2011-08-29

icon_45_b.gifここ一週間の書店パトずらり。


8月もあと残りわずかとなりましたがまだまだ暑いですね。
先週までちょっと涼し…つか寒かったのになぁ。

とりあえず購入した活字2点とマムガ4点をご報告。
読んじゃったのものありますが…すいません感想は後日で!



永田 ガラ(著)『秀吉の交渉人 キリシタン大名 小西行長』

25日の発売日以降、毎日書店通ってチェックしてやっと買えたのが今日ですよ。
どうなってんの流通!
そして県内で一番デカイ書店のくせして新刊棚差しすんのやめてー。

開始早々「たいへんなおしゃれ」て言われてる、なにやらこにたんヒーローの予感。



山形 石雄(著)『六花の勇者』

作家買い。
「戦う司書」シリーズの山形さん、新シリーズのはじまりです。
世界を救うため選ばれた6人の勇者。
ところが約束の地に姿を現したのは7人の勇者。
そのうちの1人が偽者かつ敵であることに気づいた勇者たちが疑心暗鬼に陥り、
やがて仲間内でバトルロイヤル…になるかどうかはわかりませんが
なにやら面白そうなお話です。



錦 ソクラ(画)『侍父(1)』

やっぱり買うたー!



山村 竜也(原作)/蜷川 ヤエコ(画)『新選組刃義抄 アサギ(6)』

沖田 VS 以蔵だそうな。



梶川 卓郎(画)/西村 ミツル(原作)『信長のシェフ(1)』

今月上旬からずっと探しててようやく発見しました。



子母澤 寛(原作)/篠原 花那(画)『ICHI−市−(7)』

最終巻。
なんか残念な終わり方っぽそうなので読むのが怖い。


以下、気になるもの2点。


智本 光隆(著)『豊臣蒼天録(1)二条城の変』

今月の歴史群像新書の新刊。
秀頼が主役の打倒家康小説…になるのかな?
書店に並んだら買います。

そういや歴史群像新書といえば、尾山さんの秀家本の続きがまだ出ませんなぁ…。



黒川 裕子(著)『最果ての少年 熱砂の巨兵1』

幼い頃に両親を殺された少年、美貌の将兵、苦難の旅って前シリーズとカブって…
いえ面白ければ文句はございません。
posted by まるひげ at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2011-08-25

icon_45_b.gif発売中止&未定が意味するものって。


確か先月末に書いたつもりが書いてなかったので今書くネタ。
気になる…というかちょっと心配なことをおひとつ。
「何をいまさら…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
自分いま知ったばかりなので思わず呟きにきました。

雑草社から季刊発行の小説紹介マガジン「活字倶楽部」。
ここ10年くらいは1年のうち1月、4月、7月、10月に発売されてました。
ところが先月発売予定の夏号が発売延期になり、
今月末発売というお知らせが公式に載ってたんですよ。

で。
そろそろ発売かなぁと思ってさきほど公式行ってみましたら、なんと発売日未定になってました。
(どうやらこのお知らせ自体は今月初めに載ったらしいですけど)
さらに「活字倶楽部」の親雑誌「ぱふ」も9月号が発売中止だそうで…えー。

うーん、どうしたんだろう雑草社。
まさかこのまま●産とかいうやだそんな縁起でもない…。


気をとりなおして。
今日はこにたん本の発売日ですね!!!!!
まるひげの生息地ではまだ書店に並んでおりませなんだ…明日には入荷してると良いなぁ。
そして最近買おうかどうにも気になるのがこの1冊。


錦 ソクラ(画)『侍父(1)』

父子家庭のパパ(会社員)が主人公のギャグ漫画らしいです。
posted by まるひげ at 23:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるもの | edit | web拍手

2011-08-23

icon_45_b.gif『バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ』読了。


いい加減この本の感想文書かねば。
奇跡調査官シリーズ第4弾。

いやぁ、それにしても。
催眠術ってこわいですね!!(一言でわかるネタバレワード)

奇跡調査官・平賀とロベルトのもとに、バルカン半島のルノア共和国から調査依頼が舞いこむ。聖人の生まれ変わりと噂される若き司祭・アントニウスが、多くの重病人を奇跡の力で治癒したうえ、みずからも死亡した3日後、蘇ったというのだ!いくら調べても疑いの余地が見当たらない、完璧な奇跡。そんな中、悪魔崇拝グループに拉致された平賀が、毒物により心停止状態に陥った―!?天才神父コンビの事件簿、驚愕の第4弾!(文庫より引用)
藤木 稟(著)『バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ』

舞台はバルカン半島の架空小国。
聖アントニウスの生まれ変わりと噂される若き司祭・アントニウスが起こした
「奇跡」の真偽を見極めるため調査にやってきた平賀とロベルト。
そこで2人はアントニウス司祭によって引き起こされる数々の奇跡を目の当たりにする。
綿密な科学的調査を行うも、疑わしいところは全くない。
ところが調査の途中、ひとりの神父が不可解な死を遂げる事件が発生。
さらに平賀が悪魔崇拝を掲げる犯行グループに拉致されてしまい…

というお話です。
…あらいやだ、公式あらすじとほとんど同じじゃないの!
楽しいのはこの後にやってくるスーパー謎解きタイム。
もうね、今回の謎解きは間違いなく反則。
ところが、そこが一番面白いところなのが困ったところ。
…まぁ、純粋にシリーズ1巻から読んでる人で
この作品を「ミステリ」だと思って読んでる人はいないと思うので
こうなったらこのノリを楽しむしかない。
(…とか言いながらジャンル分けは「ミステリ」にしてるというこの矛盾よ)

感想文書くのにパラパラ読み返してみたんですが、
聖書からの引用や同じシーンの繰り返しの記述が効果的な部分とそうでない部分がありますね。
さらに、中盤がやや冗長な印象を受けました。
あのいわくありげな親子(バンゼルジャ&コプト)…
特に息子の方、もう少し事件に絡んでくるかと思ったんだがなぁ。
しかも、平賀の危篤でちょっとキ印気味のバンゼルジャ神父の死因なんかどうでもよくなる。
殿方ならば股間押さえて内股になってしまいそうな死に様でしたが、
「そんな事件もあったね!」程度になってしまいます。

以下、いつもの箇条書き感想文。

・ロベルト、ウドルフ調査官の勧誘をスマートに拒絶…見習いたいなこの断り方
・アントニウス司祭、いつも半裸はどうかと思う
・なんだか平賀、言動が幼くなってませんか?
・今回の最終兵器・ユーゲンハイム翁
 →「これで殺したのは数人しかおらん」→ 平賀2度目の命の危機
「僕は結構、君のことを何も知らないんだ」→ ロベルト、相棒タラすな。平賀もそこで赤面すな。
・今回の“秘密の小部屋”も、たどり着くまでがまるでゲームの攻略
・ロベルトの「新発見」無限ループw
・アルキメデスの熱光線…そんなうまくいくはずが(ry
・ちょ、イエズス会大丈夫なの
・ラストの2人…余所でやれ。 ピザ屋の親父困るがな。

そんな感じでした。
今回は科学的調査結果がオールグリーンで
「いよいよ奇跡認定来るか!」という展開だったものの…残念。
死者復活という究極とも言える奇跡をかましてしまったので、次回のネタが気になります。
posted by まるひげ at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | edit | web拍手

2011-08-18

icon_45_b.gifダメージ(大)。


今日のアンビ○バボーの特集が「最新!超スゴイ(秘)動物2時間SP」。
笑って見てられたのは途中まで。
ラストの三毛別羆事件の再現VTRに完全K.O.されました。
アンビリのくせになんなのあのクオリティ!!!
そして「閲覧注意!」のwiki様詳しすぎ。
今日の夢に出てこないことを祈る…うはぁ。
posted by まるひげ at 22:09 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画、TV | edit | web拍手

2011-08-15

icon_45_b.gifたまにはタダの呟きでも。


8月も半ばに差し掛かったというのにまだまだ暑いですね…。

今朝は起きがけ早々夏コミのニュースでぐったり始まり、
(54万人来場てすごいですね!)
お昼にはラジオで流れた「子連れ狼」を初めてフルで聞き、
(さっきwiki様で知ったんですが、「子連れ狼」、
烈堂役が西村晃さんのときもあったんですね! 見たかったなぁ…)
夜は「今夜もヒ●トリー」見て、俺得な信雄クローズアップでテンション上がりました。
(そういやみなさん額にすごい汗かいてたなぁ…暑い中収録お疲れ様です)

と、珍しく日記らしいことを書いてみようと挑戦したものの、
結局とりとめのないことばかりになりました。失敗。
「ネタが無かったんだろ?」っていやだわそんな本当のこと。
posted by まるひげ at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

icon_45_b.gifマムガ感想文5点。


あわわ、親戚の家に飲みに行ってたんで大河まだ見てない!
見たいけどとんでもなく眠い…明日にしよう、うん。
とりあえず寝る前に先週購入したマムガと積読してたマムガの感想文をば以下に。

日渡秋経が手にした腕時計は、ある特別な力を宿していた。非日常の連続。骨董屋少女りすとと世界に散らばる不思議を探しだせ!(単行本より引用)。
藤屋 いずこ(画)『カタリベのりすと(1)』

時を戻す時計「灰かぶり」、
凶器となるチョーク「狼と七匹の子ヤギ」、
失くしたものを探し出すビー玉「ヘンゼルとグレーテル」etc...

グリム兄弟が発見した不思議な力をもつ道具たち。
彼らはこれらの道具を物語として縛り、魔道書に封印した。
ところが封印が破られ、道具の力を手に入れたいと望む者たちに狙われることになる。
そんな事情は全く知らない平凡な高校生が
この戦いに巻き込まれるわけでありまして―。

というあらすじの、魔法アイテムをめぐる非日常バトルコメディ。

うーん、なんだか惜しい。
グリム童話に名を借りた魔法アイテムという設定は面白いのですが。
キャラとバトルをもう少し練りこんで欲しかったような…。
まだ1巻だからちょっと様子見ですかね。
なにやら道具にも意思があるような気配、敵組織の狙いなんかも気になるところです。



昭和三十×年、盛夏―――。探偵小説好きの高校生六人が、美貌の銀幕女優をひと目見ようと訪れた海岸でトラブル発生…!?青い海の広がる砂浜を舞台に、六人の知恵と機転が冴える!(単行本より抜粋)
せがわ まさき(画)/山田 風太郎(原作)『山風短(3)青春探偵団<砂の城>』

一番印象に残ったのは次巻予告ページだよねって話。
まぁそれはともかく。
6人の高校生が体験した、とある夏の一夜の奇妙な事件の物語。
山風にしてはヒネリのないお話だったような。

半子ちゃんの格闘シーンがカッコよいですな!
でもそこはおんなのこですから、やっぱり襲われたら怖いわけですよ。
例え全員返り討ちにしちゃったとしてもw

こちらの原作は未読ですが青春モノも良いモンですね。
…と言いつつ、
やっぱり山風+せがわタッグは時代モノで読みたいな、というのが本音です。



ドグマに<本物の料理人>を目指すことを強要された悟は“食の東大”「食専」に編入。天才ひしめく食専で、料理ド素人の悟だが、ドグマの力で料理人として成長し始める。そこに、悟の陰にいるドグマの“匂い”を嗅ぎ分ける、スパイスの天才が登場―!!極北のダークゴシック・グルメコミック、急展開の第2巻!(単行本より引用)
天道 グミ(画)/西村 ミツル(原作)『ヘルズキッチン(2)』

天道さんのギャグセンス、ツボにはまるわー。
“食の東大”と呼ばれる高校の調理学部に編入した悟。
中華料理屋の娘・秋山エレとチャーハンを極め、
「スパイスこそ料理の要」が信条の立花京とカレー対決、
「他の女に盗られるくらいならさっきゅん(悟)殺して居間に飾る!!」の美波サガネと寿司勝負。

悟、友達に飢えてるな…。
周りに居るのはこだわり強すぎる変人料理人ばかりですが
彼らが順調に悟の友達化してるのが微笑ましいです。
そんな「食専」学生活躍の裏に、彼らに料理勝負で負けた
「コンビニ店長目指そうかなぁ…」な市井の料理人の姿があることも忘れてはいけませんね!


“食の東大”「食専」の調理学部に編入した悟。天才怪童・半井をはじめとするクラスメイトに刺激され、ドグマの思惑通り、料理人として急成長していく。そんなある日、悟の不用意な発言が引き金となり、農学部との全面戦争が勃発!悟はなぜか農学部の代表として、半井の料理に挑む事にー!!地獄発・超異食グルメコミック、波瀾の第3巻!(単行本より引用)
天道 グミ(画)/西村 ミツル(原作)『ヘルズキッチン(3)』

農学部の犬飼ナオと「料理は素材も調理も両方大事」ということで学部間和解、
フランスの名店御曹司レヴィ・ゴルゴタとスイーツ対決。

今巻は、これまでに悟(というかドグマの)餌食となった森崎、立花と協力して
料理対決してるのが新しいところですな。
それにしてもラストの番外編での坂田マジョリカの破壊力よ…。


「食専」での天才達の出会いの中で、料理の楽しさを感じ始めるようになった悟。調理学部の寮に入った彼は、学部中から恐れられている先輩・雲居密郎と同室になる。雲居は「無知な奴らに料理を教えてやる」のが“本物の料理人”だと豪語し、悟の作る料理を真っ向から否定するーーー!!異端のグルメコミック、衝撃の第4巻!(単行本より引用)
天道 グミ(画)/西村 ミツル(原作)『ヘルズキッチン(4)』

「料理人がすべての職業のなかで一番偉い」と豪語する雲井蜜郎との滋養料理(?)対決、
ドグマが実体化して「食専」が大騒ぎになるドタバタ編。

雲井先輩の「血を吸うことで相手の体調や寿命がわかる」という能力はともかく、
食材の陰陽に関しては栄養学的な話も聞けて興味深かったです。
そしてドグマの人間ごっこ編がとても楽しい。

巻末おまけ漫画、キリン先生のアップルパイ美味しそう。
さらに普段は養子煩悩な設楽さん、実は捜査一課「すぐ撃つ課」所属とか
脇役キャラの設定がちょいちょい出てくるというところもこのマムガの楽しいところです。




カトウ コトノ(画)『将国のアルタイル(9)』

すいません未読。
前巻の内容忘れてるので復習してから読もうかと。
posted by まるひげ at 00:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2011-08-14

icon_45_b.gif上下巻読んどいてナンですが。


今日はお昼前に母親と買い物行く予定だったんですが
なんだかタイミングを逃してしまったので取りやめになりました。
ということで、昨夜アップするはずだったネタを投入。

昨日部屋を片付けていて発見した集○社の「青春と読書」バックナンバー数冊。
毎月90円で発売されてるA5版情報誌のアレです。
ここで連載中の海道龍一朗さんの『真田幸村連戦記 華は散れども』を読んでいて、
先日読んだ『三人の二代目』が何故あまり面白くないのか(今更ディスるなよ)
ふと思いつきました。

自分が思うに、
人物の内面描写と会話シーン(特にヨコの繋がりの)が少なかったこと
ではないかと。
そのせいで、三人の二代目の人物像が印象づけられなかったような。
評議の場や戦場などの重大な場面でなくとも、
何気ない会話において作中の人物の人となりが推し量れるものですが、
『三人の〜』ではそれが見えてこなかったんですよね。

ところどころ挿入される新説や
作家さん独自の考察が興味深いだけに、
これ、小説という形をとらない方が面白かったんじゃないかな。
…と、思った次第であります。

どうなんだろうなぁ。
自分、キャラ読みの傾向があるからそう思うのかもしれない。

結局何が言いたいのかと言われたら
『華は散れども』面白いよ!! ということなわけです。
ちなみに大坂の陣を舞台とした幸村主役の小説です。
男タラシで策士な幸村が素敵。
あとやっぱり又兵衛がカッコ良すぎる。
単行本化が楽しみです。
posted by まるひげ at 13:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本ネタ | edit | web拍手

2011-08-13

icon_45_b.gif『三人の二代目(下)』読了。


上杉と宇喜多は当主の実母が強くて家臣の影が薄い。
毛利はそもそも当主の影が薄くて家臣が好き勝手に動いてる。
作品全体を見てみたらそんなイメージ。

そしてこの作品で一番印象に残った人物はなんといってもおふくさまです。
なんつーか…流石直家さまの嫁だよね。

信長没後、秀吉が天下をとった。五大老となった景勝、輝元、秀家三人の目的は、専横を極める家康阻止で一致。故に、関ヶ原は「家康VS.その他」の戦となっていく(単行本より引用)。
堺屋 太一(著)『三人の二代目(下)』

さて下巻。
本能寺の変から始まり、秀吉の天下〜関ヶ原の戦いのその後まで。
一番意外だったのが、関ヶ原前後があっさり記述されてるところですかね。
読む前の先入観として、秀吉の死後からがこの作品のメインだと思ってたんです。
ところが読んでみたら
下巻の本編467ページのうち、秀吉は397ページまで生きてます。
…残り70ページで関ヶ原の戦いが始まって終わって徳川の世ですよ。ページ足りなくねぇか。
物語の構成的にも、
それまで個々に描写されていた三家が「打倒徳川」の旗印のもとに
ひとつの大きな流れに収束されるのだろうと思ってたんですがねぇ…。
ラストは敗者となった三者それぞれの「生き残るための戦い」が描かれます。
結局、最後までみんなバラバラだったなぁ(苦笑)。

ちなみに終盤の作家さんの考察タイムでは、
西軍が負けた理由が次の3つとして挙げられています。
@三人の二代目の戦争目的の不一致
A家中の結束の弱さ
B情報収集の拙さ

これらは他作品でも言われてることだそうなので
小説じゃない形で読んでみたいですね。

…とここで感想文シメても良いんですが、
なんだか物足りないので以下にこの巻における三家の状況を紹介。


まずは上杉。
御館の乱後の論功行賞でもめた国人衆をまとめることに奔走する景勝。
秀吉からは越中越後の支配を一任されますが、
新発田重家の討伐にかなりの歳月を費やすこととなります。
苦労の多い景勝さまの相談相手は兼続…ではなくやっぱり仙桃院さま。
彼女がことあるごとに謙信公と景勝さまを比較するのは、
二代目に期待していないのかそれとも発破をかけてるのか微妙なところです。…たぶん前者。

次に宇喜多。
おふくの指導のもと、順調に成長する若き二代目・秀家。
おふくさま、上巻よりもさらに暗躍度アップ。
宇喜多家の政を牛耳っているだけでなく、隣の毛利との交渉にも積極的です。
さらには秀吉を操るような言動もしばしば見られます。
そして肝心の秀家は良くも悪くも坊ちゃんです。
…どうでも良いんですが、秀家坊っちゃんの口調がちょっとオカシイ。
言葉の端々になんだか時代下ってるイメージがつきまといます。
この時代で一人称が「僕」、家臣に「君」づけは違和感あるよなぁ…。

最後に毛利。
織田の組織をそっくり引き継いだ秀吉には逆らわない方針を採ります。
ところが秀吉への臣従について両川の意見が真逆となり、輝元さま板挟み。
さらには秀吉の贔屓に端を発する吉川広家と小早川秀包、
毛利秀元らの確執も描かれるので調停が大変。
…と言っても、輝元さまの基本姿勢は「傍観」なわけですが。
輝元さまが仕事するのは
関ヶ原後の大幅に減封されたお家の建て直し術においてでした。
posted by まるひげ at 00:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2011-08-11

icon_45_b.gif『三人の二代目(上)』読了。


萌えや燃えを期待してはいけない歴史小説でした。(またそういうこと言う…)
ちなみに毛利の二代目って…隆元はノーカウントなわけですねわかります。

偉大な先代の跡を継いだ景勝、輝元、秀家は、擡頭する織田信長を睨みつつ、自国の存続と勢力拡大を画策する。そして、本能寺の変勃発。彼らの決断は―(単行本より引用)。
堺屋 太一(著)『三人の二代目(上)』

上杉、宇喜多、毛利の三家の二代目が偉大なる先代の跡を継いで
領国を維持、さらにできることなら勢力拡大を目指して苦悩する姿を描いたものです。
上巻は謙信の死から物語開始〜本能寺の変前夜まで。
基本的には同時期の三家それぞれの内情を描写していく形式を取っています。
毛利家のページが一番多かったような…?

ちなみに上巻は普通に歴史小説してるんですけど、
下巻(特に終盤)は小説というより歴史論評というか解説書のような感じになってます。
新説を交えた作家さんの考察が興味深かったですね。

まぁ、まずは上巻の紹介から。

上杉では先代・謙信の死の直後で動揺まっただなか。
謙信の死を受け、後継の座をめぐる景虎との戦いに備える景勝&兼続。
珍しいことに、兼続はあまり出張ってません。
景勝の実母・仙桃院さまが若き二代目を厳しく教え導く役どころとなっております。

宇喜多は先代・直家の晩年からスタートです。
…うん、ここは二代目からだと8歳の主人公になるもんな。大河レベルだ。
その代わりと言ってはなんですが、
二代目の実母・おふくさまがなかなかの女傑っぷりを発揮しておられます。
彼女が居なかったら宇喜多家潰れてるくらいのお働きです。
自分の死後の宇喜多家(正確には八郎)の安泰を考えて後見人探しをするおふくさまを
頼もしいと感じる一方、ちょっと寂しさ感じてるのが読み取れる直家さま。
病み衰えた姿がなんとも痛々しいです。

そして毛利。
先代が統治していた制度とは根本的に異なるしくみをもった織田軍といかに戦うか、
が毛利家のテーマとなっておりました。
しかしフタを開けてみたら「三人の二代目」のなかで
一番グダグダだったという名ばかり当主の輝元。
己の意見よりも伯父である両川の言が優先されることに不満を感じております。
けれども両者をまとめるほどの決定的な統制力が自分にあるわけもなく。
結局は「何事も両川に諮って物事をすすめよ」という
先代の遺言どおりに動くことになるのです。
つーことで、基本的に輝元さまは愚痴シーンが多い。

そんな具合でした。
なんだか三人のキャラ紹介で終わってしまいましたが
上巻はそれほど目新しいこともないのでさらりと読めます。
posted by まるひげ at 23:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2011-08-07

icon_45_b.gif今日の秀忠どうしたの…書店パト。


そしてまさかの正信モテ疑惑w

大河感想はともかく、書店パトの購入ブツをご報告。
マムガ3点です。

世は戦国。「本能寺の変」での織田信長の死から十年後…。天下は豊臣秀吉により統一されたが、時の権力者によって、暴力が支配する乱世へと変貌していた。その中で一人、泰平の世のため、立ち上がる男がいた!? (単行本より引用)。
榊 ショウタ(画)『戦国ARMORS(1)』

第1話の見開きページ「“天下の逆賊” 明智光秀!!!
ひょー!テンション上がるね!!!!!(落ち着け)
前知識ゼロで読み始めましたらば、
女好きでムッツリ変態さんなみっちゃんがヒーローでございました。
あらすじは以下のような感じです。

泰平の世をつくるため、織田信長によって造られた最強武器「甦土武(ソドム)」。
これを手に入れんがために信長を殺め、光秀に罪をかぶせた秀吉。
本能寺の変より十年後、
信長の娘「お長」が天下人となった秀吉のもとへ輿入れする最中、謎の僧にさらわれてしまう。
お長を秀吉の手から救い出したかった、と言うこの僧は「天海」と名乗り、
民を虐げ続ける秀吉の討伐を宣言するが…。

ということで、
おてんば娘とムッツリ(+お目付け役の常識人)の世直しの旅が始まるのです。
お長嬢ちゃんが早くもみっちゃんにデレてるのにニヤニヤします。
それにしても独眼竜はほんとに少年マムガ向きの人だなぁ…。

ちなみにこの作品、
「戦国時代を舞台にした9割ファンタジー(作者曰)」の姿勢で読むのが正しいかと。
そもそも背景日本じゃないし(笑)。
ストーリー展開やバトルシーンで特に目新しいものはないのですがその分すらりと読めます。
各話終わる毎に描かれる「ムっくんの此度の一喝」が地味に好きだ。


集合住宅日月館に集う、吸血鬼のノイや貳口女の嘲たちと、家族としててんやわんやな毎日を過ごす管理人の日月明日。曾祖父・明寿の元飼い猫「虎鉄」が明日に見せる過去とは?4門外、家族としての花子の想い、バトルもロマンスも黄金の配合率でお届けします!(単行本より引用)
樋口 彰彦(画)『あしたのファミリア(4)』

カバーは花子。
やっぱり虎鉄カッコ良いニャあ!!

「日月の鍵」の謎が少し明らかになる前巻からの続きのお話と
ノイと眷属・花子がケンカする番外編(?)、
そして最後に賢人機関に厄介な新顔さんが登場…で以下続く。

何よりも明寿爺さんのワルそうなビジュアルにときめいた。



せがわ まさき(画)/山田 風太郎(原作)『山風短(3)青春探偵団<砂の城>』

未読。
あら、今回は昭和の青春モノのマムガ化ですか。
posted by まるひげ at 23:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

icon_45_b.gif『国書偽造』読了。


これぞまさに逆転裁判。
(ただし異議は認められない)

狸寝入り政宗と信綱のくだりとか好きだなぁ。
知恵伊豆の目はごまかせねぇぜ!

時は寛永八年、徳川家光の時代である。対朝鮮外交を一手に握る対馬藩の家老、柳川調興が突然、所領の返還を申し出た。調興の訴えは幕府を揺るがす一大スキャンダルに発展していく。朝鮮王と徳川将軍の間で交わされた国書が対馬藩の中で偽造されたり改竄されたりしていたというのは本当か。そして調興の真意は一体何なのか。…史実を基に大胆な発想で描く時代法延ミステリー(アマゾン・レビューより引用)。
鈴木 輝一郎(著)『国書偽造』

時代法廷モノとでも言いましょうか。
舞台はほとんど詮議の場です。
先日読んだ『中年宮本武蔵』のテンションとは真逆の、至極真面目な時代小説でした。
これが鈴木さん時代小説デビュー作品だそうで。
泰平の世に乱世でしか通用しない夢を見た者、
時の流れに乗り遅れた者の悲哀、痛切さが染み入ります。

物語は朝鮮外交を担当する対馬藩の家老・柳川調興が
「公儀より賜った領地を返進する」と訴えたことから始まります。
以下にあらすじっぽいものを。

己を恃むところの大きい調興は
自身が仕えるにはあまりに卑小な主君・宗義成を捨て国政に加わる野望を抱く。
そのための手段が、
「自らの禄と引き換えに、宗家が朝鮮外交において行った不正を暴く」という行動。
それにより公儀への衷心を認められ幕府直参の身になる、という筋書きを描いていた。
幕府の調べが進むにつれ、調興の言う通り
日朝間で交わされた国書が対馬藩で偽造されていたのは確実であることが判明した。
ところがこれには宗家、調興両方が関わった疑いが浮上し…


というおもしろき展開になっていくのです。

温厚でありながら人並みの器量というにはやや物足りない藩主・宗義成。
他方、藩政の実権をほぼ掌握しており、幕僚たちの覚えもめでたい逸材・柳川調興。
老中筆頭・土井利勝をはじめ多くの大名が調興を支持するなか、
対馬藩藩主・宗義成を支持するのは知恵伊豆と名高い若き老中・松平信綱。
基本的には義成と調興の主従対決ですが、
主従の立場を乱し社会の秩序を乱世に戻そうとする調興と
社会の序列の整備に一命を賭す信綱の
両者の信念の対決ともなっておりました。

力のある者が身分を越えてのしあがっていった乱世は終わり、
太平の世となった今では
「家臣がいかに有能であっても
その器量は主君のために使われるもので、己のために使ってはならない」

物語の冒頭で家康が宣言したこの言葉は、最後の詮議の場で再び登場します。
裁判を決定づけた論理として掲げられているのが、構成のうまいところですね。

ちなみにキーパーソンは隠居したじじぃ政宗。
ほんとにいつまでも落ち着かない御仁だこと!
戦国の数少ない生き残りとして、
調興の野心は誰よりもよく理解していても
泰平の世においては調興の戦乱の世を希う野心を認めることはできないと言う政宗。
調興との対話で政宗の本心が垣間見えそうで見えないのがやきもきする(笑)。

将軍家光直々の裁可が一番の見所です。
終盤まで調興に有利に働いたこの裁判、最後の最後で覆る詮議シーンの緊張感がたまりません。
いやそれにしても、義成サイドの規伯玄方の喰えなさっぷりがすごい。

あと蛇足になりますが、面白かった点をおひとつ。
落語「目黒の秋刀魚」の噺ネタです。
庶民は笑い話で済むこの噺の内容を、
城内の情報管理の杜撰さとして登場人物が危険視しているのが目からウロコでした。
そんな視点で考えないよ!
確かに将軍様のお食事中での会話が世間にダダ漏れなんてありえねぇんですが、
この噺の「殿様」を家光だと仮定すると
お忍び中に自分からポロリしちゃった可能性の方が高いと思われ。
posted by まるひげ at 01:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2011-08-04

icon_45_b.gifしまったケン●ンショー見忘れた書店パト。


数時間前の記憶がないのは多分ネトしながらうつらうつらしてたせい。

それはともかく。
先日の書店パトで衝動買いしてしまった本を一冊ご紹介。


戦国ロマン 城めぐり

中身よく見もせずについ買ってしまったJTBのムック本。
“「城見学 + 寄り道」のお手軽観光スタイル”を謳っているのでライトな感覚で楽しめます。
ライトな感覚って具体的にどんなんだよ、って言われたら
ガイド役がロンブーの淳という点とか
ちょっとした戦国武将のイラストなんか載ってる点といったあたりですかね。

ちなみに、紹介されているお城はテーマ毎に以下の通りです。

・「みどころ満載、スター級城郭」
姫路城、彦根城、松本城、犬山城、元離宮二条城

・「豪華絢爛、築城名手の傑作3選」
熊本城、名古屋城、大阪城

・「戦国ロマンが色濃く残る天守現存の城」
松山城、高知城、松枝城、松山城、備中松山城、丸亀城、宇和島城

・「兵どもが、夢の跡 城郭を訪ねて」
竹田城、岩村城、高取城、岡城


巻末には日本各地50城がひとことガイドつきで紹介されてます。
城下町のガイドや地域の名物・おみやげのページなんか、
「る○ぶ」や「まっ○る」だと情報量多すぎて手に余る自分にとっては
この程度のお店紹介がちょうど良いです。

残念ながら、お城に遊びに行く予定は当分ないので
この本読んで行った気分になろうと妄想力強化中です。
posted by まるひげ at 23:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。