2016-01-02

icon_45_b.gif新年のご挨拶。


皆様、あけましておめでとうございます。

なんだか今年の正月はそれほど雪も降らず、穏やかに過ごせてありがたいです。
昨年中は(昨年中も?)更新頻度が下がりっぱなしでしたが、
今年もそれほど多くは更新しなさそうな気配が…。
うーん、ツイッターの楽さに慣れたせいか、
ブログ用に長い文章を練るのがめんどくさい難しいと感じるようになってしまった…。
む、いかんいかん!
今年は大河も視聴予定なので、せめて昨年の更新頻度を上回らなければ…!

新年早々、だらけた記事でまことに申し訳ありませんすぎますが、
今年もよろしくお願い申し上げます!!

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あ、トリも元気でやっております!
posted by まるひげ at 23:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2015-12-31

icon_45_b.gifそんなこんなで。


お久しぶりです。
もう2ヶ月強ぶりのご挨拶がこんなんで申し訳ありません。
そしてまるひげ、昨日から風邪っ引きだという情けなさよ…。
皆様、今シーズンの風邪はしつこいらしいですのでお気をつけください。

さて。
ただでさえサボりがちのブログだというのに、
生存報告がてらのツイッター再開したら意外にも楽しくて、
庇を貸して母屋を乗っ取る勢いでほぼ毎日ツイートしてしまっております。
あ、庇がツイッターで母屋がブログね!(わかるわ)

今年一年を振り返ると・・・
・本を読むペースが格段に下がった
・万年筆にハマった
・ブログを大サボりした

ということでしょうか。
1番と3番は例年のことなのでそんなに大したことではありませんが、
今年は万年筆にハマったことが大きいですね。
これまで万年筆は特別な目で見てなかったのですが、
色々な出会い+万年筆関連のツイートでその奥深さを垣間見た感じです。

それにしても、
来年はもう少しログインしないとブログ凍結されても文句言えませんな…。
大河も楽しみだしね!
ということで、
今年もご覧になってくださったありがたーい方々に感謝の念を飛ばしつつ、
本年最後の記事とさせていただきます。
新しい1年が皆様にとって良い1年でありますように!
posted by まるひげ at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2015-10-18

icon_45_b.gif『じったんの時短レシピ(2)』感想。


今回は自分が普段つくるものと似たレシピがチラホラあってなんか嬉しかった。

誰にだって簡単に、おいしい料理が作れちゃう! ホントです!たとえば、カボチャを茹でて牛乳入れたら、絶品カボチャのスープが完成!桜えびをたっぷりのごま油で熱した桜えびオイルを作れば、冷奴にかけてもバッチリ、サラダにかけても激ウマです!じったんがいよいよ結婚に近づく第2巻が、完成です!(アマゾン・レビューより引用)
岡村 みのり(画)『じったんの時短レシピ(2)』

2巻も前巻同様、実用的なメニューが紹介されていて助かります。
じったんのテンションはムダに高いし
彼氏や結婚ネタなんかで結構悩んでおりますが、
彼女の料理は相変わらずパパッと手早くできるものばかりです。

今回もレシピは12品。
そのなかであたくし、「トマトのミルフィーユ」を試してみました。
レシピではオーブンでしたが、面倒くさかったのでフライパンでつくりました。
トマトとチーズに加え、タマネギを追加してみたりして。
バジルとか散らしても美味しいだろうなぁ…。
あったかいトマト料理好きな人にはうってつけのレシピですねこれ。

あと、個人的にヒットだったのが「しょうがディップ」。
マヨネーズと生姜とめんつゆをまぜまぜして
生野菜(大根とか人参、きゅうりなど)につけて食べるというもの。
しょうが好きなので多めに入れてみたり、
鰹節を混ぜるとディップにからんでなお美味しかったりして。
などなど、
時短レシピをさらにアレンジしてみても楽しいものでした。

次巻、また美味しいものを期待してます。
posted by まるひげ at 23:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | マムガ | edit | web拍手

2015-10-13

icon_45_b.gif『バチカン奇跡調査官 終末の聖母』読了。


久しぶりの積読本消化。

なんというケツァルコアトル祭り。

バチカンで法王選挙が行われる最中、美貌の天才科学者・平賀と古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルトは、有名彫刻家の作品の除幕式に出席するため、メキシコのグアダルーペ寺院を訪れる。だがその時、法王候補の名を刻んだ彫刻が、音もなく中空に浮き上がり、光り輝く神の道が忽然と出現した。果たしてこれは神の奇跡か、陰謀か!?黒い聖母に秘められた真実を追う2人の行く手に危機が迫る!大人気シリーズ、第7弾(文庫より引用)。
藤木 稟(著)『バチカン奇跡調査官 終末の聖母』

表紙カバーは新キャラのチャンドラ・シン。
インド人ジャイナ教徒で、超がつくほど真面目な博士さん。でもちょっと精神不安定。
只今絶賛失踪中のローレンの後を継いで平賀に協力してくれる人なのですが、
ことあるごとにローレンに対抗心燃やすなんだかよくわからん人です。
んでもってそれをいち早くロベルトに見抜かれてるという、わかりやすい人でもあります。
なんだろ、ただ単にプライドが高いだけなのか、ローレンと確執があるのか…。
まぁ、それは今後徐々にわかってくることなのでしょう。
それにしても、最近のこのシリーズは
ロベルト&平賀が奇跡(の可能性がある)事件にリアルタイムで遭遇してしまうケースが多いですね。
以前はまず事件が発生した後、二人が調査に乗り出すというパターンが多かったもんだけど。

今回のテーマはラテンアメリカの文化と宗教。
ほとんど馴染みがなかったので、神話に登場する神々の名前や関係性を追うのが大変でした。
もうね、目が滑る滑る。
そして、なかなかに血生臭い雰囲気が漂っております。
アステカの文明がなぜこれほどまでに生贄を必要としたのか、
その理由が事件解明の鍵というかネタバレそのものというか…。
表層だけを見て「野蛮だ」と眉を顰めるのは良くないことですが、
生贄の儀式の描写やアステカ人の独特の価値観は現代人にとっては
ちょっと受け入れがたいものがありますわい。

以下、シリーズ恒例箇条書き感想文(途中ネタバレあり)。

・謎解きが地球を飛び出して宇宙まで行ってしまったのはこれが初
 …と思いきや、2冊前にもありましたね。
 ですがスケールの大きさはこちらが上でしょう。
 正直、ラストは壮大すぎてもう(゚Д゚)ポカーンと…。
・生贄の七面鳥「さん」w
・空気の読めない平賀の笑顔は天使だな
 んでもって、空気読めないがゆえに突如暴挙に出る天使
・時限爆弾タイマーの構造が目からウロコ。どっち切っても良いんだね!
・つか平賀、グロ画像は一応ワンクッション置いてから送信しないと。
・途中、ハッキングして平賀にヒントを教えてくれるローレン。
 嫌だわ、この子ったら「構ってほしくない構ってちゃん」なんだな面倒くせぇ。
・今回は平賀がすごく雄弁だったというか活き活きしていたなぁ、と。

寄生生物の話は不気味ながらも理解できますが
生物の進化とか真正細菌とか、んでもって地球と生物にとっての鉄(Fe)の重要性とか
の話になるともう「へぇ」「ほぉー」としか声が出ませんな。
ちょっと間違えば…いえ、読者によってはトンデモだとバカにされるネタでしたが
オカルトホラー寄りのSFロマンを感じられる1冊でした。

このシリーズ、積読してる間に新刊続々出て消化するのが大変です(知らんがな)。
続けて読んでいこうと思います。
posted by まるひげ at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | edit | web拍手

2015-10-05

icon_45_b.gif初の胃カメラ。


先月からどうにも胃の調子が良くないので
病院行って胃カメラ飲んできました。

胃カメラ、わりと平気な人とそうでない人いますよね。
自分は後者でした…。
嘔吐反射が強い人はダメな傾向があるようです。

胃の働きを鈍くする妙に甘い薬も、
喉の奥にかけるための苦い麻酔うがいもOKだったんですが
いざカメラ飲む段になるとダメでしたね。

鼻から息をすれば大丈夫、とよく言われますが
自分の場合、苦しいのは呼吸ではないのです。
喉の奥にカメラの管が触れてるともう自動的にオエェと催すのですよ。
ですので、終始苦しかったですね。
力抜いててもおぇっとクるとどうしても力はいってしまうよね。反射だもの。
先生もかなり苦労した様子で、もうすいませんとしか…。

で、結果ですが、
胃炎と食道炎でした。
しかも再発・再燃を繰り返すタイプとかいう厄介そうなやつ。
おかしいなぁ、最近はストレス無いのに…。
んでもって、十二指腸潰瘍の痕跡があったとか。
うーん、心当たりがあるようなないような。

とりあえず、薬飲みまーす。
んでもってあまり刺激物を摂らないように気をつけんと。
posted by まるひげ at 23:39 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

icon_45_b.gifアレルギーチェックしてもらったよ!


数年前から花粉の季節になると気になってたアレルギーチェック、
ついに検査してもらいました。
耳鼻咽喉科で採血してもらって一週間後に結果がわかります。

CIMG1180.JPG

1番ひどいのはやはりスギ。
2番目がハウスダスト、
その次にイネ科やらブタクサやらヨモギやら…。

春と秋の鼻水はやはり花粉であったわい。
んでもって、ハウスダストの反応が強いって恥ずかしいなぁ。
まるであんまり掃除してない人みたいじゃないか!
実際はそんな単純なことではないらしいですがね…。
でもやはり部屋はきれいにしておくのがいいに決まってるので
もう少しこまめに掃除するようにしよう。
posted by まるひげ at 22:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2015-09-30

icon_45_b.gifガラスペン買いました。


しまった、もう9月も終わりでございますね。
この時期になると来年のカレンダーや手帳やらわくわくする季節でもあります。
どちらもまだ購入していないので早く選ばねば…。

それはそうと、ちょっと前にガラスペンを買いました。

軸がガラスなのはすぐ割っちゃいそうでこれまで手が出なかったんですが、
軸がガラスではないガラスペンの存在を知りまして早速購入しました。

こちらです → ガラスペンの佐瀬工業所

ガラスペンを製造している会社は他にもありますが、
佐瀬工業所のガラスペンが非常に書きやすいという話を耳にしまして。

DSC_1605.JPG   DSC_1599.JPG

軸が竹なのです。このレトロ感がたまりません。
ガラスペンって日本が最初に作ったんだそうです。
ボールペンの登場以前(戦前)はこのガラスペンが公文書で使用されていたとか。
優雅な外観から、てっきりフランスとかイタリアが発明したものかなーと思ってましたわ。
確かに、デザインは海外製のものの方がオシャレですよね。
で、
つけペンみたいにペン先だけガラスになってるのを探したんですが、
今はペン先だけ販売している会社はないみたいです。

S0445238.JPG

書いてみたらこんな感じ。汚い字で申し訳ありません。
細字は0.5、中字は0.7くらいでしょうか。太字の幅はわかりませんが、文字潰れてますね…。
ちなみにインクはPILOTの色彩雫「紺碧」。紙はマルマンのルーズリーフ。
色彩雫は、店頭で試筆したよりも青!!って感じに出ました。紺色要素なし。
たぶん、紙の性質かと…。

DSC_1610.JPG  S0475244.JPG

うっかりガラス軸も購入。

想像していたよりもずっと書きやすく、インクの持ちも良いです。
ペン先さっと洗うだけでインクの色もすぐに変えられる。
これは便利だわ。
割ったり欠けたりしそうなのでいい加減には扱えないですが、
ゆっくり字を書く時とかインクの色確認する時なんかに使いたいと思います。

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約20年前に買ったウインザー&ニュートンのインク。
万年筆には使えないこんなインクもガラスペンなら余裕で使えます。
これ、パッケージ可愛いよね…(*´ェ`*)
最近大人しかった文房具熱がふつふつと湧いてきた気配がしとります。
posted by まるひげ at 23:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2015-09-15

icon_45_b.gif『人魚ノ肉』読了。


新選組のメンバーが実は
百目鬼だったり肉人だったりドッペルゲンガーだったりゾンビだったり…したら
ワクワクするでねぇか!っていう企画ですねこれ。

ということで、
闇アイテム「人魚の肉」で幕末の人たち(主に新選組)がえらい目に遭うお話です。
前作『宇喜多の捨て嫁』よりもかなーり伝奇寄りになっておりまして、
こっちに来てくれたか木下さん!という感じで、わたくしとしては非常に嬉しい。
ねとっとした粘度の高い夏の夜のような伝奇モノでした。

坂本竜馬、芹沢鴨、近藤勇、土方歳三、沖田総司、斎藤一、岡田以蔵…想像を絶する幕末京都伝!人魚の肉を食めば、妖に憑かれる―。時代小説界の麒麟児、書き下ろし野心作(アマゾン・レビューより引用)。
木下昌輝(著)『人魚ノ肉』

人魚の肉を食べた者はみな怪異に取り憑かれる、というか自身が人外の者に変化してしまうという。
途中、ちょっとしたホラーな描写がありますので苦手な方はご注意。
割と早い段階で近藤&沖田&斎藤が人魚の肉を口にしてしまうので
この後どうなっちゃうんだ的ハラハラ感も楽しめます。
そしてどの話も、どんな結末を迎えるのか想像できないところが楽しいですね。
それぞれの主人公に関するくせや逸話など、
史実といい具合に整合性が取れているのがうまいなぁ。
というわけで、ある程度新選組に関して知ってる人向けの作品ですな。
すべての短編が別の短編とどこかしら繋がっているので、
読了後、もう一度ざっと読み直すだけでも再発見があります。

竜馬ノ夢(坂本竜馬)
妖ノ眼(平山五郎)
肉ノ人(沖田総司)
血ノ祭(安藤早太郎)
不死ノ屍(佐野七五三之助)
骸ノ切腹(沼尻小文吾)
分身ノ鬼(斎藤一)
首ノ物語(岡田以蔵?)


以下、感想文長いので畳みます。毎度すみません。

posted by まるひげ at 01:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2015-09-10

icon_45_b.gif9月も上旬が過ぎてしまった。


最近寒いですね…残暑がどこにも見つかりません。
寒いうえ食欲の秋です。ヒトもトリも食欲ありまくりで順調に肥えてます。
それはそうと。
ただいま、ちまちまブログデザイン(右サイドバー)変更中。
デザインっつか、この殺風景な背景なんとかしろよって感じですねわかります。
そんでもってデザインよりも日記更新しろよって話ですねわかります、えぇわかりますとも。

だが断る!!

「なんなのこの人…」と引かれる前に本題に入りますと。

【ツイッター再開しました】

別アカですが。
情報収集用にしようと思ってたんですが
無言フォローになりまくりそうで、いまだにフォロー数1桁です。さびしい!
でもこれでブログ沈黙中の間を埋められる!(埋められません)
とりあえずトリの話題メインにちまちま呟いていきたいと思います。

しっかし、ここにツイッターのせちゃうと、つなビィの存在意味が無くなるな。
読書メーターのブログバーツも外そうかどうか悩み中…うーん。

それにしても、久しぶりにHTMLとかCSSとかいじったんでえらく時間かかります…。
見ろ!無知が四苦八苦しているぞ!!
posted by まるひげ at 22:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2015-08-28

icon_45_b.gif『決戦! 大坂城』読了。


図書館レンタ本。

前作とは繋がっていないので、こちらから先に読んでも何の支障もないですな。
ちなみに、この決戦シリーズ、もうすぐ第3弾「本能寺」が刊行されるそうなので非常に楽しみです。
つか、冲方さんのあのニュースびっくりしたわ。

慶長二十年五月(一六一五年六月)。秀吉が築きし天下の名城・大坂城―。いまここに、戦国最後の大合戦が始まろうとしていた。乱世に終止符を打つのか、敗北すなわち滅亡か…(単行本より引用)。
伊東潤/(ほか著)『決戦! 大坂城』

大坂の陣を主題とした書き下ろし短編集。
今回も7名の作家による主人公たちが活躍してくださってます。
(今作は豊臣方4名、徳川方2名、商人1名)
個人的に好きだったのは木下作品と伊東作品。
前回と似たような冲方作品、
前回に続き「またどうしようもない微妙な人選んで(笑)」っていう天野作品。
目次と簡単なあらすじ&感想文は以下の通りです。

・葉室麟「鳳凰記」
・木下昌輝「日ノ本一の兵」
・富樫倫太郎「十万両を食う」
・乾緑郎「五霊戦鬼」
・天野純希「忠直の檻」
・冲方丁「黄金児」
・伊東潤「男が立たぬ」

・葉室麟「鳳凰記」(淀殿)
女の目から見た戦国末期とでも言いましょうか、
血縁による女たちの絆や朝廷をめぐる豊臣と徳川の確執などがテーマでした。
大坂の陣は豊臣家を守るための戦ではなかった
高台院との仲がギスギスしてなかったり
ヒステリー持ちじゃなかったり、
淀殿が悪く描かれていないのが好感持てます。そりゃ主人公だからね…。
個人的には、あえて豊臣の方から徳川に喧嘩をふっかけた理由とともに語られる
方広寺の鐘の銘文についての解釈が興味深かったです。


・木下昌輝「日ノ本一の兵」(真田幸村)
「日ノ本一の兵の首を獲りたい」と言って死んだ父・昌幸。
そんな父からは有力者に対する人質としての価値しか認められなかった幸村。
死の間際、父からある秘策を聞かされた幸村は
父が無しえなかった悲願を自身が成し遂げることで父を見返してやりたいと思うが…。

あーもう…この作家さんのなさることよ。
「なんでそうなっちゃうの…」とツッコミたくなる鬱的展開が繰り広げられるこの作風ですよ。
好きだなぁ木下作品。

それはともかく。
色んなコンプレックスがごっちゃまぜになった幸村がおります。
息子としても父としても武将としてもこじらせてる。
皮肉な結果となるまさかのラストが息苦しいくらいの緊迫感でした。
何故ああなってしまったのか…。
キーワード「日ノ本一の兵」が誰のことを指すのか、
ダブル?トリプル?ミーニングになっているのが上手いですね。
んでもって、‟左衛門佐”幸村の影武者である旅芝居役者の「幸村」がカッコいい。


・富樫倫太郎「十万両を食う」(近江屋伊三郎)
大坂の米商人が主人公。
商人はたくましいなぁ…というのが率直な感想です。
豊臣方へ兵糧を届けるため、大坂城へ続く地下の抜け道を通る伊三郎。
やがて兵糧を運ぶ以上に重要な仕事を課せられることになるのですが…。

カネが一番大事な商人が打った大博打。
カネ以上に価値あるものを得た近江屋のラストがさわやか。
でもやっぱり最後はカネだよね!っていう…(笑)。
地味に真田十勇士が登場したり鹿児島脱出ネタがあったりちょこちょこ楽しい。


・乾緑郎「五霊戦鬼」(水野勝成)
これもすごい作家さんの特徴が…伝奇臭ぷんぷん。
五霊鬼伝説を料理したらこうなりました、というお話。

かつて勝成が仕えていた小西行長からもらったとある丸薬。
死者を蘇らせるというこの薬をめぐる、
勝成と因縁のある怪僧・法雲、伊達お抱え忍びの黒脛巾組との三つ巴バトルです。
勝成の放浪時代の逸話や伊達勢の味方撃ちなどが
伝奇アイテムと関連づけられているのが上手いですなぁ。


・天野純希「忠直の檻」(松平忠直)
周囲に認められず居心地の悪い思いを抱えていた忠直。
口うるさい家臣、のさばる嫁、家康のあからさまなイジメで胃が痛くなりそう。
真田隊が家康の陣へ向かった際に
忠直があえて追撃しなかった時から家康の無事が伝えられるまでが
自らが徳川という大きな檻から解放されたというひとときの夢で、
忠直の心情が迫真に迫っております。
でもまぁ、終盤ではしがらみから解放されたことですし、
なんだか色々あったけど終わりよければ総てよし!って感じのラスト。


・冲方丁「黄金児」(豊臣秀頼)
秀頼の内面を冷静な筆致で詳細に描く…のですが、ちょっと描写がくどいかな、という感想。
秀頼の天才児っぷりはこれでもかと伝わって参ります。
周囲の人間より一段高いところから世界を観察してるようなイメージ。
最初の葉室作品とテーマが似ておりますね。


・伊東潤「男が立たぬ」(福島正守)
福島正則の弟・正守が主人公。
大坂の陣の直前、幕府より内密に千姫救出の密命が正守に伝えられる。
大坂城に味方として入城したからには最後まで豊臣方として戦う決意をした正守。
城内に潜む徳川の間者や正守を信用しない豊臣の重臣たちの目を盗みながら
千姫救出の手立てを探るのですが…。

ということで、千姫事件の前後を描いたお話。
とにかく構成が良いですねぇ。
徐々に秀頼に傾倒していく正守、
その正守の意志をつなぎ、やがて自らもまた譲れない信念を抱えて死んだ坂崎直盛、
そして最後に柳生宗矩の手に渡ったもの。
「死を恐れず名を惜しむ」男たちの意地の貫き方が鮮烈に印象に残ります。
posted by まるひげ at 21:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手

2015-08-16

icon_45_b.gif認定証が届きました。


先日受講したバードライフアドバイザー3級の認定試験に無事合格しておりました。

BLA3級認定証.jpg

A5サイズの認定証と・・・

S0384143.JPG

認定カードが届きましたぞ。

うむ、可愛い。

2級が開講されたらまた勉強しに行きたいと思っています。
次はどんなことを学べるのか今から楽しみですなぁ。
posted by まるひげ at 23:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | edit | web拍手

2015-08-13

icon_45_b.gif『決戦! 関ヶ原』読了。


図書館レンタ本。

何故か勝手にリレー形式の連作集かと勘違いしてましたが
主題(関ヶ原の戦い)が共通の書き下ろし短編集だったんですね。

慶長五年九月十五日(一六〇〇年十月二十一日)。天下分け目の大勝負―関ヶ原の戦いが勃発。乱世を終わらせる運命を背負ったのは、どの男だったのか(単行本より引用)。
伊東潤(ほか著)『決戦! 関ヶ原』

7人の作家によるそれぞれ異なる主人公(東軍3名、西軍3名、どっちつかず1名)が
何を一番に考え、どのような思惑をもって戦いに臨んだのかが描かれます。
個人的には吉川作品が好きでした。
伊東作品と葉室作品は読む前の期待が高かったせいか、ちょっとハズレた感があります。
冲方作品は他の作家さんと文体違うような。時代物っぽくないですね。
以下、目次と感想文をば。

・伊東潤「人を致して」
・吉川永青「笹を噛ませよ」
・天野純希「有楽斎の城」
・上田秀人「無為秀家」
・矢野隆「丸に十文字」
・冲方丁「真紅の米」
・葉室麟「孤狼なり」

・伊東潤「人を致して」(徳川家康)
関ヶ原の戦いは家康と三成の共謀であった、という
「ほぅ…」と身を乗り出すような設定なのですが、その後が盛り上がらず…。
ちなみに共謀といっても一方が気を抜けばその隙を突かれて
もう一方が出し抜こうとする関係なので、
まさに狐と狸の化かし合いみたいなもんです。
最後の最後まで危ない橋を渡っていた両軍の様子がわかります。
主君に容赦ない忠勝が頼もしい。


・吉川永青「笹を噛ませよ」(可児才蔵)
タイトルで察する通り、主人公は可児才蔵なわけですが、
直政食えねぇ奴だなぁ…というのがまず最初に出てきた感想。
裏の主人公直政ですねこれは。
爽やかでありながら狡猾、大胆な行動の裏に細やかな配慮を見せる直政がとても印象に残ります。

これまで仕えてきた主君はすべて敗者だったとはいえ、
斎藤龍興 → 明智光秀 → 織田信孝 → 柴田勝家 → 三次秀次 → 前田利家…
すごいところばっかり転々としてきたなぁ才蔵。
沸点低すぎな正則とは、なかなか良いコンビ的な主従でした。


・天野純希「有楽斎の城」(織田長益)
上杉討伐へ向かう東軍において、
信長の実弟でありながらこれまで陰口を叩かれ続けた初老の男・織田長益。
汚名を返上しようと密かに心熱くしている姿が空回っております。
物語は長益の一人称で物語が進みます。
本人(長益)はこれまで巡り合わせが悪かったために武勲に恵まれなかった、とかぼやいてますが…。
「違うのよ長益! 今までの自分の素行を振り返ってみて!」ってツッコみたくなりました。
さらに武功を立てて立派な茶人になることを夢見てます。茶人に武功は必要ないぞ長益。
でもなんか憎めない人ですな。


・上田秀人「無為秀家」(宇喜多秀家)
酒飲んで愚痴ってばっかの宇喜多の坊。
秀頼の天下が何よりも大事という、他ではあまり見ない秀家の姿があります。
終始独り言小説でしたよ。

ラストの作者の問いかけはちょっと唐突かと…。
天下分け目の大戦に勝利した福島家、加藤家、小早川家はみな滅亡した一方で、
秀家の子孫は今も続いています。
配流の身となった秀家は、端から見ればただ命を長らえただけですが
「血を残すことが第一」と捉えると、
時を経て勝者が敗者になり、敗者が勝者となる歴史は確かにわからんもんです。


・矢野隆「丸に十文字」(島津義弘)
わずかな手勢で関ヶ原に布陣した島津勢。
関ヶ原までの道のりを苦い思いで回顧する義弘と、血気盛んな豊久が対照的。

敵陣突破で、家康に迫った時の描写が緊迫感あって良いですね。
一瞬なんだけど義弘 VS 忠勝とか。
あと、豊久の伯父御敬愛っぷりが非常に微笑ましい。


・冲方丁「真紅の米」(小早川秀秋)
関ヶ原の戦いの切り札となる小早川勢。
東西両軍から参戦を促される瀬戸際で、秀秋の心を決めたのは「米」だった。
…と書けば、「は?」って聞き返されそうですが、自分も「は?」ってなりましたわ。
この短編の見所は秀秋の人物像です。
秀秋が自身の内面と静かに語り合ってるような印象を受けました。
ステレオタイプの凡庸で優柔不断な秀秋ではないんです。
育ちの良さゆえの慎重さと冷静な頭脳を持ちながらも、
他者から理解されなかった秀秋が貫いた決意が描かれます。
ラストはバッドエンドですが、これはこれで結構アリかも。


・葉室麟「孤狼なり」(石田三成)
東西両軍の思惑が交差した関ヶ原の戦いは、誰も勝者ではなかった。
正確に言えば、誰も勝者にはさせなかった三成の策謀とはどのようなものであったのか。
戦の後、共に捕縛された恵瓊に対して、
三成が関ヶ原の戦いの全貌を語るものの、どうにも説得力が弱いような…。

キャラ的(キャラって言うな)なことを言えば
恵瓊には最後まで飄々と…というか達観していてほしかった。
つか恵瓊じぃちゃんてそっち系の趣味があったんか。
posted by まるひげ at 21:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時代・歴史モノ | edit | web拍手
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