いことなんですが、
この作者が描く小物のデザインが好きだなぁ。
採血器のコウモリ根付(?)とか素焼きっぽい壺とか小瓶とか。
あとがきとカバー裏は今巻も楽しいです。
呉服屋魂染み込んでる若旦那が素敵。
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2013-07-27

icon_45_b.gif『いなり、こんこん、恋いろは。(6)』感想。


なんだかもう、うか様と燈日は出来上がってしまっているよね。
完璧に両想いなのに微妙にピントがズレてるこのもどかしさ…。
もどかしいといえば、
いなりと丹波橋、うか様と燈日、京子ちんと墨染さん…どのペアでもいいからそろそろくっついてくれ。

人間になりたい…叶わぬ願いと知りながら、自身の気持ちに気づいてしまったうか様。そして、神力を失ったはずのいなりに天照さえも悩ますある変化が…?丹波橋との恋の行方も気になる京都変身ラブコメディ新章突入!(単行本より抜粋)
よしだもろへ(画)『いなり、こんこん、恋いろは。(6)』

前巻にて神通力を失い、神様の姿が見えなくなったいなり。
普通の生活に戻るかと思いきや…もうほんと波瀾だらけの新章スタートでございます。

ということで、
神力を失ったはずのいなりですが、今巻序盤で再び変化の力を発動させてしまいます。
原因不明の神通力に天照様に相談するも解決せず、
冬休みの期間、神の世界である高天原で神通力の修行をすることになります。
友達との予定を全てキャンセルして修行に励むいなりですが、
いなり不在の間に丹波橋の心に不安が広がっていき…という展開に。
いなりと丹波橋は放ってほいても大丈夫だと思ってたんですが、そううまくいきませんね。

そして今巻はほんとにうか様可愛いすぎる。
野良猫にナメられてるうか様やら
燈日の笑顔に赤面しちゃううか様やら。
己の心情を零すうか様に対してミヤちゃんがかけた言葉は、
邪気のないものではあるのですが、これはうか様ショックだわー。
燈日に対して抱いているのは恋心ではなく友情だと…?
あんなにわかりやすい反応してるのになぁ(苦笑)。
燈日といえば、
いなりと京子ちんの馴れ初め回想シーンで
燈日は中1の頃からすでに中2病発症していたことが発覚w

巻末に番外編としてミヤちゃんの日常を描いた短編マムガを収録。
天照様は寝てる時は若返ってるのか…。
ミヤちゃんと一緒にいるモルモットみたいなもふもふが可愛い。
そして衝撃のラストカットでございました。
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2013-07-25

icon_45_b.gif『信長のシェフ(7)』感想。


光秀の出番が増えて地味にうれしい。
あと、相変わらずここの濃姫がえれぇ漢前です。

石山本願寺、浅井、朝倉による包囲網の中で森可成を失った信長は、帝の御前での料理勝負による和睦提案で苦境を乗り切る。だが、平穏もつかの間、新たなる包囲網が出来つつあった。その鍵を握るのは武田信玄! (単行本より引用)
梶川 卓郎(画)/西村 ミツル(原作)『信長のシェフ(7)』

和製ジャーキーが美味しそう。しかもジビエだぞ!っていうね。
つか、ケンよ…「俺の帰る場所はここ(夏がいる場所)だけです」って…現代じゃないのかw
・・・・・
すいません、またしてもツッコミどころから発言してしまいました。

今巻の内容は比叡山焼き討ち。
その他詰め込まれてるのは
初登場の松永久秀と武田信玄だったり
織田家の主従間の不穏な軋轢だったり
楓の石山本願寺潜入だったり。

まずは前半の内容。
腹の内を見せない久秀の本心を探るため、ケンに料理をつくらせる信長。
…ここは料理そのものよりも、九十九髪茄子や小芝居やらが光ってますね。
信長の意図を酌み、予想の上を行く久秀…空気読みすぎる爺です。
その後も信長の下につきながら、
将軍義昭と武田家の間で織田家の動向を伝えるという暗躍っぷり。
ちなみに、だんぢょーは意外に飄々とした爺さんでした。能の翁面っぽい。
個人的にはなんとなく果心居士のイメージ。

信長と家臣たちを繋いでいた支柱・森可成の死の影響が大きいです。
信長の本心がわからないことで、不安だけが増す家臣団。
見えないところで確実に主従間の軋轢が深まっています。
「先を見通す信長に考えがついていかない家臣たち」という図は今後も描かれそうです。

読みどころは比叡山焼き討ちを宣言した信長に家臣たちが戸惑い、
信長の真意が判明するところまでの流れです。
信長の本心を探って欲しいと秀吉に請われたケンは、
濃姫からの助言をもとに料理で信長と家臣団を結ぶ役割を果たします。
この濃姫の言葉が比叡山焼き討ちへの解釈へと繋がっていき、
やがて比叡山を焼く本当の意味―信長の意図が示されます。
近年の調査を踏まえて描かれる比叡山焼き討ちの真相、
実際のところ、これが真相だったら良いなぁという解釈でした。

顕如の動向を探るため菓子職人として石山本願寺へ潜入した楓ですが…
ようこよりも顕如が楓の陰に見え隠れするケンの存在に気づいたようです。
そして顕如がようこに信長毒殺を依頼するところで以下続巻。
posted by まるひげ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-06-19

icon_45_b.gif『うどんの国の金色毛鞠(2)』感想。


三十路姉弟、仲良くて楽しいなぁ。
ポコはすくすく成長中、
宗太は母親スキルぐんぐん上昇中。

“うどんの国”香川で、毎日元気いっぱいにかけまわるポコと、それをあたたかい目で見守る宗太。姉の凛子や親友の中島も巻きこんで、かけがえのない時間はゆったりと過ぎていく―。なにもないと思って出たはずの故郷、そこで宗太が見つけた大事なものは?なにげない日常をまっすぐに楽しむふたりと、まわりの人たちがくり広げる、のんびり、なかよしライフ♪(単行本より引用)
篠丸 のどか(画)『うどんの国の金色毛鞠(2)』

香川を舞台にした人間と化け狸のドタバタ、たまにじんわりなエピソードが魅力の本作品。
今巻も、ポコの可愛らしさと脇役キャラたちとの温かな交流に目尻が下がりっぱなしです。
と言っても、可愛い&ほのぼのだけで終わらないのが良いところ。
目の前にある現実的な問題を少しずつ解決していこうとする宗太の姿勢は応援したくなりますね。
ちなみに、ハタから見るとのんびりゆったりな田舎ライフですが、
主人公・宗太にとってはのんびりな実感は無いと思われます。
気苦労ばっかりだろうが、頑張れ宗太…。

故郷での生活、ポコとの出会いを通じて、
東京での仕事を辞め、香川で暮らすことを決意した宗太。
勤め先に退職することを報告するため、東京へと向かいます。
上司・ダーハマさんや後輩のヒロシなんか見ても、
東京でも周囲の人とうまく付き合っていた様子が窺えます。みんな良い人でよかったわー。
そしてここでも、とにかく宗太と一緒にいることが大好きなポコが健気で可愛いです。

また、今巻ではポコが人間の姿を保つには体力が要るということが判明してます。
その事実に関わる出来事がいくつか発生し、ハラハラするやら笑っちゃうやら。
ポコのたぬ耳&しっぽ姿をうっかり見られちゃったり、
ポコの持つ不思議な力がちょっと発揮されたり。
宗太の実家の過去エピソードやポコの正体もこれから徐々に判ってくるんでしょうかね。
次巻ではまた新キャラが登場するようですので、楽しみに待っております。
posted by まるひげ at 22:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-06-15

icon_45_b.gif『さよならソルシエ(1)』感想。


ゴッホ兄弟が主人公ということでどんなものかと読んでみました。
帯には「二人の“ゴッホ”の兄弟愛」とありますが…兄弟愛とはちと違うような。

19世紀末、パリ。ひとりの天才画商が画壇界を席巻していた。彼の名はテオドルス・ファン・ゴッホ―のちの天才画家フィンセント・ファン・ゴッホの弟である。画家と画商、兄と弟…ふたりのゴッホの絆と確執、そして宿命を鮮やかに描く伝記ロマン、ここに開幕! (単行本より引用)
穂積(画)『さよならソルシエ(1)』

あちこちのレビューサイトで見かけるとおり、
ゴッホ兄弟を題材としたフィクションとして読めば大層面白いです。
19世紀末パリを舞台として、
保守的な芸術アカデミー VS 気鋭の若者画家たち、という背景をはじめ
アカデミーに認められない作家たちによる展覧会「アンデパンダン展」や
作品を「芸術」と決めるのは評論家や美術愛好家に代表される権威である、という
画壇の実態などがわかりやすく描かれております。
ところどころご都合な点がありますけれども、
芸術とか美術とか苦手な方にも読みやすいのではないかと。

ちなみに表紙のスカした野郎…もといイケメンはゴッホの弟・テオです。
1巻では彼が主人公のような扱いでした。
兄貴の天才画家フィンセントは髪ぼっさぼさのどんくさい青年です。裏表紙にいるよ!

パリで一番のやり手と噂される画商のテオドルス。
切れ者かつ野心家である彼が目指すものは「新しい芸術」。
神話や特権階級の肖像画が正統とされた古い芸術を否定し、
素晴らしいと感じたものをあるがままに描いたものこそが芸術であると主張します。
権威と保守に満ちた当時のパリ画壇に挑戦状を叩きつけるテオの姿が一番の読みどころかと。
「体制は内側から壊すのが面白い」と悪い笑顔で嘯くテオ…なんという危険分子抱えてるんだパリ画壇(笑)。

とりあえず1巻はまるっと序章といった印象。
兄は弟のように、弟は兄のようになりたかったという構図や
ラストページの暗転の独白など、弟 → 兄への思いは何やら複雑な様子。
フィンセントは、今のところ純朴で冴えない雰囲気のお兄ちゃん。
彼がどのようにしてちょっと…色々とアレな性格になっていくのか、
そしてテオの野望がどのように展開していくのか、先が気になります。
そもそも史実と同じになるのかならないのか…。
posted by まるひげ at 23:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-06-13

icon_45_b.gif『向ヒ兎堂日記(1)』感想。


「明治」「あやかし」「ほのぼの」
これら3つのキーワードに反応した方は是非読んでみてください。

時は明治、文明開化華やかりし頃…時代に逆行して妖怪関係の書物を隠れて収集する不思議な貸本屋があった。その名も向ヒ兎堂。世の中は、妖怪関連すべてを取り締まる『違式怪異条例』が施行され、妖怪を消そうと動き出す…(単行本より抜粋)
鷹野 久(画)『向ヒ兎堂日記(1)』

貸本屋「向ヒ兎堂」の主人で妖が視える青年・兎崎伊織と、
店を手伝う(?)化狸の千代、猫又の銀といった妖が、
消されゆく妖怪たちの悩みを聞き、彼らを助けるというストーリー。
怪談物の本を所持していただけでも取り締まりの対象とされる世のなかで、
ある時は妖の訪問を受け、
またある時は偶然出会った妖の頼みを聞き入れたりする日常が描かれます。

基本的にオムニバス形式となっていて、第1巻は7話分を収録。
さっぱりとシャープな絵柄で1話分のページ数がやや少なめながら、
描かれるテーマは人(あるいは妖)の想いを扱ったものが多く、
ちょっと不思議で心がじんわり暖かくなる良いお話ばっかりでした。

また、“妖憑き”である伊織の秘密や彼の過去、
向ヒ兎堂をマークする取締局サイドのキャラの思惑など
物語の核心に関わる謎な部分もちらほらとあるので先が気になります。
ちなみに、ほのぼのとシリアスの割合は8:2…いや7:3?くらいでしょうか。
また、各話の終わりに描かれるおまけ的なイラストや
銀の日常を描く「猫又日誌」なんかもとても可愛らしいです。

あやかしと言えば血生臭い伝奇モノばっかり読んでる身ですが、
この作品のようなほのぼの系も良いもんですねー。
個人的には座敷童子の話が好きですな。
posted by まるひげ at 21:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-06-09

icon_45_b.gif『白雪姫と7人の囚人(2)』感想。


敵の新キャラ出現に「また変態かよ」って尊が憤ってますが、まったくその通りです。
ロリ(天城屋)と百合(卯月)。

都庁討伐のため新宿区を目指す、尊と白雪たち一行。東京の武器庫・立川区の突破を試みるが、立川区長と手配中の謎の二人組に遭遇してしまう。さらに都庁も尊を抹殺すべく動き出す。その中心には意外な人物が…!?そして徐々に明らかになる“適合者”の秘密…。剣呑な軍事都市を舞台に、凄惨な死闘が繰り広げられる!!(単行本より引用)
藪口 黒子(画)『白雪姫と7人の囚人(2)』

白雪の謎がちょこっと明かされたり、尊の真の覚醒があったり
“適合者”の能力の源「毒林檎」の存在が、物語の核心に迫る重要アイテムであることが判明したりと
順調に話が進んでおります。
今巻もババァ都知事のセクシーショットがちらほら。
ちなみに脱いでいるのはババァだけじゃなく幼女も脱いでいます。大丈夫、えろくないよ!

読みどころは
新たなステージの立川区にて区長兼藤丸の親友であるケン、
指名手配中の“適合者”2人組との出会い。
さらに、都知事の近衛である尊の兄・泉との再会です。
圧倒的不利な状況でも前向きな尊の姿は仲間たちにとっての希望ですね。
「もうちょっと頭使えよ!」ってツッコミたくなるのもご愛嬌。

新キャラも多数登場してます。
指名手配犯の2人兄弟、兄の方は先輩“適合者”として
様々なアドバイスを尊に与えてくれます。経験って大事よね。
藤丸は相変わらず面倒見が良いです。
“適合者”として身体の限界間近なケンとの友情が微笑ましくも痛々しい。

敵方の都庁サイド、
尊の兄貴・泉が都知事の手の者として尊の前に現れましたが…なにやらワケありの模様。
尊のために動いているような雰囲気ですが、その理由はまだ不明。

お次は杉並区に突入。
変態・天城屋さんの参戦が地味に楽しみであります。
ちなみにこの作品、ヴォイスコミックが配信されているとのこと。
ドラマCDみたいなもんかしら?
posted by まるひげ at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-05-26

icon_45_b.gif『ワンニン!(5)』感想。


管狐ならぬ管狸がかわいい。

「あ、そっかコレ少女マンガだったね!」
というのが一番最初に出てきた感想です。まさかの玉の輿エンド。

今は昔。“ワンニン”のハヅキと光慶様は互いに想いあっておりました。しかし、ふたりの間には主従以外にも人と妖という壁がございます。その上、光慶様には将軍就任のお話まで出てまいりました。身を引くハヅキ、ハヅキを想うハンゾウ、想いをしまいこむ光慶様…それぞれの恋の結末を皆様、見届けてくださいませ(単行本より引用)。
ほおのきソラ(画)『ワンニン!(5)』

この作品は「犬耳くのいち痛快ラブ忍法帖」だそうです。帯にそう書いとった。
「犬耳くのいち」と「ラブ」しか認めんぞわしぁ…。

それはともかく。
最終バトルはあれよあれよという間に状況が好転。
ムラマサの憎悪も宗固狸の謀もさらりと解決してしまいます。
なんつーかなぁ…(苦笑)。
や、良いんですよ!
みんながしあわせなのはとてもよいことです。
でもこれほどあっさり問題解決 → 最上級の幸せEND、という展開になるとは
予想だにしなかったので、正直ちょっと戸惑ってしまいました。

読みどころは終盤のハンゾウです。
ハヅキへの告白シーンは「ハンゾウにしちゃいなよ」って思ってしまうね。頑張ったよハンゾウ!
でも、ふと考えたら、ご主人様は次期将軍なんですよね(真顔)。
かたやただの幼馴染み、かたや将軍様だと
勝負する前から決まってるって話ですよねー(俗な目で少女マンガ読まないで)。

キサラギの過去や、タマとの確執など
詳しく明かされなかった要素もありますが、
読了後「みんな幸せならどうでも良いや」って気分になる作者の忍法(違)が見事。

…なんだか地味にトゲの突き出た感想文になってしまいましたが、
それは最終巻ではわんこ姿が少なかったせいってことはないです。ないはずです。
ほおのきさん、1巻から描き崩れのない画力と魅力的なキャラ造詣が武器のマムガ家さんですね。
そして巻末には早くも次作の予告が。
魔女っ娘がイケメン下僕を従えて旅をするお話になるそうです。
posted by まるひげ at 22:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-05-24

icon_45_b.gif『長歌行(参)』感想。


面倒臭いと言ってられんので感想文更新。

面白くなってきたー!
だがラストの引きはあんまりだ。鷹がっ…じゃなくて隼が!!

七世紀 唐の時代 実の叔父・李世民を父母の仇と狙う永寧姫・李長歌。追っ手の手を逃れ朔州にたどりつき、土地の太守・公孫恒の庇護をうけるが、その公孫恒も突厥の若き将軍・阿史那隼の猛攻の前に命を落とす…突厥に捕らわれた長歌の運命は…!?(単行本より引用)
夏達(画)『長歌行(参)』

史実とフィクションの混ぜ加減が絶妙です。
今巻は突厥の捕虜となった長歌が部隊のなかでその存在を認められていく様子が描かれます。
唐サイドはほとんど出番無し。
読みどころは前巻表紙だった突厥イケメン俺様将軍・阿史那隼。
ガラッと印象変わりましたね、彼。
えぇ奴じゃないか!
こういう部族のキャラって自分が認めた人間に対しては
とんでもなく入れ込むパターンが多いですよね。
その他重要キャラと言えば、長歌の秘密を知るウイグル族のミミクリ。今巻の表紙です。
ややツンが多めではあるものの献身的で可愛い女の子ですが、
女としての、また、草原の民としての覚悟が強いところが魅力的。
あと、燕雲十八騎がものすごくかっこよいです。

個人的に読んでて面白かったのは
未だ長歌を信用していない隼の右腕・穆金と長歌の腹の探り合い的会話シーン。
この二人の会話は本質を突いたものばかりなので
一度さらりと読んだだけだと話追いきれなかったり。
かなり重要なこと喋ってるので再読必至でございました。

そして重要なのが突厥の内情。
隼の主君である東突厥の王・吉利大可汗が登場。
その甥であり、隼の存在を疎ましく思う小可汗・阿史那社尓の謀により
隼が地位争いに巻き込まれていく様子がなんとも不穏です。
火種を抱えた突厥に長歌がいつまで留まるのか…まだまだ先は長そうです。
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2013-05-14

icon_45_b.gif『王者の遊戯(2)』感想。


少年軍師×将軍のバディシステムがウリのファンタジー三国志新刊。
いやぁ…どうしようなコレ。
恥ずかしいよ!こっ恥ずかしくてたまらないよ!!

袁紹軍内で軍師の格付け戦「上賢の戦戯」がおこなわれる。軍師と将軍の絆、そして威信をかけた大決闘となる。郭嘉と趙雲、二人に対するは、袁将軍の最強コンビである沮授と文醜。即席コンビで連携もうまくいかない郭嘉達はこの難敵とどう戦う!?曹操が「我の大業を成就させてくれるのはこの男をおいて他になし」と評した“軍師・郭嘉”が主人公の新三国志、第2巻!(単行本より引用)
緒里 たばさ(画)『王者の遊戯(2)』

あれっ…これBLじゃないよね?
全然そんなつもりで読んでるんじゃないんだけどもうそんな目で読まれても文句は言えないと思うんだがどうしてくれる第7話。絆の強さとか以心伝心とかそもそも着物の刺繍一緒とかって「刎頚之友」シンクロ率どんだけだっつーの。
・・・・・
すいません落ち着きます。
とりあえず公式あらすじの補足を以下に。

軍師の格付け戦に強制的に参加させられた郭嘉&趙雲。
実際の戦闘を盤上の遊戯に模し、兵の命をただの駒として動かす郭嘉。
自身の武勇を振るいつつも郭嘉を理解できない趙雲。
序盤の圧倒的な不利な立場から形勢を逆転させるも、
互いの心を読むことができない二人はこの戦で負けてしまい…。


という展開です。
郭嘉&蘭もとい趙雲の即席コンビ、お互いの距離感つかめてないのが可愛いんですが、
袁紹軍最強コンビの沮授&文醜の互いへの信頼の深さも美味し…いえ読みどころです。
戦戯終了後はどっちのバディもとっても恥ずかしいです。(何回言うの)

普段の様子と戦場のそれとでは雰囲気が異なる郭嘉に戸惑いつつも
郭嘉の欠点を補おうとする趙雲。
これから徐々にコンビとしての絆が強まっていくだろう様子が窺えます。
それはそうと、袁尚に登用されたのにあの状況…
あのなかで成長していく姿がどうにも想像できないです。
すぐ袁家から飛び出してしまいそうな予感。

ちょっとわからないのが、これまでの袁紹軍内での趙雲の扱われ方。
前巻ラストで蘭=趙雲であることが暴露されましたけれども、
趙雲が名を騙って潜入していることが実はバレていて泳がされていた、ということなのだろうか。
それにしては
蘭の正体を知っていたのは許攸だけ、みたいな描写がされてるのがちょっと腑に落ちない。
1巻で蘭が軍師にとりつかれた者、と袁紹が袁尚に言ってたのは
袁紹は流石に分かってたということなのかしら…?
つーか、趙雲に関しては“軍師殺し”の謂れもまだ判明しておりませんし。謎多いですね。

人材ハンター曹操&ネクロマンサー荀ケが袁軍にぶっこんで来たところで以下続巻。
次巻予告の“あの軍師”って所謂あの軍師ですか。羽扇装備のあのひとですか。
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2013-04-20

icon_45_b.gif『ヘルズキッチン(9)』感想。


時々ホラーなコマがありますな…。

「料理が要るって証明して、このスパイスケースを君に叩き返す―!!」立花へ挑戦状を叩きつけた悟は、ドグマとの地獄の修行を開始する。一方、世界中からの注目を集め始めた調理学部と応用生物学部との五感対決では、3回戦「味覚」勝負で、半井がまさかの放牧―!?比類なきグルメコミック、運命の第9巻!(単行本より引用)
天道 グミ(画)/西村 ミツル(原作)『ヘルズキッチン(9)』

前巻ラストで覚醒した立花に正体がバレたドグマ。
ドグマと立花の対峙に割り込んだ悟は、
料理を全否定した立花に、料理が必要なことを認めてみせると豪語します。
大口叩いたまでは良かったものの、それ以降ドグマのスパルタレッスンに突入。
ドグマここまで面倒見るとは、ほんとに食への執着ハンパない。
半端ないといえば、立花のダークサイド堕ちですね。
どうやって悟が立花を調理学部に引き戻すのか、
調理学部の晩餐会に招待されるであろうユーリがどんな体に改造されてしまうのか、
今後の展開が楽しみです。

おっと、先の話はまた次巻で、とりあえず今巻の内容をおさらい。
第3戦は「味覚」対決で、調理の半井 VS 応用の北方。
「苦い食材でいかに甘味をつくるか」をめぐってバトルです。
出来上がったのは「ゴーヤの皮を衣に混ぜた柿アイスの天ぷら」。
・・・・・どんな味がするのか全く想像ができませんよ!!
第4戦は「触覚」対決で、調理のミカヅキ VS 応用の星南。
3Dプリンターでダイヤモンド型に射出されたうどんを食べてみたい。
久々に坂田マジョリカ登場です。ゴージャス。

第3、4戦とも応用学部の勝利でありながら、
動物の直感や人としての気持ちという科学的に証明できない要素が
応用学部の完全勝利を妨害するという結果になり、モヤッと感が残りますねユーリ。

それはそうと、そもそもこのバトルって
3点先取した学部が勝利っていう話じゃなかったっけ?
・・・・・
調理学部1勝3敗で迎えるラストステージの第5戦は「嗅覚」対決。
ついに悟 VS 立花ということでありまして以下続巻。
posted by まるひげ at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-04-17

icon_45_b.gif『GANGSTA.(4)』感想。


クリスチアーノ組応援したくなりますねぇ。
お嬢が漢前だよ!
聞かれてないのに答えるけれども、自分はマルコよりもガラハッド派です(うん、だろうさ)。
マルコといえば彼の嫁の存在が気になりますね。

閉ざされた街・エルガストルムを蹂躙し続ける狩猟者。その脅威に為す術もなく、黄昏種は一人、また一人と斃れてゆく。事態を重く見たクリスチアーノ組は黄昏種を保護すべく、娼館「BASTARD」への護送を便利屋に依頼したのだが……。生を渇望する、慟哭と祈りの第4巻(単行本より引用)。
コースケ(画)『GANGSTA.(4)』

ニコラスの薬の過剰摂取の理由、
黄昏種を狩るハンターの黒幕あたりが明らかになりましたが
キャラの人間関係も複雑化し、さらにややこしきことになりそうです。
次巻予告の新キャラもみなさま目つきが不穏ですよ!
それにしてもウォリックに関する謎はまだ秘密なんですね。

エリカ&ミハイルはとりあえず一旦退場。つかジンジャー強怖ぇ…。
あの場面でも乳に目が行くとは男の性ですねウォリック(笑)。
乳の話をすれば、アレックスほどの爆乳になりますとですね、
エロ心からではなく純粋に好奇心によりガン見したりお触りしたくなりますよね。
ほら、お相撲さんの体って「思わず触りたくなる」ってよく言うじゃない?それと同じ。
・・・・・
すいません、乳の話に流れてしまいましたが
今巻は血みどろスプラッタバトルなので
そこらへんはニヤニヤできる貴重なポイントなわけです。
他のニヤニヤポイントは
ことある毎にアレックスの危機を救ってくれるニコラスの図ですよね。
彼女を支えてくれる人たちのさりげない優しさとか。
今後また厳しい展開になるでしょうが、やはり続きが待ち遠しいです。
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2013-04-13

icon_45_b.gif『放課後関ヶ原(3)』感想。


新キャラみんなテンション高いわー。
バブル世代で石田●一な利家先生がとてもうざいw

クラスメイトは全員、前世が武将!?奇才が贈る、戦国学園コメディー第3巻!!ついに両兵衛そろい踏み!!文化祭が近づき、関ヶ原学園もなにやらお祭り気分に。はたして無事に終わるのか…?(単行本帯より引用)
阿部川 キネコ(画)『放課後関ヶ原(3)』

今巻のキーパーソンはやはり前田利家。
彼の語彙の死語っぷりが一番の読みどころです。
あ、あと女装喫茶のメイド長・宗茂は普通に似合ってると思う。

3巻収録のネタをザッパに分けると
・利家先生の就任と子猫の命名権バトル
・姫若子&竹千代のペットショップ騒動
・期末試験の問題用紙強奪バトル
・関ヶ原学園文化祭に仕掛けられたライバル校の罠

という内容です。
各話ドタバタ続きで一気に読むと疲れます(苦笑)。
ラストは関ヶ原学園の宝である“組み分け兜”が
ライバル校に奪われてしまい、さぁどうする関ヶ原学園―!?
…つーか「無くても大丈夫そうだね!?」って感じで以下続刊。

ちなみに初版についてくる腰帯。
表紙カバーの猫御前のパンチラが全裸政宗の帯で隠されてるという仕様です。
「パンチラ」を「全裸」で隠すという発想はどこから出てくるんですか阿部川せんせぇ。
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2013-04-05

icon_45_b.gif『よちよち文藝部』感想。


図書館レンタ本。

文豪萌えではないので読んでて「ふ〜ん」で終わってしまいましたが、
文豪並びに現代文学好きの方は楽しく読めるんではないかと。
そして絵師・番子さんのツッコミは、ほぼ全ての読者に共通するものではないかしら。

文学初心者の番子さんを部長に、日本文学・文豪の故きをテキトーに温ね、新しきを知ったかぶるよちよち文藝部、略して「よち文」の活動をエッセイ漫画に。太宰、漱石、中也、賢治、谷崎…といった超有名文豪とその作品の魅力や驚きのトリビアを、番子部長と担当部員が語り倒します! 「この文豪、結婚してたの!?」「主人公の名前がエロ老人!?」学びながらも爆笑できる新しい文藝コミックエッセイです!(アマゾン・レビューより抜粋)
久世 番子(画)『よちよち文藝部』

内容はあらすじの通りで、
メインである文豪と作品の紹介のほか、
名作文学をゲームにするとどうなるか?
あの文豪が「ももたろう」を書いたらどうなるか?
文豪が家族に宛てた手紙はどんな内容?
など、どれもギャグテイストで賑やかに描かれているので読みやすいです。

紹介されている文豪の皆様は以下の15名。
太宰治、夏目漱石、中原中也、志賀直哉、芥川龍之介、中島敦、樋口一葉、梶井基次郎、
森鴎外、宮沢賢治、三島由紀夫、川端康成、石川啄木、谷崎潤一郎、菊池寛

番子さんもあとがきで書いているとおり、
国語の教科書や受験勉強等で名前は知っているけど、未読作品が多いことったら(汗)。
小〜高のときにもっと読んでおくんだったとちょっと反省。
それはそうと、初読時にどの作品を手に取るのかという点って重要ですよね。
教訓が示されていたりやテーマがしっかりした作品はわかりやすいんですが、
オチがなかったり、何が言いたいのかわからないと読了しても消化不良になったりして。
(自分が浅読みなだけかもしれませんけれど)
そして一発目でつまづくと「次読んでみよう」って気にならないし。
まぁ結局、自分の感性に合う合わないってのが一番重要。

そうそう、あらすじや文豪の人生やらを知ると敬遠しちゃう本もありますよね。
変な先入観が植え付けられるというか。
自分の場合、谷崎潤一郎と三島由紀夫だったり。
谷崎潤一郎は特にそうだったのですが、
このエッセイを読んで「自分の感覚は正しかった…」とちょっと遠い目になってしまいました。下痢文学。
三島由紀夫はやはり濃いぃですね。
褌…汚れた褌…。
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2013-03-27

icon_45_b.gif『終末のラフター』 感想。


単純に言うと「おにいちゃんの愛は偉大なり!!」というお話です。
あと、敵の悪魔さんが忍者コスというところに非常にわくわくしました。非常にどうでもいい。

世界に闇が訪れ、滅びを迎えた時代。人々に憎まれながらも生きる“悪魔”と呼ばれる者達がいた…彼らがこの世界にもたらすのは“希望”か“絶望”か―!?街に訪れた“2人の悪魔”を巡り、「終末」への物語は加速していく…!!(単行本より引用)
田辺 イエロウ(画)『終末のラフター』

世界が破滅へと進むなか、とある街に一人の男が現れた。
不死身の悪魔の証である「悪魔の口」の文様を頬に持つその男は、
自らを“悪魔喰い”であると告げ、街を苦しめている悪魔の抹殺を申し出るが…。

というストーリーで、
この謎の男・ルカと彼の妹であるハルの悪魔退治の物語です。
さくさく読み進め、ルカが悪魔と決着をつけるところまでいくとあっと驚く展開が待っております。
これは、やられた(笑)。

謎な点や描かれていない部分も少々あるものの、
繊細な絵柄と丁寧な物語運びで世界観もすんなり読めます…若干ダークだけどね。
ラストの兄妹の笑顔が非常に眩しいのですが、
どうあってもこの続きに希望は見つからないところがやるせない。

とりわけ最終話が良いですね。
悪魔を葬り、街へ戻ったルカとハルを待ち受けていたものと
それに対応するルカの姿が印象的です。
ハッタリかっこよい。
…すいません、奥歯にモノが挟まった表現しかできませんが
あんまり言うとネタバレになるのでね!

人間の弱さ、醜さと同時に強さと優しさを描いており
“希望”も“絶望”も結局は人間の心が生み出すものなんだよ、という
なかなか考えさせられるお話でした。
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2013-03-20

icon_45_b.gif『白雪姫と7人の囚人(1)』感想。


一番の衝撃は東京都知事のビジュアル。
ババァババァ言われてちょっと可哀想だなババァ。
あと、一番強いのは幼女ですね、わかります。
なんで強いのかは、わかりません。

隕石によって孤島と化した東京都。政府も壊滅し、荒れ果てたこの地は都庁が独裁的に支配する街となっていた──。記憶を失い八王子区で目覚めた赤銅 尊は、都庁の非人道的な行政を目の当たりにして激しく抵抗する。しかし、彼にはある非情な運命が待ち受けていたのだった…。ここに、かつてない闘争戯曲の幕が開く!!(単行本より引用)
藪口 黒子(画)『白雪姫と7人の囚人(1)』

物語序盤だというのに結構テンポ早いですね。
あらすじを補足すると以下のような展開です。

“適合者”と呼ばれる異能者たちが一般市民を支配する東京。
記憶を失った主人公の少年・尊は、
壊滅した東京の風景と人々を非人道的に統制する都庁の職員の姿に衝撃を受ける。
そんな尊自身も適合者と呼ばれ戸惑うなか、
都庁の命を受けた八王子区長・藤丸に拘束され、都庁に連行されることとなるが…。

ということで、思った以上にアクションなバトルマムガでした。
世界観や登場人物の設定等、まだまだわからないことが多いのでこれからの展開に期待です。

いやそれにしても。
藪口さんの描く主人公はほんと真っ当な性格してますね。眩しいわー。
脇役の藤丸区長が人気出そうなキャラで楽しい。
ゴタゴタ嫌がってるのに、尊の真っ直ぐな性格にあてられて
結局はほだされてしまうという面倒見の良い少年です。
ちなみに、適合者=囚人ということなので、あと5人の適合者さんが登場なさるんでしょう。
主人公と敵対する東京都知事・黒雪と都庁から逃げ出してきた幼女・白雪の存在も
ヒキは十分なので今後の絡み具合が気になるところです。
次巻は5月発売予定だそうな。早いですね。
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2013-03-09

icon_45_b.gif『まじかる無双天使 突き刺せ!!呂布子ちゃん(9)』感想。


あ、この感想文忘れてた。

あのタイミングでロックバンド奸Uとは!
つーか獣面欲しい。

ただでさえカオスな三国天使界をよりカオスに叩き込もうとする堕天使李儒!天使界危急存亡の秋!!天帝孔明の課す進級試験を経て呂布子&曹操&楽しいなかまたち 天使界を支える最後の龍極に、あつまれ―!!(単行本より抜粋)
鈴木 次郎(画)『まじかる無双天使 突き刺せ!!呂布子ちゃん(9)』

ここ数巻の流れと比較すると最終決戦が非常に早い展開となっていて、
どう考えてもバランス悪いというのに
シリアスの隙をついたギャグの連発を前にするとどうでも良くなりますね。
流石だ呂布子。

えぇと、2冊分の厚さのある最終巻の内容は、
于吉に体を乗っ取られた孫権との対決とラスボス李儒戦。
そして貂蝉の過去と李儒の本心が明らかになりますが…
読みどころは最後までギャグパートです。えっ違う? 違わないよ!
マリエ&カン子ちゃん再登場は嬉しいですね。

魏は曹操さまの愛されっぷりがハンパ無いし
呉はやっぱり呉だというか…とりわけ孫策&周瑜がね。
ラスボスの李儒は…うん、なんつーかコメントが難しいんですが
とりあえず最後まで厨二だったね、ということだけ言っておきます。

全9巻、とっても笑わせていただきました。大団円めでたい。
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2013-02-19

icon_45_b.gif『ワンニン!(4)』感想。


アヤメの半身となったムラマサのビジュアルはすごいですね。ささってる。

武士が政をつかさどる世。将軍家を守る“ワンニン”と敵対する妖との闘いがはじまりました。闘いの末にハヅキは…ご主人様との間に越えられない違いがあることを実感いたします。ご主人様はのほうは、ハヅキを想うがゆえに、その正体に近づいてしまわれます。想いあうふたりの行く末は果たして…(単行本より引用)。
ほおのきソラ(画)『ワンニン!(4)』

前巻ラストで出てきた妖しげな僧・月海。
その正体は狸でした。
そしてハヅキが助けた狐の子・禅も実は!な設定で妖忍たちを苦しめる展開に。
しかし本当の敵は宗固と禅ではなく…という展開でなかなか大変なワンニンたち。
みなさま満身創痍でございますよ。

エド城を乗っ取ろうとする月海もとい宗固は、
かつて妖が絡んだ尾張家のお家騒動とも関わりがあることを匂わせております。
ところがみなまで言わず狸トンズラしてるので詳しいことはわからず仕舞いです。
ということで、犬と猫 VS 狐と狸の決着はとりあえず先送りに。

新たにわかったことと言えば、
ワンニンの頭領・キサラギの秘密が判明してます。
その他、
ハヅキを傷つけられたことでハンゾウの堪忍袋がぶっちりだったり
タマ姐さん怖かっこよかったり。
肝心のハヅキと光慶の恋の行方は…どうなんだろうな。どうなるのこれ。
ハヅキの正体に気づいた光慶の「なんかもう犬でもいいじゃん?」的発言があったので
ハヅキとしては嬉しいでしょうが、問題はそこじゃない。
そして光慶に押し切られちゃってる信秀が意外に常識人でした。
おまけ4コマ、にゃんこのもみもみ姿って可愛いよなぁ。
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2013-02-17

icon_45_b.gif『GATE7(4)』感想。


読みどころは
裏七軒の家族生活、なごみ担当の真田勢、家光の歪みっぷり、の3点かと。

来るべき戦いに向け、豊臣側への接近を図る家光。水面下でも勢力争いは始まり、石田三成ら戦国の世で名を轟かせた者たちも動き出し、過去の因縁が蘇る。そんな中、裏七軒に張り巡らせた結界に思わぬ異変が!?(単行本より引用)。
CLAMP(画)『GATE7(4)』

前巻から間が空くと話わかんなくなるなぁ。
展開は遅々として進まず。
どれもこれも相変わらずで、謎と新キャラだけが増えていきます。
それゆえ、感想も「わけわからんw」しか出てこないわー。
ずっと序盤が続いてるような印象を受けるので
次巻あたりでどばーんとひとつ、でっかい謎解きがあるといいなぁ。

ちなみに、今巻の新キャラは橘(?)の姉・杉姫、三成&左近、千姫。
三成&左近に思わず噴いちまったよ。
三成は典型的な委員長キャラだし左近は確実にダブってるだろうあの面構えは。
しかも徳川方ときたもんだ。何で釣ったんだ家光…。

主人公・致佳人の正体は、
読者の皆さんが推測されてるように信長っぽいんですけれど
CLAMP設定ということを考えるともうひとひねりありそうで油断できん。
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2013-02-16

icon_45_b.gif『放課後のトラットリア(1)』感想。


ふわふわの白いパンもいいけど、全粒粉の固めのパンだって捨てがたいぞ!

空に双月が浮かび、亜人や獣人たちが跋扈する、ファンタジーな世界へと飛ばされてしまった料理研究部所属の四人の女子高生たち。ホームシックや異世界の料理への不満から、彼女たちは現代の料理の知識を使って、「おいしいもの」を作ることにするのだが…。たがて世界を揺るがすことになる四人の冒険―ちょっとだけ長い放課後の物語が、始まる!(単行本より引用)
橙乃 ままれ(原作)/水口 鷹志(画)『放課後のトラットリア(1)』

あらすじは公式の通りです。
しっかり者の部長・あやめ、
パン以外は料理下手な元気娘・くいな、
アガリ症の真面目娘・はるか、
いつもぼんやり眠そうなみやこ、の4人のJKたちが主人公。
くいなとみやこが微妙に百合っぽかったりしますが…まぁそういうこともあるでしょう。
登場人物も多くなく、さらりと読める気軽さがいいですな。

基本的にはほのぼの路線ですが、
4人が飛ばされた先の街では様々な問題が潜んでいて、
そのイザコザに女子高生たちが巻き込まれていく…という流れになりそうです。
…様々な問題といっても、勇者やら魔王やら世界の破滅だ云々という話ではなく
政治や権力、経済や物流といったある意味地味な分野における問題です。
「料理」をメインに、4人がどう動いていくのかが見所ですね。
まだ1巻なせいか、料理についてもそれほど深く切り込んだ描き方はされてないので
これからの展開に期待でありますな。

メインのマムガ本編のほか、
各話の終わりに原作者によるグルメガイド、巻末には
異世界における4人の庇護者・エルスタイン(けもみみイケメン)と
あやめが交わしたひとつの約束についての小話が収録されてます。
内容は「エルスタインのあやめ観察記」という印象で、
頭いい人同士の駆け引き的会話が面白い。
posted by まるひげ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-01-30

icon_45_b.gif『信長のシェフ(6)』感想。


ドラマの方は怖くて見る勇気がありません。

信長が陣を構える大坂と、本拠地・岐阜を結ぶ要路にある宇佐山城。そこを守る森可成のもとに向かったケンだが、その時、森はわずか三千の手勢で三万の浅井・朝倉連合軍と対峙していた。必死に止めるケンだが、森は信長を守るため討って出る!(単行本より引用)
梶川 卓郎(画)/西村 ミツル(原作)『信長のシェフ(6)』

先日読んだ『信長の忍び(6)』と時期的にカブってるので
こちらもメインは森可成の最期としたいところですが、
本音を言えば「本願寺の料理人・ようこ」にもってかれた感があります。
そんな菓子職人のようこは記憶ありのまま戦国時代にやってきており、
ケンの知り合い…むしろ元カレあたりな雰囲気。
ようこの取り乱しっぷりと記憶の戻らないケンの「誰??」な態度がすごいギャップです。
つーか、なぜ料理人だけが何人も(3人ですが)タイムスリップするんだ…。
しかも仕事中にw

おっと、いきなりキャラ話に流れてしまった。
今巻の内容は、前半が宇佐山城攻防戦、
後半は朝廷が本願寺と信長の調停に乗り出し、御所で料理勝負という展開になってます。
勝負のお題は“菓子”で、本願寺のタルト VS 織田のクレープ。
勝負の結果、本願寺との停戦が成立したのでとりあえずはひと段落です。
その後、信長は浅井・朝倉連合軍の切り崩しに成功し、
第一次信長包囲網が解かれるところで以下続巻。

…それにしても、なんでクレープって作るの見るの楽しいんだろうな。
毒味役をやりたかったと本気で悔しがる義昭がほんと憎めない奴で笑いを催します。
あ、あと6巻めにしてやっとケンの本名が「賢一郎」だと判明。うん、違和感ない。
そして料理対決した後、ケンにちゃっかりタルトとクレープ作らせてる信長。
甘党としては見逃せんわけですな。
posted by まるひげ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-01-21

icon_45_b.gif『信長の忍び(6)』感想。


間の悪い光秀が愛しくてたまらない。

織田信長のでっかい夢に魅せられた忍びの女の子、千鳥。信長の新たなる強敵・本願寺顕如の策により、最大の急所である日本の中枢・京が狙われた!!駆けつけた千鳥が見たのは、十文字槍を振るい奮戦する勇将・森可成だった!!「私も可成様と戦います!!死ぬ覚悟ならできてます!!」目指すはひとつ、天下布武のみ!!超巨弾戦記ギャグ4コマ第6巻、はじまりはじまり〜!!(単行本より引用)
重野 なおき(画)『信長の忍び(6)』

状況は相変わらず苦しいです。
第一次信長包囲網の真っ只中。
ということで、ストーリーは石山本願寺の挙兵から箕浦の戦い直前まで。
構成的には、シリアスとギャグの落差がいつもより激しい気がしました。
3コマ目まで結構なシリアスなのに4コマ目の崩れっぷりがステキ。涙台無しw
タイトルのツッコミ具合も地味に笑ってしまいます。

読みどころはやはり森可成。なんといっても今巻の主役ですよ。
壮絶な最期がとても印象に残りました。うおぉかっこいいよ三左!!
顕如夫婦のイチャイチャに対抗するかのようにラブい前田夫婦が登場。
森家の次代、織田家を窺う謎の美女あたりも今後気になるところです。
そして信長の比叡山焼き討ち宣言。
「ふっくらこんがり焼き上げる」よりは「カリッと香ばしく」の方がいいと思います。
焼くモノ的に…。

後半は秀吉が目立ってますね。
次巻の活躍の前振りといったところでしょう。
posted by まるひげ at 23:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手
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