2013-08-04

icon_45_b.gif『戦国覇王伝(6)東海道の荒武者』読了。

7月の積読本消化1冊目。

表紙は淀殿。戦に出向く我が子を静かに見送る聞き分けの良い母御です。

乱世の再来は、公家達の間にも嵐を巻き起こした。京洛では、徳川方につくか豊臣方につくか、百鬼夜行さながらの密談が繰り広げられる。右大臣就任の御礼言上という名目で馬揃えを行い、軍事示威行動をとる豊臣秀頼。天下への野望を剥き出しにした徳川家康は、東海道における上方の防衛拠点である清洲城攻略に取りかかった。窮地に立たされた清洲城主・福島正則の命運は?(新書帯より抜粋)。
中里 融司(著)『戦国覇王伝(6)東海道の荒武者』

秀頼と政宗が思い描く商業中心の政治体制と
家康が理想とする土着の農業主体の政事との比較や
さらには秀頼(+政宗)支持のイスパニア VS 家康支持のオランダ、という構図が決定的になってます。
それにしても今巻は結構引っ張りましたねー。
まぁ、秀頼の出馬が実現するか!?というところなので無理はないが。

とりあえず、あらすじ補足を以下に。

策略により、家康派の公家たちによって出された弓矢停止の詔。
その間に家康は四国へ手を回し、長宗我部、藤堂らを味方につけることに成功し、
東西から大坂を攻略する作戦を実行する。
また、言いがかりに近い大義名分を掲げる徳川勢に攻め寄せられた福島正則は、
大坂方の援軍を恃みとせず籠城策をとるが、圧倒的な兵力差を目の当たりにし窮地に陥る。
激戦地となった清洲城へ密かに近付く三隻の船。
そのなかには、正則救出を決意した豊臣秀頼の姿があった―。


という感じです。

序盤、豊臣か徳川どちらにつくか公家連中のおじゃる会話がキーポイント。
この喰えない殿上人たち&西国の大名たちを味方につけようと
崇伝や教如やら坊主連中が暗躍してます。胡散臭いことこのうえなし。
一方、帝が発した合戦停止の詔勅のため、公に清洲城へ後詰を出せない大坂方。
秀頼は相変わらず10歳とは思えない策謀を思いつき、正則救出への道を開きます。

本筋である正則攻略は物語が半分ほど進んでから。
秀吉の死後、家康に加担した正則はかつて大局を見誤った己を悔い…
とはいかず、徳川方へと自分を唆した長政や
今まで律義者の皮をかぶっていた家康に怒りの矛先が向かってます。
ちなみに且元も「内府さまに楯突く秀頼さまが悪い!わしは悪くない!!」
的思考をしており、責任転嫁甚だしいですこの七本槍メンバー。

脇役サイドでは
家康の掌の上で踊りまくってた且元の一時(?)退場、
浪人・塙団右衛門の豊臣方への助力なんかがあります。
とっても愛嬌のある豪傑団右衛門、清洲城戦で派手に暴れてくれそうです。
あと、ついに又兵衛が長政見限って黒田家出奔。
長政のテンパり具合が半端なくてちょっと可哀想になってきた…。

次巻ではいよいよ秀頼の戦場デビューです。
posted by まるひげ at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手
icon_45_b.gifこの記事へのコメント
icon_45_b.gifコメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/371054248
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。