2012-01-16

icon_45_b.gif『マイマイとナイナイ』感想。

とりあえず「目玉の代わりにクルミ嵌めんなや」って話だよ。

マイマイは、森の中で小さい小さい弟、ナイナイをみつけた。マイマイは、ナイナイをこわれた自分の右目にいれて、そっと右目をあけてみる。すると、そこには不思議な世界がひろがっていた。皆川博子と宇野亜喜良コンビによる、美しく、怖い物語(アマゾン・レビューより引用)。
皆川 博子(著)『マイマイとナイナイ』

「怪談えほん」シリーズ第2弾。
やっぱりこのシリーズ、こども向けじゃないよ!
今回は不可解な幻想系でした。
後味悪いわーこれ。
なによりもまず、こどもが見るにはシュルレアリスムすぎる絵が気持ち悪い。
いえいえ、宇野氏の絵が悪いってことじゃないのです。
一度見たら忘れられないですよね、この耽美な画風。

あらすじはこんな感じ。

主人公の少女「マイマイ」はある日、弟「ナイナイ」を拾う。
父親からも母親からも見えないナイナイ。
クルミの殻にすっぽり入るくらいに小さなナイナイは、マイマイだけにその姿を映す。
いつも一緒にいるマイマイとナイナイ。
やがてマイマイとナイナイの関係に変化があらわれ…。

という話です。

マイマイが寝てる時にナイナイが動き出すところからもう悪い予感しかしないw
そしてラストは「閉じた世界から逃げられない」END。

…難解です。

どうにもスッキリしない内容なので、
再読してちょっと考察してみましたら以下のような感じになりました。

マイマイが象徴してるものは、「幼い自我」的何かなのかなぁ…。
成長するにつれて無意識のうちに失くしていく、あるいは心の奥に閉じ込められる自我のような。
さらに「よるのゆめ」=「現実、大人の世界」っていう意味かと。
そう考えると、ナイナイは非常になんというか、こう、アダルティな存在のような…(苦笑)。


うーん、これは読んだ方の感想&解釈を聞いてみたいものです。
posted by まるひげ at 23:10 | Comment(2) | TrackBack(1) | 坩堝 | edit | web拍手
icon_45_b.gifこの記事へのコメント
この内容は怪談と言うよりは、ダーク・ファンタジーのような気がします。
子どものときと大人になってからでは、読んだ印象が変わりそうな感じがしました。

トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
Posted by 藍色 at 2014年08月08日 16:55
藍色さん、お返事が遅くなりまして申し訳ありません。
トラックバックありがとうございました!

「怪談えほん」シリーズのなかでも、この作品は雰囲気が違いますよね。
子どもが読んだら…ストーリーよりもまずは絵柄で泣かれそうな予感がします。
シリーズ中、解釈の難しさもダントツだと思います。
Posted by まるひげ at 2014年08月11日 00:05
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「怪談えほん (2) マイマイとナイナイ」皆川博子・宇野亜喜良/絵
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Tracked: 2014-08-08 16:40
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