2011-09-16

icon_45_b.gif『豊臣蒼天録(一)二条城の変』

淀殿がヒスってないと話がややこしくならなくて良いですなぁ。
そして千姫がほわんとしてます。
大丈夫なのあの娘? 状況分かって…ないよなぁ…。


智本 光隆(著)『豊臣蒼天録(一)二条城の変』

智本さんは吉治(大谷大学助)お好きなんですね。
今作では、秀頼を導く役どころとして登場。
設定の差はあれど前々作より約10年後ということで、落ち着いた印象を受けました。
皮肉っぽい幸村はあんまり変わらないような(笑)。

あ、とりあえず公式あらすじを以下に。

慶長十六年春。十二年ぶりに大坂城を出て二条城へ向かう豊臣秀頼には秘めた決意があった。
それは―「家康暗殺」。織田有楽斎にそそのかされたこの計画はしかし、
すべて豊臣家を潰すための家康の策略だった。
暗殺は失敗。大罪人として追われる身となった秀頼は、
大野治長の身を挺した護衛で二条城から脱出。
さらに加藤清正が命を懸けて徳川勢を食い止めなんとか淀城へと逃げ込む。
過酷な現実を直視することを拒否する秀頼だったが、
大坂からの援軍として到着した福島正則や真田幸村、
父を憎み豊臣方についた松平忠輝らに支えられ、ついに豊臣の二代目としての覚悟を決める。
(新書帯より引用)


…あらどうしましょう。
公式あらすじがうまくまとまりすぎてもうあたし書くことない。
付け足すとしたら
直孝かわいそう…ってところですかね。

秀頼と忠輝のW主人公です。
おそらくメインストーリーは秀頼の成長物語になるのでしょう。
秀頼が年相応の姿で描かれているのが良いです。
外の世界を何も知らずに育った超御曹司が
いきなり死の恐怖を目の当たりにするわけですから、
怯え逃げ惑い刀も満足に振るえないっていうのが現実かと。
当初、泣いて絶望するばかりの秀頼が
物語が進むにつれ、少しずつ総大将としての信念を抱くようになります。
ちなみに忠輝に対してはなんとなく確執めいたものを感じている模様。

対する忠輝は、己を疎んじてきた父・家康を嫌悪し、
自らが大坂方につくことで父を見返し、さらには秀頼を利用して天下を望む…という設定。
この2人、からかい上手な忠輝の性格のせいか
それほどギクシャクした間柄ではなかったです。

ストーリー展開としては、序盤からメジャー大名の退場が続きます。
前半は生まれて初めて命の危機的状況にさらされる秀頼の逃避行にハラハラし、
後半には今後の活躍が期待される豊臣方の武将さまたち…
いわゆる「関ヶ原の亡霊」の登場にテンション上がる仕様となっております。
話のテンポが遅くもなく早くもなく。ちょうど良い具合です。

家康の策謀に嵌ってしまった豊臣方ですが、徳川方も問題を抱えています。
豊臣との戦が始まっても様子見の姿勢を通す黒田長政や細川忠興、
さらに頼りない二代目大名たち(井伊直孝・榊原康勝・本多忠政)が家康を苛立たせておりました。
個人的には忠輝に味方する土屋藤十郎こと大久保長安の暗躍が気になります。
本多父子ぎゃふんな展開があるんだろうか。

とりあえず次巻に続く!

どうでも良いんだが読書メーター、if小説の管理ちゃんと頼むわー。
この作品、『慶長回天録』という名前で登録されてるんですが
これって多分仮タイトルのまんま修正されてないってことだよな…。
posted by まるひげ at 00:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手
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