2013-09-29

icon_45_b.gif『折れた竜骨』読了。


なにやらミステリ熱が沸いてきたので図書館から借りてみた。
…ちと期待しすぎたな…(小声)。

ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた……。魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?(単行本より抜粋)
米澤 穂信(著)『折れた竜骨』

本格ミステリというよりは、
ファンタジー冒険小説にミステリ要素を追加したような作品でした。

魔術が存在するという中世ヨーロッパのとある孤島が舞台です。
自然の要塞であるこの島で起こった殺人事件、
幽閉されていた塔から忽然と姿を消した不死者の青年、
伝説の「呪われたデーン人」が襲来するという不気味な予言、
そして事件の犯人は自らが手を下したことを魔術によって忘却させられている…
等々、なかなか楽しそうなお話であります。

主人公は孤島の領主の娘・アミーナ。
彼女の視点で物語が語られます。
このアミーナ、父親から「お前が男であったら…」と言われる程に
聡明でしっかりした娘さんなんですが。
読んでるとどうにも腹に何か抱えてる感じがして気になりました。
アミーナが探偵役の魔術騎士・ファルクとその従士の少年・二コラとともに
事件の真相に迫っていくという展開です。
ところどころ反則トリックと余分な描写がありますが
それほど退屈せずにさらりと読めるかと。

作品の重要な要素である魔術。
これには制約があるのでなんでもアリ、というわけではないのです。
この魔術の制約が、論理的に謎が解明される点に貢献していると同時に
いくつかの事象にはご都合に使われている感があります。
領主の死に関係する諸々の謎が解かれるシーンは、
伏線が回収されてスッキリなんですけれども、
終盤で犯人がわかっても驚きがなかったのは何故なんだ…。

ちなみにラストが良い雰囲気でした。
アミーナと二コラの複雑な心理と両者の関係性の描写が、
物悲しくも希望を持たせるようなシメとなってます。
可能性は低いでしょうが、続編あってもよさそうな雰囲気ですな。
二コラが主人公とか良いんじゃないスか。

以下、印象に残ったもの3点。
・「呪われたデーン人」の襲撃シーンは
 まんま「パイレーツオブカリビアン」な情景だよな、と。
・個人的には暗殺騎士に登場して欲しかったな、と。
・戦う巨女はカッコいいな、と。
posted by まるひげ at 00:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | edit | web拍手

2013-09-24

icon_45_b.gifやっとみた。


知恵伊豆が特集だった知恵泉。

「時代劇 知恵伊豆が裁く」全50巻。

あるなら観るよ、井上アナ…(真剣)。

さ、これから録画してた前編(再放送)を消化しよう。
posted by まるひげ at 23:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

icon_45_b.gif買っちまっ…


念願のデジタル一眼レフを手に入れました。

憧れのNikon!


Nikon デジタル一眼レフカメラ D5200(標準ズーム+マイクロレンズキット)

田舎なせいか、「実店舗には置いてない」とヤ○ダ電機で言われたので取り寄せになりました。

一眼レフは大学時代に写真の授業でフィルム機を3年ほど使ったきり、
デジイチとなるとほぼ初心者です。
つーことで、大人しくエントリー機を購入してみました。

写真が趣味というわけではないのですが、
ケータイの新調よりデジカメの新調の方がサイクル早い程度には日常的にカメラを使います。
コンデジが現役なのにわざわざ今回新調した理由は、
「日常を切り取るため(キリッ」
っていうカッコイイ目的があるわけじゃないです。ただの自己満足。

宝の持ち腐れにならんよう、色々頑張って撮ってみようと思います。
旅行した時に今よりマシな写真が撮れるように…!!
posted by まるひげ at 00:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2013-09-20

icon_45_b.gif鳥ネタ2つ。


最近、うちの庭にハクセキレイが遊びに来るのです。かわいい。
そうです、足の運びが激ッ速くて尾を上下にぴこぴこ振る小鳥です。かわいい。

hakusekirei7458.jpg

あんまり通うので、適当に雑穀撒いたら、数日後もう一羽来た。かわいい。
お休みじゃない限り姿は見られないのですが、
一日のうち数回遊びに来てる模様。

鳥と言えば、先日、ベランダで小鳥がこと切れてるのを母が悲鳴とともに発見。
スズメくらいの大きさの鳥で、気になったのでネットで画像検索してみました。
どうやらこの鳥のようです。

kawarahiwa77961.jpg

野鳥に詳しくないので違ってるかもしれないけど、多分「カワラヒワ」。
初めて聞いた名前だわ。
建物や窓ガラスに激突してしまう野鳥は多いと聞きましたが、
高層ビルの多い都会での話かと思ってましたわ。
とりあえず放置もしてられんので、庭の片隅に穴掘って埋めました。なんまんだぶ。
・・・・・
ちょっとしんみりしたので、動画サイトで鳥動画見て癒されてみたり。
そこで見つけたこの動画。どこかのCMみたいな雰囲気でお気に入りです。



                  (鳥画像は「フリー素材無料写真 森の父さん花鳥風穴」さんよりお借りしました)
posted by まるひげ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2013-09-18

icon_45_b.gifまたしても。


「知恵泉」見逃した…。
posted by まるひげ at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2013-09-17

icon_45_b.gif『関ヶ原合戦 秘められた真相』 読了。


今月の積読本消化1冊目。
積んでるうちに絶版になってもうた。

連休中、9月15日ということで関ヶ原関連本を読んでみましたよ。

史実を洗い直して歴史の「なぜ」に迫るとき、見えてくるものはなにか。島津義弘、宇喜多秀家、大谷吉継、保科正之、榎本武揚…。戦国から幕末維新まで、世を駈けぬけたすぐれた人物の美しい志を発掘し、あるいは悪名を負わされた人物の寃を雪ぐ。中村彰彦ならではの筆法が貫かれた名歴史エッセイ(文庫より引用)。
中村 彰彦(著)『関ヶ原合戦 秘められた真相』

題名を見ると関ヶ原の話だけかと誤解してしまいますが、
内容は以下の通りです。

第1部…関ヶ原合戦・秘められた真相
第2部…江戸を彩った人と事件の謎
第3部…幕末維新の知られざる側面

歴史上の人物や謎の多い事件をとりあげ、
不当に低く評価されている人物の功績を顕彰、
あるいは実績以上に高く見られている人物を見直し、史実を再検証するというもの。
ひとつのテーマがほぼ10ページにまとめられているので
飽きることなくさらさらと読み進められます。
氏がこれまでに発表した小説作品と深く関連するネタも多くあるので、
中村作品既読の方は特に楽しく読めるのではないかと思います。

そうでなくとも、

・‟神がかり”上杉謙信はヒステリー体質
・小早川秀秋の死因に疑義あり
・名君保科正之の事跡はなぜ抹消されたか
・坂本竜馬暗殺の仕掛人は誰か
・徳川慶喜はなぜ敵前逃亡したか


など、戦国〜近代史好きの方なら目を留めるであろうタイトルが並んでおります。
なかには、目新しいとは言えないネタもありますが、
このエッセイが刊行されたのが1995年(文庫化は2000年)
ということを考えると仕方のないことかと。
検証した内容に対する考察のすべてに
歴史資料研究の裏付けがあるので説得力がありますね。
俗説・妄説に埋もれた史実を発掘するための原典主義的姿勢と
資料の読み込みの深さに脱帽です。

個人的には、
榎本武揚と福沢諭吉の確執、やるやる詐欺の慶喜、
新選組研究の代表者である子母澤寛の記述に虚構あり…
あたりを楽しく読ませていただきました。
幕末も再勉強しないといかんなぁ。
posted by まるひげ at 01:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit | web拍手

2013-09-15

icon_45_b.gif連休の予定は読書です…書店パト。


前回の記事と一緒に書こうかどうしようか悩んだ結果、分けました。本ネタです。
書店内をうろついていたら、なにやらシックな雰囲気のノートが置いてあったのです。
「文房具セットのムック本? どこのブランドかしら?」と思ってよく見たら。



エンディングノートでした。


・・・・・

うん、大事だよね。流行ってるしね。そらシックな雰囲気だよね。
きゃりーぱみ(略)が持ってそうな前衛的な雰囲気のノートだったらちょっと違うよね。
…まぁ、そういうのに書いてもそれはそれでアリだろうけど…いや、ないかな。

気を取り直して。
久しぶりに講談社ノベルスを購入してみましたよ。


詠坂 雄二(著)『日入国常闇碑伝』

仮想戦国時代を舞台とした、わけわかんなそうなストーリーに惹かれました。
「伝奇冒険譚」って楽しそうな謳い文句までついてるし。
よく見りゃ表紙イラストは獅子猿さんだわ。

以下、気になる本2冊。


近衛 龍春(著)『武田の謀忍』

勝頼の遺命を遂行すべく、武田忍びが武田家を裏切った家臣たちに復讐を果たすため
ニンニンするというストーリー。
ニンジャは好きだが、近衛作品はちと苦手なので購入を躊躇っております。

しっかしアレですな、
今に始まったことじゃありませんが、
発売済みの本を探しに本屋2〜3件ハシゴしてもどこにも置いてないと
本当に無事発売されたのか心配になりますね。そしてネットで注文する羽目になる。
田舎書店あるある。
つーことで、書店にはなかったコレも気になります。


海道 龍一朗(著)『我、六道を懼れず 真田昌幸連戦記』

「歴史街道」に連載されていた昌幸小説が単行本化。
幸村本『華、散りゆけど 真田幸村連戦記』を読んだ身としてはこちらも是非読みたいところです。
posted by まるひげ at 02:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | 本ネタ | edit | web拍手

2013-09-14

icon_45_b.gifなんて暑さだ。


3週間ぶりくらいに扇風機回しちゃいました。暑い。

ここ数日、朝起きると喉痛かったり頭痛かったりして風邪かしら…
いやいやもしかして口開けて寝てたかしら…と思ってみたりして。
そして今日はお昼前からくしゃみ&鼻水発症、この時間になっても鼻水が止まりません。
今も鼻栓しながらブログ書いてます。くるしい。
こんな時こそ鼻セ○ブ様の出番ですよ。「今使わずにいつ使うのだ!」(@ナウシカ)的勢いで消費中。
…とまぁ、そんな感じで、暑いくせに鼻水出るときってありませんか?

今年特に起こりやすい『寒暖差アレルギー』見分け方と対処法 − NEVERまとめ

「寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)」というものだそうで、
厳密には、アレルギーではなく自律神経の乱れが原因。
多分、熱いもの食べると鼻水が出るのと基本的には同じ仕組みなんじゃなかろうか。
ちなみに、これと同じような症状で病院行った友人曰く
「食後にゆっくりコップ1杯の水を飲め、と医者から言われた」とのこと。

でもこの時期、自分のように秋の花粉にも反応しちゃう人は
どっちが原因か、ドッチモ−!なオチなのか、判断に困りますね。病院行け。
posted by まるひげ at 23:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

icon_45_b.gif仕事で東京行ったついでに。


時間があったので永青文庫に寄ってきました。

正面玄関.jpg

ちょうど、コレの展示期間中だったもので。

看板.jpg

夏季展示「大名細川家への贈り物 ― 信長、澤庵、大観から―」

永青文庫外観.jpg

落ち着いた佇まいの本館。
旧細川侯爵家の事務所として昭和初期に建てられたそうです。
4階建てで、1階は受付&ミュージアムショップっぽい空間
見学者は有閑マダム多し。

見学したところ、戦国成分は少なかったです。
幽斎の和歌数点、
信長→忠興の蒔絵の手箱、
今年新たに重文指定となった家康→忠興の書状…くらい。

特別出品が2品ありまして、
三島由紀夫の書簡と、吉田茂の回顧録的なものが初展示。

夏季展では、永青文庫の設立者である16代・護立氏のコレクションが目立ってましたね。
展示品はもちろんですが、
展示室の内外に、調度品として書棚が多く置かれているのですよ。
その蔵書の雰囲気がなんとも趣がありましてね。
『アラビアン・ナイト』とか『イソップ物語』のタイトルを確認しましたが、
これらの装丁が非常に装飾的で手に取りたくなるくらい。
お触り厳禁なので、見るだけじっとり見てきました。背表紙の数々を。
ちなみに別館(サロン)では、現当主・護煕氏の手による焼き物が展示されてました。

それにしても。
永青文庫、わかりづらいところにあるなぁ。
普通に目白駅 or 副都心線 雑司ヶ谷駅で降りて
目白通りから攻略していけば楽なんですけど、
住所とケータイ版のザッパ過ぎる地図を頼りにしていったら迷った…。
つーか、あの坂は一度転んだら最後まで転げきらないと止まらないレベル。
住宅街のど真ん中だし、道細くて入り組んでるからなぁ。
都電の早稲田駅からスタートするのは激しくおすすめしません。
posted by まるひげ at 00:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2013-09-10

icon_45_b.gif『あやしや(2)』 感想。


3巻読んで感想文書こうと思ったら2巻の感想文書いてなかったので…今書く。

「今でも夢に見る。あの日、一日の出来事は…その空気の匂いですら忘れたことはない」ついに「綺糸屋事件」の全貌を語り出す仁。隠された事実、残された不可思議な物証。さらに濃度を増し始める闇…闇…闇。そして現れた、かつてない「鬼」の存在。仁の戦いは、新たなる段階へと突入する!(単行本より引用)
坂ノ睦(画)『あやしや(2)』

公式あらすじだけだと話がわからんので、ちょいと補足します。

都を騒がす‟朱天童子”、
その正体は自ら鬼になることを望む少年であった。
盗賊一味に育てられた過去を持つこの少年に
「人として生き直せ」と諭す仁は、「楽」という名を与える。
楽が屋敷に居座ってから数日後、
娘の姿をした鬼が仁のもとを訪れ、「自分を殺してほしい」と訴えるのだが…。


という展開です。
2巻で重要なのは「綺糸屋事件」のあらましが語られていることでしょう。
…まぁ、語られてるといっても、仁が体験したことだけなので謎ばかり。
回想シーンの平和な綺糸屋の情景が暖かくも切ないです。
なぜ綺糸屋が顔のない鬼に襲撃されたのか、
仁とだまりの共生関係がなぜ成立したのか、
屋敷の倉に保管されていた鬼退治の武器、
そして仁の父の不在の理由。
どれをとってもなにひとつわかりませぬ。

謎といえば、鬼導隊もですな。
どうやら都の鬼を退治することだけが任務ではないようで。
咲の兄(故人)、
前巻ラストで登場した笛を持った男、
綺糸屋事件を担当した一番隊と二番隊隊長の存在がなにやら訳アリな雰囲気でした。
さらに今巻ラストに登場した死にたがりな鬼娘の存在もまた謎。

朱天童子こと楽。
かくかくしかじかありまして、仁の屋敷へ居候することに。
咲と楽がぎゃあぎゃあ騒いで仁がしかめっ面してる、という図がデフォになりそうです(笑)。

あとどうでも良いことなんですが、
この作者が描く小物のデザインが好きだなぁ。
採血器のコウモリ根付(?)とか素焼きっぽい壺とか小瓶とか。
あとがきとカバー裏は今巻も楽しいです。
呉服屋魂染み込んでる若旦那が素敵。
posted by まるひげ at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-09-09

icon_45_b.gifまた気になるタイトルが。


「戦国無双4」が発売決定だそうで。

「SCEJA Press Conference 2013」にて新作情報を発表!―コーエーテクモINFORMATION

個人的には新キャラよりもゲームシステムがどうなるのか気になります。
つか、「影牢」タイトル懐かしいな。
そして「真・三國無双7with猛将伝」の方はPS4でもリリースなんですねー。
コーエーは今月26日の「無双OROCH2 Ultimate」発売を皮切りに
戦国無双2 猛将伝+エンパ(HD版)、三國無双7 猛将伝、ガンダム無双と、
4ヶ月連続で無双タイトルが待機してますね。無双祭りです。
しかも全部がPS3/PSVitaというマルチプラットホームにて発売。
無双はやはり据え置きの方が遊び甲斐あるよね。

あ、Vitaといえば。

PSVITA:据え置き型「PSVitaTV」11月14日発売 1万円切る低価格で―毎日新聞デジタル

小っさ!!!!!
スマホじゃないのかこれ。
携帯型ゲーム機ってどうにも好きじゃない派なので、据え置き型は助かりますな。
さらにPSVitaは、従来品より薄型・軽量化した新型Vitaを来月に発売するとのことで、
なにやら忙しいことになって参りましたね。
posted by まるひげ at 22:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるもの | edit | web拍手

2013-09-08

icon_45_b.gif『天を裂く 水野勝成放浪記』読了。


気になってた鬼日向の本を読んでみた。

序盤から敵方さくさく殺して生首××しちゃうようなDQNだもんで、どうなることかと思いました。

藤十郎勝成、十九歳、盟友は井伊直政、好敵手は石田三成。信長が永楽銭の旗印を与え一人で一万の敵に当たる戦巧者。家康の年若い従兄弟にして三河刈谷・水野家の御曹司。切腹より重い処罰を食らい、天下人・秀吉に命を狙われ、家を捨て、名を変え、主と戦場を渡り歩いた若者が、放浪の果てに臨んだ関ヶ原の大勝負とは!?稀代の戦バカの戦国青春放浪記!(単行本帯より引用)
大塚 卓嗣(著)『天を裂く 水野勝成放浪記』

一文一文が短いのでテンポ良く読めます。ラノベ並みの読みやすさ。
文体の軽快さは読んでいて気分が良いですね。
内容は会話文が多いうえに、話し言葉も現代的です。
ネット発だったり、既存作品の台詞を連想させるような言い回しなんかもあるので
そこんとこはちょっと笑ってしまいました。
良くも悪くもネオ時代小説。年配の方には受けないだろうなぁ。

それはそうと、内容。

若き日の勝成は、
当主である父・忠重の家臣を誤って殺してしまったことで勘当され、
奉公構の憂き目に遭い、十数年の間、名と主を変え戦場を渡り歩く日々を過ごす。
途中、友と呼べる存在や多くの武将たちとの出会いと別れを繰り返し、
たどり着いた地で、勝成は命を賭して守るべきものを見つける―。


というストーリーでありまして、
好き勝手に生きてきた勝成が紆余曲折を経て己を知るまでの成長物語です。
ちなみに時代背景は、天正壬午の乱(黒駒合戦)から島原の乱まで。
婆娑羅武将として殺伐としたフリーター生活してる前半と
のちに名君と呼ばれる姿が想像できるやや落ち着いた後半部分に分かれます。
「風流尽くそうかい」が口癖である戦好きの勝成、
‟傾き者”としての性格は一生変わってないです。
しかし、放浪生活のなかで虚を胸に抱えつつ
己の生き方を掴んだことで、確実に勝成は変わっていきます。
前半と後半とでは、戦を見る目と戦場に臨む心境が異なっているところに
一人の人間として、他者を動かす者として成長した勝成の姿が見て取れますね。

最後に恒例のキャラ語り。
キーパーソンは、備中の豪族・三村親宣。
勝成の後半生に重大な影響を与えた人物として描かれます。ものすごい良い人。
・「勝成の盟友」井伊の赤鬼
まっとうにお役勤めしてる直政かっこよいです。
・何故か一方的に勝成から「好敵手」と思われてる三成
本人の登場シーンはあまりありませんが、
「政をするために生まれてきた化け物」(p.272)という家康の評価がなんかいいですね。化け物。
・ちょろちょろ出てくる又兵衛
勝成をライバル視する道化役的ポジション。基本良いとこなし。
逆に長政がなかなかな人物でした。外面はものすっごい好青年。実は計算高い腹黒さん。
posted by まるひげ at 00:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-09-04

icon_45_b.gifしまった!


今日(もはや昨日)の「知恵泉」見忘れたー。
「たしか今日の特集は愛の人だったはず…!」
と思って公式へ再放送時間確認しに行ったついでに放送予定チェックしたら、
再来週(9月17日)の特集が、知恵伊豆こと松平信綱であることを発見。
これすなわち、

ちえいずのとくしゅうがちえいず

ということになりますな。ややこしや。
つーか、こういう番組で取り上げられたことって今まであったかしら…?
とりあえず楽しみにしてます。
posted by まるひげ at 01:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2013-09-02

icon_45_b.gif『戦国覇王伝(7)鹿角の軍神』読了。


8月の積読本消化2冊目。

if小説の直継ってかわいそうな役回りが多い気がする…。

豊臣家の宗主・秀頼が、絶体絶命の窮地に陥った清洲城の掛け替えのない忠臣・福島正則を救出するため、危険を省みずわずかな兵力で出陣した。果たして、秀頼は無事に大坂へ戻れるのか?一方、家康は伊達政宗の本拠地・奥州へと兵を挙げる。その先鋒は、徳川四天王がひとり本多忠勝。鹿角の軍神を迎え撃ち、政宗に運命の戦いが迫る!(アマゾン・レビューより引用)
中里 融司(著)『戦国覇王伝(7)鹿角の軍神』

今巻は、前半の正則 VS 家康、後半の政宗 VS 忠勝という構図に分かれてます。

とりあえず、いつものあらすじ補足です。

家康の攻撃の前に窮地に陥った正則を救うため
少数の兵をもって隠密裏に清州城へと乗り込んだ秀頼。
清州城は家康に攻め落とされたものの、正則を救出することに成功する。
その後、家康は政宗討伐のため大軍を挙げて奥州へ侵攻する。
伊達領の前線である石森城へ徳川軍の先鋒として攻め込んだ本多忠勝。
守りの堅い石森城攻略に苦戦する徳川軍のもとへ、政宗率いる伊達本軍が近づいていた。
しかし時を同じくして、家康率いる徳川本隊が戦場に向かっていた―。


という展開です。

正直なところ、奥州戦はあんまり興味ないので
秀頼の初出陣となった正則救出戦が楽しい。
…まぁ、出陣といっても、船上待機なのですがね。
落城間近の清州城に乗り込んだ少数精鋭の豊臣勢のチートっぷりがすごい。
秀頼といえば、同盟者である政宗との絆の強さを世間に知らしめるため、
政宗の五女・五郎八姫と婚儀を結ぶことを提案してます。
似た者同士の秀頼と政宗、大坂−奥州間の調整に神経すり減らしてる小十郎が気の毒です。
そしてここんとこ大人しい西方。
島津&鍋島あたり、そろそろ動き出しても良い頃合いですが…。

あと、団右衛門は失業後すぐに再就職できたけど
前巻で黒田家退職した又兵衛、どこで何してるの。
posted by まるひげ at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手
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