2011-07-31

icon_45_b.gif『大陸の王 四界物語3』読了。


いやいやいや、なんなのその無駄なSッぷり。
ウィゴネールの王族みんなそうなの。何それ素敵。
しかも側近がMだなんて、なんとしっくりくる主従なのでしょう。
あぁでもSと言えば黒竜公の所業がさらりと非道。

帝国軍と西海で激突した最中、離ればなれになった二人と一匹。リンゼイ・ヴォーは反乱軍の旗印に祭り上げられ、ファティオータはオハリオ二世に捕らわれてしまう。一方、シルッカはひとり海中の第四界に落ちていた。それぞれに強大な敵―オハリオ二世の姿を知り、闘う決意を固めるが…。シルッカはファティオータを解放し、リンゼイ・ヴォーと父の因縁をほぐせるのか!?壮大なファンタジー、堂々完結(新書より引用)。
黒川 裕子(著)『大陸の王 四界物語3』

はっ!
最終巻なのにいきなりSとかMとか失礼しました。

さて改めまして最終巻。
よくまとまっているけど駆け足、と言えばいいのか
駆け足だけどよくまとまっている、と言えばいいのか悩みます。
強力すぎる切り札投入のおかげで、最終決戦があっさり終わってるんですよね。
ここはもう少し長く読みたかったような。全5巻くらいで。
とりあえず、あらすじをちょいと補足したもの+感想文を以下に。

前巻ラストにて、ルドゥリア帝国と敵対することを決意した
南海国、西海国、サクォーリアンの連合軍。
ファティオータは敵味方を問わない皇帝の攻撃から身を挺して人間を護りますが、
ついに力尽きて帝国に捕らわれてしまいます。
一方、ファティオータと離ればなれになった竜騎士シルッカ。
ファティオータを救うために海底の第四界を訪れ、
女王竜と対をなす存在である「黒竜」の力を借りることに成功します。
他方、これまでの経験を通して未来の王としての素質に磨きがかかったリンゼイ・ヴォー。
そしてついに父王と対峙することに…。

という展開です。
竜を強大な戦の道具として利用しようとする連合国それぞれの思惑、
シルッカとリンゼイ・ヴォーの決意あたりが読みどころかと。
(…でも正直、シルッカ最後まであんまり印象に残らんかったのだが…)
ラスボスの皇帝、なんだか残念な小者でございました。
皇帝の真の狙いが明らかになりましたが…これは引くだろう…(周りの人が)。
それでも最後まで父親として見ていた皇子、普通にえぇ子や…。
いや、ほんとに変わったよね皇子!
傲岸不遜が服着て歩いてるような1巻とは別人だよ!!

脇役キャラも見てみましょう。
復讐の鬼騎士ラルファン、実の娘との邂逅も上手くいきません。
冷静に考えれば、敵対勢力にいきなり「これ、アンタの娘だから」って
ずずいと赤子差し出されても信用できんわな…。
妻の死の真相を知った後の行動と、その後の彼の処遇はちょっと意外でした。
まぁ平和で良いっちゃー良いのですがね。
あ、あと一旦退場してた王騎士ワルンスラが復活。
ネタバレになるので詳しいことは言いませんが、この人やっぱり真面目だわぁ(笑)。

それぞれがそれぞれの道を歩むラスト。
本当の意味で対等な存在となったシルッカとリンゼイ・ヴォー。
最後には重要キャラとの別離もありました。
ということで、
一抹の寂しさが残るものの、希望を感じさせる終わり方でした。

しかし未消化部分もあります。
ネルとヴァーリとネシカの過去、
そして謎の女バスィスタとの因縁がわからないまんまです。
この部分、結構引っ張ったので分からず仕舞いだとモヤモヤするな。

今後書く予定があるかもだそうですので、気長に待ちます。
そして来月には早くも新シリーズ『最果ての少年 熱砂の巨兵1』が発売ですよ。
posted by まるひげ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF ・ ファンタジー | edit | web拍手

2011-07-27

icon_45_b.gif夏なのにぬれマスク…書店パト。


おばんです。
真夜中に朝の話で恐縮ですが、
ここ数日、朝起きると喉がものすごく痛いのですよ。
夜中に口開けたまま寝てるか、いびきをかいているかのどっちか…もしやどっちも…?

とりあえずこの蒸し暑い中、
ぬれマスク着用で改善されるかどうか試してみようと思います。
試す前に先週末〜昨日の書店パトのご報告をば。
購入ブツ4点、気になったもの1点です。
読まねばならんものが半端なく溜まってゆく…。

南海の楽園、シンドリア王国にて決意を新たにするアラジン達。そして彼らの修行の日々が始まる!!(単行本より引用)
大高 (忍)(画)『MAGI(9)』

「ちなみに犯人は、私である」www
なんという残念な策士・夏黄文。
頑張れ! 報われる日は来ないだろうけど!!

それはそうと。
前巻までのシリアス展開がひと段落し、
王道ファンタジー路線を楽しませて頂いた今巻でございました。
女の子キャラがとにかく可愛いのです。
紅玉、当初のツンはどこに置いてきた…?

新章に突入し、新キャラわらわら。
テンション上がりますね八人将!
そしてこれから重要キャラとなるであろう煌帝国の第四皇子で練白瑛の弟・白龍くん。
素直で真面目なえぇ子じゃの!

今巻の内容はアリババ&アラジンの魔法&剣術修行、
練紅玉とシンドバッドの「まさかの一夜」騒動でドタバタした後、
新たな冒険へ赴くアリババ&アラジン一行…という流れでした。
ダンジョン攻略で何が起こるのか今後も楽しみです。


茶の湯と物欲に魂を奪われた戦国武将・古田織部。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千利休から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。秀吉への殉死を拒み、数奇三昧の隠居暮らしにて候。織部好みの代名詞たる「ヘウケモノ」がついに誕生。徳川 vs 石田の抗争激化にも、風見鶏な乙将・織部であった。生か死か、武か数奇か、それがますます超問題だ!!(単行本より引用)
山田 芳裕(画)『へうげもの(13)』

なんだか急展開ですな。
左介の隠居から始まり、朝鮮からの撤兵、利家の死、七将襲撃、大坂城西の丸普請、直江状まで。
東西両軍の派閥拡大もじわじわ進んでおります。
数奇のためには徳川も豊臣も利用する左介、
ここにきてついに己が「へうげもの」であることを悟ります。

でもこの巻の読みどころは、なんといっても三成の「決死の一発」でしょうね!
…つくづくこの人、余裕が無いなぁ。
せっかくの刑部との茶席エピソードが台無しに!



子母澤 寛(原作)/篠原 花那(画)『市−ICHI−(6)』

すいません、未読です。



藤木 稟(著)『バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ』

えっ!?
このシリーズ、年に2回も新刊なんてことが!!
嬉しいじゃないの。
「以下続巻」との文句を信用すれば、さらに嬉しいことに。
なにやら今回は平賀が拉致られるようですが…この人拉致るの簡単そうに思えてならない。
そして表紙カバーの人は、そこはかとなくマイケル・ジャクs…

気になる本をおひとつ。


秋目 人(著)『騙王』

とある王国の王子の波乱万丈の物語…というファンタジーかと思ったら、
「騙りつくすことで運命を切り開いた少年を描く、痛快な時代ロマン小説」だそうです。
命の危機を口先三寸でかわすさま、ちょっと読んでみたいです。

そうそう、気になる本と言えばですね。
来月25日発売のメディア○ークス文庫の新刊に注目のタイトルが。

永田ガラ(著)『秀吉の交渉人 キリシタン大名 小西行長』
http://mwbunko.com/product/2011/08_05_isbn.html

こにたん本ですよ!
posted by まるひげ at 02:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2011-07-22

icon_45_b.gifツタヤのメールで滾る映画熱。


全然珍しくもないことですが、自分、ツタヤのメルマガ配信をもらってるのです。
時々お得な情報やクーポンなんかが届く、アレです。

で。
今日も届いたのです。
配信時間が決まっているのか、近くに居た人の
「お、ツタヤからメール来てる。ハリポタレンタ100円だってよ」
「うちにも来てるー」
という声が聞こえたので、自分ンとこにも来てるかと思ってチェックしてみたら…


『男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW』

のお知らせでした。

…あれっ?
ハリポタじゃないの?
このメールってオススメ作品がランダムなんですかね?

それにしても『男たちの挽歌』かぁ。
よっ、香港ノワールの金字塔!
以前CM予告を見て、劇場に観に行こうかと思ったんですが、
リメイク版は舞台が香港じゃなく韓国って聞いてテンション下がりました。
香港で良いじゃないの…。

そして香港映画といえば。
マイナーな作品しか上映しない地元の映画館で来月、
ドニー・イェン主演で、ジェット・リーの師匠がモデルの『イップ・マン』が公開になるらしいのです。

『イップ・マン 序章』 『イップ・マン』

つーか、もうDVD化してるし…。
しばらく香港映画観てないので、いま無性に観たい気分です。
posted by まるひげ at 00:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるもの | edit | web拍手

2011-07-20

icon_45_b.gif主に先週の書店パト。


う…一週間ぶりの更新になってしもうた…。

最近髪の痛みが激しいので、髪の色を暗めにしたら見た目だけでもマシになるかと思い、
美容院に行って染めてもらいました。
そしたら思った以上に黒くなっちまいまして。
カラーのサンプルだけだと、髪全体のイメージがわからんもんですよね。
確かに毛先のダメージは目立たなくなりましたが…正直、暑苦しいわい。
こんなはずでは…orz

さっさと本題。
購入ブツは4点です。


一個人2011年8月号

もうすぐ次の号が出るのに今更ながら買ってしまった。
今更ついでにもうひとつ。
一個人&歴史人て毎号「保存版特集」なのは何故だろう…。

特集は「日本の庭園入門」で、
わかりやすく日本庭園の歴史や鑑賞の基本などが紹介されてます。
回遊式庭園はいわゆるテーマパークですね、わかります。
なんだか最近疲れることが多かったのでこれ見て和みたいと思います。
天龍寺行きたい…。

あ、あと菊池秀行さんの真田十勇士が主役の小説も連載されてたんですね。知らんかった。




歴史人2011年8月号

この雑誌、最近はもっぱら立ち読みで済ませてたんですけど、
ニンジャと聞いたら黙ってられんよ。
酒のツマミにだらだら読むつもりが、結構ボリュームあるな…
買ってもうすぐ一週間経つけどまだ全部読みきれてない。
忍者列伝に忍者の歴史、戦国武将に仕えた忍者軍団の詳細など、
図版多めで解説されてるので楽しいです。

つーか


瀬古酒造 特別純米 「忍者」720ml

気になる…しかも甘損で買えるとな!


魔法の力を隠したまま、ひっそりと灰町に暮らす漆間ファミリー。でもやっぱり目立っちゃう。「家の外では魔法を使わない」という、ママの言いつけを破った乱は、大きなピンチを迎えることに……!大好評、入江亜季によるマジカル・コメディー第3巻!!(アマゾン・レビューより抜粋)
入江 亜季(画)『乱と灰色の世界(3)』

前巻にて日比くんに変身シーンを見られてしまった乱。
事態はさらに悪い方向へと進んでおります。
乱と凰太郎(…と日比)、陣と珊瑚の恋の行方もそうなんですが
凰太郎に憑いた蟲が今後どう動くのか気になります。潜伏中なのが不気味。

そして今巻はお色気多めですね。
乱、一冊ほとんど変身後の姿だったしなぁ。
キラッキラでピッカピカでプルップルな乱は読者にとっても眩しいです。
あ、それと凰太郎にもちゃんと案じてくれる友達がいて安心しました。

いやぁそれにしても珊瑚ちゃん可愛いな!!



落合 さより(画)『ぎんぎつね(5)』

あ!
積読してる間に新刊が出(ry


以下、積読マムガ3点を消化。

「イメージ通りの偉人」という束縛…ヒトラーを筆頭に、学園の卒業生達の人生は壮絶なるものだった。そして、彼らを悲運から「救う」ため、クローン自身による暗殺集団を作ったカイ。それを知った史良達は…? (アマゾン・レビューより引用)
スエカネクミコ(画)『放課後のカリスマ(6)』

一番印象に残ったシーンは、やっぱり貞○帯なわけですよ○操帯。

それはともかく。
これからまだ先があるのか!
…という展開に。

先代クローン達の卒業後はみんなロクでもないことに…とりわけヒトラーの最後きついなぁ。
オリジナルの価値観だけをクローンに求める人々、
そのことに耐え切れず壊れていくクローンたち。
そしてまだまだ正体がわからない神矢とロクスウェル。
重いよー。暗いよー。救いがどこにも落ちてないよー。

正直、ちょっと先読むのが辛くなってきた。
読み始めた当初はこんな展開になるとは思わなかったしなぁ。
巻末の「かりちゅま」のテンションが愛しいです。いとおかし!


陸軍大尉・橘康平の謀略により、特八は壊滅。生き残ったオボロとタナトスも訣別の道を選ぶ。都と道生の姉弟とめぐり合ったオボロは名前を変え、両親を捜す彼らとともに流浪の旅へ。タナトスは新たな名前を与えられ、橘の配下となる。それぞれの遍歴が図らずも交差する時、最後の破局の幕が上がる(単行本より引用)。
平原 明(画)『ライアーズ(3)』

えっ、もしかしてこれ打ち切りかなんかに遭ったんですか。
結局、オボロとタナトスが元の鞘におさまる話となってます。
いや、ここまでくるのに紆余曲折があって
お互いの過去を清算したうえでのあの幕切れだというのはわかるんですが。
どうも早足で描かれているのであんまり心に響かないなぁ。
そしてアクツはあの後どうなったんだ…。
橘大尉とオボロ&タナトスの追いかけっこはこれもうエンドレスですねw

そして都姉ちゃんの壮絶な過去が描かれる外伝、なかなかに衝撃的でした。


京都に憧れる普通の高校生・高本致佳人は、初京都旅行中、謎の異界に入り込んでしまい、異形と戦うはな、桜、橘の三人と遭遇する。致佳人を警戒する桜と橘だったが、はなが思わぬ行動に…!? 彼らとの出会いが致佳人を、波乱の運命に巻き込んで行く!  (単行本より引用)
CLAMP(画)『GATE7(1)』

麺類って良いですよね皆さん!!
にしんそば食べたくなってきました…(涎)。

それはともかく。
前知識ゼロの状態で読み始めたCLAMPの新作、
みなさまご指摘のとおり、いわゆる]ですね、エックス。
京都を舞台とした、なにやら戦国武将と異能と異形をからめたバトルものです。え、ミラージュ…?
ちなみに「サイキックバトルアクション」と書けば…ほぅら90年代のかほりが(笑)。

1巻なので謎だらけで何がなにやら。
これは巻数かさむだろうなぁ…。
はなちゃんは女の子なのか男の子なのか男の娘なのか。
そして、みっちゃんどうして不幸顔なん??
早くも2巻が秋に出るそうなので次巻を待ちます。
posted by まるひげ at 21:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2011-07-13

icon_45_b.gifもはや水分が主食・書店パト。


前回からちと間があいてしまいましたが、
最近買ったマムガ2冊と気になった活字1冊を以下に。

不老不死にして時を超越した魔女、ボアザン。彼女はさまざまな時代、さまざまな国に現れ、歴史のキーマンたちにかかわり弄ぶ。「魔女は嘘つきで、だけどとてもお人好し。なので、ツイてる人しかオモチャにしないのです。」 (単行本より引用)
高遠 るい(画)『ボアザン』


けっこうエグい展開(というかコマ?)があるオムニバス形式マムガ。
基本的には、
「時代も場所も超越した存在(魔女・ボアザン)が人間の業を暴き出す」というストーリーです。
あとがきにもありましたが、
表題作はなんとなく『笑ゥせぇるすまん』ぽいですね。どぉーん!
まぁ、どぉーん!してるのは武蔵の話だけなんですけど。

ちなみに、ボアザンにオモチャ(笑)にされた著名人は収録順に以下の3名。
・(17世紀末フランス)ルイ14世の愛妾モンテスパン公爵夫人
国王の寵愛をめぐって自分よりも若い王の愛妾を蹴落とそうとするが…。
・(20世紀初頭帝政ロシア)フェリックス・ユスポフ公爵
ラスプーチンを暗殺したメンバーの一人、ユスポフ公爵が暗殺計画を企てた本当の理由。
・(17世紀初頭日本)宮本武蔵
「生涯無敵」を謳われた伝説の剣豪の正体とは…。


最初の2編は、主人公のキワどい精神状態がよく描かれていて面白かったです。
ちなみに武蔵の話だけ、ストーリー展開が異なってます。
冒頭から違和感を感じながら読んでたら、ラストにどんでん返しが待ってました。

他に「ボアザン」の前身的設定が垣間見える「MICRO BLACK GIRL」、
シュールな「モスマン」の2編が収録されています。



快進撃を続ける信長の次なる一手は北陸の要所、越前国・朝倉家攻!!裏切り・不意打ち・罠…絶体絶命の危機に立ち向かうは、小さな化け物・千鳥!!「負けられません。信長様が信じてくれているんですから!!」(単行本より抜粋)。
重野 なおき(画)『信長の忍び(4)』

メインが浅井攻めな巻でした。
なんといっても、ラストの暗黒信長&帰蝶は良いですね…!
マッチョな浅井父子、
「裏切りは計画的に」な久秀、
一生懸命な光秀、
初めて料理に成功したねね、あたりも見所です。




伊東 潤(著)『黒南風の海 加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』


清正軍の鉄砲隊を率いた佐屋嘉兵衛忠善と朝鮮の咸鏡道を治める役人・金宦が主人公だそうです。


そんな感じ。

どうでもいいことですが、最近、大河視聴復活しました。
とりあえず秀忠の描かれ方が面白いです。
…なんだろうあのサワヤカなひねくれっぷり。

前回えぐざいるのひとがあぼーんしてしまったのは確認したのですが
前々回とその前がまだ録画したまんまなのでこれから見ます。
ここの秀次がすきです。

あぁでも、ひすとりあ始まってしまった!
今日の主役は厩戸!!(あたふた)
posted by まるひげ at 22:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2011-07-11

icon_45_b.gif隊長!製氷室の氷残数ゼロです!!書店パト。


ここ数日、湯水のように氷を使ってるので(なんかこの表現に矛盾を感じるw)
ついに我が家の冷蔵庫の製氷室は空室になってしまいました。
がんばって!
製氷がんばって冷蔵庫!!

そして気温よりも湿度に殺されそうな天気が続いているので、一日の疲れが半端ないです。
まさに気分は「ステータス:毒」状態。
何にもしてないのにじりじりHP削られていく…げそ。

はい、本題。
読まなきゃいけないものと
書かなきゃいけないものと
見なきゃいけないものは他にたくさんありますが
とりあえず先日の書店パトの報告を。
マムガ3本と新書1冊を購入。

悪鬼のごとく戦を続け、領地を拡大し続ける。独眼竜と呼ばれる以前の若き伊達政宗と、その父・輝宗の絆とは―?(単行本より抜粋)
堤 芳貞(画)『三日月竜異聞(1)伊達政宗嚆矢』

堤さん久しぶりの新刊。
口調のせいか、ここの独眼竜はBASARA版となんとなく似てるような…。
あ、横文字は喋りませんよ!(←当たり前だ)

物語は
政宗が家督を譲られて間もない頃からスタートし、
輝宗の死、そして輝宗の弔い合戦である人取橋の戦いまでです。

緊張の糸が切れる寸前で持ちこたえているような精神状態の政宗なので、
読んでいて息が詰まるというか、痛々しいです。
そんな政宗を案じる輝宗、家臣との絆が読みどころですね。
ちなみにキャラデザもセリフも現代風にアレンジされてます。
…ということで、堅苦しく読んではいけません。
でも基本シリアスな作品です。

とりあえず鬼佐竹は胡散臭すぎw
鬼庭父子が良い役柄でした。特に綱元の呟きがしんみりします…。



十九世紀帝国主義時代。軍事大国から同盟小国の士官学校へ赴任することとなったバルツァー少佐。彼への指令は軍事後進国であるバーゼルラントの軍政改革を推し進めるというものであったが、平和に馴れきった教官や生徒たちを前に戸惑うばかり…。戦争と平和の狭間にて教官と少年たちの運命が動き出す(単行本より引用)。
中島 三千恒(画)『軍靴のバルツァー(1)』

19世紀帝国主義時代の列強を舞台とした架空歴史モノ。
モデルはプロイセンですかね。
BGMにワーグナーが流れそうな雰囲気です。

軍事大国陸軍に籍を置くエリート軍人のバルツァー少佐が、
同盟国の士官学校に赴任して教官となる…ということでドタバタ学園(違)マムガかと思いきや
列強の思惑や旧体制との軋轢など、様々な問題が埋め込まれた設定となっておりました。
やっぱりこの時代の面白いところは国家間の利権争いですな!
銃器や戦術といったミリタリー系のうんちくも挿入されているので、
お好きな方はニヤリとするのではないでしょうか。
囚人部隊の射撃実験シーンでは、ほんとにパーンしちまったのにちょっとビックリしました。

バルツァー少佐がカリスマ性のある人物で、
早くも生徒たちには懐かれ、
同僚教官である第二王子には悪い意味で目をつけられ、
上司には「便利な駒」扱いされ…
出世コースからズレ始めたバルツァーの運命や如何に―!?
ということで以下続巻。



包丁も握った事のない中学生・守屋悟の前に突然現れた地獄の料理人・ドグマ。彼の目的は、地獄で最も美味とされる<本物の料理人の魂>を手に入れる事。食べられるために<本物の料理人>を目指す事になった悟の運命はー!?(単行本より抜粋)
西村 ミツル(原作)/天道 グミ(画)『ヘルズキッチン(1)』

ノット新刊。
読書メーターでよく見るので気になって。
平凡な中学生くんが地獄の料理人に憑かれて、
料理人にならざるを得ない状況になってしまうというギャグ満載の料理マムガです。
物語のテンポが良く、キャラも楽しいので読みやすいかと。
あと料理が美味しそう( ← 重要)
「フライドポテト大地のソース」…(涎)。

皆様が指摘なさる「ネ●ロ」が未読なので、ひっかかりもなく読めました。
ドSな悪食伯爵さまがとても素敵です。
野郎の三つ編みは良いですね。




三津田 信三(著)『生霊の如き重るもの』

ありゃ、新刊予定の『遊女の如き怨むもの』よりも先に出たな。
探偵作家・刀城言耶が学生時代に巻き込まれた怪事件を集めた短編集です。


という内訳でした。
ネト書店で他にも買ったんですが今日のところはここまで。
posted by まるひげ at 00:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2011-07-09

icon_45_b.gif『信長の影』読了。


久しぶりの岡田作品は、さらっと読める短編集。
個人的には信光と勝家の話が印象に残りました。

織田信長―。これまでたくさんのエピソードが語られ、評価がされ、読まれてきた戦国武将。その信長に関係する人物を活写することで信長の姿に迫り、信長が彼らにどのような影響を与え、行動の指針になったのかをも描く連作集(アマゾン・レビューより抜粋)。
岡田 秀文(著)『信長の影』

全部で8話収録。
信長を取り巻く人々の心情が、冷静な筆致で描かれております。
鬱エンド…とまではいかなくても、主人公の死や悲劇的な終わり方をしているお話ばかりなので
どれもなかなかに辛気臭い読了感でございました。
暗殺ENDが多いような…。
以下、簡単に感想文をば。


・「上杉謙信」
信長の噂を耳にした謙信は、己の若かりし頃の姿と重ね合わせ、
ひそかに信長に対して共感を覚える。
しかし、その後の信長の振る舞いを知るにつけ段々と失望に変わっていく。


「洛中洛外図屏風」がキーアイテム。
信長の懐柔政策が光ってます。


・「織田信光」
信秀亡き後、織田一族の後見人となった信光は
次代の当主である信長のうつけぶりの真偽を確かめようとするが…。


腹黒信光さん。
織田家の長者として一族をまとめようとするその裏には、
「己こそが織田家を差配するに相応しい」という密かなる野望がありまして。
…いいとこまでいったんだけどね…やはり最後は信長が数枚上手。


・「浅井長政」
朝倉家と織田との板挟みに苦しむ浅井家当主長政の真の姿とは。

恵まれた体格と落ち着いた物腰のため、家臣たちに過大評価される長政がいます。
織田との手切れの際に見せた市の態度がとてもビジネスライク。
その姿に長政さま、思わず「斬り殺したろか」という殺意が芽生えます。
トドメに長政の実母・阿古御料の最期ですね。


・「柴田勝家」
かつて兄である信長と家督を争った信行に仕えていた勝家。
信長に許された後しばらくして、同僚であった佐久間信盛や林佐渡守の失脚を知り、
勝家が起こした行動は己の保身ただひとつであった。


ここで勝家は「いつか信長から粛清されるのではないか」と怯える
小心者としての姿で描かれてます。
信長の死によって呪縛から解放されたと同時に、
緊張感もなくなったためにその後の秀吉との争いに敗けた、という見解が面白い。


・「足利義昭」
信長に利用されていることに気づいた義昭は、「打倒信長」を心に決め
諸大名に檄文を送り続けるが、本能寺の変を受けると…。


復讐の相手である信長の死を知り、燃えつき症候群な義昭。
真っ白です。


・「蒲生氏郷」
己の野心と現状との折り合いをうまくつけていた氏郷は、
信長の死後も周囲の人々から信頼を寄せられていたのだが…。


信長と秀吉を比較し、冷めた目で秀吉を見ていた氏郷。
朝鮮出兵後、翳りが見え始めた豊臣政権に対し、
ついこぼしてしまったひとことが致命傷に。


・「織田秀信」
本能寺の変直後に秀吉に保護されて以降、政の道具とされた秀信の一生。

幼少時には秀吉に、秀吉の死後は西軍に利用される三法師さまの姿が気の毒な話。
途中ちょろりと出てきた今川氏真と秀信が“似たもの同士”というところ、
他人から指摘されないと本人は気づかないもんだよなぁ。


・「土田御前」
信長・信行兄弟の不仲を案じる二人の実母・土田御前。

これはあらすじをネタバレしない方が良いですね。
話の流れに「うわぁ…」てなります。構成としては好きなんですけど。
posted by まるひげ at 23:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2011-07-06

icon_45_b.gif『中年宮本武蔵』読了。


絶版なので図書館から借りました。

武蔵のオネエ口調が読めるのは多分ここだけ。

佐々木小次郎との決闘からすでに二十余年、五十三歳の武蔵は九州小倉藩に客分の身分で滞在していた。鬼才・鈴木輝一郎が新解釈で描く驚天道地・波乱万丈の痛快時代小説 (アマゾン・レビューより抜粋)。
鈴木 輝一郎(著)『中年宮本武蔵』

正直、真面目な人にはオススメしかねる、武蔵のキャラが崩壊してる滅茶苦茶な一冊。
とても真剣にふざけてる内容なんですが、
そのなかにやけにカッコイイ台詞や訓戒が登場するのがたまりません。
しかも今回は、地の文のツッコミ具合もいつもより激しい(笑)。
ちなみに主人公は武蔵の養子・伊織、しかし主役は武蔵。
読みどころは武蔵の奇矯なふるまいと言動、それを見た伊織の心の声ですね。

まずはあらすじを簡単に。
ときは寛永十一年(1636)、ところは九州小倉藩。
若くして藩主小笠原家の筆頭家老を勤める宮本伊織は、
養父・宮本武蔵の傍若無人な行動に頭を悩ませていた。
ある日、常の如く罪もない町人にイチャモンをつけていた武蔵に二人の男が接触する。
幕府の密命を帯びて小倉藩へとやってきた柳生十兵衛と荒木又右衛門であった。
十兵衛がもたらした密命を藩主・小笠原忠真より聞かされた武蔵父子は、
幕閣内の権力闘争に巻き込まれることになり…。

という内容です。

幕府の密命というのは、一言でいえば「朝鮮通信使の密殺」です。
これは朝鮮交易を担っていた対馬藩の国書偽造と家老の下克上運動…
いわゆる「柳川一件」を背景としたものですが、そのあたりは複雑なのでここでは割愛。
そして暗殺計画自体は、幕閣内の権力闘争から持ち上がったもので、
朝鮮通信使の暗殺を阻止せよ、という藩主のこらまた密命を受けて
武蔵父子が戦いに赴くことになるのです。
乱暴に言ってしまえば、
土井利勝&藤堂高次(戦上等派)VS 松平信綱&小笠原忠真(戦ダメ、絶対派)、
これら二大勢力の代理戦争として十兵衛&又右衛門と武蔵父子がぶつかり合う図式です。

ちなみに十兵衛は早々に戦線離脱して柳生の庄に引っ込んでしまうので、
もっぱら荒木又右衛門が率いる伊賀忍者(+江戸柳生)との戦いになります。
武蔵サイドには、助力者として対馬藩家臣の娘・りくが参戦。
敵方からの襲撃を、(色々な意味で)カタギ離れした戦術でもって鮮やかに迎撃する武蔵ご一行、素敵です。
正確には素敵を通り越してシュールです。

つーか、伊賀者の偽名センスなんとかしろ。
武蔵を騙るのに『新・宮本武蔵』『続・宮本武蔵』はまだいいとして、
『さらば戦漢宮本武蔵』『宮本武蔵・新たなる旅立ち』『宮本武蔵完結編』etc…
どんな映画のタイトルだよw

おっと、忘れちゃいけない重要キャラがもうひとり。
“前三位参議”という身分をフル活用して
武蔵たちをサポートしてくれるのは、家督を譲ってご隠居となった細川三斎さま。
身の危険を犯してまで武蔵を助けてくれるのですが、その真意は流石です。
「血が見たかったから」
忠興さんはいくつになっても忠興さんですね。

そんな血の気の多い三斎さまとすっかり意気投合する武蔵。
島原の乱を匂わせる終章では、武蔵が肥後熊本の細川家に遊びに行っちゃってます。
これは間違いなく
「あの細川三斎と二人で、手に手をとって当主細川越中忠利に迷惑をかけ」(P.312)てるよ!
きっと忠利と伊織、お互い難儀な父を持った者同士で話が合うに違いない。

なんだかキャラ話に流れてきたのでそろそろシメます。
今回も最初から最後まで、ダレることなく楽しませていただきました。
鈴木作品、ほんと最高です。
posted by まるひげ at 01:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2011-07-03

icon_45_b.gif 『毒草師 白蛇の洗礼』読了。


事件の真相に関わる、とある人物の特異体質は
伝奇小説とかファンタジー小説だったら問題なし。
でも現代ミステリでやられちゃ困るわー。
フィクション作品におけるリアリティというものは、
(作品のジャンルによって)許容範囲が曖昧かつ変動的なもんだなぁと考えてしまった作品でした。

…まぁ結局何が言いたいのかといいますと

山風のね、
甲賀忍法帖のね、
あの人(=陽炎)と同じなのね!

ということでありますよ。

濃茶の席で、裏千家教授、大澤信郎の次男・祐二が毒殺された。調査を始めた編集者の西田は、容疑者とされる美女・神凪百合の疑いを晴らすため、事件解明に全力を注ぐ。しかし、その後も続発する毒殺事件を前に自力解決を諦め、隣室に住む、自称〈毒草師〉の御名形史紋に相談を持ちかけた。数日後、関係者一同の前に颯爽と現れた御名形は事件の謎を看破し、大澤家に脈々と息づく秘密を暴き出した! (アマゾン・レビューより引用)
高田 崇史(著)『毒草師 白蛇の洗礼』

シリーズ第2弾。
毒草師・御名形の登場シーンは前作よりも少ないです。
じゃあ薀蓄も少ないか、と言われたらそうでもなく。
日本だけではなく、エジプトやらギリシャやらインドやらの毒草ネタが満載です。

まずはあらすじを簡単に。
今回も、主人公は巻き込まれ体質のしがない編集者・西田くん。
会社の上司に毒殺事件の調査を押し付けられ、
事件の関係者が開催するお茶の教室に通いながら、事件の真相究明に努めます。
ところが、最初の毒殺事件が解決されないうちに第二、第三の殺人事件が発生し、
西田はマンションの隣に住む「毒草師」御名形史紋の助けを借りることになり―。

といった展開です。

そもそも自分、利休=キリシタン説に釣られて読んでみたものの、
このテーマに関しての解釈は期待したほどでもなかったです。
利休がキリシタンだったか否かはひとまず置いておくとして、
登場人物の問答によって利休の死をめぐる謎が次々に出てくるのは、
読んでいて楽しいところでした。
ということで、毒やら茶道の薀蓄については文句ありません。

しかし…。
事件の真相ともいうべき設定部分にいささかの無理がありまして、
どうにも納得いきませんでしたわ。
ネタ自体は非常に面白いものだと思うのですが、ミステリにおいては無しですよ。
しかもそのことを確かめるために御名形が行った実験は、あれ立派な犯罪だし。
さらには真犯人の心理がちょっと不可解です。
幼い頃から世話になってた親戚のおじちゃんとあんなことになるかね…ならんよね。
posted by まるひげ at 02:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | edit | web拍手

2011-07-02

icon_45_b.gif今週の書店パト。


最近「プリンセス・トヨトミ」を観に行った知人から
「面白いですよ!」とオススメをもらい、ちょっと気になってきました。
主に登場人物の名前に。
問題は手をつけるのに原作が先か映画が先か、ということでありますな。

ご挨拶が遅れました。
7月になってしまいましたねー。
すっかり日記というより週記と成り下がったこのブログですが、
少なくとも今月いっぱいはこのペースでの更新となりそうです。
うまく時間見つけて感想文書けるように頑張ります。

…と、今月の抱負を呟いたところで、いつもの書店パトネタいってみます。
今週購入したものはマムガ1点だけでした。


スエカネクミコ(画)『放課後のカリスマ(6)』

しかも未読。
新刊出る度に前巻の内容忘れてるということに気づくのですよ。


以下、目に留まったモノ4点。


本郷 和人(著)『名将の言葉―武人の生き様と美学』

よくある「戦国武将の名言録」的内容なのですが、フルカラーというのはなんか贅沢な感じ。
ぱらっと立ち読みしましたら、
本の右側には武将の名言とその解説、
左側にはその武将ゆかりの土地やら武器やら兜やらのカラー写真が載っている
レイアウトで、ただパラパラとめくってるだけでも楽しいです。

ほとんどが戦国時代の武将ですが、鎌倉やら江戸やらの時代の有名人なんかの
ありがたいお言葉も紹介されてました。

あ、本郷氏といえば6日発売のコチラも


本郷 和人(著)/宮下 英樹(画)『ちぇんごく(上)』

どんな内容なのか気になります。
戦国時代入門書ということらしいですね。



梓澤 要(著)『越前宰相 秀康』

秀康ということで、カバーはあの魚ですか。
味のある顔をしている…。




北沢 秋(著)『奔る合戦屋』

文庫落ちしたばかりの『哄う合戦屋』の続編。
…前作のあのラストから続編はないだろうと思ってたんですが、過去編ならわかります。
そのうち読もう。




和風総本家 七代目 豆助 オフィシャル フォトブック

かんわえぇぇえええええ!!!!!
「和風総本家」で人気の看板豆柴・豆助のフォトブックが発売されました。
豆助、もう七代目なんですね。
放送開始からざっと計算してみると、大体半年くらいで代替わりなんでしょうか。
あまりの可愛さに目尻垂れ下がりっぱなしですよこれは。
posted by まるひげ at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手
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