2013-08-31

icon_45_b.gif『大坂将星伝(中)』読了。


今月の積読本消化1冊目。

前巻ラストの予告で勝永が三成を兄と慕う云々ってありましたが、
そんな雰囲気はありませんでしたぞ。

大にして、広き国―。大航海時代の世界を見つめた豊臣秀吉の国家構想のもとで、朝鮮出兵が始まった。だが、理想とは裏腹に、朝鮮の戦場は泥沼の様相を呈する。そして、夢を果たせぬまま秀吉が薨じたとき、巨魁、徳川家康が蠢動し、天下は再び風雲急を告げる(単行本より抜粋)。
仁木 英之(著)『大坂将星伝(中)』

中巻の内容は、肥後の国人一揆から関ヶ原の戦い終了まで。
メインは朝鮮出兵ですね。
関ヶ原の戦いはほんとにあっさりさっぱり終わります。

この巻で勝永は、自らの戦う意義を見出します。
秀吉の掲げる「大にして広き国」実現のため、
秀吉の死後も豊臣家を主として盛り立てていこうとする勝永。
さらに、朝鮮の戦場、関ヶ原の戦いを通じて多くの武将と出会い
それぞれが信じる志に触れることになります。
名護屋城下では真田幸村、木村重成との邂逅があり、
これで大坂の陣に関わりのある人物がすべて揃いました。

関ヶ原の戦いでは、勝永は序盤の伏見城攻めで戦功を挙げます。
ところが本戦では南宮山配置になってしまうので、勝永は出陣することなく敗走、
結果として領地の豊前国が没収され、土佐の山内一豊のもとへ身柄を預けられます。
終盤、戦は終わったのかと問うおあんに対し、
「終わらない、続いていく」(p.338)と応じた勝永の台詞が、
そのまま大坂の陣へと繋がっていく形で以下続巻。

キャラを見てみると…
なんだか、想像したよりお玉が勝永に突っかかっていかないな、と。
そして勝永の正室・おあんの出番がほとんどないな、と。
あとはオリキャラの朝鮮人・郭絶義がなかなか面白い立ち位置のおっさんでした。

秀吉の志を妄執と断じ「小にして厚みのある国」を築こうとする家康。
勝永と家康はこれまでは険悪な仲ではないのですが、
大坂の陣へ至るまでの勝永の感情の変化が楽しみです。
posted by まるひげ at 22:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-08-29

icon_45_b.gif久しぶりに茶を


噴き出すところだったわー。
ちょっと前に「BASARA4に又兵衛が出るよ!」ってニュースを見て、
CVがみきしんってとこで自分のなかの又兵衛イメージに無いなぁーとか思ってたら。
今日の公式更新で、自分どころか世間一般のまたべ像を粉砕してあまりあるものが露出。
粘着陰湿系ですかー。
つーか、この顔、誰かに似てるんだけど思い出せない…。
なんだか光秀がまともに見えますね!

あ、そうそう。光秀で思い出した。
記事にしようと思ったのはBASARAネタのためではなくてだな。
気になる新刊出ますよね。


垣根 涼介(著)『光秀の定理(レンマ)』

垣根さんといえばミステリですが、今作は初の歴史小説ですね。
連載当時から話題だったようなので、きっと面白いんだろうなぁ。

とりあえず光秀<<<<<ニンジャな自分は、内容確認もせずこっち買うけどね!


武内 涼(著)『秀吉を討て』
posted by まるひげ at 23:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 気になるもの | edit | web拍手

2013-08-28

icon_45_b.gifなにやら話題のようなので。


やってみた。

出身地鑑定!!方言チャート

東京女子大の学生が開発したそうで、
YESかNOの質問に答えていくと回答者の出身地が導き出されるというもの。
こういう「あなたの○○を当てます」系のゲームって、
じわじわ自分とこに近づいてくる感じがホラーちっくで楽しいですよね。

よく当たるとの評判だったので、遊んでみましたら1回目は見事に当たりました。
しかし、2回目3回目は全然違う(笑)。
途中で悩む質問がいくつかあって、そこが分岐点となる問題だった場合、
以降は軌道修正できないっぽいです。
「言わないわけじゃないけどそんなに頻繁に言うわけでもない…
会話に出てきても普通に通じるし…」という単語ってありますよね。
たぶん、直観で答えると当たりやすいんじゃないかしら。
posted by まるひげ at 23:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2013-08-23

icon_45_b.gif『くるすの残光 いえす降臨』 読了。


三戸とか戸来とかって地名が出てきたから、
もっとトンデモなナニャドラヤ的何かが展開されるのかと
恐る恐る読んでしまったじゃないの。杞憂。

<その力は本物か、それとも――>
天草四郎の遺志と力を継ぐ心優しき忍者・寅太郎。“あの方”の復活のため、“聖遺物”を取り返す戦いを続ける彼らの前に"いえすの生まれ変わり"を称する少年が。その力を目にしたとき、激しい驚愕が寅太郎を襲うー(アマゾン・レビューより引用)。
仁木 英之(著)『くるすの残光 いえす降臨』

これまで、茨冠と聖槍を取り戻した寅太郎たち。
敵方の手で強大な力を発揮した聖遺物ですが、
キリシタンたちの手では本来の力を引き出せないでいます。
ちなみに、序章を読むと今回の聖遺物は「聖骸布」であることがわかります。

今作は3つの勢力がそれぞれの信念を貫くため闘っております。
ひとつは、寅太郎たち天草四郎の修道騎士、
もうひとつは天海とその配下のキリシタン討伐部隊「閻羅衆」、
最後は奥州で「神の子」と讃えられる少年・一起と隠れキリシタンたち。

高度な製鉄技術を持った奥州の山の民たちは、同時に熱心なキリシタンでもありました。
彼らを水面下で保護してきた伊達藩でしたが、
藩主・政宗の死後、幕府によるキリシタンの弾圧が本格化します。
「いえすの生まれ変わりが奥州の地に現れる」という予言を信じ、
迫害を耐えてきたキリシタンたちが一起を戴き、
神の国をつくるため蜂起する機会を窺っていました。
奥州の隠れキリシタンの噂を聞いた寅太郎と佐七は、
蜂起は無謀であると説得を試みるものの、奥州のキリシタンたちには受け入れられず、
逆に山の民と一起の力に圧倒されてしまいます。
そしてついに奥州のキリシタンの軍勢が仙台城を取り囲み、
寅太郎、一起、公儀の三つ巴の戦いが始まってしまい―。

いささか長くなりましたが、そんな展開です。
なんだかこのシリーズ、読んでいるとモヤッとしますな。
主人公である天草四郎を奉じるキリシタン側の主張が弱い、というか説得力がないんです。
いつも敵側の論法に霞んでしまっている印象を受けます。
今回は、同じキリシタンでありながら宗派の異なる者たちとの対立です。
対立した相手側のことを考えてくれないんですよねぇ。
敵の敵は味方、とはならないところが惜しい。
まぁ、たとえ共闘して幕府を相手にしたとしても、
互いに相手を認められない状態で勝てるわけもないんですがね…。

敵方の井上政重(元キリシタン)がかっこよいご老体です。
「信仰を取り戻せ」と言うキリシタンに対する返答が揺るぎないものであるのが潔い。
敵といえば、天海の過去(光秀が天海となった経緯)も明かされています。
ベタなので隠す必要ないなぁ…(苦笑)。

一方、その他修道騎士メンバーは。
寅太郎と佐七(+お雪)以外は、待機でした。
そのなかでも前作で、天海の呪術によって甦った立花宗茂に完敗した荘介。まだ落ち込んでます。
悶々とする荘介の前に萩藩の侍から仕官の誘いがかかります。
いわくつきの話ではあるものの、
キリシタンも絡んでいることもあり、荘介は仕官することを決意。
ということで、次作の舞台は萩ですね。
posted by まるひげ at 00:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-08-22

icon_45_b.gif『海軍料理おもしろ事典』読了。


図書館レンタ本。

こういう本読めば読むほど、給糧艦「間宮」の魅力に引き込まれてしまいますな。
羊羹…(涎)。

海の男たちの食文化―ロマンに満ちた大航海時代、帆船乗組員は何を食べて冒険をかさねたのか!?帝国海軍の艦隊料理のルーツとは!?ウイット溢れるイラスト・エッセイ。(アマゾン・レビューより引用)。
高森 直史(著)『海軍料理おもしろ事典』

事典とありますが、エッセイです。
以前読んだ『戦艦大和の台所−海軍食グルメ・アラカルト』と基本的には同じ筆致で、
高森節炸裂。脱線しまくり。著者の描くイラストがなんとも味があります。

とりあえず読み始めると、まずはヨーロッパの大航海時代のうんちくが。
「ん? 海軍??」と思いつつもさらに読み進めた先には日本の戦国時代。
「ちょ、海軍はよwww」と催促しつつページをめくると、お次は幕末&文明開化。
そんな具合に、脱線しながら徐々に海軍料理へと進んでいきます。

ちなみに目次は以下の通り。

第1章…船乗りと食事
第2章…海軍料理へのアプローチ
第3章…明治海軍と料理研究
第4章…大正期の海軍料理の発展
第5章…昭和海軍と華の艦隊料理
第6章…海軍料理の栄枯盛衰


とりわけ戦国脳な自分にとっては
関ヶ原の戦いを糧食の面から見てみた、という第1章の視点が楽しい。
あとがきにいわく、

「天下分け目の関ヶ原」は、いうまでもなく陸上戦闘であり、海軍とは縁遠い戦闘様相であるが、裏方であるロジスティックは陸上も海上もない。そのロジスティックの一面を考察するため合戦の背景を振り返ってみた。(p.272)

とあります。
製造業や配送業に携わる方ならお馴染みのこのロジスティック。
ここでは軍事用語として使われているので「兵站」の意なのですが、
ロジスティックを戦闘時に指揮官がどう考えていたかについて、
指揮官の人格や識見を知るための参考にされております。

そのほか、
軍事的緊張が高まる昭和14年に、
第一艦隊(当時の司令官が山本五十六)が料理コンテストを開催していたとか、
池波正太郎が海軍入るまでは極度の偏食だったというネタとか、意外でしたね。

イギリス海軍を規範とした日本でも、食習慣まではマネすることができず、
試行錯誤を繰り返しながら日本海軍独自の知恵がうまれていく様子がわかります。
肉じゃがやすき焼きなど、海軍料理のルーツやエピソードを収集し、
日本の食文化の発展過程にかかわった海軍料理が多く紹介されておりました。
内容は結構ボリュームがあるので、ちまちま読み進めることをお勧めします。
脚注までが面白く、ツッコミどころ満載でございました。
posted by まるひげ at 03:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit | web拍手

2013-08-20

icon_45_b.gif浮上。


おばんです!
何気に久しぶりの更新になってしまいました。
先週半ばから仕事が立て込んでしまい、ちょっとした修羅場を味わっておりました。
先週半ばっつーより、お盆前にはすでに尻に火がついていた状態だったんですが、
連日のこの暑さのせいで尻の火に気づかんかったとです。
気づいたときにはまるひげの尻まるこげっていう、ね!

尻尻うるさいですねすいません。
仕事はなんとかカタがついたので今日は早く寝よう。
…と思いつつ解放的な気分に誘われて久しぶりにネトサしていたら
気になる新刊情報を発見。



鈴木 輝一郎(著)『姉川の四人 信長の逆切れ』

えっ、あの『金ヶ崎の四人』、まさかの続編!?
タイトルからして、もうwww
これは読まねば!!

いやそれにしても、このクッソお暑い8月も下旬に突入とかってなんのドッキリかしら…。
そういえば、2週間前には聞こえてこなかった夜に鳴く類の虫たちの声が聞こえるので
秋に近づいてはいるんですねこれでも。
posted by まるひげ at 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2013-08-12

icon_45_b.gif『関ヶ原』読了。


図書館レンタ本。

結果的にみんな「こんなはずではなかった…」感が半端ない。

秀吉の死後に豊臣家で起きた内部抗争を、三成の娘・辰姫を養女にし、天下の平安を願い続けた寧々はどんな思いで見ていたのか? 三成・家康の視点を交えて描く「寧々の関ヶ原」(アマゾン・レビューより引用)。
岡田 秀文(著)『関ヶ原』

物語は秀吉の死の直後から始まり、
関ヶ原の戦い後、寧々に預けられていた三成の三女・辰が津軽家へ引き取られるところまで。
父の勝利を願い、その身を案じる辰は7歳とは思えない落ち着きを見せておりました。

三成と寧々の不仲説に新解釈、というフレコミでしたが、
読んでみたら新解釈ってほど目新しいものではないかと。
三成、家康、寧々、三者の視点からの関ヶ原を描いた作品でした。

ここでの三成は、
当初は家康の野心を警戒しつつも、その人望と軍事力を頼みに連携して
政権を取り仕切っていこうと半ば本気で考えているところが面白い。
家康が秀吉の望み通りに振る舞うならば家康を支えていくよ! 的心意気です。
ところが、利家の死後から豊臣家をないがしろにし、
三成と敵対する立場をとった家康は打ち倒すべき存在となります。そっからは容赦ないです。
と同時に、寧々のもとには幼い我が子を預け、出自を隠して養育してほしいと依頼したり。
利家存命時点でのこの行動、三成の覚悟の程が推し量れようというものです。

一方、利家の死後は「三成ごとき何も出来ないだろう」と高を括っていた家康。
ゆるやかな政権簒奪を考えていたものの、
自らの天下取りへの道を大きく狂わせられたことに気づき、三成を徹底的に警戒し出方を窺います。
時が経つごとに、家康にとって悪い方向へと動いていく情勢。
この作品での家康は8割方焦ってます。

そしていまひとりの重要人物である寧々は、
豊臣家のため、秀頼のために、家康に従うことを余儀なくされます。
家康の律義さを信じつつも信じきれない、
中途半端な気持ちに懊悩し続けた寧々が下した決断は
「どちらの味方にもつかない、和平の使者となる」というものでしたが…。
秀吉の死後は徳川へと傾く時勢とはいえ、

「避けられぬ戦であるなら、秀秋にかぎらず、自分の身内たちには、大坂のため、
豊臣のため、戦って欲しい。」(p.281)


この独白が偽らざる寧々の本心であったと心情的に納得できますな。

また、関ヶ原の戦いは東西両軍それぞれに身を置く大名たちにとっても
自身の思惑の齟齬が続いた末の戦であったことが描かれます。
ある理由により天下を望んだ輝元、
豊臣家への忠義心と家中の徳川派の家臣たちとの板挟みに苦しむ秀秋など
「なるほど、そんな風に考えていたのかも」と思える心理描写でした。

あと、どうでも良い注目点。
佐和山主従は、落ち着いたもん(?)です。『太閤暗殺』でのキャッキャぶりどこ行った。
結構喧嘩っ早いというか家康始末を主張するのが左近で、
三成は戦が諸処にもたらす影響を慮り、
ぎりぎりまで武力に訴えることを回避しようとします。
こういったところは「暗殺は卑怯だ」と正義感に燃える三成が反対した、
とするよりも現実的で良いですね。
posted by まるひげ at 23:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-08-09

icon_45_b.gif冷たいもんが命綱。


やー…あっついですねー。
気温は高くても良いけど湿度は上がらんでくれんかな!
部屋に昼間の暑さがこもっていてなかなか室温下がりません。
暑いの苦手な人間にとってはもうこの時期は生きた心地がしませんな。

そんななか見つけたこのニュース。
イメージはゴルフ! 31アイスのニューフレーバーコンテスト「最優秀フレーバー」が9月に登場

おぉ、冷たそう…美味しそうです。
「抹茶ベース×チョコチップ×スコーン×練乳」のこのメニュー。
サーティーワン様ですものね、美味しくないはずがありません。
9月発売だそうで。試してみようかしら。

冷たい洋菓子といえば、
傍らにはアイスコーヒーが欲しいですね。
まるひげ、市販のペットボトルのアイスコーヒーの味が苦手なので
ホットコーヒーを氷多めに入れたグラスに注いで飲んでます。
アイスティーをつくるのと同じ要領で。
ちょっと手間はかかりますが、豆から挽いたものだとより美味しいです。
面倒臭くてドリップパックで済ますことの方が多いんですけどね!

冷たいものばっかり飲み食いするのは身体に良くないってわかってますが
食欲も体重もちぃとも落ちてないところを見ると夏バテとは無縁のようです。暑いけど!!
posted by まるひげ at 00:33 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2013-08-08

icon_45_b.gif『荀ケ 曹操の覇業を支えた天才軍師』読了。


7月の積読本消化2冊目。
久しぶりの三国志関連本。積んでるうちに絶版になっちまった。

乱暴に言ってしまえば
序章と終章とあとがきを読んでしまえば事足りる話です。乱暴だな!

中国・三国時代。曹操のもとには「王佐の才」を謳われる男がいた。その名も荀ケ。「王佐」とは王を佐けるの意。文字通り政戦両略にわたって曹操を支え、その覇業を援けた。曹操の留守を狙って攻め寄せた呂布を撃退する、袁紹の息の根を止めるよう迷う曹操に進言する等、まさに魏の建国は荀ケなくしてありえなかった。その秀でた才能ゆえに非業の死を遂げた男の波乱に満ちた生涯を描く(文庫より引用)。
風野 真知雄(著)『荀ケ 曹操の覇業を支えた天才軍師』

ちなみに序章と終章は荀ケの死の間際で、
本章は荀ケと曹操の出会いから始まる回想シーンです。
今まで書物で描かれてきた荀ケと曹操の人物像と事跡との不一致を取り上げ、
そこから荀ケの死にまつわる「空の器の逸話」の新解釈へと展開していきます。
荀ケが漢の再興を願う忠臣で、
王位簒奪を狙う主君・曹操との軋轢が…というのがデフォですが
実際は逆だったのではないか、という発想の転換が面白い。
その着想は素晴らしいのですが、
いかんせん、本編が平坦でダイジェストすぎるのが残念です。
曹操軍内の他の武官や文官たちとの交流があまりなく、
荀ケが曹操の参謀として助言や献策をする場面がほとんどです。はっきり言って単調です。
曹操の前に仕えていた袁家は人いっぱい抱えてるし、
呂布や劉備なんかもちょろちょろ出てきてはいるんですがさほど印象に残る人物でもないし。
人間関係をもう少し深く描いてくれたら読み応えあったんですがね…。

まぁ文句ばかり言っても仕方ないので
この作品一番の魅力である空の器の新解釈について一言。

曹操から荀ケに器は贈られ、
そこには曹操から荀ケに向けての好意を示すものが入っていました。
つまり、器は空ではなかったのです。
器のなかに入っていたものは曹操と荀ケふたりだけが分かる品だったのですが、
曹操の好意を理解しながらも荀ケは
「空の壺を贈られた荀ケは己が無用となったことを悟り自害した」
という噂を流すよう家人に命じ、病死します。
そのような謀を弄した荀ケの真意は、そして荀ケの死を知った曹操はー。

時を経るにつれ、どちらからということもなくすれ違っていった主従。
ひとつの器を通じて互いの心中を察することとなるのですが、
曹操と荀ケ、どちらも望むもののために
その感情を封じなければならなくなるのがやりきれない、そんな読了感でした。
posted by まるひげ at 02:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-08-04

icon_45_b.gif『戦国覇王伝(6)東海道の荒武者』読了。


7月の積読本消化1冊目。

表紙は淀殿。戦に出向く我が子を静かに見送る聞き分けの良い母御です。

乱世の再来は、公家達の間にも嵐を巻き起こした。京洛では、徳川方につくか豊臣方につくか、百鬼夜行さながらの密談が繰り広げられる。右大臣就任の御礼言上という名目で馬揃えを行い、軍事示威行動をとる豊臣秀頼。天下への野望を剥き出しにした徳川家康は、東海道における上方の防衛拠点である清洲城攻略に取りかかった。窮地に立たされた清洲城主・福島正則の命運は?(新書帯より抜粋)。
中里 融司(著)『戦国覇王伝(6)東海道の荒武者』

秀頼と政宗が思い描く商業中心の政治体制と
家康が理想とする土着の農業主体の政事との比較や
さらには秀頼(+政宗)支持のイスパニア VS 家康支持のオランダ、という構図が決定的になってます。
それにしても今巻は結構引っ張りましたねー。
まぁ、秀頼の出馬が実現するか!?というところなので無理はないが。

とりあえず、あらすじ補足を以下に。

策略により、家康派の公家たちによって出された弓矢停止の詔。
その間に家康は四国へ手を回し、長宗我部、藤堂らを味方につけることに成功し、
東西から大坂を攻略する作戦を実行する。
また、言いがかりに近い大義名分を掲げる徳川勢に攻め寄せられた福島正則は、
大坂方の援軍を恃みとせず籠城策をとるが、圧倒的な兵力差を目の当たりにし窮地に陥る。
激戦地となった清洲城へ密かに近付く三隻の船。
そのなかには、正則救出を決意した豊臣秀頼の姿があった―。


という感じです。

序盤、豊臣か徳川どちらにつくか公家連中のおじゃる会話がキーポイント。
この喰えない殿上人たち&西国の大名たちを味方につけようと
崇伝や教如やら坊主連中が暗躍してます。胡散臭いことこのうえなし。
一方、帝が発した合戦停止の詔勅のため、公に清洲城へ後詰を出せない大坂方。
秀頼は相変わらず10歳とは思えない策謀を思いつき、正則救出への道を開きます。

本筋である正則攻略は物語が半分ほど進んでから。
秀吉の死後、家康に加担した正則はかつて大局を見誤った己を悔い…
とはいかず、徳川方へと自分を唆した長政や
今まで律義者の皮をかぶっていた家康に怒りの矛先が向かってます。
ちなみに且元も「内府さまに楯突く秀頼さまが悪い!わしは悪くない!!」
的思考をしており、責任転嫁甚だしいですこの七本槍メンバー。

脇役サイドでは
家康の掌の上で踊りまくってた且元の一時(?)退場、
浪人・塙団右衛門の豊臣方への助力なんかがあります。
とっても愛嬌のある豪傑団右衛門、清洲城戦で派手に暴れてくれそうです。
あと、ついに又兵衛が長政見限って黒田家出奔。
長政のテンパり具合が半端なくてちょっと可哀想になってきた…。

次巻ではいよいよ秀頼の戦場デビューです。
posted by まるひげ at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-08-01

icon_45_b.gif最近はもっぱら冷抹茶。


8月になってしまいましたね!
どうしましょう今年もあと残り4ヶ月って考えるともう居ても立ってもいられません。
なにをすればよいのか…。
さっさと読書感想文書けって話ですが。

・・・・・

まぁ、それはひとまず置いといて(逃)。
冷たいお茶が美味しいこの時期、
お茶好きとして興味をそそられるサイトをクリックしてみました。

綾鷹人生ゲーム|綾鷹(あやたか)

このブランドは過去にも「綾鷹KAMONジェネレーター」が話題になりましたよね。
そんな綾鷹さん、このたび人生ゲームを開発したようで、
第一章「茶師として名をあげる」篇が公開されてます。
人生ゲームなんてこの歳になるとそうそうやるもんじゃないんだけどね!

茶道や茶師など、茶に関連した解説をはじめ、
通過したマスには様々なイベントやアイテム獲得などが容易されています。
まぁ、詳しくはHPにて。
プレイするには、Twitter、コカ・コーラパーク、facebookいずれかのアカウントでの登録が必要となりますが、
登録不要の「お試しプレイ」モードもあるので気になった方は覗いてみてはどうでしょう。
posted by まるひげ at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手
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