2013-04-30

icon_45_b.gif『秀頼、西へ』読了。


今月の積読本消化4冊目。

なんだろう、特に誰に思い入れすることなく淡々と読み終えてしまった。
謎と謎が絡み合って複雑な様相を呈しているのですが、
仕掛けがわかったところで「な、なんだってー!?」とまではならないような気がする。

戦国末期。天下を手中にしようとしていた徳川家康は、大坂城に配下の者を忍び込ませた。一方、真田大助は、父・幸村より、落城の際には秀頼を連れ出し落ち延びよ、という密命を受ける。目指すは薩摩、島津家の元。燃えさかる大坂城を脱出した一行は西へ―。誰が味方で誰が敵なのか?行く手には、想像を絶する謀略が待ち受けていた!迫真の傑作時代ミステリー(文庫より引用)。
岡田 秀文(著)『秀頼、西へ』

時代ミステリif物語。
大坂城落城後、秀頼は真田とともに薩摩へ逃れたという伝説を下敷きにしております。
夏の陣の間際、薩摩の島津家が大野治長に密かに伝えた言葉。
それは「大坂城落城の折には秀頼を薩摩へと落とす」という約定だった。
その密約を知る真田幸村は、嫡男・大助に秀頼の側へ仕えることを命じる。
やがて大坂方の敗北が決し、炎上する大坂城から秀頼を脱出させることに
成功した大助だが、薩摩行きの途上には秀頼の逃避行を助ける者たちと
それを阻止する者たちの存在があり―。

という展開です。
物語は大坂冬の陣終了後からスタート。
序盤から、徳川方、豊臣方の登場人物の企みが少しずつ語られていき、
中盤あたりでぼんやりと各勢力の思惑が掴めてきます。
人物の行動が入り乱れているのでちょっと混乱しますね。
まぁ、それが作者の狙いなのでしょう。
「このとき秀頼一行を襲ったのってどこの勢力?」
「ふたつの勢力がぶつかったけどお互いに相手の正体わかってるんだったっけ?」
という感じで、数ページ前に戻ること幾度かありました。

命がけの逃避行なので危機的状況もたくさんあるのですが、
主役級の大助くんが割とほんわりしてる性格なのが心配になるやら笑っちゃうやら。
薩摩までの道中で成長していく秀頼と大助、
家康と正純の謀略、島津家の内情がキーポイントです。
一部の隙も無く悪役な正純。似合う役回りだわー正純ー。

最後の最後で明らかになる家康の本心と
大助が重要人物である姫君にかけた言葉が
後の世の情勢を暗示しているところなんかも心憎い趣向でした。
残念なのは、後味があまりよろしくない点。
岡田作品にスッキリ明るいものを期待したわけではないんだけども。
posted by まるひげ at 22:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-04-28

icon_45_b.gif『真皓き残響 神隠地帯 炎の蜃気楼邂逅編10』読了。


今月の積読本消化3冊目。

あとがきのキャラ裏話が面白いです。
そして晴家の不在には最後の最後まで気づかんかった。ごめん晴家。

“神隠し”に遭い、『神通力』を得て戻る子供が急増しているという。その多さに不審を抱いた景虎たち夜叉衆は“神隠し”の起きた村へ赴き、原因を調査することに。景虎は直江とともに未来を予知する少年を訪ね、“神隠し”に遭った先で不思議な尼僧に助けられたことを知る。また、勝長が訪ねた先では宇具奴神を祀る大釜池神社の札を見つけて…。事件の裏に框一族の影が差す!彼らの目的とは!?(文庫より引用)
桑原 水菜(著)『真皓き残響 神隠地帯 炎の蜃気楼邂逅編10』

邂逅編も10冊目に突入。
あとがきにありましたが、この外伝的お話も15年続いているのだそうで。
本編読んでない&5年前から邂逅編読み始めた人間が
そもそもこのシリーズの感想文書いて良いんだろうかとビビってしまいました。なんという今更感。
・・・・・
言ってても仕方ないので、とっとと今巻の内容に触れていきましょう。

基本的に、死人である自分たちは生者に、
ひいては現世に介入することには慎重な夜叉衆。
しかし、死人を思うままに操り利用する呪術者集団・框一族の暗躍を
これ以上見過ごしにはできないということで、各々が框一族に関する情報収集に奔走します。

読みどころは、前作『仕返換生』での出来事を未だ引き摺っている直江の様子です。
宿体の九郎左衛門が告げた「生きよ」という言葉が死人である己にはどのような意味を持つのか、
使命である怨霊調伏をいつまで続ければ良いのか、
そんなことを考えて悶々としています。
さらに景虎が無意識に発動してる飴と鞭が直江をやきもきさせてます。
景虎が示した気遣いに異常なほど反応する直江。思春期か。
ついでのキャラ話をしてしまえば、
熟年恋愛成就できなかった勝長が可哀想です。良い雰囲気だったのになぁ。

ちなみに、あらすじにある“神隠しに遭ったこどもたち”の不思議な体験話は
なにやら幻想譚というかホラーのネタになりそうなお話でした。
・この世と似た「あちらの世界」へ迷い込んだ子は
その世界にいるもうひとりの自分に気づかれてはいけない。
・この世に戻るには、もうひとりの自分と己の身体の一部分とを交換しなければならない。
・交換した部分の身体に関連した異能を得て、この世へ戻ってくる。

「あちらの世界」(並行世界みたいなもん)へ来てしまうものは、
“心に悔いや苦しみを抱く者”という条件でしたら…
夜叉衆の皆様方、条件クリアじゃないですか。
とりあえず現時点であっちの世界へ乗り込んだのが長秀のみですが、
これから残りの皆様も行くことになるのかしら。

邂逅編もいよいよクライマックスへということで、
夜叉衆と框一族の最終決戦が近付いて参りました。
框一族の周到な仕掛けにより、調伏力を奪われた夜叉衆。
それぞれ崖っぷちの状態のラストで、「えぇ、この先どうなるの…!」というところで以下続巻。
posted by まるひげ at 22:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ラノベ | edit | web拍手

2013-04-26

icon_45_b.gifGWの予定は真っっっ白です。


いよいよGWに突入でございますね。
そういや近所の公園で桜まつりが始まったものの、まだどれもつぼみです。
比較的暖かかった3月に「今年は桜の開花が早まりそうですねウフフ」って
ローカル局の女子アナが喋ってたけどそんなことはありませんでした。
結局、例年の如く桜はGW中に満開となりそうです。
花見に行くぞー!ぼっちで!!

それはそうと。
気づけば今月、本買ってない。
ここ数年、本を買わない月はなかったことと、
「読書」ではなく「本を買うこと」が趣味である自分としては、非常に落ち着かないわけです。
その落ち着かなさを解消するために、評判のよろしきコチラ ↓ を買ってみました。


仁木 英之(著)『大坂将星伝(上)』

勝永本。
折角買ったので積読せずにとりかかりたいと思います。
posted by まるひげ at 23:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2013-04-24

icon_45_b.gif『時限の幻』読了。


図書館レンタ本。

政宗と盛備、二人静かに並んで座ってるのにテーブルの下ではお互い足蹴り合ってる、そんなイメージ。

天下の趨勢が織田信長に傾いていた戦国中期。「会津の執権」金上盛備は、ときに政略結婚で隣国の動きを封じ、ときにあえて仇敵と同盟を結び、巧みな外交術で主家・蘆名氏を支えていた。しかし本能寺で信長が倒れるや、天下を狙う隣国の若き当主・伊達政宗が牙をむく。一気に蘆名を平らげるべく暗殺者を送り込んだのだ──。合戦の勝敗は、始まる前に決まる。「外交の達人」金上盛備と「独眼竜」伊達政宗の、奥州の覇権を懸けた謀略合戦が幕を開ける(アマゾン・レビューより抜粋)
吉川 永青(著)『時限の幻』

ダブル主人公となっております。
一人は説明不要の独眼竜・伊達政宗。
二言めには「殺すぞ」って言う結構なDQN坊ちゃんでございます。
もう一人は、巧みな外交手腕を称えられた「会津の執権」こと蘆名家筆頭家老・金上盛備。
…マイナーですねー(笑)。
会津を治める蘆名一門衆の家柄でありながら
家臣としての立場を貫き、会津の守りに生涯を捧げた人物です。頑固で真面目な爺さんでした。
天下取りのために時を早く進めたいと願う政宗と
蘆名家家中をまとめるために時を止めたいと願う盛備。
とぢらの願いも時限のものであり、結果的には幻となってしまったという物語です。

お話は伊達と蘆名の内情が交互に語られる構造となってます。
政宗が家督を継いでから勢いを増す伊達家には
先代からの有能な軍師や多くの若い家臣たちの支えがあったのに対し、
蘆名家は主君が相次いで亡くなり、
譜代の家臣たちと他家から迎えた主君の家臣たちとの軋轢、
すれ違いや主張の相違による盛備の孤立化など、落ちぶれる一方です。
なんかもう、蘆名サイドがガタガタに崩れていくさまが哀れでいたたまれない。
盛備おじいちゃん一人で頑張ってるからに!

伊達と蘆名、正面切ってぶつかり合う戦はあまりなく、
大きな戦いは人取橋の戦いと摺上原の戦い。
それ以外は血で血を洗う謀略やら調略の応酬が描かれます。
水面下での熾烈な戦い…えげつないです。

蘆名を手に入れたけれど、天下を取るという最大の目的は果たせなかった政宗。
家中をまとめ切れなかったけれど、天下が定まるまで蘆名家を存続させた盛備。
結局は政宗も盛備と同じように、家名を存続させるために天下人へ従うという道を選びます。
盛備があったればこそ、天下への野望を燃やし続けられた政宗という構図が良いですね。
情感を抑えた筆致で割と淡々と進むのですが、ラストは少し切ない余韻を残しておりました。
posted by まるひげ at 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-04-23

icon_45_b.gif『戦都の陰陽師 迷宮城編』読了。


今月の積読本消化2冊目。

ラストがあんなに甘酸っぱサワヤカな幕引きだとは想像できませんでした。
疾風と光子の微妙な関係がずっと繋がっていると良いなと思う。
それにしても光子は当初から結構攻めてるよね(笑)。

破魔の霊剣・速秋津比売の剣を奪還した、陰陽師の土御門光子と、疾風ら7人の伊賀忍びたち。だがその剣は妖術師・果心居士の施した蠱物におかされており、それを運ぶ光子の力をどんどん奪っていく。果心居士に操られた“虫憑き”の妖忍や、松永久秀の軍勢、魔性の天狗らの襲撃を撃退しながら、光子は果心居士を討つため信貴山城へと向かう。だが霊剣に最後まで纏わりついた、とてつもなく邪悪な蠱物が、ついにその正体を現した―(文庫より引用)。
武内 涼(著)『戦都の陰陽師 迷宮城編』

緩急自在な物語展開に、やっぱり一気読み必至な完結編でございました。

前巻にて霊剣を奪還した光子一行が多聞山城から脱出するところからスタート。
今巻は、シリーズ最終巻にふさわしく
陰陽道の戦いも忍びたちの戦いもヒートアップしてます。
人妖入り乱れたバトルが緊迫感を煽りまくり。
敵方は天魔の天狗、果心居士、ラスボス“夜刀の神”という三段構えで光子たちを苦しめます。
そして、戦闘の合間に挿入される一時の平穏な日常。
木賃宿で過ごした仮の生活や旅の途中に一息吐く場面等は
読んでいて本当に心和みます。そしてちょっとニヤニヤしちゃう。
これまでの過酷な旅を通して深まった光子と伊賀忍びたちの絆に胸熱でありますよ。
また、出雲編と異なり、この奈良編では
伊賀の皆様から脱落者が出てないのが良かったです。
疾風と光子の仲を見守るというより野次馬根性丸出しな飛鳥をはじめ、
個性の強い伊賀忍びたちの強い連帯感が頼もしい。
お色気担当じゃないのに今回も全裸で戦う羽目になった蘭…お疲れ様です。

特にツボなシーンは
藤林一党の秘技・もぬけの術が破られたところ。
すべてが終わった後の疾風の告白と合わせて印象的な出来事です。
しっかし、光子は疾風の立場を考えてやるべきでしょう。
…まぁ、17歳の公家の姫様ということを考慮すると無理のないことなのかもしれません。
敵味方の区別無く、すべての者を救いたいという光子の願いは
崇高ではあるものの、あまりに理想的。

脇役サイド。
葦姫と新次郎はつらい展開になってしまいました。
葦姫を失い、自暴自棄になった新次郎ですが、
光子と伊賀の忍びたちに接したことで彼が下した決断が
その後の妖との戦いに大きな影響を与えることとなります。
新次郎といえば、ちょっとしか出てこない左近の記述がムダに格好良くて正直ずるいと思った。
贔屓目ではないはず。

ひとつ文句を言うとすれば。
毎回言ってることでありますが、物語の構成配分の問題。
終盤の信貴山城ステージ(ステージ言うな)にもっと時間かけるのかと思ってた。
中盤が長かったこともあるので、余計バランスが悪く感じるのかもしれません。
でもなんだかんだ言っても非常に楽しく読ませていただきました。

次の文庫化(単行本?)は「デジタル野生時代」に連載中の『秀吉を討て』でしょうか。
楽しみです。
posted by まるひげ at 22:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-04-21

icon_45_b.gif『戦国覇王伝(4)西海の猛虎』 読了。


今月の積読本消化1冊目。

文庫版が3巻までしか見当たらないので4巻以降は新書版を購入。
表紙カバーはせいしょこたん。

妖童・豊臣秀頼の出現により再び巻き起こった乱世の風雲は、九州へも波及した。豊臣家を支持する加藤清正、黒田如水らは、日向、肥後に軍を進めた島津を討伐すべく兵をあげた。一方、伊達政宗は、難破したイスパニア船から石火矢と西洋の戦術を手に入れ、新たなる野望に燃えていた。徳川か、豊臣か。あるいは第三の天下人が現れるのか?戦国の世は、ますます混迷の度合いを増していく! (新書帯より抜粋)
中里 融司(著)『戦国覇王伝(4)西海の猛虎』

中里氏の清正と三成は和解するパターンが多いのでしょうか。漢の友情熱いわー。

それはともかく、あらすじ補足は以下の通り。

常陸と信濃を新たに領地とした家康は、
九州と結ぶことにより大坂を挟撃しようと画策する。
一方、秀頼へ呪詛を放った島津家。
かつて秀吉により九州統一の夢を砕かれた無念を晴らすため、
さらには天下を狙う野望を抱いて豊臣家に反旗を翻す。
関ヶ原の戦いの後、豊臣を守るため島津を警戒していた如水率いる連合軍は、
勢いに乗る島津軍を押さえ込もうするが、味方の裏切りに遭い危機に陥る。
老いた己よりも有能な若者が秀頼には必要だと断じた如水は
清正らを戦場から逃した後、命を落としてしまう―。


ということで、メインバトルは九州の地で、
バックに家康のついた島津 VS 如水&清正という構造です。
如水の退場は早いですね…。
如水最期の呟きにより、又兵衛が徳川方を去ることがこれで決定しました。
それにしても長政の嫌われっぷりが徹底されてて可哀想になってくるw

大坂では、秀頼&三成が本調子ではないことにより、野心出てきたのが且元。
これは家康には願ったりな要素です。

おっと、忘れてた奥州筆頭。今巻は出番少なめ。
ジュリアからイスパニアの軍法や戦法を吸収した政宗は、
騎馬隊に鉄砲を装備させた「騎砲隊」を考案。
次巻にて最上のおじさんがこの餌食になりそうな予感です。

ラストではゲリラ化した真田勢が徳川の輜重隊を急襲。
真田がこのまま秀頼の元へ向かうのか、
それともどこか地方の軍勢と結ぶのか、気になるところ。

それにしても、秀頼のあの性質はサービスシーンなのだろうか。
腐女子しか喜ばんじゃろ…。
posted by まるひげ at 23:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-04-20

icon_45_b.gif『ヘルズキッチン(9)』感想。


時々ホラーなコマがありますな…。

「料理が要るって証明して、このスパイスケースを君に叩き返す―!!」立花へ挑戦状を叩きつけた悟は、ドグマとの地獄の修行を開始する。一方、世界中からの注目を集め始めた調理学部と応用生物学部との五感対決では、3回戦「味覚」勝負で、半井がまさかの放牧―!?比類なきグルメコミック、運命の第9巻!(単行本より引用)
天道 グミ(画)/西村 ミツル(原作)『ヘルズキッチン(9)』

前巻ラストで覚醒した立花に正体がバレたドグマ。
ドグマと立花の対峙に割り込んだ悟は、
料理を全否定した立花に、料理が必要なことを認めてみせると豪語します。
大口叩いたまでは良かったものの、それ以降ドグマのスパルタレッスンに突入。
ドグマここまで面倒見るとは、ほんとに食への執着ハンパない。
半端ないといえば、立花のダークサイド堕ちですね。
どうやって悟が立花を調理学部に引き戻すのか、
調理学部の晩餐会に招待されるであろうユーリがどんな体に改造されてしまうのか、
今後の展開が楽しみです。

おっと、先の話はまた次巻で、とりあえず今巻の内容をおさらい。
第3戦は「味覚」対決で、調理の半井 VS 応用の北方。
「苦い食材でいかに甘味をつくるか」をめぐってバトルです。
出来上がったのは「ゴーヤの皮を衣に混ぜた柿アイスの天ぷら」。
・・・・・どんな味がするのか全く想像ができませんよ!!
第4戦は「触覚」対決で、調理のミカヅキ VS 応用の星南。
3Dプリンターでダイヤモンド型に射出されたうどんを食べてみたい。
久々に坂田マジョリカ登場です。ゴージャス。

第3、4戦とも応用学部の勝利でありながら、
動物の直感や人としての気持ちという科学的に証明できない要素が
応用学部の完全勝利を妨害するという結果になり、モヤッと感が残りますねユーリ。

それはそうと、そもそもこのバトルって
3点先取した学部が勝利っていう話じゃなかったっけ?
・・・・・
調理学部1勝3敗で迎えるラストステージの第5戦は「嗅覚」対決。
ついに悟 VS 立花ということでありまして以下続巻。
posted by まるひげ at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-04-19

icon_45_b.gif『華、散りゆけど 真田幸村 連戦記』読了。


図書館レンタ本。
「青春と読書」連載中につまみ読みしてた真田本を完読。

とにかく幸村が格好良い1冊。幸村ファンは読むが良いさ!

「花は散りゆけど、その香は残る。されど、われらは死花に非ず!」―父・真田昌幸の言葉が胸に去来する。真田幸村。その智謀と勇猛さを謳われながら関ヶ原の豊臣方の敗北以来、十四年にわたる不遇の蟄居生活を余儀なくされていた…。だが乾坤一擲、戦国の世に生きる漢として命の華を咲かせるときが来た!いざ、大坂冬の陣夏の陣(アマゾン・レビューより引用)
海道 龍一朗(著)『華、散りゆけど 真田幸村 連戦記』

九度山の蟄居生活から幸村の死までが描かれております。
徳川サイドの描写はほとんどありません。

主人公の幸村が、格好良いけれど決して完璧な武将とは言えないところが面白いです。
父・昌幸と兄・信之に対して尊敬と羨望、劣等感を抱いていたり、
(劣等感といっても負の感情ではなく引け目というか遠慮というかそんな感じ)
己の軍略が家康に通用するのか不安を覚えていたり、
息子や若者たちが戦で命を落とすことを惜しんだりと
迷いや恐れ、弱さを吐露している点がポイントです。
読み返してみると、幸村の心理描写が多めでした。

一番の読みどころは終盤の夏の陣ですが、
大坂城内で戦準備中の幸村の喰えなさっぷりの数々を個人的には推したい。
それと人たらしっぷりも。周りの人間みんな幸村の虜になってゆく(笑)。
真田丸造成のいざこざや真田勢に対する誹謗や流言、徳川方の間者の工作等、
己に不利な条件を逆手に取ってまんまと美味しいところをもっていく手腕が鮮やかでいっそ恐ろしい。

脇役との絡みも読んでいて楽しいです。
ちなみに真田十勇士は出てきませんが、
同じポジションとして筧十兵衛、霧隠鹿右衛門、望月六郎兵衛といった手の者が活躍してます。
さらには、後世に名を残すため戦いへ身を投じた大坂方の武将たちとの交流。
とりわけ後藤又兵衛との友誼が篤い。
又兵衛の豪快さと口の悪さ、良いですねぇ。
基本的に戦況が不利であったり策がうまく作用しなかったりした場合でも
感情を引き摺らず切り替えが早い幸村ですが、
又兵衛を討死にさせてしまった時の動揺と後悔は大きなもので、
焦燥と思い詰めた様子が鬼気迫ります。

家康本陣への奇襲から最期の様子を描いた数ページは否が応にも緊迫感高まります。
不遇の14年を耐え、家康との戦いに武士としての意地と矜持を貫いた末に
幸村が悟った、生きることの意味。
己にできる全てのことをやり尽くし、悔恨なく死に臨む幸村の姿が心に残りました。
切なくも充足感と清々しさが感じられる作品でした。

以下、蛇足(ちょいネタバレ)。
幸村が討ち取った家康は影武者だったという展開ですが、
終章の「討たれたのは本当に影武者であったのか」という伊達主従の問答。
この部分良いですねぇ、ピリっとキますね。
たとえこの後豊臣が滅びようとも、
宿敵・家康を討ち取ったという事実に昌幸&幸村は報われるじゃありませんか。
posted by まるひげ at 00:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2013-04-17

icon_45_b.gif『GANGSTA.(4)』感想。


クリスチアーノ組応援したくなりますねぇ。
お嬢が漢前だよ!
聞かれてないのに答えるけれども、自分はマルコよりもガラハッド派です(うん、だろうさ)。
マルコといえば彼の嫁の存在が気になりますね。

閉ざされた街・エルガストルムを蹂躙し続ける狩猟者。その脅威に為す術もなく、黄昏種は一人、また一人と斃れてゆく。事態を重く見たクリスチアーノ組は黄昏種を保護すべく、娼館「BASTARD」への護送を便利屋に依頼したのだが……。生を渇望する、慟哭と祈りの第4巻(単行本より引用)。
コースケ(画)『GANGSTA.(4)』

ニコラスの薬の過剰摂取の理由、
黄昏種を狩るハンターの黒幕あたりが明らかになりましたが
キャラの人間関係も複雑化し、さらにややこしきことになりそうです。
次巻予告の新キャラもみなさま目つきが不穏ですよ!
それにしてもウォリックに関する謎はまだ秘密なんですね。

エリカ&ミハイルはとりあえず一旦退場。つかジンジャー強怖ぇ…。
あの場面でも乳に目が行くとは男の性ですねウォリック(笑)。
乳の話をすれば、アレックスほどの爆乳になりますとですね、
エロ心からではなく純粋に好奇心によりガン見したりお触りしたくなりますよね。
ほら、お相撲さんの体って「思わず触りたくなる」ってよく言うじゃない?それと同じ。
・・・・・
すいません、乳の話に流れてしまいましたが
今巻は血みどろスプラッタバトルなので
そこらへんはニヤニヤできる貴重なポイントなわけです。
他のニヤニヤポイントは
ことある毎にアレックスの危機を救ってくれるニコラスの図ですよね。
彼女を支えてくれる人たちのさりげない優しさとか。
今後また厳しい展開になるでしょうが、やはり続きが待ち遠しいです。
posted by まるひげ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-04-16

icon_45_b.gifマジでか。


びっくりした!

「戦闘妖精・雪風」がハリウッド映画化へ!主演はトム・クルーズ!

うへぁ…
主演がトム・クルーズってとこからして不安要素しか見出せないのですが。
トップガンじゃないんだからね!
原作改変は覚悟のうえですね。
とりあえず雪風目当てに見たいと思います。レンタルで。

そういえば、ちょっと前から日本SF作品のハリウッド実写化ネタがちらほら聞こえてきますね。
そこそこチェックしていきたいと思います。レンタルで。
posted by まるひげ at 21:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | 気になるもの | edit | web拍手

2013-04-14

icon_45_b.gifビール専用のグラスだったのよ。


食器を洗ってる最中、やらかしました。
普段よく使ってるグラスが洗剤の泡でトゥルンって滑って…割っちまいました。
おまけにガラスの破片で指切ったし。
地味にお気に入りのグラスだったのでしょんぼりであります。

それはそうと、気になるサイトを見つけましたのよ。

何これウマー!ビールの楽しみ方を広げるアレンジレシピ

なにやら楽しそうなビールアレンジです。
スーパーでもこのキリンのツートン缶セットが気になって
酒コーナー行くたびに熱烈な視線をじっとり注いでいたんですが、
いつの間にか店頭から姿を消してました。まだ置いてるところないかしら…?
ビールは基本そのまま飲んでしまうのが常ですが、
たまにはちょっと手間かけてこういうアレンジしてみても楽しそうですね。

あ、そうそう。
ビールといえばこっちのネタもありましたわ。

サントリーザ・プレミアム・モルツ 戦国武将甲冑フィギュアプレゼント

…フィギュアのチョイスが、なんでこの4人なんだろ?
posted by まるひげ at 21:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | 気になるもの | edit | web拍手

2013-04-13

icon_45_b.gif『放課後関ヶ原(3)』感想。


新キャラみんなテンション高いわー。
バブル世代で石田●一な利家先生がとてもうざいw

クラスメイトは全員、前世が武将!?奇才が贈る、戦国学園コメディー第3巻!!ついに両兵衛そろい踏み!!文化祭が近づき、関ヶ原学園もなにやらお祭り気分に。はたして無事に終わるのか…?(単行本帯より引用)
阿部川 キネコ(画)『放課後関ヶ原(3)』

今巻のキーパーソンはやはり前田利家。
彼の語彙の死語っぷりが一番の読みどころです。
あ、あと女装喫茶のメイド長・宗茂は普通に似合ってると思う。

3巻収録のネタをザッパに分けると
・利家先生の就任と子猫の命名権バトル
・姫若子&竹千代のペットショップ騒動
・期末試験の問題用紙強奪バトル
・関ヶ原学園文化祭に仕掛けられたライバル校の罠

という内容です。
各話ドタバタ続きで一気に読むと疲れます(苦笑)。
ラストは関ヶ原学園の宝である“組み分け兜”が
ライバル校に奪われてしまい、さぁどうする関ヶ原学園―!?
…つーか「無くても大丈夫そうだね!?」って感じで以下続刊。

ちなみに初版についてくる腰帯。
表紙カバーの猫御前のパンチラが全裸政宗の帯で隠されてるという仕様です。
「パンチラ」を「全裸」で隠すという発想はどこから出てくるんですか阿部川せんせぇ。
posted by まるひげ at 22:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-04-12

icon_45_b.gif『日本海軍艦艇写真集 戦艦・巡洋戦艦』鑑賞。


購入したのは半年くらい前になるのですが、頻繁に眺めてはニヤニヤしています。
うむ、我ながら気色悪い。

表紙の「長門」、ド正面(ド?)かっこえぇ。

2万枚余の収蔵写真からよりすぐられた貴重な歴史記録。現存する公式写真に残された日本海軍全戦艦の勇姿を鮮明に再現(写真集帯より引用)
呉市海事歴史科学館(編)/戸 一成(監修)『日本海軍艦艇写真集 戦艦・巡洋戦艦』

まえがきに「日本海軍艦艇の芸術的デザインを鑑賞できることを目的とした」とあるように、
解説は基礎データが巻末にある程度で、
基本的には写真が“1ページにつき1艦”という扱いで掲載されております。
専門書やムック本等でもこれほど贅沢に扱われることはないんじゃないかしら。

結構なお値段がするんですが、その分の価値は確実にあります。
一番の見所は、写真の精度の高さ。
昭和はもちろんのこと、明治、大正時代の写真がこれほど鮮明だとは驚きです。
(なかには状態が良くないものもありますけれど)
パッと見「映画撮影用のレプリカだよ」って言われたら信じちゃいそう。
艦の改装(あるいは改造)による外観の変化もわかるので
同じ艦でも撮られた時期によって姿が違っているのも面白いですね。

マニアでもない自分がアレコレ語るのはおこがましいので、今回は文章短め(苦笑)。
posted by まるひげ at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 坩堝 | edit | web拍手

2013-04-10

icon_45_b.gif『裏切りのサーカス』感想。


感想文書いてるうちにオススメしたいのかそうでないのかよくわからん文章になってもうた。
自分は好きです。


裏切りのサーカス

スパイものは冷戦時代のが王道よね。

あらすじは公式のものを以下にペタリ。

東西冷戦下、英国情報局秘密情報部MI6と
ソ連国家保安委員会KGBは熾烈な情報戦を繰り広げていた。
ある策略により、英国諜報部<サーカス>を去ることとなった
老スパイ・スマイリーの元に、困難な任務が下される。
それは、長年に渡り組織の幹部に潜り込んでいるソ連の二重スパイ<もぐら>を捜し出すこと。
標的は組織幹部の4人、<ティンカー(鋳掛け屋)、テイラー(仕立屋)、
ソルジャー(兵隊)、プアマン(貧乏人)>。
過去の記録を遡り、証言を集め、容疑者を洗いあげていくスマイリー。
浮かび上がるソ連の深部情報ソース<ウィッチクラフト>、
そしてかつての宿敵、ソ連のスパイ<カーラ>の影。
やがて彼が見いだす意外な裏切者の正体とは―。
(アマゾン・レビューより引用)


と、いうことで、
最近では新聞広告で工作員を募集することが話題となったイギリス諜報機関<MI6>。
単純に言えば「MI6に潜む二重スパイを炙りだす」というストーリーです。
何気にR-15ですが、殺害シーンでちらっと内臓出たりしてるくらいです。モツチラ。

ネタバレになるので詳しい話はしませんが、
派手なドンパチやらCG演出やらのない静かなスパイ映画でした。
最後まで淡々と進むので盛り上がりには欠けます。
しかし、実際のスパイの日常を再現しているようで非常にリアルです。
原作を読んでない身としては
正直、ストーリーを追うので精一杯だったんですけれども
脚本・演出を含めて「とてもセンスの良い作品」という印象を受けました。
ただし、邦題はセンス無い。

物語は現在(70年代)と回想シーン(その数年前)を行ったり来たり。
全体的に灰色がかった映像のなかで繰り広げられる静かな情報戦。
登場人物は50代の風貌似たり寄ったりなおっさんたちばかりで、
カタカナ表記で名前や暗号、作戦名などが錯綜するので結構ややこしい。
説明を極力省いた構成となっているため、しっかり見ないと
「今のしぐさ、何?」「このセリフってどういう意味?」ってなるので注意ですな。
1回見ただけでは伏線回収無理ですねこれ(苦笑)。

なんつっても主役のゲイリー・オールドマンが渋かっこいい。
この一言に尽きます。
老けメイク似合ってるし、感情を抑えた演技で
温厚で沈着冷静、時に非情な主人公を見事に表現しております。
もうひとり、注目すべきはKGBのスパイ<カーラ>。
登場シーンゼロなのに不気味な存在感が薄ら怖い。

とりわけ、人間関係と感情を凝縮させたラストに痺れました。
…どうでも良いけど地味にゲイ属性多いのは必要なのだろうか。
ちなみに続編制作中だそうです。
posted by まるひげ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画、TV | edit | web拍手

2013-04-07

icon_45_b.gif『戦都の陰陽師 騒乱ノ奈良編』 読了。


3月の積読本消化2冊目。

予想というか期待をしていなかったと言えば嘘になるけど。
ほんとに出てくるとは思わなかったよ、左近。訛っててもかっこいいよ!

時は戦国。大陰陽師・安倍晴明の末裔たる土御門家を“魔天の四天狗”を名のる魔物が襲撃、魔を滅ぼす霊剣・速秋津比売の剣を奪い去る。それは裏蘆屋の流れをくむ妖術師・果心居士の指図だった。果心居士は奸雄・松永久秀を操り、恐るべき陰謀を企てていた。霊剣を取り戻すため、土御門家随一の使い手・光子姫は、凄腕の伊賀忍び・疾風らに守られながら、久秀のいる多聞山城をめざすが―。新説・陰陽師物語、待望の第2巻(文庫より引用)。
武内 涼(著)『戦都の陰陽師 騒乱ノ奈良編』

前巻で陰陽師の姫・光子が出雲から持ってきた霊剣が
魔の者に奪われてしまうところからスタート。
ちなみに今回は、忍びたちの戦闘より陰陽師同士の戦いの方が多いです。
本格的なバトル描写は序盤と終盤のみで、
本編の大部分は魔の者との闘いのための情報収集と下準備の様子が描かれます。
ここのパートが結構長いのですが、
今巻の舞台となっている奈良の緊迫した状況や
登場人物たち(敵味方どちらも)の行動や感情が丁寧に描かれているので
中だるみという印象は受けませんでした。読み応えだっぷり。
ということで、
なんといっても読みどころは人間関係ですね。
光子と祖父との絆がとても強くて、これはもう全米が泣くレベル。
大切な人間を想うがため、命を懸けて全力で護ろうとする光子の姿を見て、
今まで一定の距離を置いていた伊賀忍びの惣領・疾風の心にも変化が現れた様子。
この2人の仲もね、気になるわー。
気になるといえば、前巻よりもさらに竜牙と蘭の仲が縮まってるのも見逃せない。

さらに今巻は、光子一行以外の脇役の活躍も目立っているところが嬉しいです。
なかでも面白いのが、松永軍に身を置く柳生新次郎厳勝。
敵方の筒井軍の勇将・島左近の親友であり、
本音としては久秀を見限り筒井軍に合力したいわけですよ。
ところが、父の宗厳は筒井一族を憎むあまり久秀に忠誠を尽くすの一点張り。
また、新次郎が想いを寄せているのが久秀の正室・葦姫。
この葦姫が新次郎に久秀暗殺を仄めかしたりしてややこしいことに…。
現実と本心の板挟みとなり苦悩する新次郎が
あんまり悩みなさそうな(失礼な)左近とは対照的でした。
…キャラ話に花を咲かせすぎるのもナンなのでここまでにしときます。

多聞山城に潜入し、霊剣を取り戻すことに成功した光子一行。
ところが霊剣には強力な呪詛がかけられており、光子の身体を徐々に蝕んでゆきます。
予断を許さない状況のなか、最終巻に続く。
posted by まるひげ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-04-06

icon_45_b.gif『戦国覇王伝(3)乱刃信州戦線』 読了。


遅くなりましたが3月の積読本消化1冊目。

着々と大合戦への準備が進んでいきます。特に徳川サイド。

徳川軍に侵攻された常陸の佐竹義宣を救出すべく、鹿島沖で徳川水軍と激突する伊達政宗。徳川水軍の圧倒的な火力の前に苦戦を強いられる伊達水軍であったが、思わぬ援軍により九死に一生を得る。本格的な天下取りへと乗り出した家康は、信州へも侵攻して上田城に篭もる真田昌幸を取り囲んだ。城攻めは不得手と評される家康が、名にし負う堅城に如何に挑むのか?(文庫より抜粋)
中里 融司(著)『戦国覇王伝(3)乱刃信州戦線』

あらすじ補足は以下の通り。

常陸より海路で逃れてきた佐竹義宣を救出するため、自前の水軍を率いて出陣した政宗。
追っ手の徳川軍の安宅船から大打撃を被ったものの、
突如現れたイスパニア船の援護を受け、窮地を脱する。
一方、大坂方と上杉・奥州の連携を断つために信州へと侵攻した徳川軍は
上田城を守る真田昌幸の軍略に翻弄されるが
新兵器の火力の導入により上田城を陥落させることに成功する。
そして、大坂では天下への野望を明らかにした島津家の手の者により、
秀頼と三成が呪詛をかけられてしまう―。


ということでありまして、
新兵器・石火矢の大活躍により、家康絶好調!!な3巻でございます。
石火矢といえば、差配してるのが長政でして。
ある意味、又兵衛への嫉妬の捌け口として大炎上させられた上田城。どえらい迷惑。
家康への嫌がらせとして自国の美女1000人を奥州へ移住させた義宣と
それにホイホイ釣られて佐竹に手を貸す奥州筆頭w

真面目な点を言えば、
イスパニアのお姫さん・ジュリアと彼女の自国の軍制なんかは、
伊達軍に新たな戦法を授けてくれそうな雰囲気でした。
そして今後の布石となりそうな勢力は、前田&真田でしょうか。
諸勢力の取り込みを企む家康が目をつけたのが、
人質として江戸へ留め置かれていた芳春院。
家康の本心を見抜いていながらも、前田家存続のために徳川へ味方するよう
利長・利政兄弟を説得することを了承します。
これにより東日本は伊達・上杉を除いては家康の勢力圏に。
登場早々城を失った真田勢は、ここからの逆転が楽しみです。

あ、あと前巻で政宗と手を組むと宣言した最上のおじさんは早くも家康に釣られた模様。
真田と同じく一時的にオフラインとなった秀頼&三成。
大事無いと思いますが、次巻は黒幕である島津家(というか九州))に
スポットがあたりそうな気配でごわす。
posted by まるひげ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2013-04-05

icon_45_b.gif『よちよち文藝部』感想。


図書館レンタ本。

文豪萌えではないので読んでて「ふ〜ん」で終わってしまいましたが、
文豪並びに現代文学好きの方は楽しく読めるんではないかと。
そして絵師・番子さんのツッコミは、ほぼ全ての読者に共通するものではないかしら。

文学初心者の番子さんを部長に、日本文学・文豪の故きをテキトーに温ね、新しきを知ったかぶるよちよち文藝部、略して「よち文」の活動をエッセイ漫画に。太宰、漱石、中也、賢治、谷崎…といった超有名文豪とその作品の魅力や驚きのトリビアを、番子部長と担当部員が語り倒します! 「この文豪、結婚してたの!?」「主人公の名前がエロ老人!?」学びながらも爆笑できる新しい文藝コミックエッセイです!(アマゾン・レビューより抜粋)
久世 番子(画)『よちよち文藝部』

内容はあらすじの通りで、
メインである文豪と作品の紹介のほか、
名作文学をゲームにするとどうなるか?
あの文豪が「ももたろう」を書いたらどうなるか?
文豪が家族に宛てた手紙はどんな内容?
など、どれもギャグテイストで賑やかに描かれているので読みやすいです。

紹介されている文豪の皆様は以下の15名。
太宰治、夏目漱石、中原中也、志賀直哉、芥川龍之介、中島敦、樋口一葉、梶井基次郎、
森鴎外、宮沢賢治、三島由紀夫、川端康成、石川啄木、谷崎潤一郎、菊池寛

番子さんもあとがきで書いているとおり、
国語の教科書や受験勉強等で名前は知っているけど、未読作品が多いことったら(汗)。
小〜高のときにもっと読んでおくんだったとちょっと反省。
それはそうと、初読時にどの作品を手に取るのかという点って重要ですよね。
教訓が示されていたりやテーマがしっかりした作品はわかりやすいんですが、
オチがなかったり、何が言いたいのかわからないと読了しても消化不良になったりして。
(自分が浅読みなだけかもしれませんけれど)
そして一発目でつまづくと「次読んでみよう」って気にならないし。
まぁ結局、自分の感性に合う合わないってのが一番重要。

そうそう、あらすじや文豪の人生やらを知ると敬遠しちゃう本もありますよね。
変な先入観が植え付けられるというか。
自分の場合、谷崎潤一郎と三島由紀夫だったり。
谷崎潤一郎は特にそうだったのですが、
このエッセイを読んで「自分の感覚は正しかった…」とちょっと遠い目になってしまいました。下痢文学。
三島由紀夫はやはり濃いぃですね。
褌…汚れた褌…。
posted by まるひげ at 22:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2013-04-03

icon_45_b.gif4月ですね。


どうも、一週間ぶりでございます。
1年で一番忙しい事業と年度末のドタバタを乗り切りったことで
気を抜いたせいか、風邪を引いてしまいました。
そういや、寝込んでる間にBASARAの4が発売決定だとか。
新キャラ誰でしょうね!

新作といえば、コー●ーさんの方もコンスタントに新作発表してくれれば良いのになぁ。
クロニクルだとかVSだとか寄り道しないでさぁ…。
とか文句垂れつつ、クロニクルにはしっかりがっつりハマってます。素敵な難易度だわ。
それにしても、友好度システムが曲者。なかなか最高度まで上がらんですわ。
当初はこの要素を恋愛ADV系かと思ってたんですが、
いざ他武将との友好度上げようと頑張っているうちに、
恋愛ADVというより「取引先の重役に取り入る営業マン」な感覚に陥りました。
仕事(戦闘)終わった後に接待(会話イベント)の繰り返しですよ!なんという社畜システム!!
…いやだあたし疲れてるのかしら。

以下、ゲーム話よりも本題にしたかった、書店パトで気になった本。
もはやレーベル自体が風前の灯となっている歴群の新刊です。


尾山 晴紀(著)『戦国合戦奇譚 霧の戦場:battle field of mist』

突如、戦場を覆い神隠しを起こすとされる謎の『紫の霧』。その霧につつまれた武田信玄、上杉謙信、島津義久そして、伊達政宗。彼らを待っていたのは、時空を超えた強者たちだった。武田vs島津、上杉vs伊達! 新たな戦国シミュレーションここに開幕!! (アマゾン・レビューより引用)。

どことなくオロチっぽい設定のような…?
尾山さんは今まで結構読んできましたが、今回は様子見。
posted by まるひげ at 23:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。