2012-07-29

icon_45_b.gif『いなり、こんこん、恋いろは。(4)』感想。


カバー画キャラなのに本編に出てこない京子ちん。

いなりの持つ「神位」に群がる男神たちを鎮めるため、出雲で行われるお見合いに出席すると宣言したうか様。いなりの中の神力のこと、そしてうかのお見合いのことがどうしても気になる燈日は、テストを控えたいなりを連れ出し出雲に乗り込むことにしたのだが…!?人間だって神様だって、恋に正直でいたいのです!(単行本より引用)
よしだ もろへ(画)『いなり、こんこん、恋いろは。(4)』

ギャー!青春!!青春だよう!!(ゴロゴロ)
うか様かわえぇよう!!!(ンゴロンゴロ)

…という塩梅で悶えながら読ませていただきました。
今巻の内容は、いなりの文化祭ネタとうか様のお見合いネタ。
いなりの文化祭ネタは、
丹波橋のいなりに対する恋心も明らかになり、にやにやしっぱなしです。
あとは墨染さんと京子ちんの仲がどうなるかですな。

他方、心配なのはうか様まわり。
男神とのお見合いはお流れになったのは良いのですが。
(つーか、結局お見合い相手がカメムシだけってのも可哀想な話だな)
いなりが神力を否定することがうかの神力回復に繋がること、
神力をうかに返してしまえば、いなりとうかの繋がりが切れ、
本来の神と人間の関係に戻ってしまうこと。
このままいなりが神力を使い続けると
いなりが神に、そしてうかが消滅してしまうこと…等、物語の核に迫る事実が判明してます。
人間と神様、それぞれの恋と友情はとても良い関係になっているのに、
物語的には非常にシリアスな路線に突入してしまいました。
残念な人が多いけど、みんな良い人たちばっかりなので幸せになってもらいたいなぁ。
posted by まるひげ at 22:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

icon_45_b.gif『ヘルズキッチン(7)』感想。


カバー画キャラなのに本編に出てこないミカヅキ氏。

圧倒的な科学力で、“美味”すらも創り出し、「料理はいらないもの」と主張して立花獲得を図る応用生物学部長ユーリ。一方、ドグマは調理学部の客員教授として実体化―。2つの学部は「聴覚」「視覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」という、五感をテーマにした団体戦で決着をつける事に!調理と科学、前代未聞の対決が今始まる―!!空腹絶倒のグルメコミック、驚愕の第7巻!(単行本より引用)
天道 グミ(画)/西村 ミツル(原作)『ヘルズキッチン(7)』

内容は公式あらすじの通りです。
調理学部 VS 応用生物学部の対決がスタート。
ぶっちゃけると、立花の取り合い合戦なんだけどね!
前々巻からの修学旅行からまさかこんな展開になるとは思わなかったわ。

ドグマ実体化で窮地のサトルを救う展開と思わせといて、
実はドグマが面白がってるだけというのはいつものことですね。
一方、「五感を支配してしまえば料理なんて不要」と言い張るユーリは
科学の力をもって料理を完全否定。
ユーリの下には、顔見せ初の応用生物学部の生徒さんたち。
・・・・・
うーん、調理学部の面々も大概だけど、こちらの皆様も濃いぃなぁ。
第1回戦の「聴覚」対決は、調理学部があっさり負けてしまいました。
エレの海老餃子は普通に美味しそうだけど、
舞の爆音餃子は油断すると口から飛び出したりしそう。
でも、あぁまで言われちゃ食べてみたくなるね。

第2回戦はサガネ VS 東城の「視覚」対決。
そして、久しぶりにあのカニ先輩もお出になるということで、楽しみです。
そんな具合で、対応用生物学部編は数巻続きそうですな。
posted by まるひげ at 22:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

icon_45_b.gifネット&リアル書店パト。


どうもこんばんはです。
最近の高湿度天候に疲労度がハンパないまるひげです。
なつなんてなくていいのに…。
しっかし、暑い暑いと言ってる割には食欲が落ちないのは何故だろうか。
むしろ体重は半年前より増えてるという…解せぬ。

夏への怨嗟はこのくらいにして、以下、リアルとネット書店での購入ブツ4点晒し。


Katsukura vol.3 2012夏号

巻頭大特集は冲方丁。
ロングインタビューは、今秋公開の『天地明察』と
文芸雑誌「野生時代」に掲載されていた『光圀伝』の執筆裏話がメイン。
『光圀伝』は9月4日発売なんですね。よし、チェック。
光圀伝といえば、公式HPのTOP画にビックリした。え、こんななの黄門様。

そして全著作ガイドが便利です。
アニメ・マムガ作品の原作を含めるとなかなかに多作な作家さんですよね。

special特集は小野主上。
新●文庫版の十二国記シリーズ新装丁&長編新作のお知らせ。
そしてコミック版『屍鬼』、コンビニコミックで全5巻で発売になるんですね。
個人的に、静信が坊主頭じゃなかったことで途中で挫折してしまったので
どんな展開になったのか知らない…よし、探してみよう。

その他、人間人間さんは読んだこと無いですすいません。
バチカン奇跡調査官は年内に新刊があるとのこと。楽しみ。


死を目前にして、報われることのなかった想いを三十一文字に託す―。土方歳三、沖田総司、高杉晋作、久坂玄端、伊庭八郎、藤堂平助、中島竹子など、激動の幕末期だからこそ詠まれた、つたないゆえにストレートな心情が伝わる侍たちの泣ける歌8首を超訳&オリジルストーリーで鮮やかに漫画化(アマゾン・レビューより抜粋)。
ししゃも歳三(画)/今川 美玖(著)『泣きうた 幕末 侍たちの三十一文字』

前からちょいと気になってたマムガ。
BLくさい表紙だけどBLじゃないよ!気配はするけど!
幕末を生きた侍たちの辞世の句を題材にした漫画8編を収めた短編集です。
各話、漫画の最後に歌についての解説がついてます。
主人公は討幕派、佐幕派関係なく描かれており、時には侍ではなく女傑もいらっしゃいます。
副長主人公のお話が2編あるのは、マムガ家さんとライターさんのご贔屓だからw
ライトな読み応えなので、あまり幕末に詳しくない方でもさらりと読めることかと。



入江 亜季(画)『乱と灰色の世界(4)』

リアルで売り切れてたのでネット書店にて。



岩原 裕二(画)『Dimension W(1)』

読書メーターで見かけて気になった近未来SFアクションマムガ。
posted by まるひげ at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2012-07-25

icon_45_b.gif『アド・アストラ【スキピオとハンニバル】(2)』感想。


スキピオ、化けたなぁ…。

ローマの執政官の一人センプロニウスはハンニバルの才を軽んじ、トレビア河を渡り敵陣へと攻め入ってしまう。渡河で体力を消耗した歩兵を待ち受けていたのは、ハンニバルの恐るべき戦術だった―(単行本より引用)。
カガノミハチ(画)『アド・アストラ(2)-スキピオとハンニバル-』

前巻よりもギャグを入れる余裕が出てきた、という印象を受けました。
きれいなガイウスときたないガイウス…ちょ、見た目もかよw
相変わらず戦象かわいいよぱおーん。
それにしてもほんと、描き込みすごいですね。
お疲れ様です…。

今巻の舞台は、
B.C.218のトレビアの戦い直前からB.C.217のトラシメヌス湖畔の戦いまで。
前巻にてアルプス越えを果たしたハンニバル率いるカルタゴ軍。
対するローマ軍は、
ティキヌスの戦いで負傷したスキピオ(父)に代わり、新たな指揮官センプロニウスが登場。
この野心家指揮官のもと、ハンニバルの戦術を見定めておこうとするスキピオ。
好青年なお坊ちゃんキャラに底知れなさが滲みでてきましたよ。
ローマ軍はこれまで苦戦続きですが、さらにまずいのは本国の政情。
終盤で出てきた一人の勇ましき英雄もとい捨て駒・フラミニウス。
今後活躍するファビウスの前座として、ささっと登場そして退場。
ここまでずっとハンニバルのターンでしたが、
次巻からは「ローマの盾」こと独裁官ファビウスのじわじわ戦略が発動するのでしょう。

あとがきのおまけ漫画が構成として良いですね。
カルタゴ軍の先行きを象徴するかのような、ハンニバルの左目失明。
最後のコマのハンニバル、なんだか一気に老けたような?
posted by まるひげ at 22:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2012-07-21

icon_45_b.gif「お前にはまだ早い!」(スマホが)…書店パト。


っていうのが白戸家のお父さん犬のセリフでありましたよね。
あれはスマホの話じゃなかったけど…。

や、唐突にすいません。詳細はのちほど。
久しぶりに書店に行ったらテンション上がって、マギ以外衝動買いしてしまいました。
ということで、購入ブツは以下4点。


大高 忍(画)『MAGI(13)』

書店では気づかなかったけど、よく見るとカバーきわどいな。



この時代小説がすごい!文庫書き下ろし版

なんだか半年前も同じような趣旨のガイド本買っちまったがまぁ良いか。



YUCARI 日本の大切なモノコトヒト vol.2 和菓子

ノット新刊。
表紙に惹かれて思わず購入。
和菓子好きの人にはたまらない特集ですぞ!
写真が豊富で、眺めているだけでも飽きないです。
特集は、表紙の練り切りだけでなく、
和菓子全般に関する用語や薀蓄などがわかりやすく解説されています。
とにかく、写真を見ているだけでも眼福…どれも美味しそうですじゅるり。
ちなみにこの雑誌は、
日本の伝統文化や古くから伝わる生活習慣を取り上げ、
日本独自のモノ、コト、ヒトの素晴らしさを紹介するのがコンセプトだそうです。
パッと見た感じでは、「Discover J●pan」みたいな雰囲気。



日経PC21 2012年 08月号

2〜3年に一度の頻度で買うパソコン誌。
今回はスマホ特集ということで。
そろそろ自分のガラケーが買い替え時期なもんで、
スマホ購入に向けて本格的に調べてみようと購入してみました。
ところがね。
読めば読むほど、自分にスマホは不要だと痛感するばかり。
今持ってるガラケーでさえ、使う機能は電話とメールとカメラくらいなんですよね…。
・・・・・
結局、食いついたのは外付けHDD特集の方だったわ。

以下、気になったモノ。


東郷 隆(著)『本町甲冑奇談』

帯には「信長、秀吉たちにまつわる世にも奇妙な物語」とあり、
甲冑にまつわる6つのエピソードを描いた短編集。
ぱらっと立ち読みしましたら、
信長、秀吉の他に、氏郷やら利常やらひこにゃ…直政やらが登場してて面白そうです。


『残穢』 『鬼談百景』

小野 不由美(著)『残穢』
    〃      『鬼談百景』

小野主上の新作はホラー作品2タイトル同時発売。
どちらも実話系だそうです。
『残穢』は500ページ超の長編、『鬼談百景』は99編収録の短編。
posted by まるひげ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2012-07-18

icon_45_b.gif『朱黒の仁(壱)』感想。


大きな声では言えませんが、
個人的には『天地●察』よりも断然こちら派。

予想以上にいろんな人が出てて嬉しいです。
登場人物は大体が既存のイメージ通りかと。
山賊の頭領みたいな又兵衛がガラ悪くて素敵。にやにやしてんの良いなぁ。
勝永の飄々とした食えなさっぷりも楽しいし
中国の武将っぽい風貌の高虎の渋さもたまらんね。

九度山に配流の身であった真田幸村は、監視を潜り抜けて大坂城に入城。息子・大助とともに、徳川方に敵対する。兄の信之は徳川方におり、真田の名を遺そうとそれぞれ違う道を選択する。真田家の行く末はどうなるのか、兄・信之、弟・幸村の死に様を描いた珠玉の名作(単行本より引用)。
槇 えびし(画)『朱黒の仁(壱)』

美麗な画を見てるだけでも満足ですが、とりわけ合戦のシーンは非常に映像的。
流れるようなコマ割と表情豊かな描線が見事です。
ところどころ回想シーンが挿入されるのですが、それが物語に奥行きを与えております。

物語は、九度山で蟄居していた幸村父子のもとへ
大坂城の大野治長の使いが現れるところから大坂冬の陣勃発、というところまで。
基本的に史実に沿った展開です。
武士としての死に場所を求め、大坂城へ集まった牢人たち。
間者入り乱れる豊臣・徳川両陣営。
終盤では戦いの火蓋が落とされ、さっそく真田の鬼謀発動してます。

ちなみに、構成としては、幸村の視点と、幸村の嫡男である大助の視点が半々くらい。
どちらかというと大助視点の方が印象的…というか感情移入しやすいですな。
戦を知らず、人を斬ったこともないこの少年が、
父の姿と父からの言葉により一人の武士として成長していく姿が頼もしい。
どうあっても破滅しか待っていないこの戦、
頭ではそれをわかっていながらも、若さ故に受け入れらない大助。
そんな大助をからかいつつ、兄のように接する禰津甚八が良いポジションです。

名を遺すために異なる生きる道を選んだ幸村と兄・信之。
1巻では信之の登場シーンは少ないのですが…って、ちょっと待って。
てっきり描くのは幸村の死に様だと思ったら、信之兄の死に様までですか?(あらすじより)
…つーことは、信之90オーバーまで描くのか。
松代の御家騒動まで描かれるのかしら?
まさかね! そんな気の長い話。



まさか…だろ…?

とりあえず次巻も楽しみです。
全3巻の予定だそうです。
posted by まるひげ at 01:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2012-07-16

icon_45_b.gif『佐助を討て』読了。


図書館レンタ本。

一介の忍びの視点を通して、戦と忍びの生きる世界を描いた作品です。
…どこが読みどころかと聞かれたらちょっと困ってしまうわ。
残念ながら、自分のような落ち着きの無い読者にとっては、血湧き肉踊る成分が足りない作品でした。

真田残党VS伊賀忍者 しのびの意地を賭ける!大坂の陣後、猿飛佐助、霧隠才蔵、根津甚八たちが執拗に家康の首を狙う。家康を守る伊賀組との暗闘、激闘、死闘の数々。手に汗握る忍者活劇小説の登場!(単行本帯より引用)
犬飼 六岐(著)『佐助を討て』

内容は以下のような感じです。

豊臣を滅ぼして以降、悪夢に取り憑かれた家康は、
大坂の陣の最中に己の命を脅かした猿飛佐助の抹殺を伊賀忍びに命じる。
伊賀忍びたちは佐助の居所を突き止めるものの、何度も返り討ちに遭う始末。
しかし、主人公である数馬だけは、佐助に殺されることなく見逃される。
果たしてその理由は、そして数馬が佐助を討つことはできるのか…。


といった展開になります。

強大な敵、忍び同士での確執、裏切り者の影、幼馴染へかける想い…等
設定はとてもそそられるものがあります。
しかし、いまいち設定を活かしきれていないように感じられました。
アクションシーンはありますが、
盛り上がりに欠けるので「先が気になって仕方ない!」という感覚も無く…。
主人公たち伊賀組の標的であるはずの才蔵が姿を現し、
佐助暗殺の手助けを申し出るところなんかは
なかなか面白い展開になりそうなんですけどねぇ…。

個人的にはラスボス的位置づけの佐助の描写が少ないが故に
どんなキャラなのかがいまいち伝わらなかったところが不満です。
佐助が「人を殺すことに微塵のためらいもない」が
「赤子のように無邪気」だという人物評はあるのですが。
具体的なエピソードや展開があれば良かったのに。

人物描写と言えば、脇役がパッとしない。
数馬の同僚や年下の忍びたちも、似たり寄ったりなキャラ造詣というか。
読んでいてしばらく登場しないと「こいつ誰だったかな…」と悩むこと数度。
それでも記憶に残った人物といえば…何故か角介。
(安易にツンデレ妹キャラとか選ばないわよ!いや確かにキャラ立ってたけどさ)
老練な忍びゆえの正体不明さと、
主人公を教え導くポジションでありながら
自らの技量を試すのに進んで(気紛れで?)敵方についたところが面白いかと。
ちなみに、登場する真田十勇士の残党さまは
猿飛佐助、霧隠才蔵、晴海&伊三入道、望月六郎、根津甚八。
残りのメンバーは行方不明あるいはすでに鬼籍に入っておりました。
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2012-07-14

icon_45_b.gif『阿修羅の契』感想。


宇喜多スキーにとっては貴重な一冊。
直家が主役のマムガってだけでもうね。

毒殺、謀殺、裏切りで畏れられた戦国の梟雄・宇喜多直家 忠義の小姓清三郎の心に彼は―!?(単行本帯より引用)
大竹 直子(画)『阿修羅の契』

題材が題材なので、BLというよりは衆道ですね、はい。
月代・ふんどし・劇画(?)調のマムガはちょっと…
という方以外であれば、さらりと読めるかと思います。
正直に言うと、少女漫画テイストの衆道ものは苦手なんですけど、
直家さまが出てるとなると話は別。
ここの直家、怜悧でかっこいいです。なんとふつくしい梟雄。

個人的には剛介が主役の作品よりも
若き日の直家が主役の作品の方が読み応えがありました。
歴史ドラマって感じで。
欲を言うなら、心理描写がちょっと物足りないかと。
あらすじには「宇喜多直家の心の闇を丹念に描く」とありましたが、
内面描写はさほど詳しくありませんね。
剛介にしても直家にしても、心の声(モノローグ)がちらほらある程度です。

まずは「阿修羅の泪」
宇喜多の難敵・龍ノ口城の城主である穝所元常のもとへ
間者として潜入した岡清三郎(剛介)。
敵方でありながら懐の深い人物である元常に対する親愛の情と
主君・直家への忠義との間で揺れ動く清三郎の姿が描かれます。
ここでのオリジナル設定がちょっとビックリなことになってます。
薄々予想がつく展開ではありますけれど。
あんまり言うとネタバレになるので内容については申すまい。

「阿修羅の契」は、元常暗殺のその後の清三郎と直家を描いた短編。
主従の絆とそれぞれの心の裡が語られます。
うーん、でもやっぱり描写に関してはやはり薄味。

若かりし頃の直家が主役の「兇星〜眠り狐〜」【前・後編】
島村盛実(貫阿弥)の夜襲による祖父・能家の死から始まり、
直家が阿呆を装う幼少期を経て元服するまでのお話。
阿呆モードのぼんやりっぷりから
その皮を脱ぎ捨てた場面はテンション上がりますね。
滲み出る冷酷さというか凄みが迫力あって素敵です直家さま。

ストーリーは、島村貫阿弥との直接対決の前で終わってるので、その先が読みたくなります。
いよいよ暗躍が本格的になる直家のターンですよ。

清三郎と直家の出会いを描いた「寵児」は、
「阿修羅の泪」にて重要ポイントであった清三郎の出生にまつわる短編。

ちなみに、巻末には宇喜多氏略系図や年表も収録されているので、
この作品で直家に興味を持った方には親切な仕様となっております。
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2012-07-12

icon_45_b.gif査定はまだ来ない…書店パト。


先日、読み終わった本たちを古本屋さんに買い取ってもらいました。
今回の粛清本は200冊くらい。
その分のスペースは確実に空いたというのに
全く片付いたように見えない部屋を見渡して、釈然としない気分をもてあましております。
なぜだ…あいつら今まで何処に潜んでいやがった…。

はい、近況でした。
最近ブログさぼってたので
読まなきゃいけない積読本や書かなきゃいけない感想文がたくさんありますが、
とりあえず今日のネタは書店パトでの購入ブツ3点晒し。


コースケ(画)『GANGSTA.(3)』

お、過去編ですか。



よしだ もろへ(画)『いなり、こんこん、恋いろは。(4)』

けいこちゃんが表紙ですのか。涼しげですね。



天道グミ(画)/西村 ミツル(監修)『ヘルズキッチン(7)』

こちらの表紙はうどんマニアの…えぇと、名前なんだっけ…(汗)。

以上です。
めずらしく戦国色皆無ですわ。
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2012-07-07

icon_45_b.gif『スノーホワイト』感想。


どう見ても白雪姫より女王様の方が美人だし
王子さまより狩人の方がかっこいいんだが…さてどうしたもんかの。

はい、ということで映画館に行きたくてたまらん衝動に襲われたので
上映作品のなかで一番気になっていた『スノーホワイト』を観てきました。
いまさらですが、予告版動画を以下にペタリ。



白雪姫の王子さまは猟師さま(狩人)だったんだね!

という感想で片付く映画です。少なくとも自分は片付いた。

いわずもながのグリム童話「白雪姫」をモチーフに、
ご都合主義に流れまくりのストーリー、派手なアクションと美麗なCGで構成されてます。
作品の謎を読み解く要素は映像のあちこちに散らばっているのですが、
いかんせん脚本が脚本なもので、あまり読み解こうという意識が働かない(苦笑)。
演出は結構良いんだけどなぁ。

映画の真面目なレビューは他所様にお任せするとして、
以下、ネタバレ気味の感想文です。
posted by まるひげ at 01:47 | Comment(2) | TrackBack(1) | 映画、TV | edit | web拍手

2012-07-04

icon_45_b.gif『放課後関ヶ原(2)』感想。


今巻の衝撃キャラはなんといっても義宣でしょう。
とりあえず三成はこの求婚コモドドラゴンから全力で逃げていただきたい。

クラスメイトは全員、前世が武将!?奇才が贈る、戦国学園コメディー第2巻!!新キャラ続々登場!!三成、大ピンチ!?変わり者だらけの学園生活にも慣れてきた右京。けれど、関ヶ原学園にとんでもない事件が…?(単行本帯より引用)
阿部川 キネコ(画)『放課後関ヶ原(2)』

ふと気づくとギャグが昭和ネタなんですよね…若い読者さんわかるかしら。
新キャラは細川忠興&ガラシャ、佐竹義宣、豊臣秀長、
あとラストで次巻予告キャラがチラリ。

内容は6話収録で、ネタで分けると
・ガラシャをめぐるザビエルと忠興の野球対決
・東西両軍のクリスマスイベント
・毛利三兄弟のバレンタインイベント
・関ヶ原学園のライバル校(?)の陰謀
というメニューです。
さらに、おまけで4コママムガ「放課後関ヶ原」ミニも2話分収録。

レギュラーキャラは相変わらずです。
三成の友情は重苦しく、政宗の痛々しさは絶好調、右京も安心の毒舌ツッコミ。
隆景はもはや取り返しのつかないイロモノ扱いに成り果ててます(笑)。
そして猫御前は相変わらずカッコいい男の娘。

次巻も新キャラ登場らしく、誰が出てくるのか大層楽しみです。
あと、今まで気にしなかった(というか忘れていた)右京の正体。
秀吉?と匂わせていますがどうでしょうね。信長かもしれん。
「妹がいる」というのがヒントになるのだろうか…。
posted by まるひげ at 01:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2012-07-02

icon_45_b.gif『真皓き残響 奇命羅変 炎の蜃気楼 邂逅編7』読了。


6月の積読本消化2冊目。

なんだかバトルしてる間に終わってしまったような。
つーか、おいちゃん(勝長)をいじめないであげて!
いじめられて喜ぶのは直江くらいだよ!!

柏崎で水が燃えるという不思議な噂を耳にした景虎は、怨霊の仕業と睨み調査を始めた。勝長の協力で「燃える水」を精製する里へと足を踏み入れた景虎だったが、そこで幻惑にかかり囚われの身となってしまう。だが、里長の少年と接触する機会を得た彼は、少年に気に入られ、仲間になることを執拗に迫られることに!?時同じくして、奇命羅と名乗る謎の刺客が、直江たち夜叉衆を襲撃する…!?(文庫より引用)
桑原 水菜(著)『真皓き残響 奇命羅変 炎の蜃気楼 邂逅編7』

戻って参りました邂逅編。
これまで暗躍してきた呪術集団・框一族も本格的に姿を現したので
今後さらに戦いが激化…するのでしょうか。

今作の舞台は越後の柏崎。
あらすじをもう少し補足すると以下のような感じです。

「燃える水」こと「くそうず(草水=原油)」の精製で生計を立てる隠れ里“オギの里”。
外部の人間の出入りが禁じられているこの里で、客人として扱われる景虎。
ところがこの里では、夜になると山から魔物が降りてくるという。
魔物退治を依頼された景虎は、怨霊との関連を探りつつしばし里に留まることとなる。
一方、景虎とは別行動を取っていた直江、長秀、晴家、勝長。
彼らのもとへ“奇命羅”と名乗る人外の者から襲撃を受ける。
夜叉衆を狩ることが目的であると言う奇命羅の正体は果たして…?


直江と長秀の会話が良いですね。
観察眼鋭い長秀の、的を射たツッコミを受けて自身の性癖(笑)に気づく直江。
無自覚だったのかよ直江さん…。
それはそうと、あんた、敵方に身体乗っ取られんのもいい加減になさいな。

隠れ里では先代の死後、跡目争いの末に
次代の里長となった少年・十四郎が景虎に懐きます。
十四郎の姿と、上杉家家中における自身の過去を重ね合わせ、十四郎にほだされる景虎。
危なっかしいなぁ、サブちゃん…。

さらに旅の化粧師・河鹿が再登場。
以前から胡散臭さプンプンだったこの人の正体はやはり、黒でしたね。
あ、脇役キャラと言えば、八海山のおばばも再登場。
今回の事件でも夜叉衆を強力サポートしてくださいます。頼りになるバァさまです。

ちなみに今巻のメインと言えるバトルは、個々人と敵方との一騎打ちとなっております。
特に直江と長秀なんかは、敵方と妙にしっくりくる組み合わせで(笑)。
(直江には自信家の俺様キャラ、長秀はSッ気むんむんの痴女)
景虎と晴家は敵方の策略に嵌り、同士討ちになりかけたりなんかもしてたり。
そんな厄介な敵方との決着は持ち越し。
ラストでは想定外の事実が発覚しちゃいます。
欺かれたままの景虎、次に出会う時はしっかり敵方として再会するのか
そこのところも楽しみであります。
posted by まるひげ at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ラノベ | edit | web拍手

2012-07-01

icon_45_b.gif三谷作品は映像で見たい…書店パト。


まずは購入本1冊。


尾山 晴紀(著)『関ヶ原争乱録 廻天の掟(一) 三成の決意 吉継の疑惑』

あら、尾山さんてばまたまた関ヶ原モノ。
しかも今作は2巻で終わりだそうで。

話は変わりますが、ここ最近、三谷さんのこの本がどうにも気になって


三谷 幸喜(著)『清須会議』

書店に行く度に手にとっては立ち読み → 書棚に戻すの動作を繰り返しております。
すでに映画化が決定ということもあり、
「三谷作品は活字より映像の方が面白いだろうなぁ…」と購入を我慢しておるわけですよ。
キャスト公開楽しみですね。
posted by まるひげ at 02:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

icon_45_b.gif『豊臣蒼天録(三)争乱の京都』読了。


日付が変わってしまいましたが、6月の積読本消化1冊目。

印象に残ったのは場面よりもキャラですかね。
振り返ってみるとこの作品、秀頼の成長物語がメインなのですが
忠輝の心情変化も忘れちゃいけません。


智本 光隆(著)『豊臣蒼天録(三)争乱の京都』

シリーズ完結。
自らが望んでも得られなかったものを当たり前のようにもっている
秀頼に対する幾許かの羨望と嫉妬を口にした忠輝。
家康の実子でありながら豊臣軍に身を置き、
天下人として成長していく秀頼を見ていくうちに
忠輝が当初抱いていた「天下を望む」という野望にも変化が現れます。

…とりあえず、公式あらすじを以下に。

慶長十六年五月。藤堂高虎らの寝返りにより、
第二次関ヶ原の合戦は徳川軍の勝利で終わった。
豊臣秀頼は松平忠輝を救う際に被弾し、昏睡状態のままだった。
彦根城に退いた豊臣軍は、真田幸村の進言により京都まで撤退することを決意。
無事に京都へと入った豊臣軍だったが、そこにさらなる悲報が届く。
本多正純の謀略により、大坂城が炎上。淀殿が死んだという。
退くことも進むこともできなくなり万策尽き果てたかにみえてた豊臣軍。
しかし、ここで秀頼が目覚め、京都より一歩も引かないと宣言。
古来、防御側が勝ったことの無い必敗の地で、
果たして秀頼は徳川の大軍勢を迎え撃つことができるのか!?
(新書帯より引用)

…とまぁ、ここまでが最終巻の中盤までのお話です。
以下、何気にネタバレてるのでたたみます。

posted by まるひげ at 01:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手
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