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2008-09-06

icon_45_b.gif『関ヶ原連判状(下)』読了。


ここの三成は凛々しくてほんと困りますな。
上巻でもチラッと出てきた、
みったんと刑部が一緒に居るときの雰囲気が良いのですよ。

刑部といえば、10月に発売されるDSのアレにおける刑部はなんですか。
えっれぇキャラデザなんですが!
けしからん!!
あー、でもこれだと直家さまでもいけんじゃないかな。晩年の。
そして直家さまといえば…坊が!
宇喜多の坊がぁ!!!
何がムカつくって、あのスネオ唇ですよ。
そしてよく見ると顔の隣にキラリマークが(笑)。
おのれ名家め、いけすかん。

・・・・・
すいません、情報古いうえに話が脱線しました。

ついに兵は動き始めた。石田三成方の軍勢に居城・田辺城を囲まれた細川幽斎は、籠城に耐えつつ朝廷からの使者を待つ。その秘策は「古今伝授」を楯に取り、朝廷から和議の勅命を引き出すこと…。さらに幽斎にはもう一つの切り札「連判状」があった。そこに名を連ねる大名とは、いったい誰なのか。果して幽斎の「天下三分の計」は可能なのか?前人未到の「関ケ原」を駈ける意欲作(文庫より引用)。
安部 龍太郎(著)『関ヶ原連判状(下)』

しっかし、安部さんの作品は読むのに時間かかります。面白いんですけど!

下巻は膠着状態に陥った田辺城の攻防戦に対して朝廷から和議の勅命が下り、
そして関ヶ原へ―という展開です。

読みどころは…火花散る朝廷工作ですかね。
そして上巻から、幾度も対峙した蒲生VS多門ですが、決着つかないままでした。
で、ラストあの後、多門はどうなったの。
もしかして死にオチですか?

以下、やっぱりどうでも良い感想文です。
ぼりぼりネタバレしてるのでお気をつけ下さいまし。
posted by まるひげ at 01:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-09-03

icon_45_b.gif『関ヶ原連判状(上)』読了。


「実は読み終わったの1ヶ月以上前だったり」感想文その3。
いや確かこれ読み終わったのって2ヶ月以
蒲生(郷舎)がこれほど出張ってるうえにカコ良い作品を他に知らない。

徳川家康か、それとも石田三成か。時代が天下分け目の戦いに向けて風雲急を告げつつあった頃、そのどちらにも与せず、第三の道を画策する巨人がいた。足利将軍家の血をひく細川幽斎―。徳川の脅威にさらされる加賀前田家と提携した幽斎は、和歌の正統を受け継ぐ「古今伝授」を利用し朝廷を巻き込む一大謀略戦を仕掛けた。未曾有のスケールで描き上げる、関ケ原合戦驚愕の真相!(文庫より引用)
安部 龍太郎(著)『関ヶ原連判状(上)』

秀吉が生前、三成に「生涯最大の過ち」と告げた、ある書状をめぐる攻防戦です。

秀吉の死後、東軍と西軍の2大勢力がにらみ合う中、
どちらにも与しない第3の勢力として
前田・細川が連合して天下の均衡を保とうと画策します。
独立した勢力として世に認められるには、
それ相応の強力な後ろ盾が必要となり、
幽斎は、その後ろ盾として朝廷に目をつけます。
唯一、幽斎だけが継いだ和歌の「古今伝授」の秘伝を切り札として―という展開です。

ということで、大筋は、利家亡き後の前田家を西軍に引き入れようとする三成と、
そうはさせじと独自の動きをする幽斎との水面下の戦いです。
ちなみに前田家は
長男・利長が西軍寄り、次男・利政は東軍寄りですが、
ここでは、ほとんど臣下同士の戦いとなっておりました。
…物語が進むと、そんな簡単な構造ではなっていきます。

前田家家臣らが、今後の情勢に関わる芳春院の密書を加賀まで届ける途中で
何者かによって襲われるところから物語がスタートです。


以下、むしろどうでも良い感想文です。
posted by まるひげ at 10:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-08-28

icon_45_b.gif『玄庵検死帖』読了。


「実は読み終わったの1ヶ月以上前だったり」感想文その2。
さらっと読んでしまいました。
現代語が時々飛び出す(苦笑)せいかどうかはわかりませんが、
なんとなく、雰囲気がハードボイルド調。

時は幕末。腑分けを生業とする蘭学医玄庵のところに、風流な文が届いた。約束の場所に出向くと、紅梅の下に血の花びらを散らした、若い女の無惨な死体が。次々起こる切り裂き魔の犯行に憤った玄庵は下手人を捜しに、不穏な空気漂う京の都にまで出向いていく。そして辿り着いた真相とは? 花のお江戸に玄庵の仕込杖が唸りを上げる!(文庫より引用)
加野 厚志(著)『玄庵検死帖』

必殺仕事人的ストーリーかと思ったら見事にハズれましたー。
これほど世情に絡んだ話になるとは思わんかったです。

時は幕末、幕府浪士組の結成に沸く江戸で、
女ばかりを狙った連続殺人が発生する。
第一発見者であった蘭学医の検死役・逆井玄庵は卑劣な殺人犯に怒りを覚えるが、
その後、幕府の陰謀に巻き込まれてしまい―という話。

物語の途中から江戸を離れ、
「幕府の密命を帯びて清河八郎暗殺の機会を窺う」という展開になるので、
連続殺人の下手人探しは一旦ストップです。
そして玄庵が京へ行っている間は、
江戸での殺人事件についてはほとんど触れられないので
読んでる側としては、危うく忘れそうになります(汗)。
で、舞台が江戸に戻った途端に、下手人のアタリがつくんです。
あの人しかいないよね、ということで。

舞台が舞台なので、清河八郎、山岡鉄太郎、佐々木只三郎、
そしてもちろん新選組の面々も豪華に登場してます。

登場人物のなかでは、逆井家の飯炊き女・加代婆が良い味出してます。
確実に還暦は過ぎているだろうお年頃なのに、
自らを「生娘」とのたまう乙女心に脱帽です。

玄庵の周辺をうろつき、
正体がイマイチ怪しかった三平太は、終盤ぱったり登場しなくなるので、
今後のシリーズでも登場するんでしょうか。

ということで、
続編は『玄庵検死帖 倒幕の連判状』が出てます。
そして来月には第3作『玄庵検死帖 蘇る廃帝』が発売になるみたいです。

・・・・・
あー、テンション低い感想文ですねー。
読み易いんですけど、まるひげ的にはどうにもハマり切れなかったです。
…次巻読むかどうかは…かなり微妙。
posted by まるひげ at 02:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-08-25

icon_45_b.gif『忍びの国』読了。


「実は読み終わったの1ヶ月以上前だったり」感想文その1。

群れず、欲のみに生きる、虎狼の族、伊賀忍び。
伊賀一の忍び、無門は西国からさらってきた侍大将の娘、お国の尻に敷かれ、忍び働きを怠けていた。主から示された百文の小銭欲しさに二年ぶりに敵の伊賀者を殺める。そこには「伊賀天正の乱」に導く謀略が張り巡らされていた(単行本帯より引用)。

和田 竜(著)『忍びの国』

引き込みの強さは前作『のぼうの城』と一緒です。
読みやすく情景が浮かびやすいので、やっぱり印象は少年漫画(笑)。
前作よりもザンコク描写が多いので、
そちら方面が苦手な方は、要注意です。
それにしても、ロクな奴がいないですね、伊賀忍者。
命より大事なものは金、出し抜き上等、裏切ってナンボの世界です。


織田信長による「天正伊賀の乱」の前日譚となっております。
伊賀攻めの先鋒は、信長の次男・信雄。
物語の冒頭において、伊勢の国主であり、舅でもある北畠具教を殺し、
織田による伊勢の取り込みを狙います。
北畠が滅んだ後、残る邪魔者は伊賀の忍び衆のみ。
同じ頃、伊賀の里では下忍同士の争いで命を落とした弟の仇として
伊賀の里すべてに復讐を誓った下忍・平兵衛が里を抜ける決意をします。
迫り来る織田軍に対し、伊賀の国の十二家評定衆はどう立ち向かうのか―という内容です。

スポットが当たってるのは、
伊賀十二家評定衆の百地三太夫が飼う忍びの中でも超一流の忍び・無門と、
のちの石川五右衛門である文吾、老いを怖れる木猿。
伊勢を攻略する信雄サイドでは、
ヘタレ信雄の臣下である日置大膳、長野左京亮、そして
かつては伊賀の十二衆であり、今は信雄に仕える柘植三郎左衛門あたりが活躍してます。

いざ、伊勢攻めとなった矢先に、
大膳が過去の出来事との不可解な一致に、
謀略の匂いを嗅ぎ取るとこあたり、カコよいですね。

一番の読みどころは、伊賀十二衆の謀略の全貌がわかる後半と、
それに続く無門 VS 大膳 ですかね。
無門、もはや人外じゃねぇか…(怖)。

以下、ちょっとしたネタバレと腐発言ありなので注意です。
posted by まるひげ at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-08-12

icon_45_b.gif『忍びの女(下)』読了。


下巻の感想文忘れるとこだった。
うーん、上下巻合わせて見てみると、今作はあんまり勢いがなかったような…?

伴忍びの万蔵が、裏切りを働いているらしい。女忍者・小たまは、危険を省みず万蔵の元へ飛び込み、敵の正体を見極めようとする。老獪な家康は、真意を隠しながらも天下統一へ一歩ずつ近づいていく。豊臣の臣下として全力を尽くす福島正則だったが…。戦乱の世を駆ける美貌の女忍者の活躍を描く傑作長編(文庫より引用)。
池波 正太郎(著)『忍びの女(下)』

一言でいうなら、
関ヶ原が終わって大坂の陣も終わって正則老けて終わり、でした。
いやいや、細かい見所は色々あるんですよ。
関ヶ原と大坂の陣の裏での忍び働き、
小たまさんの師匠であり、配下でもある才兵衛との遣り取り、
小たまさんが元凶とも言える万蔵の裏切りとその始末などは
忍者同士の戦いで面白かったんですけど…。

杉谷忍びの生き残り、岩根さんの登場シーンがあるかと思ったんですが、
上巻で出たっきりでしたー。

『真田太平記』でも出てきた家康襲撃シーンなんかも、
端から見ると危機一髪っぽいのですが、
読んでみたらそれほど緊迫した印象を受けないのは、
自分が結果を知っているからでしょうか…。

下巻の小たまさんは、
正則と福島の御家を思うあまりに
組織に属している一介の女忍びとしてあるまじき行いをしてしまったり、
師匠がビビるくらい大胆な働きをしてみたりと、
相変わらず奔放です。
一方、正則。
関ヶ原後、天下人として振る舞う家康を心中穏やかでなく見ている正則は、
理不尽な命令を受けても、難癖つけられて改易されてもひたすら忍従です。
家康の専横を詰り、豊臣支持を声高に叫ぶ養嗣子・伯耆守守正之の死と
清正の死を受け、もう真っ白に燃え尽きた正則が哀れです。

そういえば、解説を読んで気づかされたのが、
この作品が一連の忍びモノのなかで唯一、
家康側についた女忍びの視点から描かれているということですね。
なるほど、確かに!

つぅことで、適当に『忍者丹波大介』行ってみようと思います。
posted by まるひげ at 18:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-08-10

icon_45_b.gif『疾風怒涛!上杉戦記』読了。


一日で感想文書けたの、これだけでした…。
感想文書きながら、ネトサしたり本読んだりニコ動見たりしてたら、
あっという間に一日が終わってしまいまいた。
まぁいいや。だらだら休日バンザイ。

「義」を掲げて乱世を疾走した越後の龍・上杉謙信と後継者・景勝、天下に強さを謳われた上杉軍団――。本書は戦国大名・上杉家の人々に光をあてた傑作短篇小説集(文庫より抜粋)。
細谷 正充(編)/海音寺 潮五郎ほか(著)『疾風怒涛!上杉戦記』

以前、カタリーナさんのお宅でアップされてたこの本の記事で、
「謙信がサニー千葉」という指摘が的確すぎて、表紙の謙信がもうサニーにしか見えませんよ!!
このお顔のテカリ具合といい、肉厚ほっぺといい…ねぇ?
う〜ん、似てる…。カタリーナさん、ご慧眼ですw

ちなみにこの本、短編が8本収録されてます。
以下、ネタバレかすり気味の感想文です。
posted by まるひげ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-07-31

icon_45_b.gif『忍びの女(上)』読了。


やばい。
最近読み捨てしてる読了本、早く感想文書かないと本気で忘れる…!
ということで、覚えてるモノからちょくちょくアップしていこうと思います。


豊臣家の猛将・福島正則の前に現れた徳川方の女忍者・小たまは、正則を籠絡し、巧みに城内に入り込んだ。探索を始めた小たまは、武辺一辺の正則を次第に愛しく思うようになる。豊臣秀吉亡き後、諸大名は自らの野望を抱き覇権をめぐる戦いは必至。ついには関ヶ原での天下を分ける決戦へと向かうのだった(文庫より引用)。
池波 正太郎(著)『忍びの女(上)』

正則…!
なんてお馬鹿な子なの…!!
嫌味をイヤミと理解できない可哀想っぷりがそこかしこで炸裂してます。
もー、かわいいなぁ。
その分、清正が出来た人間に描かれております。
なんだかお兄ちゃん体質になってますよキヨ…。

つーことで、池波センセの忍びモノ連作、後半戦スタートです。

あ゛ー…。
前シリーズにて、やっと於蝶さんのターンが終わったと思ったら、
第2の於蝶さんが出てきおったー!!
女忍びの理想は…お江さん(@『真田太平記』)なんだがなぁ…。

そんな今作の主人公は、於蝶さんの二番煎…もとい伴忍びの小たまさんです。
伴忍びといえば、『忍びの風』での井笠半四郎と同じですね。
『忍びの風』ラストにて、
本能寺で信長とともに散った頭領・太郎左衛門の弟である長信が
その後、一族を束ねているようです。
あ、ちなみに小たまさんは太郎左衛門の実娘です。

その伴忍びは徳川につき、伊那忍びは豊臣についてます。
途中、真田忍びの弥五兵衛やら権左やら、
元・杉谷忍びの岩根小五郎が左近の下で働いてるようです。
…弥五兵衛はともかく、
小五郎は『真田太平記』でも登場してたようなんですが、さっぱり覚えてねぇ…(汗)。

上巻は、太閤の死後〜関ヶ原前夜。
ストーリーですが、
基本的には小たまが頭領の命により、清洲城に忍びこんで城内を探索、
さらに正則たらしこんで巧みに心情聞き取ることが
徳川方による豊臣恩顧の取り込みの助けになっている、という状況です。

でも小たまさんてば奔放なお人ですので、
必要以上に正則に入れ込んでみたり、
ヒマ潰しに後輩もてあそんでみたり、
勢い余って敵地に乗り込んだは良いものの、
発見されて危うく手篭めにされそうになったり。
まぁ、そんな苦笑いとハラハラの連続です。
この小たまさんの冒険が読みどころなんでしょうね。

下巻はいよいよ関ヶ原突入です。
posted by まるひげ at 01:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-07-03

icon_45_b.gif『忍びの風(三)』読了。


池波センセの忍びモノ連作、
前半戦(『夜の戦士』『蝶の戦記』『忍びの風』)がこれにて終了です。
…でも実はこれから読む
後半戦(『忍者丹波大介』『忍びの女』『火の国の城』)の方が読むの楽しみだったりして…。


信長の対抗勢力は次第に駆逐されつつある。於蝶の胸に密かな決心が湧きあがった。高遠攻めの本陣で、信長の長男、信忠はふとめざめた。(女忍びか…おれの寝首を掻きに来た)一瞬、於蝶の呼吸はおもわずゆるんだ。織田信忠は類い稀な美貌であった。信忠の手が於蝶の下着にふれる…。天下動乱をよそに女忍びの血はせつなく騒いだ(文庫より引用)。
池波 正太郎(著)『忍びの風(三)』

>「天下動乱をよそに女忍びの血はせつなく騒いだ」
血というよりも下半し…(やめれ)。
於蝶さん、あなたというひとは…orz

なんとなく3巻は駆け足だったような。
この巻は織田の高遠攻めから始まり、そして本能寺のその後までです。

武田方に付いて織田勢に対抗する於蝶さんは
武田攻めで甲斐まで出張ってきた信忠殺りに、陣中忍び込んだは良いものの、
そこでウッカリ信忠に惚れてまうし。
そんな於蝶さんに愛想尽かした杉谷忍びの道半とその息子・十蔵は
杉谷の里に帰っちゃうし。
於蝶さんと離れ、光秀の下で大人しく仕えてる半四郎は、
伴忍びの太郎左衛門に諭されて、
結局は於蝶さんを裏切り、再び太郎左衛門の下につくことを決心するし。

・・・・・

もう端から見るとなかなかにgdgdな展開でありますな(汗)。

クライマックスはもちろん本能寺なんですが、
それほど盛り上がりもせず(え)、さっさと終わった印象がありました。
本能寺までのカウントダウンが、
「その●歴史が動いた」っぽい展開で、否が応にも緊張感を高めます。
そしてラストは「忍びって…ツライね…」としんみりするような読了感でした。
結果的に半四郎は幸せになったんだよな。
うん、あれで良いはず。


ということで、

やっと。

やっと。

やっと忍び界の魔性の女、於蝶さんのターンが終わりました。

えっと…
次は『忍者丹波大介』を読めば良いのか
『忍びの女』を読めば良いのか、ちょっと迷ってます。
時系列的にはほとんど差が無いらしいので、
どちらから読んでも良いとは思うのですがね。
忍びモノ最終章の『火の国の城』に繋げるなら、
『忍びの女』→『忍者丹波大介』の順かなぁ…。
posted by まるひげ at 01:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-07-01

icon_45_b.gif『忍びの風(二)』読了。


ギャー!
もう7月ー!!
6月はあっという間に過ぎてしまいましたね…。
今更「オロチ(1の方)のラストの外伝ステージ出ねぇー!」
とかジダバタしてる自分はもうなんつーか…
フォローすべき言葉もないですな。うん。
とりあえず左近だけはレベル99になりました。
いやぁ、オロチ版の「綺麗な顔して(溜)やるじゃないですか」
が聞きたくなったんですけど喋ってくれないもので…。
あれって、殿でプレイした方が良いんでしたっけ。
そしてデータ見てみたら、
蜀が5ステージしか進んでなくてべっくらこいたー★

ここまでダラダラ話してナンですが、
以下、活字の感想文です。


於蝶とともに信長の本陣を襲ったあの夜、半四郎は織田軍の中を必死に逃げのびた。五年余、かつて自分を弟のように扱ってくれた鳥居強右衛門にめぐりあい、織田・徳川の前衛として孤立した長篠城に立て篭る。信長を討つことに執念を燃やす於蝶はどこかで生きているのだろうか。於蝶の悲願も空しく、天正六年、安土城は完成した(文庫より引用)。
池波 正太郎(著)『忍びの風(二)』

鳥居強右衛門、良い旦那疑惑発覚。
いや、疑惑じゃなくて実際出来た夫だよ!

ということで、
1巻ラストで信長暗殺に失敗し、
逃げる最中散り散りになった於蝶&半四郎。
その時の傷もまだ癒えぬ半四郎が、
かつて知り合いだった鳥居強右衛門のいる長篠城へやってくるところから2巻がスタートです。
途中まで、於蝶さんはパッタリと出てきません。

武田軍に囲まれ孤立した長篠城では、
援軍要請のため、家康のいる岡崎へ走れメロスと化します強右衛門。
そしてその後ろを密かに守る半四郎。
強右衛門ネタがこの巻の半分くらいを占めてます。

一方、武田側についていた於蝶さん。
強右衛門の背後を守るため、武田の忍びを殺っちまった半四郎を
於蝶さんが発見します。
久しぶりの再会だというのに、
「オメー、何やってんだよ、あぁん?」
のシーン(注・あくまでイメージ)は…怖いですねぇ。
緊迫感があって…というよりは半四郎、この時もう蛇に睨まれた蛙状態ですよ。
その後、一も二もなく於蝶さんに従います。
…この力関係…(苦笑)。

読みどころは、やはり強右衛門の不可能任務遂行のあたりですね。
ですが自分としては、
前巻で山中俊房と手を組み、
信長の身辺を守ることとなった伴太郎左衛門と半四郎とのまさかのニアミスが、
わずか数行だけのシーンなのに非常にハラッとドキッと致しました。
やっぱ忍びはこうでなくては!

あ、武田といえばこのシリーズの第1作目『夜の戦士』で登場した
伊那忍びの十五郎がチラッと出てきてます。
ほんのチミッとですけど。

そして2巻のラストは
半四郎が明智光秀の坂本城に忍び込み、内情を伺うところまでです。
みっちゃん付近も、義昭公絡みでなんだかキナくさくなり始めてきましたよ。
posted by まるひげ at 00:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-06-15

icon_45_b.gif『忍びの風(一)』読了。


あー…いい加減感想文書かないと。
内容忘れる…。


「半どのに、会いとうて、ここへ来た…」はじめて女の体を教えてくれた於蝶と再会した半四郎。二人の忍びの交わりは戦場に熱く燃える。が、ただ独り信長の首を付け狙う於蝶との愛撫は、立場の違う半四郎の運命を変えてゆく。信長の小谷城攻めのさなか、決死の忍び働きに出た二人はかつての味方に包囲され散り散りになるが…(文庫より引用)。
池波 正太郎(著)『忍びの風(一)』

前作『蝶の戦記』の完全な続編です。
『蝶の〜』ラストからこの作品の最初までのラグはほとんどないので
時間空けずにとりかかれば、すらすら読み進められます。時間空けなければ。
姉川の戦いで於蝶を残して全滅したと思われていた杉谷忍びですが、
甲賀の杉谷の里では、
姉川の戦いに参加しなかった忍び・島の道半が於蝶の力となります。
さらに今作ではもう一人の主人公として、甲賀の里の「伴忍び」の井笠半四郎。
彼と於蝶さんとの関係は…
えぇ、まあ、あらすじにある通りの関係です。

この巻は、姉川の戦い直後から、小谷城の陥落まで。
於蝶が三方ヶ原から敗走中の家康を急襲するところや、
なんといってもこの巻ラストの
小谷城攻めのドサクサに紛れて、信長を暗殺しようとする場面が読みどころでしょう。


それにしても。

於蝶さん、暴走。

「だめだ、この人野放しにしておいたら何しでかすかわからん!」
…というのが、甲賀忍びの共通認識かと思われ。

於蝶さん、一族の仇として信長の命を狙うのは良いのですが、
さらに、半四郎をたらし込んで巻き込んで組織の掟にとらわれない
自由な忍び働きができるとうきうき。
楽しいのは彼女だけです。

半四郎のいた伴忍びは、
それまで疎遠だった山中忍びとの関係を回復し、
一番天下を取る可能性の高い信長につきます。
半四郎の立場はもうどこにもありません。
女に惑ったただの抜け忍扱いです。

つーか、山中忍びて甲賀の中で筆頭株だったんですね。
…えぇ、おそらく『真田太平記』でもそんな記述あったはずなんですけどねぇ…(忘)。

成り行き上、於蝶を助たことで
伴忍びを抜ける形になってしまった半四郎の苦労人生が、
これからどう転がっていくのか非常に気がかりでありますよ。
posted by まるひげ at 01:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-06-01

icon_45_b.gif『秀家』読了。


もう6月になってしまったことよ。
いつもならとっくに来てるはずの上杉熱が来ず、
いつの間にか宇喜多にすり替わってる気がしないでもない。

で、その宇喜多。
結局、PHPの直家本は挫折しちまったので、
そそくさと前から気になってた坊(秀家)の方へ行ってみました。

秀吉の養女、豪姫を妻に、戦国の梟雄・宇喜多直家を父とする秀家は、関ケ原合戦でかっての重臣と東軍・西軍に分かれ敵対して敗走。そして椿の咲き乱れる絶海の孤島・八丈島に流刑となった…。秀吉の愛を受け、巨大な影におびえた宇喜多秀家、その流転の生涯と家臣団の悲劇を描いた注目の野心作(アマゾン・レビューより引用)。
赤木 駿介(著)『秀家』

なんかなぁ、意外なことに、関ヶ原以前の坊がかなーり不明でありましたよ。
そしてこの作品、主役は秀家じゃなくて、家臣団(武断派)だな。

宇喜多の坊がこにたんと全登にちやほやされてるのを期待したんですが、
坊をちやほやしてるのは公家と京童というその他大勢モブでした。ちぇっ。
それにしても、どんだけ美男子だったんだ、坊…。
肖像画見る限りだと、なんつーか、雛人形のモデルっぽいような。
そして顔の造作よりもお召し物の色目具合に坊の特徴を感じる(笑)。

以下、ネタバレはしてませんが、なんとなく畳んでおきます。
posted by まるひげ at 01:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-05-29

icon_45_b.gif『群雄戦国志(四)最終決戦、山王山!』読了。


積読本、消化。
シリーズ最終巻。GOODエンド万歳。
こにたんとキヨが可哀想な目に遭ってます。
宿敵揃って貧乏くじ(笑)。

友の仇を討つために、幼き豊臣家の主は出馬を決意する!
敵は西軍大将・徳川家康。決戦の地は備前・山王山!!
百戦錬磨の老将か、清廉潔白な幼君か、天下の行方がここに決まる(新書帯より引用)。

尾山 晴紀(著)『群雄戦国志(四)最終決戦、山王山!』

決戦が丁寧に描かれていて、読み応えありました。
局地戦の連続なので、息をつく暇もない…程ではありませんが、
なにせ優劣入り乱れてるので
「全体としてはどうなの、勝ってるのは東軍なの西軍なの!?」
てちょっとだけやきもきしました。
まぁ、なんつったって最終決戦ですから、
規模がデカく、戦いも派手になるのは当たり前なんですがねー。


以下、見所抜き出し感想文です。


初っ端から秀頼さまが切ないですよぅ。
三成は出番少なかったですね。
や、このシリーズは3巻が神だから別に良いんだけど。
この巻で良かったのは…秀康かなぁ…。
どうしようもないのが土井利勝。つーか、秀忠方全般。
前巻で大変なことをしてくれた広家は、意外なことに大人しく退場でした。
長政(黒田の)と広家の応酬が地味に見所でしょうか。

そして戦闘終了間近にちょろっと出てきてた、上杉主従。
あ、参戦してたんだっけか…忘れてたよ。
忘れてたといえば、幸村?
この作品では、昌幸おとんばっかり出張ってるので
息子の活躍の場はハッキリ言って皆無でした。

この作品の政宗が非常におちゃめさんで良いですね。
「あーあ」て何ですか、可愛いぞ。
なんとなく『異戦関ヶ原』のムネたんと似てるような。
戦闘前に交わされた約束を堂々と破って、無理矢理戦功立てようとします。
でも好き勝手しておきながら、
引き際の時宜は決して間違わないのが、流石。
戦闘終了後、キヨ&利長に怒鳴られても笑っていなしそう。

こんな感じです。
ラストは、みったん隠居で終わります。
なんとなく切なさが残るものの、清々しい印象でした。
三成スキーなら、読んでおいて損は無いのではないかと!
posted by まるひげ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-05-15

icon_45_b.gif『蝶の戦記(下)』読了。


さっき突然「こにたんは泣き黒子なんかあったらいいな」とかフッと思った。
どうもこんばんは。
今日もすごく眠いです。眠いと何考えるかわかりませんね。
そして以下の内容は、こにたん全然関係ないです。すいません。


織田信長、浅井長政らの屋敷に侍して、機をうかがう於蝶の、六年前、どことなく少女めいた硬いふくらみに引きしまっていた肉体は、どこも成熟しつくしている。(大好きな上杉謙信公のために…) 常人ばなれした女忍者の秘めた女心と香りたつ生命が、戦場に魅惑的な光をなげかける。人気を博した忍者小説三部作、第一弾(文庫より引用)。
池波 正太郎(著)『蝶の戦記(下)』

…なんでこの作品の紹介文は、
上巻も下巻もそこはかとなく官能小説テイストなんだろう。
さて、首尾良く城仕えをしている武士をたらし込み、
稲葉山城で濃姫お付きの下女として奉公することになった於蝶。
信長暗殺の機会を窺い、城中深く忍び込むのですが―。

読み始めてわりとすぐに予期せぬ仲間の裏切りがあり、
初っ端からハラハラさせられました。

上巻は川中島の戦いが見所でしたが、
下巻では姉川の戦いがクライマックスです。

以下、ネタバレなので畳みます。
posted by まるひげ at 00:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-05-11

icon_45_b.gif『蝶の戦記(上)』読了。


忍びモノ第2弾。
なんでこんなに女忍びってカコ良いんだろう。

尾張、清洲城下のはずれで、二十の於蝶は五月晴れのもとにのびやかな肢体をなげだしていた。夏草のにおいと果肉のような体臭に木立を進む武士は惑乱した。一瞬の後に…。川中島から姉川合戦に到る年月を甲賀忍びの技と道に賭してゆく於蝶。おのが生理と心をあやつり、死闘を繰り広げる女忍びの活躍は、ここからはじまる(文庫より引用)。
池波 正太郎(著)『蝶の戦記(上)』

忍びモノ第1弾の『夜の戦士』と同じく、甲賀忍びのお話です。時代的にも一緒。
ですが、同じ甲賀でも、山中俊房の配下ではなく、杉谷信正を頭領とする杉谷忍びです。
その杉谷の女忍び、於蝶が主人公となってます。
上杉家軍師・宇佐美定行の依頼により、
密かに謙信の天下取りの手助けをするようにと頭領から命を受けた於蝶、
同じく杉谷忍びの叔父・小兵衛とともに、春日山城にて城仕えをすることが決まります。
於蝶は男装した姿で、謙信の小姓として謙信の身辺を守る役目につくのです。
やがて川中島の戦いにおいて、忍び働きに出た於蝶はうんちゃらかんちゃら―
という内容。

あらすじを「歴史的な戦いの裏で繰り広げられる影の戦い」
と言ってしまえばそれまでなんですが、
そうとわかってても、やっぱり面白いものは面白いのですよ。
同じ甲賀の出でありながら、
信長の元についた山中忍びとの戦い、
師匠との交流、忍び同士の恋など、読みどころ満載です。

いやぁ、それにしても。
於蝶さん…たくましいおなごじゃ…!!

この人に限らず、池波先生の作品の女性はみんな強いですよね。
この於蝶さん、手が早い(笑)。
青年誌…もっと厳密に言えばエロ本に出てきそうな
むっちりぼんな豊満なお体を武器に忍び働きです。
とりあえず、自分の役に立つような男に目ェつけて誘惑。
相手に抱かれる状況でも、心情としては常に抱いて「あげてる」という感覚です。
上目線で攻め姿勢です。
何度か逢瀬を重ねているうちに、
相手はいつの間にか於蝶さんの虜になっているという…魔性だ。

上巻は於蝶が信長暗殺のため、
稲葉山城で奉公する下準備を整えたところまで。
さ、下巻にとりかかろうか…。
posted by まるひげ at 00:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-05-01

icon_45_b.gif『夜の戦士(下)』読了。


さくさくと読み終えました。
あんまり早く読み終えると、数ヶ月経ったら内容忘れてしまいがちなのが怖い。


暗殺に失敗して武田信玄の器量と人格に心服した丸子笹之助は、忍者の掟に背き、信玄のために身命を賭して働くことを心に誓った。今川義元を桶狭間に討ち取り、京都の将軍・足利義昭の後見となった織田信長と信玄の、忍びの者を使った虚々実々の駆け引き。元亀三年十二月、ついに信玄は起った。襲いかかる甲賀随一の遣い手、孫兵衛と丸子笹之助の意外な運命の絆を描いて圧倒的な感動巨編(文庫より引用)。
池波 正太郎(著)『夜の戦士(下)』

…今文庫の裏表紙のあらすじ読んで思ったんですけど、
「(中略)、孫兵衛と丸子笹之助の意外な運命の絆を描いて圧倒的な感動巨編」
この部分。
「描い」?
「描い圧倒的な感動巨編」じゃなくて?誤字??

…まぁいいや。
上巻でもそうでしたが、忍び合戦がハラハラです。
特にぽっと出の下っ端忍びなんかは、
大体が主人公助けるために犠牲になってるので、登場後数行で退場です。

上巻で信玄追放計画を立てていた義信くんは謹慎、そして部下共々粛清。
この義信くんや三条夫人の死はなかなか…うん、気が滅入る感じで。

以下、大したこと書いてませんが、ネタバレのため畳みます。
posted by まるひげ at 16:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-04-29

icon_45_b.gif『黒い風雲児』読了。


もひとつ直家本。
この作品も予想以上に面白かったというか
直家さまが可愛ゆかったというかにゃんというか。
冷たい瞳で寂しげに笑う直家さまにもってかれます。
そしてまだ能家存命の頃、八郎時代の可愛さは反則だ。

敗亡した宇喜多家の再興と父祖の復仇を幼い胸に誓った八郎―。「居眠り狸」といわれた一人の少年が、いかにして弱肉強食の乱世をのし上がっていったか。権謀術数の限りを尽し、備前・美作を斬り従えた宇喜多直家の若き日を鮮烈に描く傑作歴史長篇(アマゾン・レビューより引用)。
高橋 直樹(著)『黒い風雲児』

氏の『闇の松明』とか『戦国繚乱』あたりと同様、切なさ乱れ撃ってるのかと思いきや…。

どうした高橋さん。

このノリはいっそラノベではないのかね。

いえ、切なさがないわけでもないのですが、
短編集に比べたらやっぱり濃度は薄いですな。

乙子城を得るまでは、過酷な幼少時代を挿入しながらも順調に展開し、
さらに所領を増やして仇敵・島村貫阿弥入道を倒し、
主家の浦上宗景を追い詰め、手切れとなるその直前までのおはなしです。
具体的に言えば、明善寺合戦のちょっと後くらい。
宗景と直家の主従の振る舞いも、もはや上辺だけのものとなってます。

直家が貫阿弥を祖父の仇として、
そして貫阿弥の息子とその取巻きに殺された、という設定の
弟・四郎の復讐をすることを悲願とし、
それが果たされるのが物語の大体中頃です。
ですが、印象としてはその後のストーリーの方が印象に残りました。

『悪いやつら』での直家像と比較すると、
この作品の直家の方が人間らしいですね。
舅の中山備中守謀殺の際や三村家を攻める決意をした時など、
緊張と不安に揺れるところなんか特にそうです。
まぁ、『悪い〜』では、直家の内面描写があまりないので、
安易に比較はできないのですがね…。

直家と家臣団との会話が、所々笑えて面白いです。
基本的に家臣同士も仲が良いのでなおさら会話がおかしい。
家臣の岡、長船、富川の三人衆に加え、異母弟の七郎忠家くんあたりも出張ってます。
特に、富川の母という設定の妙さんの直家の理解力はハンパじゃないです。
この人、結構壮絶な過去を背負っている人なんですが、
心が強いです。ついでに酒も腕力も強いです。

そしてみんな直家想いです。
ここの主従は一蓮托生の思いが強いのでなおさら。
直家さまも直家さまで

「(中略)戻る所のある者を信ずる気にはなれぬ」(p.97)

と家臣3人衆に仰います。
そして空腹を堪えている3人衆に、
自分がそれまで節約して取って置いた雑穀でこさえたおにぎりをあげるのですよ。
自分も満足にご飯食べれてないというのに!
深イイ話じゃありませんか(涙)。

忠家は…ある意味必死です。
「兄上のばかやろー!」て叫びながら敵陣突っ込んでいきそうな。
てーか実際いってるし(笑)。


…とまぁ、続けて2冊直家本を読んでしまったわけですが。
残ってるのがコレ。

黒部 亨(著)『宇喜多直家 秀吉が恐れた希代の謀将』

一番ボリゥムあるんだよなぁ。
ちょっと読みづらいんだよなぁ。
posted by まるひげ at 01:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-04-28

icon_45_b.gif『悪いやつら 謀将 宇喜多直家』読了。


…ダメだなぁ。
つい気を抜くとサボリ癖がついてしまいますなぁ。
読了した本が溜まってきてるというのに、感想文が追いついてなかったり。
感想文って言っても、大した文章じゃないんだから、
さくさく書けば良いのにー。

ということで、まずは1冊。
積読の直家おとん本に取りかかってはみたものの、
どうにもハマりこめないもので、違う本に手ェつけてみました。

戦国時代備前、宇喜多直家は少年時、阿呆と蔑まれていたが、それは怨敵・島村入道を欺くための擬態であった。そして、それぞれの思惑を抱いた男たちが集い、物語は複雑な様相を見せていく。武将直家の前半生を描く歴史小説(アマゾン・レビューより引用)。
東郷 隆(著)『悪いやつら 謀将 宇喜多直家』

備前の梟雄・宇喜多直家の幼少期(「八郎」時代)から、
仇敵・島村貫阿弥入道を倒すところまでのおはなしです。
直家の前半生ということで、苦労に苦労を重ねた時代の描写なので
読んでるこっちまでハラハラしたり悔しがったりの連続です。
英傑の祖父・能家時代に仕えていたという設定の家臣1人の他は、
福岡の町のはずれに住む百姓数名だけがお供です。
ということで、メジャー家臣の岡さんとか長船さんとか出てきてません。
その代わりに、官兵衛のお爺上とお父上が出てきてますよ。

この作品、期待以上に面白かったです。
そしてタイトルに偽り無し。
ワルいです、直家おとんとその関係者たちみんな(苦笑)。
武士のとるべき仁義、理想とされる姿からはほど遠いのですが、
そんな道を歩まざるを得なかった一武将の苦労が忍ばれます。

それにしても…。
posted by まるひげ at 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-04-23

icon_45_b.gif『夜の戦士(上)』読了。


久々の池波作品。
忍びモノ。やっぱり忍びってツライわ。
どうでも良いですが、ここの信玄はイメージがB●SARA版信玄に近い。

甲賀忍者、丸子笹之助は“信玄暗殺”の密命を帯びて甲斐に赴く。途中、常陸の鹿島に剣名の高い塚原卜伝を訪ね、その推挙を得て武田家に仕えることに成功する。だが、笹之助は信玄の侍女・久仁に熱い血潮をたぎらせ、密命と恋の板ばさみに陥る。上杉謙信との川中島大会戦前夜、笹之助に課せられた任務を知りつつ、それを許す信玄。その包容力と偉大さに感動した笹之助の背後に強力な甲賀忍者の群れが忍び寄った(文庫より引用)。
池波 正太郎(著)『夜の戦士(上)』

舞台は川中島前後。
主人公は甲賀忍び。
甲賀の頭領・山中俊房より、信玄暗殺の命を帯びて甲斐の国に忍び込むも、
そこで出会った女と信玄の懐の大きさに圧倒され…
しまった、これだと文庫に書いてるあらすじと同じだ!

ということで以下、呟き感想文です。

主人公、いつも女で失敗してるので、
「今度こそは!(つーかもう後が無い)」な意気込みで任務を全うしようとするのですが…
この度の任務もやっぱり失敗。
ついには嫁さんもらって子どもまでこさえちゃって幸せな家庭を築きます。
結局、甲賀を抜け、信玄の天下取りのために働く決意をします。
信玄の信頼を受けて、武田忍びを束ねるまでの地位を得るようになった頃、
家中では、嫡男義信が駿河の今川家と通じて密かに信玄を放逐しようとする動きがあり―
というところまでが上巻の内容です。

しっかしこの笹之助、結構モテるんですよね。
先輩忍びの於万津さんにも迫られるし、
謙信方の女忍び、たよさんにも好意持たれてます。
笹っちの真っ直ぐさが熟女のツボにはまるんでしょうか。

そして笹之助の育て親であり、また師匠でもある孫兵衛との対決も下巻にもちこしです。
孫兵衛の執拗さは…アレだ。
『真田太平記』における猫田さんだな。
posted by まるひげ at 00:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-04-18

icon_45_b.gif『裏切り涼山』読了。


ふらりとネットを漂っていたときに
どこかのサイトでこの本のなにかが面白いという記事を読んだので
とりあえず読んでみました。
じわじわと変化していく登場人物の心理描写の巧みさと
戦闘シーンの鮮やかさが読みどころですな。

裏切り涼山―それは、信念に従い、裏切ることで義を貫く男。
一年を越す兵糧攻めでも落ちない、難攻不落の三木城。
業を煮やした秀吉が送り込んだ、最後の使者―(単行本より抜粋)。

中路 啓太(著)『裏切り涼山』

主人公は浅井家の家臣で
浅井家滅亡の際、織田方に内通した武士という設定。
夫の裏切りを知った妻子は自刃し、
本人は武士の身分を捨て、「涼山」という名の僧となって静かに暮らしていたのですが、
そんな折、播磨攻略中の秀吉から仕官の声がかかります。
そこで、死んだと思っていた涼山の娘・紫野が生きていて
敵方の三木城にいるという話を聞かされます。
涼山に課せられた使命は、三木城を調略によって開城させること―。

ということで、秀吉の「三木城の干殺し」として有名な三木城攻防戦を舞台とした、
ボーズのミッションインポッシボゥです。

結局、涼山は娘会いたさに秀吉の頼みを受け入れるのですが、
首尾よく入り込んだ三木城には、涼山のかつての同輩で今もなお織田を憎み、
浅井を裏切った涼山を憎む異形の風体の「降魔丸」がおり、
さらにその降魔丸の下にはワケありの従者がいて…
というように、人間関係もなかなか入り乱れてます。
でも基本、悪者はハッキリ描かれているのでそこんとこは混乱しませんね。

ちなみに、涼山の三木城入りには秀吉に仕えていた尼子十勇士のひとり、
寺本生死之介が監視役として同行します。
「開城させてみせる」と言ったかと思えば
「秀吉にこの城は落とさせない」とか言う涼山の言葉に翻弄される生死之介は、
涼山がまた裏切るんじゃないか、と警戒しきりの態度で接するのです。
ところが三木城で調略の機会を窺いながら暮らしていくうちに、
生死之介の心境にも変化が現れてきます。

まぁ概観してみますと(え、もう?)、
開城を是とする城主別所長治、
否とする城主弟・山城守との戦いにヤキモキしつつ、
涼山たちの正体を知らない三木城の足軽たちとの交流や、
生死之介が徐々に涼山を信頼していく様子は、読んでいて微笑ましいものがあります。
ラストなんてこの2人、もう戦友以外の何者でもない。

そしてこの本読んで自分のなかの毛利ポイントがひとつ下がりました。
煮えきらねぇ奴らだなぁ。
読めば読むほど毛利が嫌いになってゆく…。
posted by まるひげ at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-03-09

icon_45_b.gif『桃山ビート・トライブ』読了。


正月最初の書店パトであやうく買っちまいそうになった本が
ふらっと寄ってみた図書館にあったのでつい借りてしまいましたのだ。

秀吉が権勢を振るい、三成が野心を抱いた安土桃山時代。三味線弾き・藤次郎、笛役者・小平太、太鼓叩き・弥介、舞姫・ちほの4人が一座を結成。型破りな音楽と踊りを武器に権力に立ち向かう…。躍動感あふれる進化系時代小説(アマゾン・レビューより抜粋)。
天野 純希(著)『桃山ビート・トライブ』

勢いがあってすらすら〜っと読めてしまうのは『のぼうの城』と一緒ですね。
地の文でもカタカナ飛び交う、時代劇らしからぬ小説でした。
もし映像化なんてことになったら、クドカンとか堤(幸彦)監督でお願いしたくなるような。
ということで、基本ドタバタギャグな内容でした。
でもまぁ、さすがは文学賞受賞作品(第20回小説すばる新人賞)だけあって、
それだけでは終わらないのです。
治外法権が適用されてきた河原の芸人たちを取り締まろうとるする体制側に反発し、
魂をゆさぶる音と踊りで立ち向かう主人公たちの姿がこの作品の見所です。
「抑圧された者たちが合同して権力に対抗する」という筋書きは珍しいものではありませんが、
その設定をこの時代に持ってきたのが上手いですね。
秀吉や三成、秀次、出雲の阿国なども登場してます。

三味線弾きの藤次郎、笛吹きの小平太、太鼓叩きの弥介、踊り子のちほ、
の4人が主人公です。
この4人の素性は色々あってそれなりに苦労してきてるわけなのですが、
みなさん非常にポジティブというか刹那主義というか後先考えないというか…
(あ、でも小平太は優柔不断っぽい心配性かな)
なので、悲壮感は全くないのですよ。
藤次郎が弥介をメンバーに引き入れるところなんて笑いどころ以外の何者でもない。
ちなみに、弥介はあの人ですよ。
信長に仕えたアフリカ奴隷身分の黒人さん。
お風呂エピソードまでちゃんと載ってます。
この人、史実では本能寺の変の後の消息はわかっていないそうですが、
ここでバンドマンになってたんですね(笑)。パーカッション担当の。

で。
気になる三成は悪役サイド。
定職に就かず、税も納めずに暮らす芸人は三成の美意識に反しているので
取り締まろうと強引な手を使ってきます。
さらに芸人に対する嫌悪には、三成の幼少時代の苦い思い出があり…。
さきっちゃんてば…もう(苦笑)。

意外なところでは、関白・秀次が味方という点ですかね。
主人公たち芸人を三成から庇ってくれます。
ちょうどこの頃は、秀頼誕生により不安定となった関白の座をめぐり、
秀吉との不和が修復不可能になった時期です。
物語の終盤には、史実通り高野山に追われ、切腹させられるわけですが、
終始穏やかな、出来た人物でございましたよ。

落ち着いた貫禄のある作家さんの作品読むのも良いけど、
上手いとは言えないけどとにかく勢いのある作品読むのもすごく楽しいモンですね。
posted by まるひげ at 19:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-03-05

icon_45_b.gif『異戦関ヶ原(七)戦国挽歌』読了。


シリーズこれにて終了。
2月中に読み終えるつもりだったんですがねぇ。
前巻の感想文からちょうど1ヶ月経っちまいました。

表紙イラは家康でシメですか。
兜の中央の悪魔っぽいのが奴の本体ってことだな(え、なんの話)。

石田三成と徳川家康の対決は、いよいよ山場を迎えようとしていた。伊達政宗を家康から引き離し、着々と最終決戦への準備を整える三成。一方、家康も己が設定した戦場へ三成を引きずり込み、得意の野戦を仕掛けて、徳川方に有利な合戦へ持ち込もうとしていた。しかし、家康のあざとい戦略は、少しずつほころびを生じ、徳川勢をじわじわと蝕んでゆく(アマゾン・レビューより抜粋)。
中里 融司(著)『異戦関ヶ原(七)戦国挽歌』

んー、なんだか最終巻は…困ったな。
最終決戦、戦場概観しすぎて、戦況説明だけで終わってます。
この巻までの人死にの少なさを挽回するかのように最終戦でぼんぼん人死んでますよ。
今振り返ってみると、なんで義弘戦にあんなに時間かけたんだろう…。
それにしても正純の扱いがあんまりだ。
「あっ、正則に殴られた!」とか思ったら次の行でR指定のモザイク死体だし。

ということで、以下にネタバレ注意の感想文です。
posted by まるひげ at 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-02-12

icon_45_b.gif『茶道太閤記』読了。


先日の3連休は結局1連休でしたが(それ連休じゃない)、
何故か今日がお休みです。
ということで、もうお昼も過ぎましたが今日一日は文化活動に勤しみたいと思います。

本題。
図書館で海音寺氏の他の作品探してた時にウッカリ手にとってパラッと見てみたら
(三成と小西が出てて)面白そうだったので。
しかしすでに絶版の様子。もったいない。

権勢並びない太閤秀吉に対しても「拙者は芸道に生きる者、いつの世までも名の残る者でござる」と高い誇りを持ち続けた男千利休。天正期の大坂城を舞台に、秀吉と利休の確執を初めとして、淀殿と北政所、秀吉の側室たち、利休の娘のお吟、石田三成や小西行長ら武将たちの繰り広げる苛烈な人間模様を描く(文庫より引用)。
海音寺 潮五郎(著)『茶道太閤記』

最近感想文がムダに長いので今回は短めに。

太閤秀吉と千宗易(利休)との確執を中心に、
佐々成政の黒百合事件に代表される、ねね派と淀君派の女の戦いや
キリシタン信仰問題をちょろっと絡めたお話です。
後半部分が駆け足かなと感じたのですが、それは解説で判明しました。
文化統制でしたのね。

テーマは「権力者 VS 文化人」。
こう書いてしまうと、どうしても権力者が悪役になってしまいがちですが、
この作品ですとそうとも言えません。
(まぁ確かに秀吉が権力に物言わせるところは多々あるのですがね…)
あくまでも両者の「対立関係」を描いた図式になってます。
秀吉の視点と宗易の視点の両方から語られるので、
それぞれが考え、行動していった結果がこう、という感じですね。

秀吉も宗易も、己が立場に縛られているという見方ができて面白いです。
それは言葉を変えれば「意地」とか「誇り」とかいうものなんでしょうけど。

そしてこの作品、解説を読むとより深みが増します。
海音寺氏は…烈士ですね。

以下に、読みどころチェックな感想文(結局は長くなるのね…)。
posted by まるひげ at 13:39 | Comment(0) | TrackBack(1) | 時代・歴史モノ | edit

2008-02-09

icon_45_b.gif『われ、謙信なりせば』読了。


この作品、上杉主従スキーにはハズせない1本ではないかと。

「あの二人が欲しい」慶長三年(一五九八)、太閣秀吉が没し、天下取りに王手をかけた徳川家康が呟いた。あの二人とは、故上杉謙信の跡を継ぐ上杉景勝と軍師直江兼続。家康が最も恐れた男たちである。が、家康が老獪に足場を固めつつあるとき、真っ向から対立してきたのがこの二人だった!“義”を重んずる謙信たらんとする景勝と兼続の超然たる生きざまを描く(文庫より引用)。
風野 真知雄(著)『われ、謙信なりせば』

「兼続なくして景勝なし、景勝なくして兼続なし」という雰囲気の2人ですが、
この作品では確実に後者ですね。
ここの上杉主従はなんとなく『密謀』の雰囲気と近いです。
景勝の意に反して、東軍を追撃することを強固に主張する兼続。
ここの兼続はハッキリと天下を意識し、景勝に「天下人になれ」と言います。
景勝の怒りを買い、それによって死ぬことになったとしても、
主君に天下を取ってほしいと願う兼続の必死の姿は胸に迫るものがあります。

景勝が義にこだわるところは、
やっぱり兼続同様、はがゆい気分を味わってしまいます。
ギーギー言ってる場合じゃないよ、景勝さま!
天下人にならなくても良いから、とりあえず家康だけはやっつけとけ、て言いたくなる。
会津討伐前夜から突如反転し、西へ向かう東軍を追撃するか否かの状況が
この作品のクライマックスですね。
景勝と兼続との義問答は緊迫感があって読みどころです。
兼続の思考とその結果導き出された結論は、なかなか説得力あるのではないかと。
自分にとってはすごく納得のいくものでしたね。

どんなに義を掲げても、戦さの実相は、
ほかのすべての戦さとなにひとつとしてちがわない(p..327〜328)


という見解は、まさにその通りだと思います。


以下、ちらっとネタバレな感想文です。
posted by まるひげ at 22:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit

2008-02-07

icon_45_b.gif『戦国繚乱』読了。


この作品も…どれも気が滅入るお話ばっかりだ!
でも前回読んだ『闇の松明』よりは切なさが多めに配分されてますね。

策謀蠢く戦国の世に、それでも自らの矜持を貫いた