2007-11-17

icon_45_b.gif『異戦関ヶ原(一)大坂動乱』読了。

if小説熱が下がりません。
今更〜?て言われそうですがコレ読んでみました。

足軽から天下人まで昇りつめた太閤・豊臣秀吉は、嫡子・秀頼の治世を安泰にさせるべく、石田三成に大領を与え、徳川家康を牽制させる布石を打った。家康の野望と秀吉の深謀を覚った三成は謹んで拝領し、100万石の大大名となる。慶長3年8月、秀吉は家康を抑える「切り札」を三成に託し、永眠する。秀吉の死を契機に、大名たちと姻戚関係を結び専横を始める家康。三成は、家康打倒を掲げ、兵を挙げる。100万石の威力が、家康を予想外の布陣に追い込み、未曽有の合戦絵図を関ヶ原の地に出現させた(アマゾン・レビューより引用)。
中里 融司(著)『異戦関ヶ原(一)大坂動乱』

開始1ページからいきなりifってのも珍しいですよ。
そして面白いうえ読みやすいのに、何故か読むのに時間がかかってしまいました。
文中、そこかしこに
「もし三成が19万石のままであったらこのような行動はとれなかったであろう」
という言葉が何度も出てくるので、
「あぁわかってるよ、これはifだってー!」てなりましたね。

ということで、秀吉が自らの死後の秀頼の安泰、そして対家康として
三成に100万石を与えた、という設定です。
100万石の出所は朝鮮の役で軍法違反のあった金吾からむしりとった筑前の所領。
思い切りましたね、中里さん。

あと、この作品で特徴的なのは忍びが活躍するところでしょうか。
石川五右衛門とその娘をはじめ、伊賀やら甲賀やら風魔やら…。
あっ、やべぇピンチ!な場面を忍法で解決できちゃったりしてます。
いや、自分はこういうの結構好きなので面白く読めますが
「何でもありー★」な展開が嫌いな人はちょっと辛いかも。
いろいろブッ飛んでますから(笑)。

かくかくしかじかで関ヶ原で破れた家康は大坂に逃れ、
秀頼を人質に取り、体勢を整えようとします。
1巻のラストは気になる終わり方です。
秀頼の坂城脱出の際、撃たれたのは扱いが難しいあのにょしょうですか。
う〜ん、確かにこの方が秀頼の傍にいたらいろいろ動きづらいですよね。
思い切りましたね中里さん…!
邪魔者をバッタバッタと消してゆくその姿勢がいっそ爽快です。

読みどころ。
やっぱりこれでしょうね。
利家の死後、例の七将襲撃事件。
この作品では、三成が家康のもとへ駆け込むのではなく、
正々堂々、門前にて七将と立ち会います。
啖呵切るみったんが非常にカコ良いです。

そして佐和山主従が良い感じなのです。
今まで読んだif小説のなかだと一番好きかもしれない。
殿と左近の会話が微笑ましいやらおかしいやらでニヤけまくってます。
あ、もちろん殿は可愛くて左近はカコ良いですぞ。
そこは勿論お約束ですから!

秀吉が死の直前、三成の協力者として紹介した謎の2人の正体も気になりますが
まだ1巻だと登場したのみ。
今後の展開に期待です。

そして如水が黒いのはもともとですが、
それに加えてねねも黒いです。
ねねが黒いのやだなぁ…なんとなく。
続きが気になるので先を急ぎます。
posted by まるひげ at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手
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