2008-06-04

icon_45_b.gif『戦国武将 御家騒動録』パラ見。


歴史群像シリーズ(学研)も良いけど、
別冊歴史読本(新人物往来社)も捨てがたい。


主家の安泰とおのれの生き残りを賭けて血で血を洗う戦国大名家内部の凄惨な戦い!(カバーより引用)
『戦国武将 御家騒動録(別冊歴史読本73)』

「あれ?あの騒動ってどんなんだっけか…」て時にパラッとめくって確認するのに最適です。
分かりやすくまとめられてるので、概観するだけならこれで十分かな。
ひとつの御家につき大体6〜8ページ程度と、
5分もあれば読めてしまうボリゥム。
一口に「御家騒動」と言っても、
暗殺やら謀略やら家督争いやら家臣家出やら…様々であります。

これは…感想も何もあったもんじゃないので、
本書でどんな大名が取り上げられてるのか抜き出しときます。
各御家の、どの騒動が書かれているかは…えぇ、想像の通りかと(笑)。

【東北・関東】
伊達、北条、武田、上杉

【東海・近畿】
今川、徳川、織田、齊藤、豊臣、丹羽、筒井、前田

【中国・四国】
宇喜多、毛利、大内、三好、長宗我部、

【九州】
大友、龍造寺、黒田、有馬、島津

なかでも、特に色々ありそうな織田・豊臣・徳川の騒動は
織田…「清洲会議」、
豊臣…「関白秀次事件」、
徳川…「石川数正の出奔」
でした。
posted by まるひげ at 01:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2008-05-13

icon_45_b.gif『乙女虫 奥州草紙―雪の章―』読了。


かつくらで紹介されてて気になったので読んでみました。

鷹と仔犬を連れた浪人と、兄の敵討ちの旅をする男装の少女おりんは出会った。彼らを追うのは、雲助、剣豪、妖し。そして、彼らが追うものとは…。俊英が描く、新感覚ホラーテイスト道中記(日販MARCより引用)。
澤見 彰(著)『乙女虫 奥州草紙―雪の章―』

兄の仇を追い、北へ北へと旅する男装の少女・おりんと
謎の浪人・楠岡の珍道中を描いたものです。
関所破りで窮地に陥ったおりんを助けたのが、
甘党で大喰らい、飄々としているものの、剣の腕は立つ楠岡。
おりんの気の毒な身の上にほだされて、
自身も追われる身でありながらも、おりんの仇討ちに協力するようになります。
草鞋編んでくれたり、おぶってくれたりなどなど、
なんともまぁ甲斐甲斐しい御仁です。

そんな道中、突然あやかしに襲われ、
行方知れずとなったおりんを探すうちに、
楠岡は、白河街道沿いにある城主の姫にまつわる怪異を聞かされ―。
おっと、あらすじはここまで。

冒頭から最後まで、さらさらと面白く読ませてもらいました。
てーか、伝奇モノだということを忘れた頃に伝奇な展開になるのでちょっと面食らった。
だって突然、ほんとに突然アヤカシ出現なんですもの。

楠岡が最後まで謎の人でした。
わかったことと言えば、脱藩の罪で逃げ回っていることだけ。
しかも、追手とは幼馴染みとか旧知の間柄っぽい。
何故脱藩したのか、何の目的で旅をしているのかが謎のままです。
あ、あとこの人、連れの鷹と仔犬がいなかったら確実に生きていけないな。

しっかし、おりんが追ってる「吉田くん」と「宮部くん」て。
この物語の時代は黒船来航前夜の1952年。
ということなので、おや?と思いながら読み進めたら、
やっぱりあの「吉田」と「宮部」でした。
なかなか面白い人たちでしたね。
ギリギリ生活なのはこっちのコンビも一緒(笑)。
素人がいきなり難易度の高い毒キノコの判別するのは
かなりの冒険だと思います松蔭先生!!

とりあえず、おりんの物語はここで終わってますが、
今作の副題が「雪の章」ということなので、続編ありそうですね。
posted by まるひげ at 02:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2007-12-26

icon_45_b.gif『戦国名将名言録』読了。


ときどき、こーゆー感じの本読んでしまう。
リーダーでも企業人でもない人間が読んでも毒にも薬にもならないわけですが、
テケトーに楽しめるのがなんとなく楽しい。
なんとなく、な。

百瀬 明治(著)『戦国名将名言録―激動の時代に生き残るリーダーの心得』

殿を上司に、家臣を部下に見立てたビジネス書。
といっても、それほどビジネスビジネスしてないです。
北条早雲からムネたんまで、総勢18名の名将の
「上手いこと言ったね!」が紹介されてます。
あと、その名言が発せられた背景と、ちょっとの解説が載ってます。
例を挙げると、
氏康さまのねこまんまの話とか
魔王がねねの悋気を宥めた手紙とか
信玄の「人は城〜」とか。

…なかには名言というか迷言ぽいものもありますがね…。
忌憚があるので誰それとハッキリとは申せませんけど、

清正とか。
直球で下ネタですが、どうよ?

ま、深いことは全く書いてないのでさら〜っと目を通して終わりなわけですよ。
でもちょいと気になったのが、謙信の項。
著者は謙信スキーなんでしょうかね。
褒める褒める。

そしてこの項を読んで改めて思ったんですが、
やっぱり謙信にガックンは失敗だったんじゃないかと。
あの美しさを愛でるだけならまだしも
たとえが悪いですが、景勝さまにガックンとか。
(「あなたはただ黙って座ってれば良いんですよ」系の。)
謙信の強みである礼だの義だのについて、
役柄上、頑張ってギーギー連呼してましたけど、
見る側からすると「??」な場面が多かったですしねぇ。
じゃあ誰が良かったんだ、と聞かれると困ってしまいます。
そもそも終わったことですしね!

それにしても、みったんの最期をえらく簡潔に書いてるだけのこんな本でさえ
読んじゃうと切なさに胸が詰まるのはもはやなんかの病な気がしてきた(何を今更)。
posted by まるひげ at 01:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2007-12-08

icon_45_b.gif『図説・戦国武将118』パラ見。


甘損の評価も良いので、買ってみました。

『図説・戦国武将118』

戦国初心者用の簡単ビジュアル事典でした。
家紋とか印章とか花押とか、ちょっと調べたいときに便利です。
武将の簡単な解説も載ってます。
うん、レビュー★4つが妥当かな。

いつも見るたびに思うこと。
伊達家家紋「竹に雀」の雀、目つき悪いよなぁ。
上杉家の「竹に飛雀」の雀は虚ろな目してるし。
posted by まるひげ at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

icon_45_b.gif週刊日本の100人(のうち4人)。


地元のリアル書店に注文したら3週間かかりました。

海舟清正利休高虎

勝海舟と加藤清正と千利休と藤堂高虎。
勝先生だけ仲間はずれ(笑)。
そして正則注文するの忘れた。ごめん正則。

それにしても、
勝先生の義弟が佐久間象山だったって知らなかった。
そしてさらに象山が松代藩に仕えてたってのも知らんかった!
以前幕末にハマってた頃は点でしか勉強してなかったことを思い知らされました。
象山といえば、河上彦斎の小説がもう一度読みたいなぁ。
象山暗殺のストーリーだったんですけど、
あれ、誰の作品だったっけ…短編集だったような…。

おぉっと脱線脱線。
そういえばこのシリーズ、
なかなか好評らしく、「日本の100人番外編」ということで
20人の先人たちを追加特集だそうです。

詳しくはこっちで

自分チェックは
義元さまと秀長かなぁ。
んー、でも刊行時期に上杉発作が来てたら直江も買うかも。

あ、ちょっと秀衡も気になる。
posted by まるひげ at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2007-11-03

icon_45_b.gif「駈込み訴え」読了。


まだ引っ張るかつくらネタ。
早速読んでみました。
勿論、読みたいのはメロスじゃなく、この文庫に収録の短編「駈込み訴え」。

人間の信頼と友情の美しさを、簡潔な力強い文体で表現した『走れメロス』など、安定した実生活のもとで多彩な芸術的開花を示した中期の代表的短編集。「富士には、月見草がよく似合う」とある一節によって有名な『富岳百景』、著者が得意とした女性の独白体の形式による傑作『女生徒』、10年間の東京生活を回顧した『東京八景』ほか、『駈込み訴え』『ダス・ゲマイネ』など全9編(文庫より引用)。
太宰 治(著)「駈込み訴え(『走れメロス』収録)」

う〜ん、良いですね。
自分、もともと一人語り形式って好きなんです。
22ページしかないストーリーは「可愛いさあまって…」な話。

ユダ、テンパってるwwwww
師イエスに対する愛、尊敬、怒り、憎しみ、諦め、軽蔑…などの様々な感情が
ごちゃまぜになったまま、一気呵成に吐露してるんですが、
本人も自分で何言ってんだかわかんなくなってます。
ユダが駆け込んだ「旦那さま」の従者が
「ホラ、水でも飲んで落ち着いて!」とか言いながら
ユダの隣でオロオロしてる姿が目に浮かびます(笑)。
それにしても、
かつくらでも書いてありましたが、
聖書だと簡潔にしか記述されていない2人の関係を
ここまでの愛憎劇に仕立て上げた太宰の妄想力にほんと脱帽です。

話は変わりますが、
去年流行った『ダ・ヴィンチ・コード』の影響で
様々なキリスト教関連本が出ましたね。
「ユダの福音書」の写本も公開されましたし。
コレ、ちょっと読みたいのですが、

ハーバート・クロスニー(著)『ユダの福音書を追え』

ドキュメンタリーなんですよねぇ…。
う〜ん、読みにくそう。

ユダは裏切り者ではなかった、とか
裏切りはイエスに指示されてのことだった、とかいう説もあることですし、
この2人の関係は興味深いです。
どうでも良いんですが、
この本の表紙、《キリストの捕縛》て良いチョイスですね。
キリストの表情がなんとも言えません。
カラヴァッジオ万歳。

さらに話は変わりますが、
5年くらい前に見たこれなんかもなかなか面白かったです。

「ドラキュリア」

ヘルシング卿がカコ良いジジィでした。
あんまり見せ場なかったけど…。
血も首も飛ぶB級映画ですが、スプラッタではないです。

小説と全然関係ないように思われますが、
映画見たことある方ならピンとくるはず(笑)。
何故、ドラキュラは光や十字架や銀が弱点であるかの解釈が斬新です。
神を愛していたのに、
その神を裏切った自らの行いの代償として
永遠の世界を生きなければならない自らを呪う、そんな存在でした。確か…(え)。
そう考えるとドラキュラて切ないなぁ。
posted by まるひげ at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2007-10-18

icon_45_b.gif『戦国無双2 シナリオコレクション』パラ見。


って、今更!?


『戦国無双2 シナリオコレクション』

なんだか最近ゲーム熱が下がる一方なんですが。
ゲームしてると眠くなるんですよね…。
なので、遊び尽くしてない戦ムソ2のセリフ集を買ってみました。
や〜、楽しい。
posted by まるひげ at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2007-08-22

icon_45_b.gif『城の鑑賞基礎知識』絶賛。


9月に彦根行くことになりました。
西日本ですよ、西日本。
東日本の片田舎から7時間かけて行きますよ滋賀県へ。
ひこにゃんに会ってきます。
モチさ〜ん!!

あんまりひこにゃんひこにゃん騒いでいたら
親に、「お前は彦根城が見たいのかひこにゃんが見たいのか」と言われました。
「佐和山一夜城いべんと目当てに行くに決まっておろう」と毒づいてやりました。

そのくせ
本家佐和山には

登りません。

いやいや、
佐和山登らず三成スキーを騙るとは不届き千万わしが成敗してくれるそこに直れ、ですが
史跡巡りサイト様の彦根レビューとか見てるうちに、
こう、なんつか夢がさらに夢になってくというか。
あんな状態なんだ今の佐和山…。
(正確には城跡までの 道 の り 
つわものどもがゆめのあと、ですね。
ま、城址なんて概してそんなもんなんでしょうけど。

しかしあの道は「ハイキング」じゃなくて登山じゃないですか。
気圧差がさほどない登山。

いつか、行こう…(遠い目)。
夢だけでは生きて行けない歳ですから…。
大学時代だったら行ってたね確実に。


ということで、
せっかく立派なお城を見に行くので、ちったぁ勉強してから行こうと思いまして。
やっと本題ですかまるひげさん。


三浦 正幸(著) 『城の鑑賞基礎知識』

さっそく読んでみましたが…
これは凄いですね。研究論文のようです。
ですが、ちゃんと専門用語を説明してくれていますし、
世間に流通している誤った城の認識を指摘してくれてます。
図版や参考資料の掲載の仕方が非常に見やすいです。
内容は「基礎」知識どころじゃない気がしますが、
丁寧に解説されているので自分のような城ビギナーでも
ちゃんと理解できます。
ブラヴォ。

隣市が城下町のくせに、
そして大学時代はその隣市に住んでたくせに、
花見の時にしか城に行ったことがなかったのが
今考えると勿体無いことをしたなぁと感じております。
posted by まるひげ at 01:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2007-06-17

icon_45_b.gif『金鵬王朝 陸小鳳伝奇1』読了。


ずっと読みたかったこのシリーズ、
去年再版(新再販?)されてたとは知らんかった。迂闊。


江湖の遊侠児、陸小鳳は四本眉毛の異名をもつ、女泣かせな男。ある日、陸小鳳は、相棒の花満楼とともに、滅亡した金鵬王国の美貌の公主と出会った。王国再興のために、略奪された財宝と亡命した皇子の捜索を引き受けた二人は、天下無双の剣豪、西門吹雪を助っ人に、略奪者たちを追う。様々な陰謀が、めまぐるしく蠢く。そして暴かれた真相は、あまりにも意外なものだった(単行本より引用)。

古龍(著)/阿部 敦子(訳)・岡崎 由美(監修)
『金鵬王朝 陸小鳳伝奇1』

武侠小説〜。
良いなぁ、この雰囲気。このなんでもアリ感。
無茶な展開でも笑って許せてしまいます。
まさに香港映画を「読んでる」感覚ですね。
あ、香港映画っても決してこんな系統↓ではなく、





あくまでコッチ系統↓のほうね。





ちなみに自分は金庸よりも古龍が好きです。
金庸は……長い…(え、そこなの)。

ところどころにホロリと訓戒めいたこと書いてあるのも良いですね。
終盤に向けてある人物に対する疑惑が徐々に大きくなり、
最後には事件が当初とは思いも寄らぬ様相になっていきます。

キャラがコミカルで展開も変わるのが早いので
ひとつの戦い、キャラ一人一人の行動の意味をじっくり考えてる暇がないのですが、
読み終わってみると
「あれ、これって結局どーなったんだろう?」とか
「あの人あれからどーしたんだろう?」という謎がそのままだったりします。
ま、これは次巻で明かされるらしいのであまり気にしないでおこう。

簡単にキャラ紹介。
主人公は陸小鳳。
いやにカバーの彼がフケて見えるのは気のせいですか。
女好きでそこそこモテてるっぽいですが、確実に女難の相が視えます(笑)。
うん、でもこんな人が友達だったら楽しいですね。
他シリーズの楚留香とカブります。

陸小鳳の親友が盲目の武術の達人でいいとこのお坊ちゃん・花満楼。
…読んだ後しみじみ思いますが、
なんかもうこの人がヒロインで良いんじゃないかと!!
美人だし花好きだし心優しいし誠実だし。

凄腕剣士・西門吹雪はストイックな自信家さんです。
いつでもオレ基準(笑)。
なんだろう、この人のカコ良さはこの一文↓が全てを物語っているような。
「西門吹雪に降りかかるのは雪ではない。剣に散る血の花だ。」  
惚れるわー。

女キャラは皆美人でコケティッシュです。
4姉妹が男談義してる場面は姦しくて楽しそう。

実はこのシリーズ、ずっと↓を読みたかったのですが


古龍(著)/阿部 敦子(訳) 『陸小鳳伝奇』

すでに絶版。
皇なつきさんのイラスト見たかったなぁ…。
新再版してくれて嬉しい限りなのですが、見たところ3巻以降の発売が滞っておるようで…やっぱりな(涙)。
とりあえず、既刊分は「早く買わないとまた絶版になる!」
ということで続編はネト注文済みだったりします。
posted by まるひげ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2007-04-26

icon_45_b.gif『刻謎宮U 光輝篇』読了。


…積ン読本1冊消化。
数ある積ン読本のなかでもかなり年季入ってますよ。
積ン読期間11年。
よく読む気になったもんだ、自分。

沖田総司、アンネ・フランク、マタハリたちに、マルコ・ポーロを迎えた一行が、再び時空を超え、坂本竜馬一派を追う。今回の舞台は、西遊記の中国。超伝奇スペクタクル第2弾。(単行本より引用)
高橋 克彦(著)『刻謎宮U 光輝篇』

…はい。
テンション低いのは理由があります。

これなぁ…。

1冊で終わってねぇんだよゥ…。
今さら気づくのもナンですが。
11年前、単行本で買っちまった自分を激しく責めたい。

面白さは1の方が上ですね。
2は結構ややこしい。長いし。
そして前作よりも伝奇度が上がってます。
ここで言う「伝奇度」とは「エログロ度」と解釈していただいて一向に構いません。
ま、大したこたないんですけど。

以下、感想文というよりほとんど独り言です。
posted by まるひげ at 00:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2007-04-08

icon_45_b.gif『戦国夜話 こころの風景』読了。


ここんとこ仕事が繁忙期なもので、
家帰ったらゲームにも活字にも触れずに寝てしまう日が続いてました。
そうしてるうちにゲーム熱冷めちまったよ!
おろち途中なのに!
戦国サイドしかクリアしてないのに!!
やってらんねぇよ憎いアンチクショウですよ。
監査呼ぶぞ…。


遠藤 周作(著)『戦国夜話 こころの風景』

はい、ひっさびっさの感想文です。
ということで、あっさりしたものをチョイスです。
遠藤周作といえば、『沈黙』が映画になるそうですし。
どうなんでしょう映画化。
演出もそうですが、なにより役者さんの演技力が要求される作品になるんじゃなかろうか。
ま、自分が心配することではないんですがねうはは。


この本、読んでみたらエッセイでした。
氏がこれまでの作品のなかで取り上げた人物についてさらっと書かれてます。
織田信長、豊臣秀吉、前野将右衛門、荒木村重、小西行長…。
非常に平易な文体なので、これだと中学生でも普通に読めますね。
ところどころ、戦国の人物を現代のリーマンに当てはめているので、
もちろん企業戦士のおじさまにも読まれるのでしょう。
ま、どちらにせよ20代女性をターゲットにした作品ではないですね(笑顔)!

氏がクリスチャンという印象が強いせいか、
読んでいてキリスト教徒に関連した人物の章が心に残りました。
こにたん(小西)とかペドロ岐部とか高山右近とか細川ガラシャとか。
あまりよく知らない人物ばっかりだったので
「この時代、こんな人たちもいたんだなぁ」という素直な気持ちで読めました(←しょうがくせい並)。
そんなわけで、本書でもちょびっと触れられていた
『鉄の首枷』『反逆』などに手ェつけてみたいと思います。
posted by まるひげ at 12:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2007-03-13

icon_45_b.gif買ってみた。




「できる大事典 HTML & CSS」

時々、ブログ書いてると表示やらレイアウトで「?」なことが結構あるので。
自分、辞書系好きだし。

HTMLとCSSの基本的な知識が養われるっぽいですね。
ん〜、でもバカ正直に1ページずつ読むモンじゃないですねこういうのは(苦笑)
徐々に眠くなってきます。
困った時にペラリとめくるのが丁度良いカンジです。
多分それが辞書系の正しい使い方。

甘ゾンの好評価の通り、すごく見やすくてわかりやすくて良かったです。
要素や属性なんか「ほ〜、ココがこういう役割なのね」と
関心することばかりで、
自分がいかに無知なのか思い知らされます。
ちぃと凹む。
これを機にブログデザイン変えたりすれば良いんでしょうが
・・・・・
メンドくちゃ(ダメだこいつ)。
posted by まるひげ at 22:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2007-02-27

icon_45_b.gif『柴犬さんのツボ』感想。


柴犬が好きです。
大好きです。
吠えられても噛まれても犬好きな習性は微塵も揺らぎませんよ。
あのこんがりキツネ色な毛色がたまりませぬ。
ぴんと立った三角耳とか
わしゃわしゃ撫で回したくなるような胸毛とか
くるんと巻き上がったしっぽとか
・・・・・(夢想中)


影山 直美(著)『柴犬さんのツボ』

季刊誌「Shi-Ba」に連載されてたエッセイや4コマをまとめたものです。
ま、『柴犬ゴンの「今日のメモ」』の続編ですね。

相変わらず可愛いのなんのって!

影山さんちの愛犬ゴンももう9歳ですか。
弟犬・テツも加わってさらににぎやかそうです。
「一人一柴」生活…素晴らしい世界です。
ベランダの柵に挟まって「ハ〜ァ〜ン」と切なげに鳴くゴンの姿が特にツボでした。
う○こネタが多いのはまぁ愛嬌、ということで(うん○に愛嬌…?)。
柴犬スキーは間違いなく買うべきです。

かくいう自分は犬飼ってないのですがね…。
とりあえず、歩いてる途中、前方に柴犬系かコーギー犬を見かけたら可能な限り尾行します。
自分のいつもの帰り道変えるのは基本です。
犬、こちらの尾行に気づいてちチラチラ後ろ見る仕草が可愛い。
すれ違う場合は、生暖かい目で微笑みを投げかけます。
気づいてくれないけど。
むしろ飼い主さんがキモがってるかもしれません。
でも犬好きなんてみんなそんなモンですよね。
挙動不審は気にしない。
posted by まるひげ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2006-10-27

icon_45_b.gif『ハード・ヒート』読了。



マフィアの後継争いで賞金首になった日系アメリカ人の女子大生・ルチアは、命を狙われ、日本に逃亡。彼女を捕縛したのは日本で唯一のバウンティハンター・沢木丈。執拗なマフィアの追跡に、2人の逃避行が始まった…。(ノベルスより引用)
三上 洸(著)『ハード・ヒート』

題名、「ハートビート」って言いたくなる。
そしてなんだかすごく毒々しい表紙です。

久しブリの読書感想文でございます。
アタマ使わないで軽〜く読めるクライムアクション小説。
作者自ら「鮮度が命」と銘打ってるこの作品、
スピード感あって良いですね。
確かに一旦読み始めたらさくさく読めます。
主人公は2人。
1人はこういった話にありがちな…いえ、悲劇的な過去を持つ
日本でただ1人のバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)の丈。
もうひとりは、ある日突然、麻薬王の遺産相続人となり、
さらに殺人の罪まで被せられた女子大生ルチア。
遠戚を頼りに、日本にやって来ます。

構成は大きく分けて3つ。
丈がルチアを捕まえるまでの追いかけっこパート
ルチアと丈でマフィアから逃げ回るパート
丈がマフィアに捕まったルチアを救出するパート。

まぁ、どれも走り回ってるばっかり(苦笑)なので
読んでる方も疲れた気になってしまいます。
ストーリーもラストは微ラブなハッピーエンドで良いんじゃないスか。
印象としては90年代初期のハリウッド映画のような…。
高速道路でドンパチ、豪華リゾート地で大爆発、とかね。
軽妙な会話が面白いですね。
際どい状況でも余裕があるように見せるのって大事。

もし続編なんてあったら
丈&ルチアの最強コンビで海外で賞金稼いでそうな予感大。
posted by まるひげ at 23:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2006-10-06

icon_45_b.gif『片道切符』読了。



命以外に、捨てることを躊躇うようなものは持たないのが、俺の信条。世間からはみ出し、自由であるがゆえにすべてのリスクを己の責任で負う覚悟を持った男の世界を描いた、危険で魅力的なアウトロー小説。
(アマゾン・レビューより引用)

風間 一輝(著)『片道切符』

ハードボイルド読みたいなぁと思ってポンと浮かんだ作家さんは
風間一輝と生島治郎。
どっちも故人。
そして絶版本多数。
生島さんは『夢なきものの掟』が途中まで読んだっきり放置状態なんで
風間さんに行っちゃった(行っちゃうなよ)。

ハードボイルドって、どれも傾向が似通ってますよねぇ。
ストーリー展開とか登場人物の魅力とかもちろん大事なんですが、
ハマれるかどうかは作品の持つ雰囲気が一番重要じゃないかと思います。
あ、でもそれはハードボイルドに限ったことじゃねーか(汗)

それはともかく、以前読んだ『漂泊者』のキャラが出てるという『片道切符』を読んでみました。

この作品、スス〜っと読めて良いですな。
気づけば風間ワールドに入り込んでる感じ。
ラストでサプライズがありました。
あの人だけは事件に関係ないと思ってたのに!
自分、ハードボイルドではあんまりビックリを経験したことなかったんで、
このジャンルがミステリの一派だったことに今更ながら気づきましたよ。


いや〜、やっぱ良いね、やさぐれた男どもは!
主人公の殺し屋・烏堂と、彼を取り巻くアウトローな人たちのお話です。
キャラ同士の何気ない会話が魅力。
烏堂の危険なヤマに気負い無くつき合ってくれる、
そんな仲間の姿がカコ良すぎて胸キュン(死語)です。
風間さんの女性キャラ、美人なだけじゃなくしたたかですな〜。
良くも悪くも。

特筆すべき人物は
「傲岸不遜にして傍若無人でありながら異常なまでに約束の時間にだけは正確な悪徳私立探偵」
の室井。

え、このひと、こんなに頼りになる人だったっけか!?
仕事できるは腕っ節強いは態度デカイは。
『漂泊者』では相棒の国分さんの方がなんとなく美味しいとこ持ってたように記憶してますが。
今回は室井さんが美味しいです。
やっぱデキる脇役って大事よね!
時系列でみると『片道切符』の方が後になるんでしょうね。
中華街のいざこざにケリついてるようですし。
国分さんと繋がりあるようで読む側としては嬉しいです。

やっぱりね、『漂泊者』読んだらこっちも読まなくちゃ。
あとは国分さん登場の『雨垂れ』が入ってる『不器用な愛』で室井&国分を補完です。
posted by まるひげ at 00:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2006-08-31

icon_45_b.gif『まだある。〜生活雑貨編〜』感想。



六〇〜七〇年代、いわゆる高度成長期に発売された生活雑貨・日用品を中心に、思わず「え?これ、“まだある”の?」と叫んでしまうモノを一〇〇点セレクト。たわし、石けん、化粧品、水枕、湯たんぽ、ハエたたき…。ロングセラーの定番雑貨から、商店街の「よろず屋さん」「金物屋さん」で見かけたユニークなアイテムまで、「昭和の暮らし」を豊かに彩ったモノたちをオールカラーで一挙紹介。(文庫より引用)
初見 健一(著)『まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ〜生活雑貨編〜』

竹馬の友が(ry
パート2。

さて今回は「生活雑貨編」でございますよ。
前回の「食品編」よりは難易度が高かったように感じます。

粉末状の歯みがき粉「スモカ歯磨」、
トレーニングツール「ブルワーカー」、
自転車用ベル「鉄ベル」などは見た記憶がございませんでした。

一方、「久しぶり〜!」と思ったものとしては
アナログな水銀体温計、
ジィさまの口からほとばしるようにかほる仁丹、
缶でもペットボトルでもない駅弁のお供、ポリ茶瓶…

そしてこの本のなかで何故だか最も郷愁をソソられたものは

「ハエたたき」


そうそう、夏になると振り回して遊んだものでした。
プラスチック製でよくしなるんですよねぇ。
子ども心に「安臭いなぁ…」と思っていたのを覚えています。
正式名称は「ハイネット」だそうで。

これで獲物を探して狙いを定め、バッチーン!と殺ったものでした。
取っ手の先端に、潰したあとのハエをつまむ
ピンセット状の「ハエ挟み」が収納されてるとこがスタイリッシュ。

ハエ関連では、CMでもやってる
「吊してひっとなっつ(ひと夏)バポナ〜♪」の
黄金色殺虫プレートも懐かしい。
あれって劇薬指定されてるようですよ…。
購入の歳には署名が必要なんですね。

10年程前までは家の居間にぶらんと下がっていたんですが、
どうやらそれは適切な使用法ではないそうです。

この本読んで、初めて知ったことも結構ありました。
トリビア的な1冊でもあります。
posted by まるひげ at 02:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2006-08-30

icon_45_b.gif『まだある。〜食品編〜』感想。



六〇〜七〇年代、いわゆる高度成長期に発売されたお菓子やインスタント食品などの中から、思わず「え?これ、“まだある”の?」と叫んでしまうモノを一〇〇点セレクト。レアでカルトなアイテムからロングセラーの王道まで、「昭和っ子」たちのキオクをシゲキする商品をオールカラーで一挙紹介。(文庫より引用)
初見 健一(著)『まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ〜食品編〜』

竹馬の友が私に本をくれました。
とても楽しく読ませてもらってます。

表紙見ても解説読んでもわかるように、
発売されてからどれくらい経ってるんだと言わんばかりの
強者どもがせいぞろっております。

サクマドロップス、カルミン、サイコロキャラメル、ジューC…

そんななか、この本に掲載されてるのを見て、
どーしても食べたくなって買っちまったのが

「純露」

そうです。
おばあちゃんがお菓子入れにストックしていなさる飴ですよ。
べっこう味と紅茶味の2種類が入ってるやつです。
おばーちゃんが食べてる飴といえば
ハッカ飴・塩飴・黒砂糖飴・しょうゆ飴…等
いやにでっかくてまるくて素朴なモンが思い出すのですが、
「純露」は割とハイカラな気がします。

久しぶりに食べましたが、やっぱ美味しいです。
普段は飴とかガムとかはほとんど食べないので
なおさらそう思うのかもしれません。
この本のターゲット層は60〜70年代だそうですが、
80年代生まれの私でも十分ノスタルジックな一時を過ごすことができました。
良いなぁ、昭和…。
posted by まるひげ at 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2006-07-04

icon_45_b.gif1200円は高いって。



『これがワタシたちの小説ベストセレクション70』

ウワァー。
自分で買っといてナンですが、「やっちゃったな」感の蔓延してる
因果な1冊でございますよ。
乙女がトキメクオトコの小説をレビュー&イラストつきで70タイトルご紹介!!」
…との帯文句でありますよ。

いま改めて打ち込んでみてすげぇ凹んだんですけど。
帯でチミッと引きつつも
森さんの『フラッタ・リンツ・ライフ』と
ともに買ってしまいました。

で。
見開き右ページが作品のあらすじやら発行日やらのデータ掲載、
左ページにはまるっとイラストレーターの挿絵が載っております。
紹介されてる作品の一部を挙げますと…
『NO.6』『さらば、荒野』『李歐』『ヴェニスに死す』『帰らざる夏』etc…

なんつーか、

さもありなん。

と言わんばかりのラインナップ。
純文学・ミステリ・ラノベ・歴史小説・海外モノなど
ジャンル不問で詰め込まれてました。
既読作品には「そうそう、そこが良いのよ」だし
未読作品には「なるほど、コレは読まねば」という気にさせて
くれるような仕組みになってるっぽいです。
ま、早い話が「文芸作品ヨコシマ読みレビュー」ですな。
ちなみに

『これがワタシたちのDVDベストセレクション70』

第1弾だったそうですよ。
だから1200円はたか(ry
posted by まるひげ at 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2006-06-28

icon_45_b.gif『ユグドラジルの覇者』読了。



華僑の若き総帥“華龍”、娼街育ちにしてEU経済界の女帝、某巨大財閥をバックに持つ米最大IT企業トップ、そして流浪の一日本人と覆面トレーダーの二人組…。混沌のネット経済界を制するのは誰か―? くせ者たちが火花を散らす、タイムリミットの頭脳戦。第26回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作。(単行本より引用)

桂木希(著) 『ユグドラジルの覇者』

タイトルが気になって読んでみた1冊。
ネット取引をメインとする経済のアレコレが書かれてるんですけど
経済知識ゼロの私にとっては何が何だか。
いや、でもストーリー展開はなかなかに面白かったです。
プロローグとエピローグが良い雰囲気ですね。

世界に広がるネット(経済)世界を「ユグドラジル」と表すところが
面白い発想でございます。
原題は『世界樹の枝の下で』だそうです。
個人的には『ユグドラジル〜』の方がしっくりきます。
「覇者」ってーのも多重に意味が取れそうで面白い。

取引という名でありながら
相手の顔が見えず、数字の変動とにらめっこする経済市場のなかで、
「人とのコミュニケーション大切に」というのが
この作品のテーマなわけではないのですが、
人と人とのつながりは作中のあちらこちらに描かれてました。

キャラがみんな個性的。
主人公は、世界経済市場に個人で喧嘩ブッかける矢野。
元・大手電気メーカー技術者だそうです。
危ないことしてんのに緊張感・危機感ゼロのめんどくさがり屋。
彼が焦ってるシーンはなかったような…。
そんな矢野の相棒が覆面トレーダーの“ラタトスク”
この人の正体は…ラストまでわかんなかったです。
いやまさか、ねぇ?
トレード現場でちょびぃっと登場したあの人だったとは…。
このコンビが「世界を賭けた戦い」に挑んでいくのです。
敵は中ボスにEU経済界の女帝・ハンナ、
ラスボスに米最大IT会社のエグゼクティヴ・ブライアン。
特にハンナが強烈でございましたね。
女帝というよりも、女傑。

一番緊張感があったのはラストの矢野vsブライアンですね。
ネット・バンクを支配したいブライアンとそれを阻止しようとする矢野。
矢野の目的がわからない点がブライアンの不安であり、
読者の疑問でもあると思います。

ま、フタを開けてみたらブライアンと“ラタトスク”の関係がキモでした。
矢野はどちらかというと片棒担がされた感が強い。
この人主人公で冒険小説、なんてのも面白そうだなぁ。
posted by まるひげ at 03:25 | Comment(2) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2005-11-23

icon_45_b.gif『海賊モア船長の遍歴』読了。



海賊討伐のための武装船『アドヴェンチャー・ギャレー』は、いつしか自らも海賊船へと姿を変えたのであった。船長ジェームス・モアは、ユニークで心強い仲間たちと共に大海原をゆく。輝かしい成果と数々の危機―。そして、『タイタン』を駆るブラッドレー船長との因縁の対決が迫る!(アマゾン・レビューより引用)
多島斗志之(著) 『海賊モア船長の遍歴』

…こんばんは。実はまだ自分の部屋の接続が尋常じゃありません。
不便ながら、重いパソ担いでおやぢの部屋まで
ネット繋ぎに来ております。
ま、家でネットできるだけ良いじゃないか。
贅沢は敵です。
…夕飯たらふく食って動けない奴が言うのもナンですが。

それでは、約1週間ぶりの読書感想文です。

本との出会いも、一期一会だなぁと感じた一冊でした。
そもそも、この本見かけたのはツ○ヤの新刊コーナーに
続編である『海賊モア船長の憂鬱』が棚に一冊だけ飾られてあって、
表紙の雰囲気に惹かれ、手に取ったのが始まりでした。

で、買ってみようかと裏返したら
3000円超すのにビビッてそのまま買わずに立ち去ったのですが。
その後やっぱり気になって、調べてみたらそれが2作目だと判明。
1作目読んで、モノの見事にハマりましたとさ。

内容は、タイトルのまんまです。
17世紀を背景にした海洋冒険小説。
モア船長ことジェームス・モアが「ミイラ取りがミイラ」状態に
なってしまった武装船「アドヴェンチャー・ギャレー」号
に乗り、そこで様々な危機に遭うものの、
仲間たちとともに危機を乗り越えていく、というものです。
一難去ってまた一難…
「海賊稼業も楽じゃない」って感じです。
全体的には、フィクションとノンフィクションが
融合したような構成となっております。
物語の補足説明的に挿入される解説は
大体史実なんですが、これまたトリビアで面白い。
(海賊旗として有名な「ジョリー・ロジャー」、
実際は30年程しか使われていなかった、など。)

多島さんの作品はこれが初めてだったりしますが、
読みやすくて良いですね〜。
文章の途中で改行したり、
つけなくてもいいところに括弧つけたりして
最初は「?」かもしれませんが、
ぞろっと長く文章続けられるよりは目に優しい。
そして慣れます。
posted by まるひげ at 23:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2005-11-11

icon_45_b.gif小説版ドラドラ2、読了。



世界に新たな封印がなされてから18年…。「竜の子」と呼ばれる一人の青年騎士が反逆者として騎士団に追われていた。蒼竜レグナに育てられ、戦死した前封印騎士団長オローを養父にもつ青年の名をノウェという。その逃避行が封印に守られた世界に再び波紋を呼びはじめ、隠された謎が次々に明かされてゆく。(単行本より引用)
映島巡(著) 『小説 ドラッグオン ドラグーン2 封印の紅、背徳の黒』

うむ? 画像が出ない…。
ほんとは買わないつもりでいたんですが
ヲタ友と本屋巡りした時、見つけてしまったのが間違いでした。
サイドストーリーとか外伝とか、
やっぱ気になりますよねぇ。
ゲームまだ全クリアしてないんですがね…(汗)

マナ役の小雪さんが「ノウェ」じゃなく「のうえ」
と言ってたのがやっぱり今でも気になります。
俳優と声優て声の性質違うんだと再認識した作品だったり。
舞台俳優さんはそんなに違和感なかったりしますが。
前作の唐沢○明とかピー○ーとか凄かった。
ストーリーがアレなくせに、キャスト豪華すぎるよ…。
おぉっと、ゲームじゃなくて本の話しないと。
しかしこの本、ゲームの補完版なものなので、
プレイしてない人には激しくオススメしかねます

以下、拙い感想。
posted by まるひげ at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2005-11-04

icon_45_b.gif『マンハッタン英雄未満』読了。


久方ぶりの読了日記。
本自体はちょこちょこ読んでたんですが。
雑事も多く、がっつり読めない日が多くてやきもきしてました。

先日、『ベートーヴェンな憂鬱症』を読んだ勢いで、
またしても図書館から森さんの絶版本借りました。
ベートーヴェン先生、現代N.Y.へ召喚の巻です。

すごい表紙。
魔夜峰央氏の装画です。

〜ストーリー〜
舞台は1993年のニューヨーク。
この街で売れないミュージシャンとして細々と活動していた青江珠音。
ある日、教会でタダ飯にありついていた彼女は
5年前、死産だと病院から知らされた我が子が実は生きており、
あまつさえ世界を救う「救世主」であることを告げられる。
すでに悪魔によって拉致されてしまった救世主を奪還し、
世界を滅ぼそうとする悪魔を倒すため、
教会は時空の彼方から協力者として音楽家と剣士を呼び出す。
1人は楽聖・ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
もう1人は新撰組副長・土方歳三。
3人は戸惑いながらも救世主を助け出すための
手がかりを探していく―。

なんてメチャクチャな設定なんでしょう?????????i?V?????j
まるでB級映画のような。
素敵過ぎます。
ヴァチカンやらフリーメーソンやらナチの影がチラついてます。
タイムトラベルものって
今時流行りませんけど、地味に好きだったりします。
登場人物の反応が面白くて。
この『マンハッタン〜』も、2人のタイムトラベラーは
それほど混乱せず、適応力ありまくりで
たくましくN.Y.を走り回ります。

ストーリーも面白いのですが、
何よりキャラの行動や言動を追っていくのが一番の楽しみでした。
posted by まるひげ at 13:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2005-10-18

icon_45_b.gif『ベートーヴェンな憂鬱症』読了。


ミステリがマイブームな最近、
何気なく立ち寄った市立図書館。
なんか無いかと思い、検索かけてみて発見したシロモノです。
図書館の利点って、絶版になってしまった本が置いてる点ですよね。
しかも図書館、思いのほか蔵書が充実してる。
大型書店に恵まれない田舎に住んでいる身にとって
非常にありがたーい存在です。

・森雅裕『ベートーヴェンな憂鬱症』(1988年)を借りました。

前作、『モーツァルトは子守唄を歌わない』
が出版されたのが20年前の1985年と、
結構前に出たことになってるんですが
今読んでも古い印象は受けません。
森さんの他の作品は読んだことがないのですが、
そんなに癖が無いので読みやすいかと思います。
しかし、憂うべくはコレが絶版本ということなのですよ…。
乱歩賞もらってんのに。
これほどの面白さで絶版はひどい。


今回の『憂鬱症』は、短編集。
・「ピアニストを台所に入れるな」…ライバルのピアニストの殺人容疑が
                     ベートーヴェンにかけられ…。
・「マリアの涙は何故、苦い」…教会のマリア像が流す涙の秘密とは…。
・「にぎわいの季節へ」…ウィーン会議中、ナポリ王女の政略結婚の阻止を頼まれる。
・「わが子に愛の夢を」…ベートーヴェンの隠し子騒動。


音楽家ベートーヴェンといえば…
孤独で偏屈で難聴でアタマ爆発気味でつきあいの悪そうな気難しい人物
を想像しますが。

えぇ、まさにその通り

その通りなんですけど、自分のなかでのベートーヴェン像を
決定的にブッ壊してくれること請け合い。
言動といい思考といい行動といい、
とにかく面白いンですよ、ベートーヴェン先生が!

晩餐会でのごちそうを折り詰めにして持ち帰ったり
夕暮れ時、蝋燭代ケチって外出しようとしたり
子供(しかも他人の)の喧嘩に突っ込んでったりする
のはほんの一例です。

ベートーヴェンとその弟子カール・チェルニーの
毒舌の応酬が見物です。師弟漫才。
地の文もベートーヴェン視点となっていて、
ウィットに富んだ会話のような文章が楽しめます。

今回の話は、
教え子であり恋人でもあったジュリエッタの影が
いつまでも尾を引いてます。
実際、どの話にも登場してますし。
ジュリエッタ思い出す度に
地味ーに痛手を受けてるベートーヴェン大先生
繊細です。
哀れです。


とりあえず、これでシリーズ終わりのようです。
読んでいて、なんとなく寂寥感を感じました。
もし、これから読まれる方がいらしたら
断然『モーツァルト〜』の方をオススメします。
アマゾンのユーズドでも売ってるみたいですが…。
posted by まるひげ at 23:57 | Comment(1) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2005-10-06

icon_45_b.gif『ザ・ジョーカー』読了。



あらゆるトラブルを請け負う男、ジョーカー。着手金は百万円、唯一の連絡場所は六本木のバー。噂を聞いた男と女が今宵も厄介事を持ち込んでくる。ジョーカーを動かすのはプライドだけ…。(単行本より引用)
大沢在昌(著)『ザ・ジョーカー』

何がきっかけでコレ買ったって…
「この男を探していた―」
探していた、の後の傍線がいいですね。
はい、この帯コピーで購入決定。
最近ハードボイルド読んでなかったのも
原因かもしれませんが。
大沢作品は初です。

まぁ、ハードボイルドったら
酒・暴力・女は欠かせないファクターでして。
…もっともこの3つただ並べると
離婚原因3大要素みたいな不穏なにおいもいたします。

主人公のジョーカーおじさんが
エライ目にあう話が6つ、収録されております。
文庫の裏に「ジョーカーを動かすのはプライドだけ」
とありますが、プライドで動いた仕事があんまりなかったような…。
脅されたり、成り行きで仕方なく、だったり
懐具合が寂しかったから、だったり。
プライドなんか持ってたら、今日び、
トラブルシューターなんてやってられませんて。
うーん、
どの話も似たような展開で、
ちょっと新鮮味がなかったような(汗)。
しかしそのなかでも
6つめの「ジョーカーの伝説」は、
ジョーカーの過去もちょろっと描かれていて
面白かったですが。
ハードボイルド主人公において、「昔の女」は
協力者になるのか敵になるのか、
かなりのキーパーソンですよね。
でも依頼主殺されたんじゃダメだろジョーカー。

大沢作品、他のも当たってみよう…。
posted by まるひげ at 23:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2005-09-21

icon_45_b.gif『時代小説用語辞典』購入。



時代小説好きのあなた、このことばの意味本当に
わかります?イメージできます?
時代小説ファン必携!もって座右の書とすべし!!
(単行本腰帯より引用)

歴史群像編集部(編)『時代小説用語辞典』


一介の時代劇スキーとして、これは知っとかなきゃ
ということばもあるだろうと買いました。
お馴染みのことばから聞いたことないことばまで、
江戸の文化全般、ズラリと載ってます。
時代小説マニアの方なら、「知ってるよこんなこと」
かもしれませんが、初歩の方なら勉強しつつ、
ペラペラめくりながら面白く読めるのではないかと。

これと一緒に、時代劇マガジンあやうく買うところだった。
水戸黄門手ぬぐいついてくるなんて????????
でもイマイチ買うほどの内容じゃないんだよな、この雑誌…。

話を戻して…
目についたものをピックアップ。
    
・成敗…死刑以上の処置のこと。
(ということは、暴れん坊の「成敗!」はアレ、私刑…?)

・とどめを刺す…とどめを刺さないことを「切り捨て」といい、
        冷静沈着さを欠く作法知らずと嘲笑されたという。
(何にせよ、生殺しはいかん、ということですね。
 でもまぁ、斬られた方としては命救われてるわけですから。)

・御庭番…いっさい世間との交際を絶って生活し、婚姻も同僚間で行われた。
(言わずと知れた御庭番、職場結婚なんですね。夫婦喧嘩はを見そうです。)

あと、「ひとりぼっち」や「痩せっぽち」は、
それぞれ「独法師」「痩せ法師」から来たことばらしいです。
ほほーん。トリビア。

コレ見ると時代小説読みたくなりますね。
『剣客商売』とか父親の本棚からかっぱらってこようかな…。
幕末モノや源平モノは昔よく読みましたが、
江戸モノは読まないなぁ。
TVの時代劇で満足しちまうんでしょうかねぇ。
posted by まるひげ at 22:04 | Comment(2) | TrackBack(1) | 坩堝 | edit

2005-09-16

icon_45_b.gif『家守綺譚』読了。



これは、つい百年前の物語。庭・池・電燈つき二階屋と、文明の進歩とやらに棹さしかねてる「私」と、狐狸竹の花仔竜小鬼桜鬼人魚等等、四季折々の天地自然の「気」たちとの、のびやかな交歓の記録。(アマゾン・レビューより引用)
梨木香歩(著)『家守綺譚』

積ン読には、何種類かあると思います。
@すぐ読むつもりが、知らぬ間に後回しに。
A買ったはいいが、読むのが勿体ない。
B今読むつもりはないが、今買わないと絶版
 になってしまうことが予測されるため、とりあえず買ってみた。

この本の場合は、Aでした。
本読みとして怖ろしいのはBですよね。この判断がまた難しい。

「“また今度” あると思うな 本と金」

私の座右の銘のひとつです。


サテ、本題。
漫画だと『百鬼夜行抄』、『蟲師』の雰囲気に近いかも。
学生時代に湖にボートで行ったきり、
行方不明になった友人の高堂。
彼の家に住むことになってしばらく経った嵐の日、
高堂が掛け軸からボートでよっこらせ、とやってきます。

主人公、第一声が
「どうした高堂」
もちっと動揺しようや(笑)

全編を通じて、主人公・綿貫のちょっとボケてるとゆーか
どこかズレてる感が垣間見えて微笑ましい。
一方、幽霊の高堂さん。
こちらの方がしっかりなさっておられます。
皮肉家ですが。
この2人、あまりに自然体なもんで
生前もこんな感じでつきあっていたんだろうなぁ
と容易に想像できます。

あれ?ちょっと長くなった。
以下、ネタバレ散りばめてあるので注意です。
posted by まるひげ at 22:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2005-09-14

icon_45_b.gif『京極噺』読了。



京極夏彦初の古典作品集。狂言と落語の上演台本用に書かれたオリジナル作品4本と上演台本を収録。
京極夏彦(著)『京極噺』

京極さんのは積ン読本があるから、
ということでなるべく新刊には手ェ出さないで
いたんですが…。
装丁、いいですよね。
触り心地もなかなか。
目次見てみると、あんまり時間かけなくても読めそうな
ラインナップ(単純にストーリー読むだけなら4話)
だったんで、誘惑に負けて買ってしまいました。

個人的に「新・死に神」「死に神remix」がお気に入り。
『豆腐小僧双六道中ふりだし』と似たようなテンポで。

京極さんの作品は、話の先が見えない。
どこに転がるのかわかりません。
予測不可能。
けれど、
ちゃんとオチるとこにオチてるんですよね。
あぁこんな結末なんだ、と。
しっくりくるんですよ、読了感が。
それ以外の結末は考えようがないというか。

…知ったようなクチきいてますが、
京極さんの作品全部読んでないです…?o?b?h?i???????????j

しかしなんでしょう。
最近、死に神ブームですか?
デスノといい、伊坂さんの『死神の精度』といい、
ちょっと可愛げのある死に神さんが注目株。
posted by まるひげ at 22:49 | Comment(0) | TrackBack(2) | 坩堝 | edit

2005-09-13

icon_45_b.gif『柴犬ゴンの「今日のメモ」』読了。



「Shi-Ba」(辰巳出版)大人気コーナー「漫画でしばせん」の4コマ漫画連載中の影山直美の書き下ろし!柴犬好きにはたまらない、飼犬との生活を四季を通して描いた笑顔になれる、ほのぼのイラストエッセイ! (アマゾン レビューより引用)
影山直美(著)『柴犬ゴンの「きょうのメモ」』

コレは…読了ってほどのもんではないのですが。
先日、核家族で本屋に行ったのです。

我が家は皆犬好きです。特に柴犬スキー。
前からぱらりと立ち読みしてたこの本、
父親に見せたら
父:「よし、買おう!」(ものすごい笑顔)
私:「えっ!いや、立ち読みでいいよ…」
たじろぐまるひげ。
止める間もなく、父そそくさとレジへ。
犬バカめ???n?[?g
結局、あまりの可愛さにニヤニヤしながら読みふける3人親子。
犬バカどもめが?n?[?g?????i?????n?[?g?j

絵本エッセイ、または愛犬観察記って感じです。
見開きの右が文章、左がイラストという構成。
ゴンの日常がリアルに目に浮かぶ
文章とイラストで。
イラストを眺めるだけでも和みます。
ぼーっとしてるとき、そばにこの本があったら
無意識に手を伸ばしてしまうような、
何度でも読み返したくなる一冊でした。
posted by まるひげ at 13:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit

2005-09-08

icon_45_b.gif『放浪者たち 夢破れし都』読了。


あ゛ー。
前に日記に書いた通り、やっぱり買っちまったこの新書。
うーん、冒険小説。
レジスタンスとかド=ゴールとか。
懐かしい。世界史の単語だ(苦笑)。


見所は主人公コンビの仲の悪さ。
萌え所は2人の身長差。

デカすぎだよ、伯爵…。
飛び交う悪態の応酬。
一難去ってまた一難、の連続で話が展開していきます。

手に汗に握る、という緊張感ではないのですが
「あとすこしなのに…っ!」
と悔しい思いをする箇所がちらほらです。
ケイ、ほんとに運悪すぎ。
可哀想になってきます。
ヴィクトルのフェミニストっぷり、
ケイの不運っぷりと拝金主義には脱帽です。
それにしても、女キャラが強いとゆーか凶悪なこと。
したたかです。
敵に回すのはもちろん、味方でもイヤだなぁ…。

ドイツから逃れてきたヴィクトルの過去と
日本から逃げてきたケイの過去。
そのどちらもがはっきりとは明かされず、
腐れ縁コンビは今日もゆく、というED。


欠点を挙げるなら

この作品、非常に読みやすいと思います。
しかし、その分スラスラ進んでしまって、
ストーリーすぐ忘れてしまいそうな予感。
私だけか…?
あと、
末弥さんのイラスト、何回同じの使うんですか(苦笑)
挿絵増やしてもらうか、いっそのこと表紙のみでもよかったです。
使いまわしは、ちょっと…。
これは装丁(ってゆーんですか?)の問題かもしれませんが。
次回作出たら買うかどーかは、微妙。
posted by まるひげ at 23:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit