2014-06-25

icon_45_b.gif『The Mark of Watzel』感想。


心温まるストーリーでありながら、
何気ない会話のなかにあるシビアなセリフが印象的。

TVドラマ『怪傑ワッツェル』で人気を博した俳優ジェイソンも、今や詐欺まがいのしがないセールスマン。そんなジェイソンのもとに「病で寿命を宣告された娘・エリンを騙してほしい」との依頼が。『怪傑ワッツェル』が大好きなエリンを前に、ジェイソンは再びヒーローになれるのか…(単行本より引用)。
武富 智(画)『The Mark of Watzel』

自分を信じられない男、
他人から信じてもらえない男、
金しか信じられない男、
そんな3人の男たちと1人の少女が起こした奇跡の話です。
3人とも人生において挫折を味わった経験があり…
というかむしろただいま苦境真っ最中な状況のなかで、
難病の少女を救うために苦心する男たちの方が最終的には救われる、という流れが良いです。
活き活きとしたキャラの表情、
基本シリアス多めなシーンのなかに挿入されるコミカルなコマが
良い具合に緊張感を緩めてくれてます。

ストーリー展開は好きなんですが、文句を言うとすれば
ちょっと駆け足気味なところかと。
少女が夢のなかで病魔と闘うという設定で
彼女の生来の性質と大人たちが考えていたこととの
食い違いに気づくのが極終盤なので、もう少しゆっくり描いて欲しかった。
あと、ラストでヒーローのワッツェルが活躍する見せ場があるのですが、
彼はもっと前から登場させても面白かったかも。

そんでもってワッツェルは若くても老いてもかっこいい。
そこんとこ初見で見極めたエリンは見る目あるなぁ。
posted by まるひげ at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-06-15

icon_45_b.gif『LEVIUS-レビウス-(1)』感想。


とにかく画力が凄いので、イラスト見てるだけでもほーってなります。
緻密で繊細な描画が魅力です。
ストーリーは…SFちっくなグラディエーターが主人公の話?

新生暦19世紀―戦後の帝都では、人体と機械を融合させて戦う「機関拳闘」という格闘技が行われていた。両親が戦争の犠牲となった少年、レビウス=クロムウェルは、伯父ザックのもとで、機関拳闘の若き闘士として頭角を現し始めるが…!!?人間の尊厳と、文明の未来が火花を散らす、頂上バトル、ここに始まる(単行本より引用)。
中田 春彌(画)『LEVIUS-レビウス-(1)』

スローモーション的描写や時折クローズアップされる主観視点、
デジタル処理された中景〜遠景など、
細かいことを挙げたらキリがないほど特徴的な作品です。
そして描写がとても映像的。
フランス映画みたいな雰囲気です。
会話や日常の静のシーン、戦闘時の動のシーン、
どちらもその場の空気のにおいが感じられそうです。

正直、イラストレーターさんのマンガ作品かと思っていたので
内容はあまり期待しておりませんでした。
雰囲気マンガかなぁという覚悟で読み始めたら、意外に王道な少年マンガでした。
世界観の分かりづらさもさることながら、
何よりも左綴じ&セリフが横書きなので
お世辞にも読みやすいとは言えない作品ですが、
1コマ1コマを丁寧に読んでいくのがさほど苦じゃないのは圧倒的画力のおかげでしょう。

主人公のレビウス少年は壮絶な過去を背負っていて
ある時母親の幻影に導かれて拳闘の世界に入り、頭角を現していくのですが…
その姿が非常に痛々しく、読んでいてハラハラします。
レビウスくん、華奢な美少年なだけに一層ね。
個人的には、初登場時典型的ゲス野郎だったヒューゴが地味にイイ奴だったので
応援(つか生きてる?)したくなりました。

やはりまだ1巻なので、世界観の説明とキャラの紹介で終わってます。
ジャンルで言えばボーイミーツガールの部類に入るのかしら?
…と不安になったラスト1ページ。
posted by まるひげ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-06-14

icon_45_b.gif中の人、ちょんまげじゃないのか・・・(´・ω・`)


ネットもTVもどこでもW杯の話でもちきりでございますね。
今朝観たこのCMが印象的だったので思わずよつべで再見してみた。



一番の見所は、もちろん、サムライのパフォーマンスなんですけど、
ギャラリーの不審者を見る目 → 笑顔&賞賛という表情の変化も良いですね。
ここ最近、カップ○ードルは面白いCMつくってるので
新作出ると思わず注目してしまいます。
posted by まるひげ at 22:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

icon_45_b.gif『妖怪博士の明治怪奇教授録(1)』感想。


ノリが90年代のマンガっぽいですね。

明治の世が訪れ、文明開化の波が押し寄せる中 日本各地には未だに迷信や異聞・奇聞が蔓延っていた…。科学的な見地に立ち、妖怪を否定しようと研究するうちに妖怪博士の通り名がついてしまった哲学者・東日流六平太。東日流は妖怪を心から信じている助手・泊瀬武と共に迷信を打破するため各地の怪奇現象に挑む!!(単行本より引用)
たなか かなこ(画)『妖怪博士の明治怪奇教授録(1)』

オムニバス形式で5話収録。
話が1話ですっきり終わっており、読みやすいです。
1巻なので、物語の伏線やらキャラに関する謎やらがあちらこちらに散らばっておりました。

あらすじを見る限りでは、妖怪博士の東日流が主人公っぽいですが、実際は
「妖怪なんているわけない!」と豪語する東日流と
「妖怪の存在を信じてください!」な武、
この2人のW主人公という感じでした。
主張が正反対の2人ですが、お互いを信頼してる様子が微笑ましいです。
そんでもって東日流は哲学者っつーより探偵な雰囲気ですな。妖怪探偵。
まことにうさんくさい。

ストーリーは、日本各地で起こる奇怪な事件をこのコンビが解決するというもの。
文明開化真っ最中の時代背景という物語設定が活きてますね。
で、問題はその奇怪な事件なんですけど、
事件の背後にはしっかり妖怪さん登場してます。
各話のタイトルも「赤舌」「魍魎」「妖刀」「家鳴り」「木魅」と、そのものズバリ。
ちょっとご都合なのが、
実際に妖怪が出てきてるのに、肝心の東日流がその姿を見ることができないという点。
運悪くその場に居なかったり
ある時は東日流自身が妖怪に憑りつかれたり
またある時は気を失っていたり…。
そして武が妖怪絡みの過去持ち&退魔スキルありという点が面白い。
posted by まるひげ at 21:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-06-06

icon_45_b.gif『粟田口の狂女』再読了。


積読本消化…3月の(えっ

間が空いてしまったので再読してしまいました。
滝口作品好きなんですけど、絶版多いのが悲しい。

伊達勢大軍による味方討ちで、神保隊三百余名は哀れ全滅する。伊達の権勢に遠慮した家康側は、この事件を闇にほうむろうとした。真相を知り、娘婿神保長三郎の無念を思いやる老女お勝は、ひそかに一計を案じて洛中の街頭に立ったが……。大坂夏の陣を題材に、豊臣・徳川の交替劇を鮮烈多彩に描いた歴史小説集(単行本帯より引用)。
滝口 康彦(著)『粟田口の狂女』

大坂の陣を題材とした短編集。
各短編の主人公が抱く苦悩と葛藤の末の決断が非常に重い。
自らの意志を全うしようとした時、犠牲となるのは己の命だけでなく一族郎党の命運、
時には御家断絶までも覚悟しなければならない状況下において
忠義のため、あるいは名誉、報復のため、
命と引き換えにしてでも譲れない信念を貫き通した人々の姿が描かれております。

ストーリーの内容だけを見ればお先真っ暗な鬱ENDが多めですが
己の生き方に誇りを持って死んでいった人々の姿は凛然としていて
読了後は、やりきれなさは多分にあるものの、背筋の伸びるような余韻が残ります。

久しぶりに感想文書いたら張り切って長くなってしまいました。
お時間ある方だけどうぞ…。

posted by まるひげ at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2014-06-05

icon_45_b.gif「軍師官兵衛」第20回感想。


職隆が頼りになるなぁと実感した回でした。流石です大殿。

冒頭からお久しぶりの将軍義昭。
村重謀反の知らせを受け、信長ざまぁwと上機嫌です。
毛鞠る脚にも力が入るってなもんです。

有岡城の牢獄では村重に取次ぎを繰り返す官兵衛。
虜囚の分際で態度デカいな!
あくまでも官兵衛を味方に引き入れたい村重は説得を続けますが
どうあっても織田には勝てないと官兵衛は断固拒否。
その後村重は官兵衛が死んだという嘘情報を小寺に伝えます。
「職隆が怒るだろうな」って、気にするところそこなのか政職。

摂津の信長本陣では、村重に同調した右近の処遇が問題に。
宣教師たちを使い、キリシタンの命を盾に右近を脅します。
葡萄酒どばどばモッタイナイですよ。ちゃんと手元見て!
その後の白々しいやりとりの末、右近は信長サイドへ逆戻り。
うーん、村重の時もそうだけど、
村重と右近、さらには両者と信長の繋がりを描いてないから
会話が上滑りしてるように聞こえるんですよねぇ…。
それはともかく。
右近の高槻城が織田方へついたことにより、村重は再び窮地に立たされます。
さらに、一番戦意高かった清秀が村重を裏切り織田へ。
強者側につくのが俺の正義だと晴れやかに語り、
イキイキした表情で有岡城の状況をバラす清秀。
この人、何がしたかったんだかわからんでないの…。
そんな清秀をゴミを見るかのような目で見下す信長。

姫路では。
官兵衛死すの報を御着から受けて動揺する城内。
イライラ太兵衛が大暴れし、小寺家からのお預かり(?)家臣たちと仲間割れが発生。
そして又兵衛もおじさんの縁で御着へ行くことに…。
そんな混乱のなか、
職隆は何があっても毛利にはつかない姿勢を貫き、
いざという時には「官兵衛を捨て松寿を生かす」と苦渋の決断を光に告げます。
…どっちをとっても光にはつらいなぁ。
そしてもはや小寺の殿のことは話題にすら上がりません。正直どうでもいい。
やがて黒田の3家臣は官兵衛の死の真偽を確かめるため、職隆の許しを得て有岡城内に潜入成功。
うーむ、重臣が3人一緒にこんな仕事して万が一のことがあったらどうするの…。

一方、城内の地図を手に入れた官兵衛は着々と脱獄計画進行中。
だしの手引きで牢兵締めたり蹴ったり転がしたりして脱出を図りますが、
いいとこまで行ったところで折よく村重に見っかった。
壁走りまでやって逃げ回ったのに再び捕縛な官兵衛。散々だな!
村重も村重で愛妻にまで裏切られて…
ほんともうこれ以上追い詰めないであげて!(村重を)

さらに頑丈&劣悪な土牢へ収容された官兵衛。
じとじとヌメリな環境で心身共に病んでいきますな…。
posted by まるひげ at 01:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画、TV | edit | web拍手

2014-06-02

icon_45_b.gif「軍師官兵衛」第19回感想。


相変わらず官兵衛は軍師というか軍使なお仕事ばっかりですな。

村重謀反の真相を質すべく、秀吉と光秀が有岡城へ監査にやってきたものの
すっかり吹っ切れた村重は信長disって2人を追っ払います。
その後、2人は信長へ復命しますがここでも追っ払われ。
…どこ行きゃいいの秀吉&光秀。
村重謀反確定を受け、信長は着々と見せしめ策を考案中。敦盛踊りながら。

姫路では、文四郎のタレコミにより政職が村重に同調するとの知らせが舞い込み、
案じた職隆が御着に走るも、政職にまたまた追っ払われ。
黒田家では、小寺討つべしの機運のなか、官兵衛は政職を説得すべく御着へ。
説得に来たというより3家臣連れての押し入りっぷりがすごいな。
むしろ恐喝な雰囲気ですよ!
今回こそは態度を変えない意気で官兵衛を迎えた政職、
「村重を説き伏せれば自分も考え直す」とあっさり翻意。
今回もコロリと態度変えてしまいましたが…。

ということで、今度は村重を説得するため有岡城へ行こうとする官兵衛。
秀吉は渋々ながら認めた一方、病床の半兵衛は引き止めます。
官兵衛、頭に血が昇ると周り見えなくなるの、いつになったら治るの。
そういや、両兵衛の会話ってこれが最後ですな…しんみり。

3家臣に後事を託して官兵衛は単身有岡城へ。
緊張度MAXの城内で、官兵衛は村重と初めて会った時の話を持ち出します。
あぁ、あったね、出世払いの話…
とかそんなこと言ってる場合じゃない。
村重の手には「官兵衛そっちに行くからさくっと殺ちゃって」という政職からの書状が。
えっ、政職にそんな知恵があったとは…!
あまりの出来事に茫然自失の官兵衛に対し村重は手を組もうと誘うものの、
「自分は裏切られても決して裏切らない」と拒否する官兵衛。
うーん、官兵衛が盲目的なまでに人を信じるという信条は幽閉後も変わらないのでしょうかね…。
個人的にはこの幽閉イベントの後、人が変わって腹黒になってしまうという流れだったら
面白いなぁと思ってるのですが…今回の大河だと確実に無い展開だな。

とにかくも、官兵衛が村重によって幽閉されてしまい、
信長は村重討伐スタートしたところで以下次回。
posted by まるひげ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画、TV | edit | web拍手
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。