2010-06-30

icon_45_b.gif発掘した。


うお…PKかよ…!!

それはともかく。

部屋を片付けていたらこんなものが出てきた!

『三国志蒼竜伝』

ちょっ…!

自分、こんなん買った記憶……………

あるわぁ…。

今思えば、初めて買ったifモノ。
あらすじを読む限りだと、シューユが病死しないで天下統一する話ですか。
…内容覚えてないってーか途中で挫折した記憶がぼんやりと…。
うん、この頃は呉スキーだったんだよなぁ。
いやだわ、消費税がまだ3パーセントの時代じゃない!
そしてレーベル名が「BL NOVELS(Business Library)」…とな。

さ、片付けはまた明日だ…。
posted by まるひげ at 01:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2010-06-28

icon_45_b.gifキャスト発表。


されたんですね!
映画化決定から長い間音沙汰なかったので、
これは立ち消えたかと誰もが(誰もが?)思ったことでしょう。

はい、ということで『のぼうの城』の話ですよ。
来年公開ですか!

http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=10197

まずは忍城主要キャラ4名の配役ですかー。
のぼう様が萬斎という発想は…無かった。
どうしても陰陽師がカブる。
丹波が佐藤浩市、和泉守がぐっさんというのも
なんとなくわかるようなー…わからないようなー…なんだか微妙な具合です。
最後の酒巻だけはイメージ通りかなぁ。成宮!

豊臣方と女性陣の配役を待ちましょう。
posted by まるひげ at 22:40 | Comment(4) | TrackBack(0) | 気になるもの | edit | web拍手

icon_45_b.gif『関ヶ原群雄伝(3)小早川秀秋の決断』読了。


この本の感想文を忘れていました。

物語は、豊臣を守り日の本の行く末を見届ける覚悟を新たにした
吉勝の「俺たちの戦いはこれからだ!」で終わってます。
正直、もちっと先まで読みたかった気もしますが、キリが良いっちゃー良いところですね。
ところどころ若人たちの青春っぽい描写があり、いささか恥ずかしくなったり。
いやさ、みんな若いもんね!


智本 光隆(著)『関ヶ原群雄伝(3)小早川秀秋の決断』

はい、ではいつものあらすじから。

織田秀信の討死の傷も癒えぬまま、西軍は清州城を占領、宇喜多秀家も伊勢方面を平定した。
そしてついに矢矧川を挟んで東西両軍が対峙する。
矢矧川に一夜城を築く石田三成、そして父・大谷吉隆ら奉行衆の力に驚きつつも、
大谷吉勝、真田幸村たち豊臣の子はそれぞれ、家康との決戦に向けて準備を進めていく。
そのなかで、ひとり小早川秀秋だけが不可解な動きをしていた…。
(新書帯より引用)


序盤から西軍有利で、東軍は清洲城から三河に撤退し、清洲城は西軍の主城となります。
西軍の清洲城 VS 東軍の岡崎城という図式です。
吉勝らは、この矢矧川流域で、此度の戦で徳川を見限った鳥居一族の協力を得、
奉行連中(主に刑部)は矢矧川の北野に一夜城「矢矧新城」を造築。
ここで造るか一夜城!という感じですね。
刑部の張り切り具合に、
息子さん呆れてモノも言えなくなっとる(笑)。

この作品では決戦地が関ヶ原ではなく、矢矧川一帯となります。
ということで「矢矧川の決戦」ですね。
戦闘は、仏狼機+新型銃が大活躍。
ついでに一刀斎も大活躍。
武将は有名どころの人死にがぽろぽろありました。
…ほぼ東軍の方なんだけど。

東軍といえば、ちょっと気になった人を挙げると、サドです。正信です。
出番はちょびっとしかないくせして、
大局的に重大な場面での発言で家康をミスリードしてます。
いっそこの人、西軍の息かかってるんじゃないかってくらい見事なハズしっぷりでした。

以下、ネタバレたいんだか隠したいんだかよくわからない感想文です。



posted by まるひげ at 13:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2010-06-27

icon_45_b.gifいつぞや読んだマムガ3本。


どれも読み終わってから10日くらい経ってるような…。

四将国の将王を退位させよ!帝国との共謀を阻止するため、四将国に武力反乱を起こすよう密命を受けたマフムート。まずはクルチュへ向かい、親トルキエ派の人物を探すことにするが……そこには驚愕の事実が!一刻の猶予もない状況に、マフムートの才覚と行動力が試される!(単行本より引用)
カトウコトノ(画)『将国のアルタイル(6)』

冒頭からマフ君の女装(2度目w)。

いつものことながら国と国との水面下の駆け引き頭脳戦。
アイシェの婚約者であるヘタレ将太子・オルハンが頑張りました。

読みどころは

バラバンとバヤジットの兄弟確執
バヤジットとアイシェの想い
オルハンの覚悟

あたりですな。

バラバン&バヤジット&アイシェの幼少時代が良いですね〜。
みんなちっこい!
そして1コマしか出てない虎がものすごく可愛い。

ですが状況が大変なことになってきました。
クルチェ対他3将国の衝突という
一触即発のこの危機をどう乗り切るのか、やっぱり展開が気になります。
今までの刊行ペースでいくと、8月あたりに新刊出ますかねぇ。


知ってしまった弥一の素性を心に秘める政之助。「五葉」一味に不穏な空気が流れる中、弟・文之助との再会を果たすが…。そして「最後のつとめ」を前に、弥一は過去と因果に追われ―逼迫(単行本より引用)。
オノ・ナツメ(画)『さらい屋五葉(6)』

積読マムガでした。
てーか前巻までの話を憶えていなかったので、
この機会に1巻から読み直してみました。
あれっ?
八木様1巻から出てたんだっけか!

弥一が政に手を挙げた!
(正確には煙管投げつけたんですが…)
というのが結構衝撃的でした。

この巻で、今まで断片的にしか語られてこなかった弥一の過去が
ついに明らかになりました。
壮絶だなぁ…としょんぼり思う反面、
余裕綽綽だった男がじわじわと追い詰められていくのを見るのはすこぶる楽しい。
(お前嫌な奴だな!)

今までぼんやりヘタレ侍だった政が、かなり積極的に行動してます。
弟が登場したことで兄スイッチも入ってるかと思われますが、
カッコ良いです、政。

梅とご隠居の交流を描いた外伝も良い雰囲気です。
主線が毛筆なので独特の味わいがあってじんわりしました。


かつて「霧中の誠」と呼ばれ、冷静さを貫き生きていた弥一。弥一を絶望に至らしめたその根本にある「拐かし」があった…。明らかになった弥一の素性により、「五葉」一味には不穏な空気が漂う。一方、政之助は弟・文之助が抱えた複雑な事情を前に、決断を迫られ―?(単行本より引用)
オノ・ナツメ(画)『さらい屋五葉(7)』

緊張が続く最新刊。
「五葉」の一員であることに己の居場所を見出し、ひと回り大きくなった政と
一人ひとりが抱える複雑な事情ゆえ、
他の仲間と距離を置く「五葉」のなかで自らを守っていた弥一。
両者の対比が際立っております。
政がますます凛々しく、弥一がますます脆く。
おたけさんと桂屋のばばぁ、良い女だな!!

第五十話はまるっと読みどころですね。
ラストの憔悴しきった弥一が痛々しい。
そして今後どういう展開になるのか…!(わきわき)
posted by まるひげ at 00:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2010-06-25

icon_45_b.gif『槍弾正の逆襲』読了。


本当はこれより先に書かねばならぬ読了本がありますが、
お先に書いちゃいます。
いえね、この本今日が図書館への返却日ということなのでね…。

天正年間、戦乱の続くなか、出陣中の嫡男の留守を狙い、老将保科正俊の守る高遠城に、小笠原・上杉軍が攻め寄せる。かつて武田信玄の下で槍弾正の異名をとった正俊も、すでに齢七十五の隠居の身。だが、圧倒的に不利な状況下、城を棄てる意見を一喝し、正俊は奇策を練る―表題作「槍弾正の逆襲」をはじめ、関ケ原合戦における小早川秀秋の“楯裏の裏切り”に抗した武将を描いた「松野主馬は動かず」など、独自の気概をもって生きた人間像を、あざやかに描く傑作歴史小説集(文庫より引用)。
中村 彰彦(著)『槍弾正の逆襲』

短編5本が収録されてます。
個人的には「槍弾正の逆襲」と「醜女の敵討」が好きです。
前回の中村作品の感想文では無駄に長くなりましたが、
今回もやっぱり長くなりました。
お時間ある方だけ、お付き合いくださいまし…。


以下、ややネタバレ気味の感想文です。


posted by まるひげ at 01:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2010-06-23

icon_45_b.gifSH新曲。


発売から一週間後にこのネタ出すのもどうかと思いますが。
聞いてるよ!という報告で(誰に対しての…)。

ギターが結構すごいことになってるので
セリフリスニングは早々に諦め、耳聡い方々に助けを求めてみる。



PVはまぁいつもの通りなのですが、
話題としてはミクがSH初参加ということなんですね。

そして今回も空耳酷いwww
海にナマズがいる♪

つーか、これが先週3日連続オリコンチャート1位というのも
隠れヲタ的にビビるんですが、
それよりも1位を争った某ジャニーズグループの新曲自社買い疑惑が酷いようですね。
…大変だなぁ。

2位じゃダメなんでしょうか?
ダメなんです!!


…ということですね。
posted by まるひげ at 22:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2010-06-21

icon_45_b.gifどしゃぶりの書店パト【スルー編】


はい、それでは書店パトネタ後半。
またしてもマムガ作品ばかりで恐縮です。
なんと言っても新レーベル「ガンガンコミックスIXA」のラインナップに唖然とした。
これって今月が最初の刊行ですよね多分。
とりあえず甘損さんの紹介文を載せておきます。
なんだか面倒臭くなったのでツッコミは各々ご自由に!


藤川 祐華(画)『独眼流改(1)』

謀略や野心よりも友情と男気に溢れた全く新しい伊達政宗像を描いた
新・戦国青春グラフィティ!! 奥羽の若き龍が世界に羽ばたく!




浅岡 しゅく(画)『御指名武将真田幸村 かげろひ(1)』

戦国最強と謳われた真田幸村が色白にして虚弱…!?
その幸村が、天下を狙う徳川、伊達の陰謀を戦国最高の智謀で切り開く!!




宮永 龍(画)『童の草(1)』

真田家忍頭「猿飛佐助」に、ある任務が課せられる。
それは主君の幼き息子「真田幸村」を警護すること。
ただこの幸村、とにかく生意気、とにかく我がまま、傍若無人!!
その振る舞いに、佐助も怒りを覚えるのだが……。
手のつけられない無邪気を武器に、小癪な子供「真田幸村」が巻き起こす、
「大人じゃできない真田十勇士の集め方」!!




林 ふみの(画)『BAT×DRAGON(1)』

姫若子と呼ばれた心優しき戦国大名の子・長宗我部元親は、
土佐統一を目論む父・国親との諍いで川に叩きこまれる。
次に彼が目を覚ました時、そこは幕末期の土佐だった!?
龍馬と元親が時空を超えて運命の出逢いを果たす!!
戦国×幕末青春歴史ファンタジー登場!




火坂 雅志(原作)/結賀 さとる(画)『天地人-師弟愛編-回雪抄』

上杉謙信の説いた“義”の教え。
人質として越後に送られた若き真田幸村は、
直江兼続が心に抱く“義”に魅せられ、兼続を師と呼ぶことになる。
2009年NHK大河ドラマ『天地人』より、兼続と幸村の心の絆を結賀さとるが華麗に描く!




高枝 景水(画)『室町学院高校生徒指導室!! (1)』

ちっちゃい徳川家康(♀)が、巨乳な織田信長(♀)が、エロエロ羽柴秀吉(♂)が、
荒廃したかつての名門校「室町学院高校」に赴任して大暴れ!
【歴史ファン】も思わずニヤリ必至!? の<戦国×学院>下剋上戦国4コマギャグ!!



いやぁ…すごいなぁ。
そして一冊たりとも売れてない地元の書店よ…!!


で、マムガはともかく。
まるひげ的に是非読んでみたい活字作品はコチラ。


犬飼 六岐(著)『蛻(もぬけ)』

実在した偽の町。
かき集められた偽の住人たち。
尾張藩江戸下屋敷内に実在した、「御町屋」と呼ばれた宿場町。
だれも語らない。
その町が存在することも、そこで行われていることも。

(単行本帯より引用)

これだけだとよくわかりませんね。
もう少しストーリーを見てみると…。

江戸時代のテーマパークで、密室殺人事件!
江戸時代に実在した、庶民の生活を再現した偽の宿場町。
享保年間には実際に町人が住まわされた。
その閉鎖空間で連続殺人が起きる!──異色時代長編小説

(アマゾン・レビューより引用)

あ、これはそのうち手ェつけるな(確信)。

こんな感じでございましたです。
posted by まるひげ at 22:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

icon_45_b.gifどしゃぶりの書店パト【購入編】


本日の書店パトでは、目に留まるモノが多かったので、
二部構成でお送りしたいと思います。
まずは購入したモノ3つです。
どれもマムガじゃのう…。


町田 一八(原作)/柳 ゆき助(画)/大暮 維人(キャラクターデザイン)『鴉 KARASU(1)』

幕末青春モノ?
なんだか面白そうかな、と…。
オリジナルは舞台作品なんですねー。



山村 竜也(原作)/蛭川 ヤエコ(画)『新選組刃義抄 アサギ(3)』

続編。
みんな魅力的なのですが、一番動向が気になるキャラは鴨。



藪口 黒子(画)『軒猿(4)』

カバーにビクリツ。
謙信公の倶利伽羅紋々…いや、そもそも な ぜ 脱 ぐ 。
前巻カバーの橘より露出が高いとはどういうことだ。

という感じです。
それでは続けて気になったモノ編。
posted by まるひげ at 22:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2010-06-19

icon_45_b.gifやったー。


みんな見てくれ!
ちまちま読み進めてついに階段が完成した!
ほとんどマムガだけどー!!



うむ、(自己)満足。

そして山のような感想文待ちの本どもが残っておる…ぬおぉ…。
posted by まるひげ at 23:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2010-06-18

icon_45_b.gifネト書店&リアル書店パト。


先日、カタリーナさんから頂いたコメントで痛感したんですが
積読本の山がすごいです。
部屋をちょっと片付けるとモロモロ出てくる。
読まなきゃいけないのに、やっぱりまた買っちゃうわけですよ。
ということで購入メモ。


ニーア ザ・コンプリートガイド+設定資料集 GRIMOIRE NieR

ようやく購入。
設定資料集は見てるだけで楽しい。
エミールは真性だということがわかってほっとした。(他に言うことないのか)



細谷 正充(編)/海音寺 潮五郎、杉本 苑子(ほか著)『九州戦国志』

1ヶ月程前から『うっかり戦国4コマ かいこ』を毎日のように読んでるうちに
九州勢が気になって参りまして。
まずは気軽に読めるアンソロから読んでみようと思いますです。



オノ・ナツメ(画)『さらい屋五葉(7)』

先日、積読してた6巻を読み終わり、
そういや最新刊を買ってなかったことを思い出しまして。
兎にも角にも弥一が気になる。


夜を渡り、闇に生きる『風嵐童子』、人の中の闇を断つ『司鬼道士仙堂寺八紘』、“フシギ"と出会う『ふしぎ島のキオ』、もうひとつの「運泥棒」物語『Luck Stealer―ラック スティーラー―』――読切4作品を収録!(単行本より引用)。
かずはじめ(画)『UNIFY Second Generation かずはじめ短編集』

購入したもののうち、読み終わったのはこのマムガのみ。
読書メーターうろついてたら目に留まった作品です。
かずはじめ作品を読むのは10年ぶりくらい。
収録されている4編中、どうやら「ふしぎ島のキオ」が人気のようです。

でも自分としては1本目が一番好きかなぁ。
とりあえず感想は「なんという風魔」www
勧善懲悪モノで、昼はチャラい高校生、夜は正義の味方の小太郎だよ!
ジャ○プ連載ということになると、
この設定では行き詰る、とのことだそうですが、
是非この設定で読みたかったです。

というラインナップでした。
実はまだネト書店から届いてないモノも数冊あるのですが(まだ買ったのか)、
それはまた後日。
posted by まるひげ at 01:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2010-06-17

icon_45_b.gif『虚けの舞―織田信雄と北条氏規』読了。


韮山城の戦いにて、戦評定の場でとっくみあいの喧嘩をおっぱじめる正則&忠興。
この諍いを一喝してビシッと止めたい名ばかり総大将・信雄。
ところが、そもそも一喝する勇気もないけど
何より一喝したところで無視されるのが怖くて何も言えない信雄
なんて不憫な…(ホロリ)。
まぁ、九分九厘そうなるでしょうけど!

朝鮮出兵最前線の肥前名護屋の陣で、落魄の身となった宿命の2人の男が出会った。彼らの使命は血脈を伝えること。信雄が歩んだ悲喜劇と天才氏規の苦渋の日々の回想を通して、本能寺の変から国盗り最後の小田原合戦までを描く。(アマゾン・レビューより引用)。
伊東 潤(著)『虚けの舞―織田信雄と北条氏規』

ということで、気になっていた伊東作品を読んでみました。
時は朝鮮出兵真っ只中、舞台は肥前名護屋、主人公は織田信雄と北条氏規。
時代の波に巻き込まれ、衰退していった家の生き残りの2人を描いた作品です。

名護屋陣内にいる秀吉に拝謁するためにやって来た信雄と氏規がバッタリ出会うのです。
信雄、と書きましたが、既に出家して「常真」と名乗っている頃です。
この2人は、かつて小田原の役・韮山城攻防戦で敵同士で戦ったという過去があります。
しかし、両者が出会ったからといっても、
その後はそれぞれの行動が別々に描写されるので、
物語冒頭の出会いはほんの顔見せ程度。
再び出会うのは物語の終盤になります。

ちなみに、この作品の“現在”は1592年なのですが、
信雄&氏規の過去の描写に頁が多く割かれておりました。
そして信雄の方にスポット多めに当たってます。

そんな信雄はやっぱり、やることなすこと裏目に出てばかり。
自虐と秀吉に対する嫌悪で、内心毒ばっかり吐いてます。
基本的に小心で優柔不断、ネガティブ思考なので、
読んでるこっちも残念な気持ちになります。

それに対して、氏規。
信雄よりは描写が少なめですが、非常によく出来た人です。
小田原の役の際、強硬路線の兄・氏照と氏邦を抑え、
秀吉との和睦に奔走した己の行動は果たして正しかったのか、と省みます。
その後の北条氏の趨勢を見、沈鬱な思いを抱えて生きる日々です。

そうしてそれぞれの過去を振り返っていくうち、
すべてに絶望した信雄が自刃しようとするのですが、
そこへ氏規が止めに入り、2人は語り合うことになります。
…まぁ、語り合うって言ってももっぱら氏規が信雄諭してるんですがね。
天運を枡に、才覚を酒にたとえ、
「しょせん、人は酒量に合った枡を望むことはできない」
それならば「家と血筋を守るために生き残れ」と言う氏規。

運がありながらも才能がない信雄、
才能はありながらも運がない氏規、
両者の生き様には、運命の皮肉さというものを感じずにはいられません。
でもなぁ…
どちらにも恵まれた秀吉だって晩年はあんなことになってしまいましたし、
しかも家も血筋も、結局は守れなかったわけですよ。
それを考えるとなんとも虚しくなります。

ちょっと気になったことは、
視点の切替えが早いという点ですかね。
信雄(現在)→信雄(過去)→氏規(現在)→氏規(過去)
という流れであれば単純なのですが、
信(現)→氏(過)→信(過)→氏(現)
というようなランダムな切替えもあります。
しかもその視点が、
4〜5ページ毎に切り替わる時もあるのでせわしない印象を受けました。
と言っても、回想シーンへの移行の描写はなめらかなので、
場面転換がわかりにくい、というのではなく、落ち着かないという感じ。
posted by まるひげ at 02:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2010-06-16

icon_45_b.gif先週の書店パト。


先週のかよ!
…すいません、ネタが古いですがとりあえず気になったモノ2つ。



宮城谷 昌光(著)『楚漢名臣列伝』

宮城谷さんの新刊。
以前発売された春秋戦国ン時と同じく文庫落ちになるだろうから、落ちたら買おうかと…。



丸山 天寿(著)『琅邪の鬼』

第44回メフィスト賞受賞作品だそうです。
古代中国が舞台のミステリ、さらに主人公は徐福だそうな。

始皇帝時代の中国、商家の家宝盗難をきっかけに、港町・琅邪で奇妙な事件が続発する!
「甦って走る死体」、「美少女の怪死」、「連続する不可解な自死」、
「一夜にして消失する屋敷」、「棺の中で成長する美女」―琅邪に跳梁する正体不明の鬼たち!
治安を取り戻すべく、伝説の方士・徐福の弟子たちが、
医術、易占、剣術、推理…各々の能力を駆使して真相に迫る。
多彩な登場人物、手に汗握る攻防、緻密な謎解き、そして情報力!
面白さ極めた、圧倒的興奮の痛快歴史ミステリー!

(アマゾン・レビューより引用)

ミステリはミステリなんでしょうが、
あらすじ読むだけだと伝奇な気配の方が強いですね。

そういえば今月、
幻冬舎から新レーベル「時代小説文庫」が登場したそうですが
書き下ろしとか新刊とは限らないみたいですね。
そうとくれば、絶版本の再販を期待してしまいますな…。
posted by まるひげ at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2010-06-14

icon_45_b.gif『柳生一族の陰謀』感想。


先日レンタした時代劇の感想文でも。


柳生一族の陰謀

すごく面白かったです。
甘損さんで評価が高いのも頷ける。
話の大方がまとまる忠長の自刃で「広げた風呂敷たたみにかかったな…」
と思った矢先にどんでん返しが待っておりました。
結びかけた風呂敷から家光の生首転がり落ちてきたよ!!
ということで、
終盤ラスト15分がとんでもないif展開です。急転直下でドボン。

ケチをつけるとしたら題名でしょうか。
柳生一族の陰謀じゃなくて、柳生宗矩の陰謀だな、9割方。
宗矩役の萬屋錦之介さんがものすごいハマってらして。
今後の宗矩像はもうこれ以外考えられん。
とにかく宗矩が黒くて素敵な作品でした。

以下、観た方しかわからない、というかいっそ誰得感想文。



posted by まるひげ at 01:34 | Comment(0) | TrackBack(1) | 映画、TV | edit | web拍手

2010-06-13

icon_45_b.gif『将国のアルタイル(5)』感想。


とりあえずアレだ、トルキエの衛星国家・ムズラク将国王はマフ君の顔にこだわりすぎ。
いいじゃない!
顔がいい子ならアンタの周りにズラッと並んでるだろう天下のイエニチェリが!
とツッコミたくなります。

トルキエの衛星国家群の一つのムズラク将国を訪れたマフムート。だが、彼の知らぬ間に祖国に新たな火種が生まれていた!同じ祖先を持ち、大トルキエとして共存してきたはずの四将国が反旗を翻したのだ!その影には暗躍するのは……。緊迫する情勢の中、マフムートに非情な命令が下される!! (単行本より引用)。
カトウコトノ(画)『将国のアルタイル(5)』

そしてスレイマンはほんとに美味しいところで登場しますね(笑)。

それはともかく。
今までは、バルトライン帝国 VS トルキエ という図式で話が進んできました。
が、ここにきてトルキエの4つの衛星国家の登場です。
これにより、さらに国家間の駆け引きの面白さが増してきました。
衛星国をまとめ、帝国に対抗していきたいトルキエと、
トルキエにより権利を制限され、不満を持つ衛星国。
そしてそんな衛星国の不満を逆手に取り、トルキエから独立させようとする帝国。
この巻はムズラク将国だけでしたが、
今後、それぞれの国の状況が語られるんでしょうな。

今巻ラストで、
衛星国での反乱煽動という厄介な任務を遂行せねばならなくなったマフ君。
帝国がさらに根回ししてそうで怖いです。
posted by まるひげ at 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2010-06-12

icon_45_b.gif『戦国の風』読了。


ひさびさにこにたん本を読みました。
舞台のほとんどが海上とマラッカなので、正直if小説だよねこれは!
まだ小西が魚屋にも養子に出されてない頃のお話。

信長の密命をおびて大海原をゆく若き日の小西行長。決戦の時近し。自由賀易都市・堺の思惑をひめて虚々実々の駆け引きを展開!書下ろし戦国ロマン(アマゾン・レビューより引用)。
谷 恒生(著)『戦国の風』

基本的に白石氏の『海将』と同じ系統の海の男・小西行長ですね。
でもこっちの小西の方がちと黒い(笑)。
命をかけて大海原を渡り、異国の武器商人を
手のひらでころころ転がすくらいのやり手の商人ですけん!
すごく読みやすいかつわかりやすい展開で楽しめました。

浅井長政の遺児・万福丸(10)と長政の妹・右京(17)が信長の追求をかいくぐり、
自由都市・堺へ逃げ込んでくるところから物語が始まります。

が、この話のメインはそこではなく。
あらすじをバラしてしまえば、
信長から密命を帯びた行長が、3千丁の最新式鉄砲の買い付けにマラッカへ行き、
その結果、日本に届けられた鉄砲が長篠の戦いに使用され、武田勢を壊滅させた、
という展開です。
…嗚呼、ミもフタもないあらすじになってしまった。

まぁ、言ってしまえばそれだけ、なんですが(苦笑)。
とにかくもう、こにたんがおっとこまえでかっこよいのです。
なにこの小西素敵小説!

妖しげな雰囲気の自由都市・堺の魔都っぷりも良いですね。
そんな堺へは、
如清ンとこに転がり込んでは信長マンセーと謳い、光秀の悪口くっちゃべる秀吉。
他方、宗椿ンとこにやってきては信長が怖いと愚痴を言い、悲観主義に浸る光秀。
なシーンがちょろちょろ挿入されてます。
あんたらヒマなのか!

その他、信長の動きを封じようとする
今は亡き信玄の軍師・快川や、その手先となって働く忍びが暗躍するのですが
あまりパッとしない働きです。

で、冒頭の万福丸&右京は行長の導きによって
マラッカで新たな人生を歩むことになります。
それも実は信長の指示であったという、
「信長って実は優しいんだぜー!」的なお話でもありました。
posted by まるひげ at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2010-06-10

icon_45_b.gif『五左衛門坂の敵討』読了。


この作者さまの『知恵伊豆に聞け』を読んでみたいなぁと思って
何気なく調べてみたら、
なんと宇喜多関連の短編を書かれているということで早速飛びついてみました。
短編4本が収録されています。
これが絶版というのは酷いですな。

幕末という激動する時代の大波の陰に秘められた会津藩士の敵討を描いた表題作をはじめ、歴史に埋もれようとする志ある男たちの生き方を掘り起こした歴史小説集(アマゾン・レビューより引用)。
中村 彰彦(著)『五左衛門坂の敵討』

短編4本が収録されてます。
4つの作品すべてに共通しているのは、
主人公がある目的のために己のすべてを捧げて成し遂げた行状について
描かれているという点です。

一番最後の「伊吹山の忠臣」を除くと、
物語は、主人公の行動の時系列に沿う形で展開していきます。
(ちなみに「伊吹山〜」は、回想シーンが事件の真相を語っているという点で
他3作品と異なっています)

前半2作品は幕末が背景でテーマは「敵討」、
後半2作品は戦国が背景で、テーマは「忠君」ですかね。
どの作品も、
「落とし前のつけ方」…と書くとどうにも任侠モノっぽくなるので…えーと
これだ、「筋の通し方」「人が本来とるべき道理」について
説教臭くなく、端整な文体で語られております。
背筋がぴしっと伸びるような、
気持ちが引き締まるような読了感でございました。

以下、かなりネタバレ注意のものっそい長い感想文です。
真面目な感想文を目指したんですが、マジメなのはあらすじだけになりました…。


posted by まるひげ at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2010-06-09

icon_45_b.gif最近頑張っていること。


読書メーターを利用している方なら
おそらく一度はやってみたいと思うだろう、このグラフです。

まるひげさんの読書メーター

ほらほら、最近良い調子♪

まいにちほんをよんで きれいなかいだんがたに したいとおもいます。

こどもかwww

数えてみたらあと9日。

がんばりまーす!!

「どうでもいーぃー」というコダマがどこからか聞こえた気がした。



遅読ゆえにマムガの助けを借りなば達成できぬわ…(小声)。
posted by まるひげ at 23:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2010-06-07

icon_45_b.gifアビリガは美味しい設定ですね。


どうにも最近、夜12時過ぎると睡魔に襲われるのですがどうしたことか。
夜型の自分としては由々しき事態なのでありますよ。
ただでさえ夏至が近いせいで夜が短いというのに!
…基本的に、1日のなかで一番眠いのは寝起き時だと思うんだがなぁ。
爽やかな目覚め、ちゅーもんを経験してみたいものじゃて。

自分の睡眠事情はさておいて。
今日もいつものマムガの感想文。

商業都市・ヴェネディックに降り立ったマフムート!多様な人々が共生する壮麗かつ豊かな都市で彼を待ち受けていたのは、一筋縄でゆかぬクセ者ばかり!彼らを相手に、マフムートの政治家としての才覚が今、試される!!あまりの完成度の高さが話題となった、シリウス新人賞受賞作「アナスタシアの親衛隊長」も同時収録!! (単行本より引用)。
カトウコトノ(画)『将国のアルタイル(4)』

ということで、前巻にて同盟国であるポイニキアを見殺しにした
商業都市・ヴェネディックへと舞台は移ります。

ここの元首良いですねー。
援軍の遅滞を非難するマフムートに向けて、
ポイニキア・ヴェネディック両国の同盟の条文を引用した元首の、
人を食ったような言い分が衝撃的であります。

そもそも、この作品でマフ君と対立する人たちは、
いちいち正論吐いてくれるので大層小気味良いです。
みんな大人だよね!

ポイニキア市長の息子兼耳役・キュロスに加え、
今巻新たにヴェネディック艦隊船団長の私兵部隊長・アビリガも仲間入り。
これからの旅が楽しくなりそうです。
しっかし、ヒロイン皆無な話だなこれ…。
posted by まるひげ at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2010-06-06

icon_45_b.gif香港ノワール再び。


昨日ぱらりと見た雑誌に載ってた映画情報で知ってビックリした。
いやぁ…これは観に行くしかない。



ジョニー・トー監督の最新作。
『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』
なんだか小説みたいなタイトルですな。
カッコ良いんだか中二っぽいんだか微妙なとこです。
…原題の『Vengeance 復仇』だとダメなんですか。

ストーリーを乱暴に言ってしまうと、
「娘一家を殺された元・殺し屋のおっさんが、3人の殺し屋の協力を得、
娘を殺した犯人を追い詰めていく」という、ハードボイルド復讐劇。

これは去年の『エグザイル/絆』みたいなラストになりそうな予感…。
出演者もかなりカブってるし。
関東圏ではもう公開されてて、評判も良いみたいです。
こっちの田舎では8月に公開予定なので、これは映画館行き決定。楽しみです。
posted by まるひげ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるもの | edit | web拍手

2010-06-05

icon_45_b.gif買ったマムガと感想文。


ここ2日でちまちま購入し、既刊分は揃いましたです。

『将国のアルタイル(4)』 『将国のアルタイル(5)』『将国のアルタイル(6)』

カトウコトノ(画)『将国のアルタイル(4)〜(6)』



で、以下、感想文です。

偉大なる将軍になるために…!央海の要衝であるポイニキアを訪れたマフムート。だが、彼を待っていたのは、帝国との戦争だった!! ポイニキアを落とされればトルキエも危ない!マフムートは、ポイニキアを勝利に導くため奔走するが…。緊迫の第一次ポイニキア戦争完全収録!!!(単行本より引用)。
カトウコトノ(画)『将国のアルタイル(3)』

良いねぇ、海戦!!
すごくテンソン上がります。
国と国との駆け引きが緊張感あって楽しく読ませて頂きました。

そして作者さま…結構キャラに対して容赦がないですね…ラストが…うん。
ここでの女公爵さまのSっぷりに痺れます。
マフ君はもう少し飼い鷹いたわってあげてください。
そしてこの人、あんまりバトルに強い方ではないんですよね…(苦笑)。

甘損さんのカスタマーレビューにも指摘がありますが、
モデルとなった歴史上の国家や制度がわかるので、世界史的に楽しい。
今回の海洋都市国家「ポイニキア」は古代ローマですね。
次巻は今回の戦いで日和見を決め込んだヴェネツィア…もといヴェネディックが舞台。


汝が求める物語は、この中に―ある。
『共鳴せよ!私立轟高校図書委員会』のD.キッサンが贈る、珠玉の短編集(単行本帯より引用)。
D.キッサン(画)『矢継ぎ早のリリー D.キッサン短編集』

なんだか読書メーターの評価が気になったので買ってみました。
表題作よりも大正時代っぽい「或る婦人」のインパクトが強かったです。

・「矢継ぎ早のリリー」
“魂”の遺言を執行する者たちと、吸血鬼と孤独な少女の物語。
吸血鬼と少女、どちらもお互いを思いやってるところが良いです。

・「鞠めづるヒトビト」
蹴鞠に魅せられた上臈と下臈の物語。
ケマリストの藤原成通と源九、身分を問わず蹴鞠を全身で楽しむ姿が輝いております。

・「或る婦人」
礼儀知らずで周囲から敬遠される若く美しく金持ちな未亡人の物語。
未亡人の奇矯な行動の理由が悲しかったですね。
ラストがちょっとやりきれない。

・「シスター・シスター」
剣を持ち巡礼者を守る修道女と修道院に保護された“真言者”の少女の物語。
過去の悲劇に折り合いをつけ、
再出発する少女の前向きなストーリー、のはずなのですが。
自分が暮らす土地の掟に縛られながら、
結局はそこからは逃げられないんだなぁとなんだか負のイメージで読んでしまいました。
posted by まるひげ at 22:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手
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