2007-08-02

icon_45_b.gif『ダウン・ツ・ヘヴン』読了。


暑い…なんだこの気温。
室内30度超えは勘弁してくれ。
とうとう我慢できずにエアコンスイッチ怨。

そして自分は相も変わらず本読まずにエースコンバってます。
5、長いな…まだ中盤です。
メビウスT気取りで始めたら、イロイロと痛い目に遭いました。
はい、近況でした。

つーことで、
この暑さで忘れてましたが、
5日くらい前に読み終わった活字の感想文です。

真っ黒な澄んだ瞳。その中に、空がある。そこへ堕ちていけるような(単行本より引用)。
森 博嗣(著)『ダウン・ツ・ヘヴン』

ティーチャがなぁ…
いつ死ぬかいつ死ぬかとハラハラしながら読んでるんでが、
ハタと気づきました。
この人、第1作でも出てんじゃないですか!
つーことは・・・

大丈夫だ。死にやしねぇ!
これで安心して読み進められます(←単純)。
クサナギとは、男女の仲つーより師弟て関係しか感じられませんね。
子どもに関して一言も触れないティーチャがカコ良いです。

ラスト、クサナギとティーチャによる空中戦デモンストレーションが見所。
…といっても、
ちょっと考えたら街中で空中戦なんてありえないわけですよ。
クサナギなら気づきそうなことですけどね…。
ティーチャとの一騎打ちに舞い上がって、気が回らなかったっぽい。

う〜ん、それとも彼女にとっては神聖なものと言っても
過言ではない戦闘機でのバトルで、
まさか形だけの戦闘をさせられるとは考えられないことだったんでしょうかね。

そうそう。
1作目の主人公、カンナミが出てきます。
いわばクサナギの男の子バージョン。
この頃から不思議な少年だったんですね。

まぁ、こんな感じでちんたらゆっくりとクサナギの周りの環境が変化していくんでしょうね。

・・・
なんつー感想文だ。
グダグダですんません。
書き逃げ御免。
posted by まるひげ at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2007-07-19

icon_45_b.gif『ナ・バ・テア』読了。



吹っ切れてる感じのラストが良いです。

改めて不思議に思うのですが、この物語での敵てどんな位置づけになってるんでしょうね。
ライバル企業?

僕は、空で生きているわけではない。空の底に沈んでいる。ここで生きているんだ(単行本より引用)。
森 博嗣(著)『ナ・バ・テア』

クサナギの過去話。
凄腕パイロットとしてブイブイ言わせていた(死語)頃のお話です。
空中戦の描写も割増しになってます。
前作主人公のカンナミほど大人しくもなく、
なかなかアグレッシブです、彼女。
前作での、クールな上司とはちょっと違うような、それでいて
こんな過去を持っていたことがすんなり理解できる前日譚でした。

それにしても、クサナギとカンナミの思考の違いが面白い。
キャラが違うから考え方も異なっているのは勿論ですが、
主人公の性別が違うっていうのも大きいんじゃないかと。
ま、生と死に対するドライな感情はおんなじですけど。
そして空に対する思いもおんなじ。
いつまでも、どこまでも飛んでいきたいと切望するのは
キルドレの本能みたいなモンなんでしょうかね。

前作で、コクピットに黒豹のマークをつけた敵パイロットのことを
クサナギが元上司、と言っていたんですが、
そんな一言で片づけられない関係があった人物であることも判明します。
「ティーチャ」と呼ばれ、「撃墜王」の名高い彼は、
クサナギの上司であり憧れの人でありえぇと…
そんな関係にまでなってしまった人なんですが。

この人、なかなか責任感あるじゃないか。
ティーチャに引き取られた子が前作でちょろっと登場したあの少女なんでしょうね。

そうそう、前作といえば、
謎だったクサナギ殺人容疑。
被害者の栗田はまだ出てきたばっかりなのでこの人の死因は次作にもちこみです。

このシリーズ読み始めた弊害がひとつ。
コレ、再プレイしちゃったりしてます。


エースコンバット04 シャッタードスカイ

懐かしいです。
このシリーズも4以降遊んでないので5とかゼロとか気になってたり…。
posted by まるひげ at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2007-07-12

icon_45_b.gif『スカイ・クロラ』再読了。


毎回装丁買いしてるこのシリーズ、
いい加減読み進めようと思い立ち、
とりあえずは、内容すっかり忘れてる1巻目を再読しました。
てーか、いまさら読んでる人っているんだろうか…。

僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。その代わり、誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう(単行本より引用)。
森 博嗣(著)『スカイ・クロラ』

なんとも言えませんよ、この透明感というか空虚感というか乾いた雰囲気というか。
前回読んだ時は状況よくわからないまま読んでしまったので
ほとんど印象に残らなかったんですよねぇ(汗)。
今回改めて読んでみたら
素直に「面白かった」と言える作品ではないのですが、
なんとも不思議な読了感が残りました。

センテンスが短く、独特の言い回しがぽえちっくです。
人の死も「それまであったものが無くなる」程度に描かれてます。
情が入り込む余地は微塵もありませんよ。
物語の背景がほとんど語られてないんですが、
そんなものは不要なんでしょう。
近未来、舞台は戦争中の日本(?)。
戦争請負企業があり、主人公はそのエースパイロット。
彼らは戦死しない限りは死なない、という永遠の子供「キルドレ」で。
このキルドレたちの日常が淡々と、あくまで淡々と描かれています。

物事にほとんど関心を持たず、生と死について考えながら漫然と過ごすうちに
戦闘シーンに突入、という展開。
地上での生活は、薄い膜がかかったような、あるいはモノトーンな印象があります。
それとは対照的に、空中戦が迫力あって良いですね。
色彩が一気に溢れかえるような感じです。
冷静に正確に戦況を判断し、目標を撃墜する場面は
キルドレが「生きている」という感じがします。
ま、これが彼らの存在理由なわけですから、当然ですがね…。

しっかし、各章のアタマにサリンジャーって…難解だよ!
意味がわからないよ!!
○潮文庫の『ナイン・ストーリーズ』、挫折した苦い思い出が蘇りましたぞ…。


以下、どうでも良いこと。
クサナギ女史が、ペルソナ3の美鶴とカブりました(ほんと、どうでも良い)。
ラスト、あれからどうなっ…ぇえ!?

気になる人はコクピットに黒豹のマークをつけた戦闘機乗りですかね。
カンナミも認める腕の良いパイロットだし。
クサナギの元・上司だし。
続編でどう登場するのか楽しみです。
posted by まるひげ at 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2007-02-19

icon_45_b.gif『零式』読了。


いや〜、難産難産(苦笑)
これ読み終えるのにどんくらいかかっただろう。
読みにくくはないのですが、
この作品の独特な文体で苦戦したっぽい。
作品がスピード感はあるのにてめぇの読むスピードが追いつかないという、
やきもき感に苛まれました。

大戦末期の1945年、帝国本土への遠征特攻を敢行した皇義神國は、報復の原子爆弾投下により全面降伏する。そして半世紀後、帝国統治下で鎖国状態の神國。原始駆動機《鋼舞》を駆る孤独な少女・朔夜は、己の破壊衝動をもてあましていた。しかし、運命の夜…朔夜の荒ぶる心臓と、囚われの天子・夏月の夢見る翼が出会うとき、閉塞世界の根底を揺るがす大いなる物語が幕を開ける―。(文庫より引用)
海猫沢 めろん(著)『零式』

プロローグが一番好きだったり。
特攻前夜、格納庫での猿宮と神成との会話。
本編で神成本人が出てこなかったのがちと寂しかったです。

とにかくほんと、スピード感あるんですよこの話。
映像が浮かんでくるようなシーンばっかりです。
視覚に訴える文章とでも言いましょうか。
暗闇のなか、疾駆するレシプロマシンとリニアバイクとか
猥雑なスラム街とか右翼集団とか。

戦後、帝国<LEV>に植民地化された神國。
終戦直前に決行された帝国本土への特攻「神武作戦」、
成功したとされるその作戦の真相とは。
そこには歴史の闇に葬られた真実が―。
という感じ?(聞くな)
んでもまぁ、身もフタもなく言ってしまえば、少女2人の脱出劇です。
現状に対する焦燥感を持て余す朔夜と
崩御したはずの<神國>天子と瓜二つの顔を持つ夏月。

ちょっとボケた感じの無者(サイボーグ武者)と夏月の会話が面白い。
ラストの忌三と夏月がなんだか雰囲気良いです。
序盤で出てきたイカレ系雑魚キャラのアフロやらJKやらが
中盤まで絡んでくるとは思いませんでした。
てっきり朔夜登場シーンの引き立て役だけかと見てましたよ。

おっと、忘れちゃならないのが忌三。
朔夜や夏月をいじめてばっかりの元戦闘機乗り。
ケタ外れに強いです。
とりあえず中盤までは、凄腕のキ印の人という印象が強いのです。
間違いなく狂ってる人なんですけど、
どこか憎みきれないのです。
一途過ぎたんでしょうねぇ、天子に対する想いが。
終盤、着流し・野太刀1本で5000体もの無者を
ばっさばっさと斬り進んでいくシーンがカコ良いです。

うあ〜…ダメだ、うまく説明できないやこの本。
キャラ紹介だけで終わってやれ(逃)。

あ、世界観を覆すようなラストも良いです。
「気になってたら序章だけでも読んでみてはどうでしょうか」
とおススメしようかと思いましたが、本編と雰囲気違うんだわ序章…。
あとがきも大層面白いです。
執筆生活ぶっちゃけすぎ。
posted by まるひげ at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2007-01-10

icon_45_b.gif『象られた力』読了。



惑星“百合洋”が謎の消失を遂げてから1年、近傍の惑星“シジック”のイコノグラファー、クドウ円は、百合洋の言語体系に秘められた“見えない図形”の解明を依頼される。だがそれは、世界認識を介した恐るべき災厄の先触れにすぎなかった…(文庫より抜粋)
飛 浩隆(著)『象られた力』

ミステリ読みたい、とか警察モノ読みたい、とか正月に言っておきながら
読了したのはSF。

いや、積ン読本が目に入ってね…。
つい手が出てしまったのよ。

つーことで、『象られた力』読了です。
2005年度「SFが読みたい!」国内作品1位だったっけか。
ちょいと調べてみたら第26回日本SF賞、2005年度星雲賞なども受賞だそうです。
4本収録の短編集です。
もうね、『デュオ』、これですよ。
個人的には、これ読んだだけでも買って損したという気分にはならないです。

以下、たいしたこと書いてませんが、ちょこっとだけネタバレありの感想文。
posted by まるひげ at 02:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2006-09-06

icon_45_b.gif『聖者の異端書』読了。



―弱きもの。汝の名は女―
わたしの目の前で、夫となるはずだった人が消えた。しかも、結婚式の最中に。「死んだと思え」と言われても、納得などできない。彼を取り戻すため、わたしは幼馴染の見習い坊主を連れて城を飛び出した―。封印された手稿が語る「名も無き姫」の冒険譚!第一回C★NOVELS大賞特別賞受賞作。(ノベルスより引用)

内田 響子(著)『聖者の異端書』

ちょっと前から気になってた作品に手ェ出してみました。
飾り気のない表紙イラストがかえって目立つ。

世界観としては中世ヨーロッパあたり。
いや、魔法とか出てきてるのでちゃんと(?)ファンタジーです。
女が生まれると「○○国××の娘」、嫁ぐと「○○国××の妻」などと
呼ばれるような時代。
主人公は名も無き一国の王女である「わたし」。
この王女様が冷めてるは一言多いは理屈っぽいは
封建的なご時世に、合理的かつ現実主義的な思想の持ち主です。
そんなあまりお姫様っぽくない娘、挙式中に姿を消した夫を探しに旅に出ます。
手がかりを探しに様々な国を歩き回ります。

無茶です。
逞しいです。
漢らしいです。

なので、読んでてもそれほど悲壮感が無いのですよ(笑)。


とにかく淡々と進むストーリーです。
固めな文体で、いまいち盛り上がりに欠ける印象がありました。
終盤、南の国で王女が「真理とは何か」について
問答する場面ではその後どういう展開になるのか不安になっちゃいましたよ。
ちょっと早足な終わり方な気がするんですが、
まぁそれなりに問題が解決して大団円というシメに。
…う〜ん、何か物足りない…。

主人公を助ける脇役たちもそれぞれしっかりした個性を持っているのですが
飛び抜けて目立ったキャラがいるというわけでもなく。
まして「○○萌え〜!」という雰囲気ではないです。

アルジュナ良いねアルジュナ(舌の根の乾かぬうちに…)。
自分、彼のような「民族集団のなかにひとり混じった異邦人」という設定に弱いかもしれない。

聖者の異端書、というタイトルについて。
「異端書」であるということはプロローグで述べられているのですが、
「聖者」は誰か、というのがエピローグで判明します。
こういう構成はスキだなぁ。
タイトルの意味を実感できます。
posted by まるひげ at 01:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2006-08-03

icon_45_b.gif『煌夜祭』読了。



語り部の生業は、世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩くこと。年に一度の語り部の祭り「煌夜祭」が行われる冬至の夜、彼らは、人を喰らう恐ろしい、だが儚くも美しい魔物たちの物語を語り出した…。 (アマゾン・レビューより引用)
多崎 礼(著)『煌夜祭』

先日購入した第2回C★NOVELS大賞受賞作を読了しました。
素晴らしい作品でした。
「私はこういう話が好きなのだ!!」と主張したい1冊です。

ヘタにストーリーを話すとネタバレになりそうなので
以下に、支障無さそうなあらすじだけ。

ひとつ所に身を落ち着けること無く、世界各地を放浪して物語を集め、
他の地に伝える「語り部」。
冬至の夜、彼らは自分の聞いた物語を「煌夜祭」で語る。
今年の煌夜祭の舞台はかつて島主の館であった廃墟。
語り部は2人だけ。
炎の焚かれた火壇を囲み、いよいよ煌夜祭が始まる―。

読み始めの第1話と第2話が関連なさそうな話だったので
これはずっと1話完結のオムニバス形式なのかと思いましたが…。

とんでもねぇ。

最初から張り巡らされた伏線が後からじわじわ効いてきます。
途中、表現に疑問を感じるところもありますが、その謎も後から解けます。
ラストでそれまで語られてきた物語が収斂していくさまはもうお見事としか言いようが無い。
良いものを読ませてもらいました。
ファンタジーOKな方なら読んで損は無いかと。
問答無用でオススメです。

この作品は感想文なぞ読まないでトライした方が面白いと思われます。
もう読んだから大丈夫!という方は以下をどうぞ。
posted by まるひげ at 02:34 | Comment(4) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2006-07-25

icon_45_b.gif『よろづ春夏冬中』読了。



希いを叶える貝殻細工の小函から、朝顔市で購った夕顔の鉢植えから…。思いがけないことから、彼らの運命は動きはじめる。或るときは異界と混じり、或るときは時空を超え、妖しく煌く14の極上ストーリーを収めた玉手函。 (アマゾン・レビューより引用)

長野まゆみ(著)『よろづ春夏冬中』

「ヤングガン〜」シリーズ頼んだついでに借りた1冊。
ほんとは新刊の『あめふらし』を読みたかったのですが貸し出し中でございました。
タイトルは「よろづあきないちゅう」です。

はい、表紙も長野さん画ですね。
便箋か絵葉書にでもついてそうな可愛らしい絵柄だこと♪ 
短編集ということなのでスラリスラリと非常に読みやすかったです。
この文体はまさに長野さん特有の美しさ。
こういう作家さんの本を読むと、日本語って素晴らしいなと思います。
と、まぁここまではベタ褒めなんですが、
肝心のストーリーはといいますと…
posted by まるひげ at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2006-07-16

icon_45_b.gif『マーダー・アイアン 絶対鋼鉄』読了。



前世紀末のバブル景気をいっそう発展させ、歪な経済大国としての繁栄を続ける日本。しかし、先進国としては唯一、自前のサイボーグ部隊を持たないため様々な局面において外交上の不利を忍び続けていた。そんな中、米軍サイボーグ部隊「UNDEAD HEROES」に対し、日本のハイテク公安「封鎖技研」の長、臀壮一の暗殺指令が下された。首都・新東京への潜入を果たした彼らの前に、臀は、戦闘アンドロイド「タケル01」を伴って現れる。そしてここに、サイボーグvsアンドロイドの壮絶な戦闘がはじまる!
タタツシンイチ(著)『マーダー・アイアン 絶対鋼鉄』

久しぶりにしっかりした感想文書いた気がします。
いや、「気がします」じゃなくてさ。
事実、7月初の読書感想文じゃねーか。

ということで、楽しみにしてた『マーダー・アイアン 絶対鋼鉄』読了しました。

B級のにほひが漂うこの雰囲気はなかなかに好みです。
テンションについていけなかった部分がチラホラありましたけど。
前半部分では、個々のシーンで盛り上がってきたところで場面転換、というのがありまして
「あぁもうちょっと先まで読ませてよ」的情況が歯痒かったです。
その分、後半は勢いがあって良いですね。

「UNDEAD HEROES」というアメリカのサイボーグ戦士たちの物語です。
彼らが日本製のアンドロイド「タケル01」とバトル、という流れになるのです。

作中、リンクとレオがオープンに○モってますが、
ノーマンとアイヴァンも裏でホ○ってるのがなんだか可笑しい。
誰かマレッタかまってあげようよ…紅一点なんだからさぁ…。

どーでもいいけど気になること。
表紙のイラスト、リンクとレオはどっちがどっちですか。
黒いのがリンク、白いのがレオと見ましたが。
posted by まるひげ at 01:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2006-05-23

icon_45_b.gif『ノルンの永い夢』読了。



いかなる過去からも、いかなる未来へも接続しない現在はありうるのだろうか?
2001年秋、新世紀SF新人賞を受賞したばかりの作家・兜坂亮は、新興出版社ハイネマン書房の時野から、数学者・本間鐵太郎をモデルにした小説の執筆を依頼される。
小松左京賞受賞作家が拓く時間SFの新地平(単行本より引用)

平谷美樹(著)『ノルンの永い夢』


前回に引き続き、積ン読本消化。
そして久しぶりの平谷さん本。
初めて読む「ハヤカワSFシリーズ Jコレクション」ですが…

けっこう高いんですのね、このシリーズ。

装丁がノベルスっぽいんで1000円くらいかと思ってましたよ。
いやいやお金の話はどうでも良いとして。
本題いきましょう、本題。

時間旅行…タイムトラベルものになるんでしょうかね、コレ。
タイムトラベルっても、どデカイ装置つくってなんやかんや…
というもんではありません。
脳内の意識転換で時空をぱぱっと移動。
すたいりっしゅです。
posted by まるひげ at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2006-03-03

icon_45_b.gif『敵は海賊・海賊課の一日』読了。



きょうはアプロの666歳の誕生日。ラテルはいやな予感がした。あんのじょうチーフからアプロともども苦情処理係勤務を命じられた。苦情映話を受信しはじめたディスプレイの上に、時を超えたラテルの叔父が現われた。ラテルの家族の宇宙キャラバンを襲撃した真犯人を捜してほしいというのだが…人気シリーズ第5弾(アマゾン・レビューより引用)。
神林長平(著)『敵は海賊・海賊課の一日』

積ン読本消化。
なんてことはない、『円環の孤独』読んでSF読みたくなっただけ(単純)。
読了してから一週間以上経ってるので
ちょっと忘れかけてますが。
ダメダメです。

これ、連作の第5作目にあたるので
シリーズ未読の方にはエライ不親切な感想文となりました(謝)。

広域宇宙警察海賊課の一級刑事、ラウル・ラテル・サトルと
同・黒猫型異星人、アプロ、
対コンピュータ戦闘用の宇宙フリゲート艦、ラジェンドラ。

この「1人と1匹と1鑑で一人前」のトリオが主役の
ドタバタコメディ、時にシリアスとでも言いましょうか。

神林さんの他の作品に比べると軽快なノリで楽しめますv

「海賊課の一日」というタイトルですが…
なっげぇ一日だなぁ、ヲイ。
海賊課の皆様、お疲れ様です。
ラテルにとってはヘヴィな一日だったでしょうね。

文中、人間とは、意識とは、時間とは、という
小難しい論題も絡ませつつ、相変わらず読ませてくれます。
「SFは哲学」という言葉を改めて実感。
posted by まるひげ at 14:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2005-12-17

icon_45_b.gif『ダーク・タワーT ガンスリンガー』読了。



なにもかもが奇妙に歪んだ地、この世ならぬ異境で<黒衣の男>を追いかける孤高の男がいた。最後の<ガンスリンガー>、拳銃使いのローランド。幾多の謎を秘めた壮大な探求の旅、ダーク・ファンタジーの金字塔が、いま開幕する!(文庫カバーより引用)
スティーヴン・キング(著)風間賢二(訳) 『ダーク・タワーT ガンスリンガー』

頑張ったよ、おっかさん。でもやっぱりダメだった。
訳が…訳がぁッ!

読んでいて引っかかるんです。
ぎこちないというかなんというか。
あくまでも訳者さんは翻訳家であって小説家ではないので
表現の仕方に限界があるのはわかってるんですけど…。

訳本特有の不自然さがどーにも。
そんなに気にならない訳者さんも確かにいらっしゃるのですが。
今回はダメでした…。

「ダーク・ファンタジー」とのことですが
いやいや、これくらいのダークさじゃこの銘はいただけねぇ
「何もかもが奇妙に歪んだ」ってほどじゃないし。
3つ目・6本足の牛、両生類系ミュータントくらい。
生態系がおかしくなってるだけじゃあ…。

本編読んでる時は、イマイチ時代背景がピンと来ないのです。
とりあえず雰囲気は西部劇ぽい。
んで、ハードボイルド風アウトロー調(なんだそれ)。
高度ハイテク文明後の核戦争の影響で
こんな荒廃した環境になってしまった、という設定なんですが。
異世界なんだろうと思って読んでたら、
宗教がキリスト教だったり。
現代アメリカから飛ばされたと思われる少年が登場したり。
パラレルワールドものですか?

いっちばんわかりやすいのが、巻末の訳者のあとがき。

<暗黒の塔>とは、すべての時間と空間、
そして全宇宙と次元を支配し、
調和と均衡を保っている軸。
いまや、その軸=塔が何者かの悪意によって崩壊の危機にある。
ローランドは悪の根源を突き止めて倒し、<暗黒の塔>を修復して
保全するために、あてどのない探索行をしている。


へ〜、そうなんですか。初耳です。
で、黒衣の男は何者ですのか。
posted by まるひげ at 19:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2005-10-10

icon_45_b.gif『迷宮百年の睡魔』読了。






世間では、『τになるまで待って』が旬ですが。
淡々とマイペースな私は着々と積ン読消化です。
とゆーか、森作品、第1作で萌絵にムカついて以降、
S&Mシリーズは読んでません…。
勿体ないとは思うのですが、萌絵がッ!(怒)
なにかきっかけがあったら読むかもしれません。
四季4部作を読んだ友達が、
「4作目でウォーカロン出てきたよ〜」
と教えてくれたので、四季だけでも読もうかと思います。
うん、読もう。気になる。

課題でヤバイ中(現在進行中)、隙をついて読み終えた一冊。
SFファンタジーミステリ?
今回も、ミチルとロイディが良い関係です。
2人の会話がシリーズの大きな魅力のひとつですね。
原作読了後、すぐにスズキユカ氏のマンガも読んでみましたが、
コレは単体で読むモノじゃないなと感じました。
ストーリーがかなり省略されています。
前作のマンガよりもはしょわれた気が…。
雰囲気やキャラ設定などは文句ないのですが。
原作読んでからじゃないとわかりにくいだろうなぁ。
原作あってのビジュアル化。
そして何より、前作あっての今作。

森作品は今まで「数学ミステリ」「理系ミステリ」
などと言われてきたと思いますが、
それはトリック(=物理的な仕掛け)でもって
そう呼ばれているのではないかと。
森さんの経歴も多分に影響されていますよね。
この仕掛けには計算された精密さと、揺るぎない説得力が
あるようなにおいがします。
(訳:謎解きされてもイマイチわからない)
むしろ事件の内容や犯人の動機などは、不安定で曖昧なもので。
普段は考えないのにふとした瞬間感じた疑問、
あるいは指摘されないと気づかないようなことを
そのまま文に表したような。
長い文章や、難解なことばで書かれているわけでも
ないのに、答えるのがとても難しい問題です。
非常に哲学的だなぁと改めて感じました。
長くなりましたが、以下ネタバレ気味の感想。
posted by まるひげ at 23:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit

2005-09-28

icon_45_b.gif『常世桜 地神盲僧、妖ヲ謡フ』読了。



世界は物の怪に満ちている…。三宝荒神の力を頼み、姿無き神霊・精霊と交感する。時を超え、異界を行き来する青年琵琶法師十六夜清玄の怪奇幻想連作小説。(アマゾン レビューより引用)
加門七海(著)『常世桜 地神盲僧、妖ヲ謡フ』

加門さんの作品は、あるもんはどっぷりハマり、
またあるモンはハマりもしない、自分のなかでも
当たりはずれが激しいのです。
…これ、2年前のかつくらにCLAMPが投稿してたことに
ものすご驚いた記憶があります。
かつくらってば、時々プロのマンガ家さんが
投稿なさるから油断できん。

いいですねぇ、主人公の琵琶法師・清玄。
自分妄想でビボーズ(=美坊主)。
何年か前に昼メロ(『ピュア・ラブ』)でやってた陽春さん
みたいなビボーズ希望。

*『ピュア・ラブ』とは…
ボーズが女人に惑う話
と書いてしまえば元も子もねぇンですがね。
実際そうなんですから仕方なし。
「駄目だろ、ボンノー捨て切れてねぇだろソレ」
ツッコんだら、それは言っちゃいけないよ、と
友にたしなめられました。
すんません。


あの役者さん、
何より頭の形がすげぇ綺麗だったなぁ…。
それはそうと。
以下、ややネタバレ気味です。
posted by まるひげ at 01:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit