2012-12-31

icon_45_b.gif今年最後の書店パト。


さて、今年も残すところあと30分となりました。
恒例の1年振り返り。
例年と変わらずたらたらと書き連ねて参りましたこのブログ。
1月に設定した今年の抱負は「1ヶ月2冊の積読本消化」でして、
そこはなんとか達成できました。
でもユルい目標だったので達成できてもそれほど充実感がないというのがなんとも(苦笑)。
反省点は、一度サボってしまうとだらりと更新停滞してしまうことですな。
クリスマスにポメラを買ったことをここで白状してしまったので
隙間時間にポメラで感想文ちまちま作成 → 更新
というサイクルを身につけていきたいと思います。
そんな目標を立てつつ、
最近呟いていない書店パトネタで今年の更新を終了とさせていただきます。
本日の購入ブツは以下3点です。


鈴木 次郎(画)『まじかる無双天使 突き刺せ!!呂布子ちゃん(9)』

呂布子ちゃん最終巻。
ブ厚い!!2巻分あるだろこれ…。



渡海(画)/ヒース中村(原作)『Quadrigaクアドリガ 徳川四天王(1)』

徳川四天王つーことで、パラッと見てみたら忠勝が主人公なんですな。



おおのじゅんじ(画)/津本 陽(原作)『雑賀六字の城 信長を撃った男(1)』

なんだか見たことあるタイトルだなぁ…と思いつつ、購入後発覚したんですが、
これって2年前に発売されたこの本↓とは違うの?


おおのじゅんじ(画)/津本 陽(原作)『雑賀六字の城(壱)』

PHPコミックス版。(現在絶版)

2つを比較してみた結果、
以前発売されたPHPコミックス版は第1〜7話を収録、
今月発売のSPコミックス版は第1〜8話が収録されてました。

マムガばっかだな…。
あ、『信長の忍び』買うの忘れた。

それでは皆様、良いお年を!!
posted by まるひげ at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

icon_45_b.gif『戦国時代の余談のよだん。』読了。


今月の積読本消化2冊目。

和田さんには、是非、長政本を書いてもらいたいなぁと思った次第です。

大ヒット作『のぼうの城』必読の創作秘話から、あの人気戦国武将の抱腹絶倒のこぼれ話まで(単行本帯より引用)。
和田 竜(著)『戦国時代の余談のよだん。』

2部構成となっておりまして、
第1部は和田さんの著作(『のぼうの城』『忍びの国』『小太郎の左腕』)の制作裏話、
第2部は戦国武将のこぼれ話です。
日本史オンチの方が呼んでも大丈夫というスタンスなので、さらさらっと読めます。
正直、立ち読みでも十分と言えばじゅうぶ・・・。

第1部は取材時のハプニングがメインで書かれておりましたが、
個人的には第2部が面白かったです。
全部で14人の戦国武将を取り上げ、その人物にまつわるエピソードを紹介するという形式。
エピソードというのは武将の人となりがわかるものを紹介しており、
一人あたり大体10〜20ページくらいのボリュームです。
歴史好きにとっては馴染み深いネタばかりなのですが、
ポイントは和田さんのツッコミですね。
家康…「神君も実は近所のオッサン!?」だとか
信玄…「面倒くさがりで戦嫌い」だとか。
あと、元就の吸引力w(物理的な意味で)
武将に対する和田さんの親しみが文章に感じられ、
読んでるこっちも納得したり共感したり思わず噴いたり、楽しく読ませていただきました。

ちなみにツッコまれる武将の皆様は
徳川家康、豊臣秀吉、織田信長、上杉謙信、武田信玄、毛利元就、吉川元春、
小早川隆景、黒田如水、黒田長政、石田三成、大谷吉継、長束正家、真田幸村。

おっと、忘れちゃいけないのが挿絵。
描いているのがお笑い芸人・キングコングの西野さんだそうで。
人物の特徴をよくとらえていて、
なおかつクスリと笑ってしまうような味のあるイラストが魅力です。
posted by まるひげ at 16:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | 坩堝 | edit | web拍手

2012-12-28

icon_45_b.gif『うどんの国の金色毛鞠(1)』感想。


各話のタイトルが香川の名物なのが面白いです。
香川は行ったことないですが、瀬戸内海沿岸の県ってまろやかな空気してるんだろうなぁ…と
豪雪地帯の人間はふと想いを馳せるわけですよ。

俵宗太は、東京在住のウェブデザイナー。故郷に帰った彼が実家のうどん屋で見つけたのは、釜の中で眠りこける不思議な子どもだった。実はその子どもには他の人には言えない秘密が…。ゆったりと時間が流れる“うどんの国”を舞台に、ちょっと不器用なふたりのあたたかい共同生活が始まる(単行本より引用)。
篠丸 のどか(画)『うどんの国の金色毛鞠(1)』

香川を舞台にしたうどん屋の息子とちびっこのハートフル+ドタバタギャグストーリー。
思わず笑ってしまうようなテンポの良いギャグも楽しいです。
お話は公式あらすじの通りで、
宗太が「ポコ」と名づけた不思議な子どもがキーパーソンです。
このポコがいちいち可愛くて時々ぶっさいく。
まぁ、仕方ないよね、所詮は獣だし(さらりとネタバレしおった)。
名前から連想できるように、正体が“化け狸”という設定のポコは
人の言葉を理解し、徐々に話すこともできるようになります。

あ、忘れちゃいけないのは脇役さんたち。
いい味出してます。
ご近所のおっかねぇ毒舌ばあさん、
「俺と遊べぇぇぇ!!!」と宗太に迫る親友・中島や
酒豪で漢気溢れる宗太の姉ちゃん等。
みんないじり&いじられ上手だなぁ…。

とにかく世話のやけるポコとの生活を通して、
かつて故郷で無くしたもの、都会の暮らしで忘れたものを
主人公の青年・宗太が再発見するという展開になりそうです。
posted by まるひげ at 23:43 | Comment(2) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2012-12-25

icon_45_b.gifれきだまかんそうぶん。


ものすごーく遅くなりましたが、れきだま感想文を以下に。

全体的に見てみると、
仙台グルメ&スイーツ紹介ページをはじめ、甲冑モデルが女子といいラノベ小説の内容といい…
なんだか今回は女子寄りな内容だったような…?


歴史魂 Vol.10

・巻頭特集「人間・伊達政宗のすべて」
政宗の波瀾に満ちた生涯を、人物像や時代背景、ライバルや家臣団等、
様々な視点から分析したもの。
イラストやら写真画像やら多いのはいつものことですが、
今回は旅マップも細かいです。見所いっぱいということか仙台&白石。

・NEO講談「七本槍の英雄、戦国を生き抜く!」
岩田光央さん演じる清正が主人公で、
子飼い時代の正則と三成との友誼がメインパート。
備中高松城の水攻め、本能寺の変、清洲会議、賤ヶ岳の戦いを経て、
終盤が関ヶ原、大坂の陣…という構成です。
前回主役の長宗我部と同じく、駆け足な展開です。超特急。
「生き抜いて信念を貫くこと」を第一とする清正の忠義が語られたところでシメ。

・情報系
新作の映画やらTV、書籍を紹介するコーナーは特に目新しいものはなく。
来年大河の「八重の桜」、再来年の岡田版官兵衛の情報が載ってました。
そういえば、この時期になると書店では翌年の大河関連書籍コーナーが設けられるものですが、
新島八重関連の書籍は例年よりは目立たないような?
N●Kが頑張ってるのよくわかる。
それと比べると、来年の本棚は色んな意味で賑わいそうです。楽しみ。
ゲームコーナーは新作7本のうち4本がコー●ータイトル。強いな。
トップの『三国無双7』、一体総勢何人になるんだ。

・「10人でわかる三国志演義」
『三国志演義』の10人のキーパーソンたちに焦点を当てて物語を解説していく、という企画。
スタートが張角と董卓からってのはどうなの?
時代的に仕方ないとはいえ、絵的に問題がw
とりあえず「10人」の内訳は
張角、董卓、袁紹、曹操、周瑜、劉備、孫権、諸葛亮、司馬懿、姜維の方々。
プロフィールが簡潔にまとめられていて読みやすい。
…いやそもそもこの雑誌に読みにくいってのはないんだけども。

・「大江戸アゲハ」
江戸のファッションリーダーアゲ魁に学ぶゴージャスファッション
花魁=アゲ魁の世界をご紹介、という企画。
ページ開くと金とピンクの文字が眩しく、☆やハートマーク、絵文字が飛び交ういかにもアゲ嬢なノリ。
とっても景気の良い雰囲気です。☆★キラッキラ★☆

・「絵で見る」シリーズ「名勝負伝説〜THE BEST BOUT」
本多忠勝VS真柄直隆の一騎打ち in 姉川。
どうでも良いが、忠勝160cmて小っさくね?

・仲町六絵「南都幻妖譚 墓所の法理(後編)」
小説は事件解決編です。
ムスルが僧侶の物の怪を捕らえたことがきっかけとなり、
政敵である一乗院による不当な領地獲得を阻止せんと画策します。
ムスルの計画に必要不可欠なのは、赤い衣を纏った葉月の存在。
困惑する葉月を尻目に、ムスルは着々と一乗院の目論見を潰す準備を進めていくが…
という展開です。
ハッタリが楽しい解決編、もちろんハッピーエンドです。
ムスルの仕掛けは、種明かしをしてしまえば単純ですが
なにせ視覚に訴える派手なものなので効果は絶大。
それはそうと、ムスルと葉月の仲は読んでいてこそばゆいですよ!ティーン小説のようだわ。

・おさるとニャン兵衛の「入門」コーナー「サルでも点てる茶道入門」
今回のゲストは茶の湯の巨人、千利Q先生。
利Q先生、なかなかにボケ&ツッコミ上手。

・『諸将武勇競』の世界
江戸時代の「好きな戦国武将ランキング」ということで、
相撲の番付表にのっとった形式、いわゆる「見立て番付」戦国武将バージョンです。
上田市博物館所蔵の『諸将武勇競』を元ネタに、読み取り方を解説したもの。
見てみると、江戸の時代背景を反映していたり、
東西に二分される番付表の特徴を活かして
裏切りや武勇、知略といった共通点やライバル同士で語られる武将たちの名前が見えます。
そしてポイントとなっているのが、豊臣贔屓だという点です。
よく見ていくと納得できる配置以上にツッコミが多いのも、
これを見ながらああだこうだ庶民が楽しむもの、という位置づけなのですな。

・偉人ブログ
政宗の不治の病=中二病を気にかけているとみせかけて
実は面白がってる小十郎と方向音痴甚だしい成実。
posted by まるひげ at 00:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2012-12-24

icon_45_b.gif明石家サンタを見たいけれども。


3時までは起きてられん!

どうもご無沙汰してました、クリスマスイブですね。
それよか自分にとってあと一週間で今年が終わるということの方が重要事項です。
とりあえずそろそろ年賀状買ってこよう…。

すっかりサボり体質が慢性化してしまいましたが、ちょろりと近況をば。
最近、朝と夜に妙に胃が重い&もたれる日々が続いたので病院に行ってきたのですよ。
(いきなり景気の悪い話で申し訳なく!)
そこの院長先生は話好きなおじいちゃんで、
診察自体は5分ほど、その後15分くらいは雑談に流れました。
・・・・・
まさか診察室で戦国話聞かされるとは思わんかったよ!
看護師さん苦笑しとるわw
何故か京都・滋賀の穴場的見所まで教えてもらって、肝心の診察内容より密度が濃かった。
お好きなんでしょうねぇ、歴史。
待合室に各種週刊誌、料理雑誌と並べて黒田家関連本置くくらいだからなぁ。
なんか読もうかと思って書棚覗いたら長政と目ェ合ってしまったでないの。
面白い病院だということがわかったので、次回の診察がちょっと楽しみになりました。

あ、戦国話のインパクトに霞んでしまいましたが、
診断結果は「ストレスによる胃痙攣&胃酸過多」だそうで。
つーか、胃痛あるくせに食欲旺盛&体重増加という矛盾よ…食いしん坊根性万歳。
ごちそう食べる機会が増えるこの年末年始、皆様も胃をお大事になさってくださいまし!

おまけ報告として、あまぞんポチった自分用クリスマスプレ。


KING JIM DM11G デジタルメモ「ポメラ」 シャア・アズナブルモデル

以前から密かに欲しかったデジタルメモ「pomera(ポメラ)」。
特にダムファンじゃないんですが「定価の83%off」に釣られて。
普段のまるひげならば絶対に選ばないであろうまっかっかな色を選んだのは
全部で3つあるモデル(残りはジオン軍とランバ・ラル)のうち、キャラ的にはやっぱシャアだよね、
という心の声に従ったまでです。
デザイン的にはジオン軍が一番落ち着いてますな。
いいの、家で使うから恥ずかしくないもんさ。
内側はえんじ色というかくすんだ紫色なのがお気に入り。

ちょっと使ってみましたが、評判通り便利ですね。
起動が早いし打ち込みやすいし操作簡単だし。
なにより書くことに専念できるのが良いです。
PCだと、ブログ書きながらどうしてもネットに流れてしまうので。
これから読書感想文やブログの下書き用に使おうと思ってます。
これでちょっとは更新頻度上がると良いな。
posted by まるひげ at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2012-12-18

icon_45_b.gif『王者の遊戯(1)』感想。


「郭嘉」の二文字に釣られて買っちまったファンタジー三国志。
コー●ーのアレと同じようなノリで楽しむのがよろしい。

「少年軍師×将軍 バディバトル三国志開幕」とありますが、
×というのは別に腐的な意味ではなくてだな(黙って)

時は後漢末期。職を求め洛陽を出た主人公・郭嘉は旅の途中、袁紹軍の軍事演習に遭遇する。彼が軍事楼閣の上に見たものは、少年の姿をした異形の軍師達だった!彼らは特殊能力を持った軍師であるために自らの成長を捨てたという…。果たして郭嘉はこの過酷な戦国乱世を生き抜くことができるのか!?(単行本より抜粋)
緒里 たばさ(画)『王者の遊戯(1)』

公式のあらすじを補足すると以下のような展開です。

道に迷った郭嘉はひとりの兵士・蘭と出会い、
袁軍の軍事演習で戦場を操る軍師の能力を目の当たりにする。
伏兵と間違えられ捕らえられた郭嘉と蘭は、強制的に軍師&将軍と戦うことになり…。


通常、モブ扱いがデフォというキャラばかりが出張ってる奇特な本作品は
軍師と将軍が契約を結んで戦う「バディバトル」が特徴。
…バディと言っても
片方が命落としたらもう片方も死ぬとかいうほどシビアなシステムではありません。
そして好感度MAXになると「刎頚之交」イベントが発生するんですね!
・・・・・
すいません、読んだ人しかわからないようなネタを振るのはやめます。

成り行き上、袁家の軍師&将軍と戦うことになってしまった郭嘉&蘭。
その相手は沮授&文醜。
ツンツンな沮授となかなかに好青年な文醜。
ふたりの過去シーン、ここだけ恋愛ADV見てるような錯覚に陥った。微笑ましいです。

ちょっと気になったのが郭嘉の設定。
仕官のためとか言いながら軍師を夢見て都に出てくる序盤、
軍師の能力がどういうものか知らない中盤、
自分が軍師であることを隠していたことがバレる終盤。
矛盾してないか? どっか読み違えたかなぁ…。

最後になりましたが郭嘉の相棒はあの人。
三国志好きの方なら、出身地聞いただけでピンとくるでしょう。
気づいていながらもラストの正体判明シーンにはニヤニヤしてしまうね。
何故にこの人!
郭嘉と合わせたことでどんな反応が起こるの!?
という感じで、これからの展開が楽しみです。
次巻予告の「献帝争奪戦」なんていかにも無双のステージにありそうw
posted by まるひげ at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2012-12-16

icon_45_b.gif『黒田長政』読了。


今月の積読本消化1冊目。絶版御免。

ちょっとギスギスした父子関係が読みどころ。
得意げにしてると鼻ッ端を父親にブチ折られる、というのがテンプレ。
そもそも父親があんなの偉大だと色々大変だよね…って話でもある。

戦国随一の智将、黒田官兵衛の子として生まれた黒田長政。秀吉にすら畏怖されたといわれる、父の巨大な影という宿命を乗り越え、猛き勇将としての道を切り開き、関ヶ原の戦いにおいては徳川方を勝利に導いた。その後、徳川太平の世にあっては、黒田家を筑前五十二万余石の大大名にまで興隆させる。文武を兼ね備えた稀代の名将、長政の姿を生き生きと描いた、著者渾身の長編歴史小説(文庫より引用)。
石川 能弘(著)『黒田長政』

序章は関ヶ原にて長政率いる黒田勢が石田方へ鉄砲撃ちかけるところから始まり
本章はそこから時が遡って
松寿時代の長政が人質として長浜城へ送られるところから再スタート。
その後、父・官兵衛や主の秀吉のもとで戦働きを重ねた長政が
武辺・知略ともに秀でた武将として成長する様を描いております。
武一辺倒の時期から策略をもって戦況を動かすことの小気味良さに気づいて以降、
長政の生き方が定まった感じです。
そしてラストは大坂の陣終了まで。
やや唐突なシメなのが残念。
秀吉の下にあっても、家康&秀忠の下にあっても
黒田の家は外様の身であり、外様としての働きを示すことによって
御家を存続させることを固く心に戒めるところで終わってます。
将軍家と幕僚に気を使う胃の痛い日々の始まりを覚悟する
長政の姿が目に見えるようなENDでした。

以前読んだ刑部本が面白かったので期待しつつ読み始めたものの、
今作はさらさらーっと進むので正直物足りなかったです。
長政と官兵衛との関係がメインの物語となっており、
家臣や他の武将たちとの交流はあまり描かれてません。
家臣でいえば母里太兵衛、黒田一成との会話がちょろりとある程度。
そして、父子の関係が読みどころ…と言っても
それが堂々と「良好」と言えるものではないのが特徴です。
大概は長政が官兵衛に怒られたり怒られたり怒られたり…たまに褒められたり。
鞭鞭鞭鞭飴鞭鞭って感じのリズム。むちむち。
長政は父の深謀遠慮に心底感服しつつも、
したたかな世渡りっぷりに呆れたり謀略好きの性格には辟易したり
隠居後にも色々と蠢く姿にイラッとしたり。
でもなんだかんだ言って父親孝行な長政…と言えなくもない。
posted by まるひげ at 16:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2012-12-13

icon_45_b.gif『明治骨董奇譚 ゆめじい(一)』感想。


読書メーターの感想にもありましたが、
『蟲師』と『xxxHOLiC』を混ぜたようなテイストです。

永く愛され、使われ続けた物には、念が宿ると申します。明治末の京の都で巻き起こる怪異の数々!!謎に満ちあふれた怪事件に、物に籠った念を感じられるという骨董屋の老店主―ゆめじいが挑む!!(単行本帯より引用)
やまあき 道屯(画)『明治骨董奇譚 ゆめじい(一)』

時代モノ+怪奇+ミステリの短編マムガ集。
絵柄に特徴があるので好き嫌い分かれると思いますが、
内容に関しては話の筋がしっかりしているので文句なしです。

人の念が籠められた骨董品にまつわる不思議なお話が12編。
舞台は明治末期の京都、主人公は骨董屋の店主「ゆめじい」。
京都で一番の目利きと名高いこのゆめじいさんが
京都の街を賑わす怪事件や店に持ち込まれる古道具がもたらす怪異の元をつきとめ、
真相を明かす…という展開となっております。
勧善懲悪というわけではない話の落とし方がうまいですね。
ゆめじい、金が絡んだ話になると最後にちゃんと儲けてるのがちゃっかりしてる。
商人は儲けてナンボな世界ですもんね。

個人的に好きなのは
入手した者に悪夢を見せるという「夢に現れる雛人形」
土佐藩の紋ばかりを狙う「木屋町通りの鎌鼬」
やくざ者の観音しょいに現れた観音様の功徳「背負われた観音像」
月見の会に参加した者がかかった奇病の原因は…「お月見会の病」
の4編かな。
この時代の風俗が関わる謎解きは興味深く、
真理をぽつりと呟くゆめじいの名言も印象的でした。
あと、解説役となっているブサイクな猫がイイ味出してます。
続巻も楽しみ。
posted by まるひげ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2012-12-12

icon_45_b.gif仙台と宇都宮に行ってきたのよ。


久しぶりに冬に遠出してきました。
仙台にはちょくちょく遊びに行くので今更ネタにすることもないのですが、
宇都宮…というか北関東には初めてお邪魔しました。
流石にあったけぇな!!
まず雪がない。
これ一番。
マフリャーも手袋もいらんね。

宇都宮は宇都宮城址公園とその周辺を徘徊してきました。
観光シーズンとズレていたせいか、閑散としとった…。
公園は部分的に復元されている土塁や堀の大きさを見るだけでも
かなりの規模の縄張りが想像できる広さでした。
戊辰戦争や戦後の区画整理で構造物がほとんど失われてしまったのがもったいない。
土塁の一部分が展示室になっていて、
釣り天井伝説の解説パネルをじっとり読んでいたら、
ガイドのおいちゃんが懇切丁寧に宇都宮城の歴史をお話してくださいました。
鎌倉時代から話は逸れて山本五十六まで。
印象に残ったガイドさんの呟き ↓
「この前、北海道からわざわざ『宇都宮国綱について教えてください』って若い子が来てね。
『なんでまた国綱?』って聞いたら、『ゲームで好きになった』って…」

あー…
なんだかこれと似た呟きを、数年前長浜城で聞いたような(苦笑)。
で、何のゲームだろうか。

ケータイ?
ブラウザ??

話がいつもの方向に流れてきたところで、
地元の書店で置いてないアレをついでに買ってきました。


歴史魂 Vol.10

テンション高い表紙だなぁ…。
posted by まるひげ at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2012-12-05

icon_45_b.gif『関ヶ原争乱録 廻天の掟(二) 家康の焦燥 昌幸の真意』読了。


11月の積読本消化3冊目。

昌 幸 、 こ れ は ひ ど い 。

ひとことで言ったら愉快犯の昌幸が東西両軍を引っ掻き回しまくる話です。


尾山 晴紀(著)『関ヶ原争乱録 廻天の掟(二) 家康の焦燥 昌幸の真意』

昌幸一人にここまで振り回される東西両軍もどうなんだ、という疑問はありますが
各勢力の内情を見てみれば、妥当っちゃー妥当な動きなんですよね。
毛利も前田も上杉も。
特に東西両軍…というか昌幸と三成にとってのキーパーソンとなっている毛利。
西軍のためではなく、御家安泰のために動く広家と優柔不断の輝元。
優柔不断といえば、金吾が最終決戦にて覚醒してます。

あ、遅くなりましたが公式あらすじを以下に。

慶長五年。中津川の戦いで勝利をおさめた西軍。
しかし、石田三成、大谷吉継の二人は、毛利家の不穏な動きに戸惑っていた。
そんななか、東軍は福島正則らを先頭に矢作川に布陣。
戦いは、最後の最後で動いた毛利軍によって、なんとか西軍の勝利となった。
福島正則など多くの武将が討死にし、岡崎城へと撤退した東軍。
失意の徳川家康のもとに、一通の書状が届く。その内容を信じれば、一気に西軍を逆転できる。
しかし、その送り主は、家康の長年の敵であり、
先の中津川の戦いで裏切った表裏比興の者・真田昌幸だった―。
東西両軍を手玉にとる昌幸。果たして彼の真意はなんなのか?
そして、混沌とする東西両軍の勝敗の行方は―。
(新書帯より引用)


…というのが2巻中盤まで。
以下、ネタバレなので畳みます。
posted by まるひげ at 22:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2012-12-02

icon_45_b.gif『真皓き残響 仕返換生 炎の蜃気楼邂逅編9』読了。


11月の積読本消化2冊目。

今回こそは、ノー框かと思ったんだけど…。

善悪で断じるだけでは解決にならない問題に対して真っ向からぶつかったなぁと
感想文書くためにさっき再読してみてわかりました。
…でもね、「どこが一番印象に残ったか」と問われたら、
出オチ的に瞬殺されかけた框のカニと
サブちゃんと直江の互いに対する執着だっつーのが本音のところ。

双六を使い怪異を起こしていた怨霊を退治した夜叉衆は、新たな怪異の調査に乗り出す。そんな彼らを陰から監視する者がいた。直江の宿体・九郎左衛門を裏切り者と恨み、迫ってきた若者だ。だが、景虎と行動する直江は若者の存在に気づかず、かつての居城・与板へと向かう。そんな折、直江に九郎左衛門の記憶が甦る兆しが表れて…!?表題作「仕返換生」ほか、書き下ろしを含む4編を収録!(文庫より引用)
桑原 水菜(著)『真皓き残響 仕返換生 炎の蜃気楼邂逅編9』

短編集かと思ったら、
勝長主役の「亡霊双六」1話分と
直江メインの「赤衣観音」「仕返換生」「仕返換生・弐」3話分という構成でした。
前者は外伝っぽい読み口で楽しかったのですが、後者がなかなかに重く、読み応えどっしり。
詳しくは以下の感想文にて。

・「亡霊双六」
一言で言ってしまうと、
命を賭けた人生ゲームにまんまと釣られてしまう勝長の話です。
地味に楽しんだらしいから良かったけど、うまい話には裏があるって鉄則だろう、勝長!


・「赤衣観音」「仕返換生」「仕返換生・弐」
こっちが話的にどれくらい重いかと言われたら、アレですよ、
邂逅編3作目で景虎が宿体の記憶に乗っ取られそうになった話がありましたが、
その直江バージョンと思っていただければわかりやすいかと。
しかも事は景虎の場合よりも厄介で、
あろうことか宿体・九郎左衛門が怨霊となって直江を狙うことになります。
怨霊退治を宿命とする夜叉衆たちがつくりだした怨霊の存在に衝撃を受ける一同。
宿体の立場からすれば、至極正当な権利である
「一方的に奪われた己の肉体を取り戻す」という九郎左衛門に対し、
直江は、そして夜叉衆はどのような決断を下すのか―。

という展開です。

最終決戦での直江と九郎左衛門との問答シーンが読みどころ。
かつて「宿体の魂ごと精一杯生きていく」と覚悟した景虎と、
今作で直江が九郎左衛門に告げた覚悟。
宿体に対するそれぞれの姿勢の違いもまた面白いですね。
ちなみに、邂逅編スタート時にちょっとだけ出てきた直江の宿体・九郎左衛門の
義理の弟である少年がキーパーソンとなってます。

そしてこの事件の最中、
景虎と直江がお互いの存在をより強く意識することとなります。
かつての敵対関係に加え、換生後の関係性の深さ + 無自覚の何か(ここが問題)で
複雑なことになってるんですが、まぁそれは今後も続いていくということで。
posted by まるひげ at 00:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | ラノベ | edit | web拍手

2012-12-01

icon_45_b.gif『蒙古の波(白狐魔記2)』読了。


図書館レンタ本。
久々の児童書をチョイスしてみました。

「義経=チンギス・ハーン」ネタまで飛び出してます。

白駒山の仙人の弟子となり、修行ののち、人間に化けることができるようになった狐白狐魔丸の人間探求の物語。「源平の戦い」のあとの長い眼りから、狐がめざめたところから、本書ははじまる。時は鎌倉時代。北条時宗が執権となり、日蓮は国を憂い、いまや、元の大軍がおしよせようとしていた(単行本より引用)。
斉藤 洋(著)『蒙古の波(白狐魔記2)』

「人間ってなんだろう?」をテーマに
時代を超えて人間の世を旅するきつね「白狐魔丸」シリーズ2作目。
今作で白狐魔丸が旅するのは、
“元寇”と呼ばれる文永・弘安の役まっただなかの鎌倉時代後期。

前作で、都落ちする義経一行を助けた白狐魔丸。
その後85年にわたる長い眠りにつき、
再び目覚めた白狐魔丸は現世・鎌倉を旅しながら、
自分でも気づかぬうちに不思議な力を体得していきます。

六波羅探題の南方・北条時輔の家臣との出会いがきっかけで、
「竹崎季長」という人物を訪ねて九州の地へ赴くことになった白狐魔丸。
捜し当てた季長は、武士らしく手柄を立てることに熱心な人間だった。
しかしそれと同時に得意の絵で名を残そうと気張るこの武士の不思議な魅力が気になり、
白狐魔丸はしばらくの間、季長の様子を観察することに。
そこで蒙古の船団と武士たちの戦いを目の当たりにした白狐魔丸は、
天の「気」を動かして嵐を起こすが…。

という展開です。
白狐魔丸の視点は、当時の名も無き人々の声を代弁しているので
結構シビアというか冷めた目で世の中と武士を見ている点も面白いです。
そういや、竹崎季長って歴史の教科書に載ってる『蒙古襲来絵詞』で
元軍に向かって突撃してる騎乗の武者ですな。
うんうん、ちゃんと「絵で名を残す」という野望を叶えている(笑)。

気になるのは謎の新キャラ2名(2匹)。
白狐魔丸と同じく人間に化けることのできる狐・雅姫。
元の国からやってきた狼ブルテ・チョノ。
今後も登場するのかわかりませんが、白狐魔丸と似た存在が登場するとわくわくしますね。
posted by まるひげ at 21:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit | web拍手
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