2012-03-08

icon_45_b.gif『金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康』読了。

図書館レンタ本。

色々ツッコミどころがありますが…むしろツッコミどころしかありませんが、
個人的には
信長の本陣トンズラが発覚した時の家康&光秀&秀吉の本音が一番のツボでした。

信長、人生最大の危機、浅井長政の突然の裏切りで敵地、金ヶ崎城に孤立!後に天下を狙う四人の若き日の思考錯誤、七転八倒ぶりをユーモラスに描く歴史小説(アマゾン・レビューより引用)。
鈴木 輝一郎(著)『金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康』

基本的にキャラ小説です( ← ここ大事)。
基本的に会話文中心です。
まさに七転八倒のドタバタな「金ヶ崎の退き口」でした。
一応、家康が主人公的位置づけです。

物語は
越前朝倉攻めが開始&人物描写の前半、
殿軍の総大将を任された秀吉を家康&光秀が補佐する後半に分かれます。
長政に裏切られるとは夢にも思わなかった信長の動揺、
金ヶ崎城に残された家康、光秀、秀吉の運命や如何に―!?
といった展開で、残され組がいい具合に壊れていく後半が楽しいです。

生き残れるかどうかも危うい極限状況において、
4人の性格の違いがこれでもかと曝け出されているのが読みどころでしょう。
ちなみに4人は以下のような性格です。

零か十か、白か黒かしかねぇのかよ!
何事に対しても極端すぎ、「ほどほど」を知らない魔王信長

信長通訳機上等、下々に情が厚いのも結構、それよか練兵ちゃんとやって!
外交交渉は天才的、戦闘に関しては絶望的な才能を持つ秀吉

いい歳して落ち着こうね爺さん!
穏やかな学者面してる癖に、死地に自ら飛び込んでいく勝負事大好きな光秀

勝っても負けても骨折り損…とりあえず三河に無事に帰らせてあげて!
徳川家家中での立場がまだ堅固なものではない家康

…改めて読み返してみると
信長と秀吉のキャラ設定はあまり違和感ありませんが、
家康と光秀が楽しいことになってました。
家康はちょっと短気な武辺者国主。
指一本で床板に穴あけたシーンのドヤ顔はきっと劇画調だと信じてる。
光秀は前作『信長と信忠』でのキャラ造形と似てます。それをさらにこじらせた感じ。

この4人組で他の歴史ネタも読みたいなぁ、という気になりますね。
…と言っても、4人が一緒の戦場なのは後にも先にもこれだけだったわけですが…。
posted by まるひげ at 01:30 | Comment(0) | TrackBack(1) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手
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『金ヶ崎の四人/信長、秀吉、光秀、家康』 鈴木輝一郎
Excerpt: 「信長、やってくれたぜ・・・・・・(泣) 織田信長、人生最大の危機、越前・金ヶ崎城で孤立! 一目散に逃げる信長、出世のチャンスに勇む?秀吉、妙にニヒルな光秀、そして巻き込まれた家康 のちに天下を..
Weblog: 【徒然なるままに・・・】
Tracked: 2012-08-31 22:37
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