2014-03-31

icon_45_b.gif「軍師官兵衛」第12回感想。


やばい、1回積んでしもうた。

子役ちゃん頑張った回でございます。
職隆と長政のじじまご会話可愛いなぁ。

初っ端からギャグパート。
妻の名前連呼しながらのハイテンションとは…某タレントのような…。
そんな騒々しいアバンタイトルから始まりました。おみちー!!

開始早々、久秀謀反。
速報を受け、信長が蠅ピシャーン!…即座に小姓が蠅片づけにきたのは良いんだが、
床ならびに扇子は拭わなくてよいのかい。

噂の、信貴山。
籠城中の久秀、茶道具一式広げてお手入れ中のところを息子に怒られる。
わかってないなぁ、久通。
そんな時だからこそ茶道具の手入れをするんじゃないか。
それでこそだんぢょーだよね。

一方、播磨では。
播磨の主だった豪族から人質を差し出せ、との命に渋りに渋る政職。
身体の弱い一人息子をどうあっても差し出したくない様子です。
つか、いつきくんの病は仮病じゃなかったんですね。病は気から。
追い込まれた官兵衛は一人息子を差し出すことを決意。
そのことを打ち上げた官兵衛に対し、光が声を荒げて反対。まぁ、母だもんね…。
感情的なのに論理が通ってるので、こら太刀打ちできんわー。
確かにあそこで小寺の殿を持って来られるとグゥの音も出ない。
妻として母としての鬼気迫る演技が迫力でした中谷さん。
でも、息子を説得するくだりはちと現代的過ぎるような…。
そしてシーンの最後になるまで、息子が全然母を見てないのがなんか切ないな。
そんでもっておじいちゃんから孫を取り上げたらいかん…(涙)。
長政出立シーンはもう葬式かという暗さ。

そうこう言ってるうちに久秀爆死。
もっと高らかに笑ってくれても良いのよ。

信長へ拝謁した官兵衛父子。
己の命よりも大事な息子の命を差し出すという官兵衛に対し
「親子の情がわしにはわからぬ」って言った割には目潤んでませんでしたか信長。
ようやっと播磨に秀吉軍が到着したところで以下次回。
posted by まるひげ at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画、TV | edit | web拍手

2014-03-30

icon_45_b.gif『織田さん家の乱法師』感想。


全話面白いのですが、特に第4話と第8話に爆笑。

つか、自分も光秀笑えない。
幻術といえど、あんな状態の茶器を目の前にしたら絶対「説得する」を選択しちゃうと思う。

時は戦国、天下統一を目指す第六天魔王織田信長。しかしその家中は問題ありありな武将達に満ちていた。そんな凸凹軍団に、こっそりスマートに内憂外患を取り除く超絶お小姓在り。その名は森乱丸。その手腕は時に冷徹、時に強引。鬼才みもりが描く新感覚戦国ギャグコミックここに登場!(単行本より引用)
みもり(画)『織田さん家の乱法師』

「私なんてただの信長さまの宝ですから…」が口癖のお蘭さん。
しかも事実だから謙遜にもなってないっていう、ね!
なんて返事すりゃいいのか困るじゃないの。

全10話収録で、どのお話も
織田家で起きた不穏な問題を、大事になる前に蘭丸が解決するというものです。
自らの美貌と鬼謀をフル動員して臨機応変に立ち回るお蘭さん。
時折、ブラックな裏の顔が垣間見えるのが素敵です。
ストーリーは、テンポの良いギャグがぽんぽんと続くので読んでて退屈しないです。
例を挙げれば、
織田家中での女装大会あり
大名の正室たち(例外あり)の女子会あり
かと思えば
弥助が読唇術使える乗り物扱いだったり
本能寺の変が夢オチだったり…。

ちなみに、登場人物もみんなキャラが立ってるのでわいわいにぎやかです。
面白いこと大好き!なノリの良いシスコン信長をはじめ、
美少年大好き!信長ヒゲ剃れや!!な帰蝶、
躁鬱の差が激しい光秀、
夫のために髪切りすぎてかつら着用なひろこ…
あ、あと「鬼いちゃん」の長可が非常に安定したヒャッハー!!っぷりでした。
posted by まるひげ at 00:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2014-03-27

icon_45_b.gif鳥本2冊買ってみた。


鳥ブームがどうにも冷めないまるひげ、
去年の夏あたりからペットショップうろついてます。均すと月3の割合で。
お目当てはオカメインコさん。

鳥本は、今まで立ち読みしたり図書館でレンタしたりで済ませておりましたが、
最近になって本格的に鳥さんお迎えしそうな気配が出てきたので、
とりあえず2冊買ってみました。

はじめてインコを飼う人に分かりやすいインコの飼い方、選び方ご紹介します。病気になると治りにくいインコだからこそ、日頃のふれあいが必要です。毎日を心も身体も元気に過ごすために、どうやって一緒に暮らしていけばよいのかを解説いたします(アマゾン・レビューより抜粋)。
松岡 滋(監修)『インコとの暮らし方がわかる本』

この類のガイド本はごまんとあるので、正直どれを読んで良いのか悩みますね。
こちらの本がインコ初心者のための本という印象が強かったので買ってみました。
一通りのことは書いてます。
可もなく不可もなく…。


飼育の前に絶対知らなければならない情報をピックアップ(単行本より引用)。
すずき 莉萌・青木 愛弓(共著)『オカメインコ (小動物ビギナーズガイド)』

一冊まるごとオカメインコ。
写真が多くて眺めてるだけでも楽しい。
飼育方法や健康状態のチェック、しつけなど広範囲をカバーしてくれてます。
でも正直、Q&Aのページはあまり具体的じゃないのがちょっと気になりました。

しっかし、本によって書いてあること結構違うもんですよねー…。
しつけの仕方とかやってはいけないこととか。
あんまり本ばっかり読んでも仕方ないってわかっておりつつも
鳥さん飼ったことがないからかなり不安なのですよ。
果たして、我が家に鳥さんを迎える日が本当に来るのかどうか…。
posted by まるひげ at 22:36 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2014-03-26

icon_45_b.gif財布のひもがログオフしました。


最近あまり買い物してなかった反動かどうかわかりませんが、
ネットでどかんと買い物しました。
ということで、久しぶりに買ったものを暴露してみたいと思います。
それはそうと、今月ゲーム費3万超したんだが何事。



戦国無双4

先週発売の戦ムソ新作を遅刻ゲット。
「今アサクリで手いっぱいだし買うの延期するかなぁ…」と思ってたんですが、
声優さんたちによるニコ生のゲーム実況見たらやっぱり遊びたくなってポチッとした。
今作、地味に評判良いみたいですね。
最初は信幸兄が気になってたくせに
今となっては久秀で蜘蛛ばらまく技出してみたい衝動。



アサシン クリードIII コナーサーガ

特典のエンサイクロペディア目当てに…。



デビルメイクライ 3・1・4・2 グラフィックアーツ

1年前に発売されてたの知らなくて慌てて購入。
DMCシリーズ1〜4までのイラスト&設定資料集です。
厚さ2cmくらいあるボリュームで、パラパラと眺めているだけでも楽しい&懐かしい。
世界観や人物、背景などのイラストの他に、
製作スタッフのインタビューなど興味深い記事がてんこもり。
今更ながら発覚した事実や初見のイラストもありました。
1から遊んできたファンにとっては、涙が出るほど嬉しい内容でございます。
ちなみに「DmC? 何それ?」な感じなので、名倉はいないです。



みもり(画)『織田さん家の乱法師』

今月の新刊マムガ。
単行本化を楽しみにしてた、チートな小姓・お蘭さんが主役の戦国ギャグ。



上遠野 浩平(著)/荒木 飛呂彦(原作)『恥知らずのパープルヘイズ ―ジョジョの奇妙な冒険より―』

恥パが新書版になったので購入。
新書化にあたっての書下ろし短篇にも期待です。
あ、3部アニメは来月4日からだそうな…ってつまりは来週からですか!



武内 涼(著)『妖草師』

新刊買い逃したらリアル書店から撤去されたのでネットで買ったよ。
今回は忍びが主人公じゃないのかしら?



天道 グミ(画)/西村 ミツル(原作)『ヘルズキッチン(11)』

新刊買い逃したらリア(ry
新章突入ですね。
posted by まるひげ at 01:18 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2014-03-23

icon_45_b.gif「軍師官兵衛」第11回感想。


脇役が非常に目立っていた今回の大河。
いつになく弱気続きな官兵衛、それを支える父と家臣の図も微笑ましかったです。

それにしても、かーっこえぇです直家さま。
初登場で毒殺かますとか流石ですな。
まぁ、それを言うなら次回の久秀は初登場で爆死かますわけですがそれはともかく。

今回は織田劣勢のお知らせからスタート。
本願寺、北国方面にお忙しい織田勢は、播磨行取りやめ。
その知らせを受けて焦りまくりな官兵衛に対し、備前の宇喜多を調略しろ、という半兵衛。
「宇喜多ァ…」今、嫌そうに呟いたねかんべ。
そんでもって官兵衛だけじゃなく
嫁にまでとても評判の悪い直家さま素敵すぎる。

宇喜多への取次を頼むため、上月城へ乗り込んだ官兵衛。
「播磨の平和のために是非とも宇喜多殿と話し合いの場を!」
とか言ってるうちに背後からまさかのご本人様登場。
良かったね、会いに行く手間が省けたね官兵衛!
そして直家と会見の後に宴とは…官兵衛じゃなくても警戒するわな。
直家は官兵衛殺しても何の得にもならないと言ってましたが…そうかな。
官兵衛の首もって毛利への手土産にするとかもアリでしょ…って言ったそばから
直家の毒殺スキル発動。息をするように毒殺。
他人様の家臣殺しといて颯爽と立ち去る直家さまでした。
いやそれにしても陣内さん、声でかいw
直家はもっと陰鬱なイメージかと思いますが、
喰えない感じは十分醸し出してましたね。えぇ、もう溢れ出るほどに。

そして門徒宗侍女・お道ネタも最終章でしょうか。
黒田家を出ていくと言い張るお道、追いかける善助。
光が善助に声かけるあたり、善助 → お道の恋心は家中でバレバレのようです。
そして善助かわいいなぁ。ホビットのようだ。
嫁さんゲット良かったですね!

さらにフットワークの軽い官兵衛は
摂津へお邪魔する道中、右近率いるキリシタンの葬列に出くわします。
これちょっとしたホラー映像だよね…。
生田さんの右近はなんか妙な存在感ありますな。

一方、北国攻略中の勝家&秀吉。
勝家と仲違いし、信長の命に背き帰ってきちゃった秀吉。
その後、秀吉の命がけの宴の真っ最中にやってきた官兵衛。
どさくさに紛れて小六にイチャモンつけられつつも、
最終的には秀吉の人たらし話術にすっぽりハマってしまいます。
その他、踊りがいまいちギクシャクしてる三成とか
一人座って騒ぎを見物してる半兵衛とか、地味に楽しい宴会でございました。
ラストはお咎めなしの秀吉の播磨行が決定したところまで。

次回、久秀爆死。すごい良い笑顔。
posted by まるひげ at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画、TV | edit | web拍手

2014-03-20

icon_45_b.gif群馬行ってきた。


去年退職した仲の良かった同僚(群馬出身)が
「うちにおいでよ!」と誘ってくれたので、このたびお邪魔することになりました。
旅行記というにはお粗末過ぎる記事ですが、記念にアップしときます。

大宮から高崎までは新幹線で30分かからず到着するんですね。
高崎駅は上越新幹線も長野新幹線も通ってるので、何気に便利でございました。

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それにしても関東あったかい…つーか、暑い。
まるひげの生息地とは最高気温10度以上差がありますよ。
この日の群馬の気温は15度。
だというのに、街ゆく人々、ダウンコート率高し。
え、暑くないの?
コートの下全裸なの??

全裸はともかく。
今回は、富岡・高崎・安中を案内してもらいました。
まずは富岡市にて、教科書でしか見たことない富岡製糸場にお邪魔しました。

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資料館(左)や繰糸場内(右)を見学できたりします。
無料のガイドツアー(30分)や映像ガイダンス、
また、曜日によっては糸繰が体験できるみたいです。
工場周辺は道路が大幅に整備中だったり、
市内には「富岡製糸工場を世界遺産に!」っていうのぼりが
あちらこちらにあったりして群馬の本気を感じました。

移動中、上毛三山(赤城・榛名・妙義)のうち
くっきり見えたのは妙義山だけでしたが、妙義山カッコ良いですなぁ。
ちなみに群馬では、運動会や体育会の際、組み分けは色じゃなくて
赤城団!
榛名団!!
妙義団!!!
という名前で分けるんですって。
「組」じゃなくて「団」なんですね。とてもつよそう。

お次は、高崎。

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高崎観音。
でっかい!
優美な観音様ですなぁ。
電車の窓からも見えます。
観音様に至る坂道では、高校生が部活の走り込みをしてました。
どうでも良いけど、群馬の高校ってほとんどが男女共学じゃないんですって。

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少林山達磨寺。
群馬では願掛けにだるまを購入することが多いとのこと。
自分の地元ではせいぜい選挙に出馬する議員さんの事務所か
古い商店の棚に飾ってあるぐらいしか見かけません。
そんでもって古いだるまさんは、
お正月のお焚きあげ時に供養されるんだそうです。
で、次期燃やされる予定のだるまさんたちが、お寺の裏(駐車場)にこんもりと

P1000513.JPG

だるまピラミッドが。。。
写真ではよく見えませんが、蛍光ピンクとか緑色の大小さまざまなだるまさんがありました。
だるま王国ですね、群馬。

P1000509.JPG

安中の旧中山道。
逆光ですいません。
どでかい杉が道の両脇に並ぶ安中の旧中山道。
かつては賑わったであろう街道の名残が、あちこちに見受けられます。
昭和初期には300本以上あった杉の木も、
今では数十本になったとのことですが、それでも花粉はやばかった。

以上です。
日帰りだったため名所はあまり巡れませんでしたが、群馬良いところですね!
今度はゆっくり美味しいもの食べながら観光したいと思います。

P1000522.JPG

お土産にもらっちゃった手乗りだるま。
群馬の方々はこんな愛らしいものを燃やしてしまうというのん…(´・ω・`)
高崎だるまは、眉が鶴、髭が亀を表しているそうです。めでたいですな。
何を願掛けしよう…家内安全とか無病息災あたりかな。
posted by まるひげ at 23:09 | Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2014-03-15

icon_45_b.gif「軍師官兵衛」第10回感想。


危ない危ない、積むところだった。

播磨は毛利が来るぞー!わーわー!!
信長は本願寺との戦いでわーわー!!してました、という回。
そんでもって官兵衛はいかに正室一筋であったかを強調する
エピソードが入ってますが…うーん、そのネタもうお腹いっぱいです。
正室、側室に対する考え方は当時と現代とじゃ価値観違うんだからさぁ…。
それはそうと、中谷さんの膝枕だなんて贅沢ですね、岡田くん! そこ替わって!!

海路で襲来してきた毛利さんたち、播磨勢の5倍の敵に戦意喪失する皆様。
そんな状況だと大口叩くもの(太兵衛)、趣味に耽るもの(九郎右衛門)
と頼みの家臣たちも挙動不審に陥ります。
流石の官兵衛もビビってます。

善助スパイ作戦。
あのちみっこさ&童顔だと警戒されんわな。適任です。
毛利本陣で▽顔の門徒宗侍女さんに助けられてましたが、
もうちょっと危なそうなシーンにできなかったんだろうか…。

職隆率いる年寄りたち、わらわらした感じがなんか和みますな。
兵士水増し偽装工作での奇襲作戦、
敵方とあんなに近いと危ないよ!バレちゃうよ!
結果的にうまく騙せたからよかったものの、心臓バックバクだな官兵衛。
そして仲良い長政&又兵衛微笑ましいですね。かわいい。

そしてここからほのぼのタイム。
長浜城ではねねが家出。
官兵衛どころじゃない秀吉。
無双だとここから「ねね追撃戦」が始まりそうな勢いです。
ねねが乗り込んだ安土城、
奥様会に信長が混じってる不思議さよ。
つーか、秀吉にとってねねは「過ぎた嫁」なのかそれとも「お似合いの夫婦」なのか、
最初と最後で言ってることが違ってますよ魔王。

再び、播磨。
カムバック侍女さん。
うーん、この展開は間諜フラグだよなぁ…とか思ってたら
善助との恋愛フラグだったというオチですか。
さりげなく登場する九郎右衛門が良い味出してます。
最後は官兵衛の浮気疑惑でドタバタしたところ、
ここまでのほのぼのタイムをぶち壊す書状がもたらされて以下次回。

次回は右近と直家さまが初登場ですね!
posted by まるひげ at 23:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画、TV | edit | web拍手

2014-03-09

icon_45_b.gifアサシンクリード(無印)クリアしました。


2月つーか現在進行形なのですが、ゲーム熱が下がりません。
去年は数える程度しかPS3稼働させてなかったのが嘘のようにほぼ毎日遊んでます。
何にそれほどハマったかといいますと、タイトルの通りです。
超有名タイトルなので解説いらんと思いつつ、wiki様はこちら

PS3版の発売が2008年ということで、もう6年も前のゲームなんですね。
グラフィックが高品質なので不満は全くありませんです。
他所様のレビューを拝見するに、1は好き嫌いが分かれているようです。
何気なくプレイし始めた作品でしたが、
結論から言えば、個人的にはものすごく好みな作品でした。

以下、感想でもぼそぼそ呟きたいと思います。ありあまる今更感を添えて。
あ、長くなったので畳みます。

posted by まるひげ at 22:37 | Comment(4) | TrackBack(0) | ゲーム | edit | web拍手

2014-03-08

icon_45_b.gif『秀吉を討て』読了。


3月も一週間が過ぎましたが、2月の積読本消化2冊目。

えーっと。
とにかく人死にすぎです。
死にもの狂いで故郷の地を守ろうとする人々の覚悟がとにかく悲壮で、結構重めの内容でした。

根来の若き忍び・林空は、総帥・根来隠形鬼に呼び出され「秀吉を討て」と命じられる。同じく指令を受けた根来の刺客忍が、次々と秀吉を襲うが、甲賀忍者・山中長俊らの鉄壁の守りに防がれていた。仲間の叡海や俊念と共に出立した林空は、家康との合戦のため進軍中の秀吉を銃撃しようとするが―(単行本帯より引用)。
武内 涼(著)『秀吉を討て』

タイトルからしてこの任務は失敗に終わるんだろうということが予想されます。
「実は最後にどんでん返しがあるかも?」とうっすら期待したんですがそれもなかったです。

ストーリーは公式あらすじのとおりで、
全国統一を目指す秀吉による紀州攻めが題材となっております。
これに抗い、民による自治を貫くために紀州の民が蜂起するという歴史エンタメ小説です。
もちろん、作者のカラーである忍者小説としての面白さも健在。
主人公が属する紀州の修験行人たちを束ねる総師・隠形鬼。
敵サイドとして秀吉を護衛するのは山中長俊率いる甲賀忍び、
秀吉とは微妙な関係の家康のそばには服部半蔵率いる伊賀忍び、
これら三つの勢力が入り乱れ、忍びたちの死闘が繰り広げられます。
緊迫感に満ち溢れた忍び同士の戦闘に加え、
戦闘員ではない人々が参加する千石堀城や太田城での籠城戦が
絶望的な戦況なので、読んでいて非常に重苦しい。

前2作との大きな違いは、より歴史小説としての比重が大きくなったこと、
そして主人公のキャラ付けですね。
これまでは割と完成された主人公というか、最初からリーダー的位置にあって
泰然と任務をこなしていくクールな上忍が主人公でした。
一方、今作の主人公、鉄砲の腕は天才的でありながら、精神的にはやや未熟。
まぁ、ひとりの青年の成長物語として読んでも良いのですが、
個人的に前2作の主人公の方が好みだったのでちょっと思い入れが浅い…。
ちなみに今作の主人公、運がとても悪い(苦笑)。

同じ根来の忍び仲間や師匠、道行く先での協力者、強力な敵役など
脇役もキャラが立っていて混乱することはありません。
初登場時に「あ、この人死にそう…」って予感したキャラが2人いたんですが、
読み終わってみたら死んだの2人どころじゃなかった。
しかも、信頼度上がったりいい感じの雰囲気になったところで死んでしまうのがなんとも…。
それにしても、根来衆ボスの隠形鬼。
半蔵ビビらせるほど最強オーラ出しときながらあんな中途半端なところで
退場しちゃったら部下に申し訳ないだろう。

敵キャラは、甲賀衆が怖いですな。
山中長俊の手際の良さと配下の女忍び・氷雨。
ヒロインまで忍びにしなくても良かったんじゃ…と思いましたが、
そういう設定にした理由が最後に語られます。
そして作者様はほんとに権力者嫌いなんですね。
秀吉、自らが百姓の出自だからこそわかる、百姓の恐ろしさ。
虐げられる者から虐げる者になってしまった人間の負の面が滲み出ておりました。

蛇足。
終盤の記述で、
紀州攻めとは「民衆の命を大事にしない中央集権専制国家」と「自由の民」の戦いだった
という一文があります(p.350)。
フランス革命に代表される近代ヨーロッパでは
自由の民(ちょっと定義が違いますが)が勝ち、日本においては国家の勝利に終わります。
これにより自由の民は貶められ、国家の力が増長していくその後の歴史を思うと
なかなか考え込んでしまう記述で印象に残りました。
posted by まるひげ at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2014-03-05

icon_45_b.gif「軍師官兵衛」第9回感想。


要所要所で面白くなってきた気がします。
官兵衛に容赦ない半兵衛っていう図が好きです。
それはそうと、今回は、岡田くんの目の表情が豊かなのが印象に残りましたわ。
そして小寺の殿はすっかりギャグ担当になりましたね。

官兵衛がついに半兵衛とご対面です。
播磨平定について活き活きと自論を語る官兵衛を半兵衛が一蹴。
半兵衛、微笑してても目が笑ってないの怖いですね。
そして今回のメインである「ミッション:播磨の名門三家を信長に拝謁させる」、
売り言葉に買い言葉的な勢いで
まんまと半兵衛の誘いに乗ってしまった官兵衛でした。

そんでとっとと播磨に帰った官兵衛。
小寺、別所、赤松のトリオで信長に会いにこうよっていう官兵衛に対し、
「やれるもんならやってみな!」っていう感じの左京進の顔がとても悪役。
あっ、左京進の役者さん、ご結婚おめでとうございます。

ここまでは無理じゃね?な雰囲気まんまんでしたが、
その後はとんとん拍子に物事が進みます。
・別所
長治若いな!
後見叔父と若当主…なにやら毛利家の構図とカブります。
・赤松
主従のほんわか会話の後、押し入り同然に入城。
赤松といえば、おたつの件とか母里父子討死とかの
確執回想シーンすらなかったですね…。
こちらも当主若い。
・・・うーん、説得シーンはもうちょっと突っ込んだ描写が欲しかったところですね。

ついに信長と面会の播磨トリオ。
ダメダメな政職と信長の呆れたような表情がすべてを物語っております。
さらに、その後の半兵衛の「いつまで無能な主に仕えてるんだ」発言って、
昔の自分見てる気分なんでしょうかね。

新勢力の石山本願寺。
初登場の顕如さまー!
かっこよいですね、アップの眼力。
本願寺と言えば、
黒田家が信長につくと決定したことで暇乞いの女子衆。
門徒宗というよりなんか忍びのような雰囲気でございますよ。
とくにクローズアップされてた▽顔の人。
次回予告でも姿が見えたのですが、あれって戦場じゃねぇですか…。

そんなこんなで、毛利水軍がやってきたところで以下次回。
posted by まるひげ at 22:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画、TV | edit | web拍手

2014-03-03

icon_45_b.gif『信長のシェフ(9)』感想。


勝頼の見事な当て馬っぷりが功を奏し、
ようやっと互いの気持ちを伝えることができたケン&夏。長かったなぁ。
それでもその後は進展しないのね…。


病に侵された信玄のために料理を作らされることになったケン。信玄が病死しなければ信長は危機的状況になることを知っているケンは苦悶するが…。武田VS徳川・織田連合軍が激突した「三方ヶ原の戦い」が迫る!(単行本より引用)
梶川 卓郎(画)/西村 ミツル(原作)『信長のシェフ(9)』

メインは三方ヶ原。
いつもより戦闘シーンが多め。
一方、ケンの料理はちょっと控えめな演出ですね。
もちろん、ケンの料理が要所でキーポイントにはなっている点は変わりません。
信玄(と勝頼)、家康それぞれの将としての信念と覚悟が描かれ、
戦国漫画として非常に読み応えのある巻でした。
それにしても、信玄の迫力が凄まじい…。

武田家から徳川領へと逃れてきたケンは、
ここでも料理こさえてます。
陣中食の味噌肉まん、とってもおいしそうです。
なんつーか…徳川の家臣団、みんな言いたいこと言ってるけど家康のこと大好きだな!!
初登場の康政、涼しい顔して鬼畜なことを仰るw
そしてケンは意外に早く武田から脱出できました。
もっとゴタゴタするかと思いましたが。
徳川経由で織田に復帰し、再び信長のもとへ。
以前はケンに突っかかってきた織田家の元料理頭の井上さん、
いつの間にやらすごく慕われてるのが微笑ましい。

信玄の死により、第二次信長包囲網が解除。
次は浅井ネタが来るか、それともようこ(顕如)ネタが来るか…次巻が楽しみです。
posted by まるひげ at 21:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手
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