池波センセの忍びモノ連作、
前半戦(『夜の戦士』『蝶の戦記』『忍びの風』)がこれにて終了です。
…でも実はこれから読む
後半戦(『忍者丹波大介』『忍びの女』『火の国の城』)の方が読むの楽しみだったりして…。
![]() | 信長の対抗勢力は次第に駆逐されつつある。於蝶の胸に密かな決心が湧きあがった。高遠攻めの本陣で、信長の長男、信忠はふとめざめた。(女忍びか…おれの寝首を掻きに来た)一瞬、於蝶の呼吸はおもわずゆるんだ。織田信忠は類い稀な美貌であった。信忠の手が於蝶の下着にふれる…。天下動乱をよそに女忍びの血はせつなく騒いだ(文庫より引用)。 池波 正太郎(著)『忍びの風(三)』 |
>「天下動乱をよそに女忍びの血はせつなく騒いだ」
血というよりも下半し…(やめれ)。
於蝶さん、あなたというひとは…orz
なんとなく3巻は駆け足だったような。
この巻は織田の高遠攻めから始まり、そして本能寺のその後までです。
武田方に付いて織田勢に対抗する於蝶さんは
武田攻めで甲斐まで出張ってきた信忠殺りに、陣中忍び込んだは良いものの、
そこでウッカリ信忠に惚れてまうし。
そんな於蝶さんに愛想尽かした杉谷忍びの道半とその息子・十蔵は
杉谷の里に帰っちゃうし。
於蝶さんと離れ、光秀の下で大人しく仕えてる半四郎は、
伴忍びの太郎左衛門に諭されて、
結局は於蝶さんを裏切り、再び太郎左衛門の下につくことを決心するし。
・・・・・
もう端から見るとなかなかにgdgdな展開でありますな(汗)。
クライマックスはもちろん本能寺なんですが、
それほど盛り上がりもせず(え)、さっさと終わった印象がありました。
本能寺までのカウントダウンが、
「その●歴史が動いた」っぽい展開で、否が応にも緊張感を高めます。
そしてラストは「忍びって…ツライね…」としんみりするような読了感でした。
結果的に半四郎は幸せになったんだよな。
うん、あれで良いはず。
ということで、
やっと。
やっと。
やっと忍び界の魔性の女、於蝶さんのターンが終わりました。
えっと…
次は『忍者丹波大介』を読めば良いのか
『忍びの女』を読めば良いのか、ちょっと迷ってます。
時系列的にはほとんど差が無いらしいので、
どちらから読んでも良いとは思うのですがね。
忍びモノ最終章の『火の国の城』に繋げるなら、
『忍びの女』→『忍者丹波大介』の順かなぁ…。
