2015-10-13

icon_45_b.gif『バチカン奇跡調査官 終末の聖母』読了。

久しぶりの積読本消化。

なんというケツァルコアトル祭り。

バチカンで法王選挙が行われる最中、美貌の天才科学者・平賀と古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルトは、有名彫刻家の作品の除幕式に出席するため、メキシコのグアダルーペ寺院を訪れる。だがその時、法王候補の名を刻んだ彫刻が、音もなく中空に浮き上がり、光り輝く神の道が忽然と出現した。果たしてこれは神の奇跡か、陰謀か!?黒い聖母に秘められた真実を追う2人の行く手に危機が迫る!大人気シリーズ、第7弾(文庫より引用)。
藤木 稟(著)『バチカン奇跡調査官 終末の聖母』

表紙カバーは新キャラのチャンドラ・シン。
インド人ジャイナ教徒で、超がつくほど真面目な博士さん。でもちょっと精神不安定。
只今絶賛失踪中のローレンの後を継いで平賀に協力してくれる人なのですが、
ことあるごとにローレンに対抗心燃やすなんだかよくわからん人です。
んでもってそれをいち早くロベルトに見抜かれてるという、わかりやすい人でもあります。
なんだろ、ただ単にプライドが高いだけなのか、ローレンと確執があるのか…。
まぁ、それは今後徐々にわかってくることなのでしょう。
それにしても、最近のこのシリーズは
ロベルト&平賀が奇跡(の可能性がある)事件にリアルタイムで遭遇してしまうケースが多いですね。
以前はまず事件が発生した後、二人が調査に乗り出すというパターンが多かったもんだけど。

今回のテーマはラテンアメリカの文化と宗教。
ほとんど馴染みがなかったので、神話に登場する神々の名前や関係性を追うのが大変でした。
もうね、目が滑る滑る。
そして、なかなかに血生臭い雰囲気が漂っております。
アステカの文明がなぜこれほどまでに生贄を必要としたのか、
その理由が事件解明の鍵というかネタバレそのものというか…。
表層だけを見て「野蛮だ」と眉を顰めるのは良くないことですが、
生贄の儀式の描写やアステカ人の独特の価値観は現代人にとっては
ちょっと受け入れがたいものがありますわい。

以下、シリーズ恒例箇条書き感想文(途中ネタバレあり)。

・謎解きが地球を飛び出して宇宙まで行ってしまったのはこれが初
 …と思いきや、2冊前にもありましたね。
 ですがスケールの大きさはこちらが上でしょう。
 正直、ラストは壮大すぎてもう(゚Д゚)ポカーンと…。
・生贄の七面鳥「さん」w
・空気の読めない平賀の笑顔は天使だな
 んでもって、空気読めないがゆえに突如暴挙に出る天使
・時限爆弾タイマーの構造が目からウロコ。どっち切っても良いんだね!
・つか平賀、グロ画像は一応ワンクッション置いてから送信しないと。
・途中、ハッキングして平賀にヒントを教えてくれるローレン。
 嫌だわ、この子ったら「構ってほしくない構ってちゃん」なんだな面倒くせぇ。
・今回は平賀がすごく雄弁だったというか活き活きしていたなぁ、と。

寄生生物の話は不気味ながらも理解できますが
生物の進化とか真正細菌とか、んでもって地球と生物にとっての鉄(Fe)の重要性とか
の話になるともう「へぇ」「ほぉー」としか声が出ませんな。
ちょっと間違えば…いえ、読者によってはトンデモだとバカにされるネタでしたが
オカルトホラー寄りのSFロマンを感じられる1冊でした。

このシリーズ、積読してる間に新刊続々出て消化するのが大変です(知らんがな)。
続けて読んでいこうと思います。
posted by まるひげ at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | edit | web拍手
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